初キャンプ前にキャンプ用品を買い集めだしたら、無駄買いが多かった
漫画『ゆるキャン△』にハマってアウトドアに興味を持ち、自分でもキャンプをやってみたくなり、値段が安めで手を出しやすい小物から少しずつ買い揃えていったんですけど、今になって思えばこれは失策でした。
というのも、実際にキャンプもせずに道具だけ買い集めていくと、無数にある魅力的な道具に次から次へと目移りして物欲が募るばかりで、しかもその道具が自分の用途に合致しているかどうかもわからないまま、我慢できずに憧れ先行で手当り次第行き当りばったりで買っていってしまうからです。
自分にはこういった用途がほとんどだからこんな道具が欲しい、と具体的に考えて買うのと、他人が使っている様子を見てイメージで欲しくなりそれと同じものを衝動的に買うのとでは、似ているようで全然違います。
ではどうすべきだったのかというと、道具を買う前に一度キャンプを実践してみるべきでした。道具はとりあえずレンタルで。
そうすれば、自分に合っている道具、用途に合致した道具をより具体的に捉えやすくなって、買い物の失敗が減ったはずだと確信しています。
それでは続いて、私のキャンプ用品の買い物の失敗とその理由を列挙していきます。
スタッキング可能な小型のキャニスター
これはもう完全に失敗でしたね。買ったはいいものの一度も使っていません。一度たりともです。
コーヒー豆や調味料を少量持ち出すのに丁度いいなとトチ狂ったことを考えて買ってしまったんですけど、コーヒー豆は袋のまま持っていって開封したらクリップで止めますし、調味料は小さなものを買っていって余ったら持ち帰るという流れになっているので、この容器の出番は未来永劫ありません。
どうしようかと途方に暮れています。
おしゃれなキャンプ動画をYouTubeで見てかぶれちゃうと、こういったまったく自分の用途に適さない小物を無駄に買ってしまうことになります。
キャンプ用のエプロン
ここではあえて個人名までは挙げませんが、おしゃれなキャンプ動画をYouTubeに挙げていた方がオリジナルエプロンを作成しまして、その使い勝手の素晴らしさを説いている動画を見てすっかりその気になってしまった私は、何を血迷ったかそのオリジナルエプロンを買ってしまったのです。
火に強い厚手で丈夫な素材、多数の大容量ポケット、ペグハンマーや斧などを引っ掛けやすいループもたくさん、エプロンのフチはいざとなれば鍋つかみとしても使えるように補強。売りを書き並べていくといい所だらけのエプロンなんですけど、私のキャンプスタイルには何ひとつ必要ではありませんでした。何ひとつです。
物はめちゃくちゃいいのに、私のスタイルには必要なかったせいで無用の長物と化してしまっているという、悲しすぎる結末。ミスマッチにもほどがある。
アウトドアコーヒー用の小型トートバッグ
これも、物はよかったのに自分の用途には合わなかったひとつです。私のアウトドア用コーヒー器具を詰め込むには、小さすぎました。
内側がアルミみたいな汚れを拭き取りやすい素材になっていて、ちょっとぐらい濡れてもシミにもならなくてよかったんですけど。ふた周りくらい大きい撥水素材のトートバッグを買ってきて、アウトドアコーヒー用品はそちらに詰め込んでます。
失敗したコーヒーバッグは、今は姪っ子のお弁当箱入れになっています。小学生女子の可愛らしいお弁当箱二段重ねにちょうどいい絶妙のサイズ、汁汚れも拭き取りやすい内側の素材、そして汁こぼれもシミにならない。妹が大絶賛してました。ほんと、物はいいんですよね。自分の用途には小さすぎただけで。
キャンプ用の自動インフレーター枕
キャンプ用の枕も、失敗でしたね。必要ありませんでした。広げてつまみをひねれば自動で空気が入ってふくらむ枕で、便利で良さそうだなと思って買ったんですけども。
ぶっちゃけ、枕なんてなくても、余裕で爆睡できるんですよ。満腹でほろ酔いで寝袋に潜り込んで目を閉じれば、気がつけば夜明けです。スマートウォッチが記録した睡眠データ上でも、自宅の布団よりも快眠している数値を叩き出すほどです。
このままだと、一回使ったっきりでお蔵入りしそうな情勢です。
スキレット
YouTubeでキャンプ動画を見たことがあるならば、何度となく目にしたでしょう。鉄のフライパンでステーキやハンバーグをむちゃくちゃ美味しそうに焼き上げている動画を。
私もそんな動画を見てすっかりスキレットが欲しくなってしまい、ホームセンターで鉄フライパンとそのフタのセットを買ってきたものの、初回のソログルキャンで焼きそばを焼いたっきり、家で寝ています。
キャンプで、もっと鉄のフライパンを使うような料理をする機会があるのであればまだしも、BBQや焼き肉、耐火アルミシートを利用したピザや海鮮のアルミホイル包みなどが多くて、鉄のフライパンが必要になるような料理をする機会がまずないんですよね。
あと、重すぎて持ち出す気になれないんですよ。今のところ地元でのオートキャンプばっかりなので、この重さがネックになるような場面はないはずなんですけど、それでも重いから持っていくの嫌だなぁ、という気持ちがあるのです。軽さは正義って言葉が世の中にはありますけど、ホントそのとおりだなと実感してます。
キャンプでどんな料理をすることが多いのか。そこをよく考えて調理器具を選ばないと、マジでとんでもないことになります。燻製あまり食べないのに憧れだけで燻製器買っちゃったりとか、目も当てられない事態を招きかねません。
とか言いながら、直火でもIHでも使用OKで、薄くて軽くて丈夫な鉄板というかフライパンというかお皿を見つけて、これなら全然気軽に持ち出せるに違いないと欲しくなっちゃってます。もう病気ですね。