初めてキャンプをやってみて、わかったこと
YouTubeでキャンプやBBQの動画を見るようになったり、漫画『ゆるキャン△』にすっかりハマったりして、自分でもやってみたくなってキャンプ道具を買い集めだして早数年。
先日、地元の聖地渚園で、ようやく初キャンプを実践してきました。
本や動画から得た知識や頭の中で想像していたイメージと、実際にやってみて感じることは大違いで、気付きがいくつかあったので、ここに記しておきます。
夜の帳が下りてからの焚き火は癒やしのひと時でした。
安くてカッコよくて頑丈と、三拍子揃ったユニフレームの焚き火台に、ロゴスのBBQお掃除楽ちんシートを敷いて、焚き火台の下にはロゴスの焚き火台シートを敷いています。
芝生への焚き火からのダメージを最小限にしたかったこと、焚き火台の掃除を出来る限り楽にしたかったことから、この構成になりました。
想像以上に時間の経過が早い
これは、自分たちが経験者ゼロだったから、というのも大きかったかもしれません。とにかく、時間が経つのがめちゃくちゃ早く感じました。
タープやテントを設営して、BBQの準備をして、火起こしを済ませたら火の様子に注意しながら焼肉。
気がついたら15時過ぎてるとか、もう19時前!?とか。
よく、楽しい時間は経つのが早いといいますけど、ほんとにそうだよなと実感しました。
意外と気忙しなかった
キャンプをやる前は、ゆったりと心に余裕を持ってのんびりできそうなイメージだったんですけど、実際にやってみたら、次から次へとやることが出てきて、それに追われて気忙しなかったです。
時間が長すぎてやることがなくなって暇を持て余してしまうのでは、と心配していたんですけど、そんな心配は無用でした。
やっとゆっくりできたのは、BBQが終わって焚き火に移行してからですね。パチパチと小気味のいい音をたてながら爆ぜる炎を見ていると、不思議と心が和むものがありました。
じっくり撮影する余裕なし
やらなければならないことに追われて、じっくり撮影する余裕はありませんでした。BBQが終わって満腹になってひと心地ついたときに、やっと周りを見る余裕ができて、iPhoneでささっと何枚か写真を撮りました。
カメラは家に置いてきて正解でした。もし持ってきていても、使う余裕がなくてただの荷物、重りになっただけで終わっていたことでしょう。
それでももし撮影するんだとしたら、事前に撮りたい絵や構図のイメトレは必須です。前もってイメージを膨らませて、自分の中である程度これだけは撮りたいと決めておかないと、気がつくといつの間にかチャンスを逃していることでしょう。
キャンプやBBQの動画を上げているYouTuberですら、撮影のことなんかまったく考えないキャンプが一番楽しい、と言っていたくらいですからね。
動画や写真も撮りたいけど、キャンプやBBQも思いっ切り楽しみたい。どこで線引してバランスを取るか、ですね。
ランタンは何個も要らない
私はLEDランタンを四つ持っていて、そのうちのふたつを今回持って行ったんですけど、結局ひとつしか使いませんでした。
これは、夜の渚園が予想していたほど暗くなかったというのもあったかもしれません。
暗くなってからはトイレくらいでしか焚き火の近くを離れませんでしたし、キャンプ場の明かりのおかげでトイレに行くときも困りませんでしたし、寝るときにテントの中に入るときに必要だったくらいでした。
あまり暗くないキャンプ場であれば、という条件に限られるかもしれませんけど、LEDランタンひとつに加えて、万が一の予備として、LEDライト付きのモバイルバッテリーがあれば、充分こと足りるでしょう。
焚き火はなかなか消えない
焚き火が消えてから寝ようということになって、じっと炎を見つめていたんですけど、なかなか消えなくて困惑しました。意外としぶといんですね。
ちょっと動かすと火の勢いが復活したりして。
火消し壺代わりにAsh Sackを持っていってあったので、さっさとそれに入れて消火してしまえば早かったんですけど、何となくそれは嫌で自然消火に任せてしまいました。
寝袋のジッパーを中から閉めようとすると、お腹が攣りそうになって危険
ようやく焚き火も完全鎮火しまして、さて寝るかと寝袋のジッパーを開けて入り込んだまでは良かったんですけど、バンドックのソロドームのインナーテントの中が狭かったこともあって、寝袋のジッパーを閉める体勢が苦しくなってしまい、お腹が攣りそうになって危なかったです。
あんな狭くて身動きも取りづらいところでお腹が攣ったら、地獄ですよ。
ジッパーを全開にして入り込むと、閉めるときに地獄を見るので、なんとか入り込めるギリギリまで閉めておくべきでした。