なんばHatchでSlash Featuring Myles Kennedy & The Conspiratorsのライブを観てきたら、『Living The Dream Tour』のライブBlu-rayを注文していた
2024年3月2日土曜日、大阪のなんばHacthで開催されたSlash Featuring Myles Kennedy & The Conspiratorsのライブを観てきました。
一度は生で世界的ロックギタリストSlashのプレイを観ておきたいなと思いまして。
最高でした。めちゃくちゃ素晴らしかったです。大阪まで行った甲斐がありました。
整理番号1100オーバーだったので、最後方から人垣の隙間を縫うようにしてなんとかステージの様子を眺めるという限られた視界でしたが、そんなことどうでもいいくらい素晴らしかったです。
いや、斜め前の外国男が自撮り棒にアクションカム付けてちょいちょい写りを気にしながら腕を上げ続けてたのだけはウザかったな。
あんな後ろから超広角のアクションカムで撮っても、ステージがさらに遠くなるだけで意味ないと思うけど。超広角の利点と特徴知ってる?
まあいいや。気を取り直して。
これでもかとギターを弾き倒しまくるSlashの怒涛のプレイには痺れました。
今まで、他にも有名なギタリストのライブでのギタープレイを何度か観てきましたけど、Slashほど自由奔放に心ゆくまで弾きまくっているギタリストは他に覚えがありません。
実際のところはどうなのかわからないですよ。一見自由奔放のようですべてリハーサル通りの予定調和かもしれませんし、ざっくりと流れだけ決めておいてその場その場の感覚で細部を詰めたところもあるのかもしれません。
そういう裏をまったく感じさせない、その場の感情と勢いで即興に走っているかのようなプレイでした。
圧巻でしたね。サウンドもど迫力で圧倒されました。
Guns N’ Rosesのライブも観てみたくなりましたよ。
また、Myles Kennedyも素晴らしいヴォーカリストでしたね。
本来Slashのバンドのはずが、もはや彼のバンドになっているように感じられたほどに。Mylesのバンドに、好き勝手にギターを弾いていいからという話でSlashが参加していたかのように感じられたほどに。
Slashと組んでこれほどの存在感を出せるヴォーカリストが果たして何人いることか。
ど迫力サウンドを突き抜けてくるパワフルな美声に酔いしれました。
歌声も素晴らしかったですが、オープニングアクトを讃えたりペットの写真をリクエストして観客とのやりとりを楽しんだり、華やかで人柄も良くてもはやズルいまであります。
ベースのTodd Kernsも凄かったですね。
彼のバンドHeroes And MonstersのCDを持ってるので歌えるベースプレイヤーであることは知っていましたが、Guns N’ Rosesの”Bad Apples”をベースを弾きながらハイレベルに歌いこなすとか、そんなのもう反則レベルでしょう。
Mylesとはまたひと味違った、無骨で勇壮なヴォーカルですね。
Slash Featuring Myles Kennedy & The Conspiratorsとして四枚のアルバムをリリースしてツアーも重ねたことで、ただでさえ実力者が集まっているのに、お互いのことを熟知した阿吽の呼吸でライブバンドとして完成されていました。
それぞれのバンドや活動もあるのでコンスタントなリリースやツアーは難しい部分もあるでしょうが、またチャンスがあったら是非ともライブ観たいですね。
ライブを観た後はGuns N’ RosesやSlashの楽曲をランダムで聴いていたのですが、これもいいのですけどあと何かもうひとつ物足りず、スタジオ盤だけでなくライブ盤も聴きたいという贅沢な欲求がふつふつと。
特にSlashの場合はライブならではの特別なプレイの割合が多いので、ライブの直後は余計にライブバージョンを聴きたいという思いが強くなってしまいました。
ただSlashのライブ盤は『Made In Stoke』しか持ってなくて、これはSlash Featuring Myles Kennedy & The Conspirators結成初期のライブ盤のため、収録曲が欲求のツボから微妙に外れているという大問題を抱えていまして、その大問題を金で解決することにしました。
前作『Living The Dream』のロンドン公演の模様を収めた『Living The Dream Tour』のライブBlu-rayを買うことで。
届いて早速観てみましたが、音も映像も高品質で、ライブの感動が蘇る素晴らしい映像作品でした。
今回のライブでもSlashがギターを弾きまくっていた”Wicked Stone”や”Anastasia”も収録されていて、同様にギターを弾きまくってるのでほんと最高です。
いずれ今回のツアーの映像作品もリリースされるかもしれませんが、とりあえずはこの『Living The Dream Tour』のライブBlu-rayを観返しては余韻に浸ります。