名古屋クラブクアトロでLaura day romanceのライブを観てきた
名古屋市栄のパルコ東館8Fにあるライブハウス、名古屋クラブクアトロで開催されたLaura day romanceのライブを観てきました。
彼らのことを知ったきっかけは、YouTubeのおすすめに今年7月にリリースした新曲“ライター”のMVが挙がってきたことでした。
視聴してみたら見事に引き込まれまして、これはライブを観てみたいとなって速攻でぴあでチケット情報を検索し、その時ちょうど先行発売中だったa perfect viewツアー名古屋公演のチケットを購入したのでした。
後にチケット完売していたので、あの時に思い立ってチケットを検索していなければおそらく観れなかったはずで、タイミングのいい巡り合わせに感謝しております。
開演30分前に会場入りしたのですが、見えた範囲で三人も文庫本を読みながらその時を待っている方を見かけて、驚きました。いつも私の入場が時間ギリギリすぎるせいもあったのかもしれませんが、これまで開演前に読書しながら待っていた人を見かけたことがなかったので。
今夜のライブはこれまでに観たライブとはひと味違いそうだな。そんな予感を抱いた開演前となりました。
さてそんなLaura day romanceのライブですが、夢見心地なポップなサウンドに包まれた、とても素敵な空間となっておりました。
ライブとなると、サビで手を挙げたりイントロや間奏で手拍子をしたりがほとんどなのですが、このライブでは珍しくそういう反応がなく、各々が思い思いに軽く体を揺らして浸っていました。
それがまた心地よかったんですよね。曲によって手を挙げたり手拍子したり時には振り付けに合わせたりといったお約束に煩わされなくて。
もちろんそういったその時その時の瞬発的な反応もライブでの楽しみのひとつではあるのですが、余計なことを考えずにというとちょっと言葉が悪いですが、シンプルに余裕を持ってただただバンドの演奏に向き合うことができました。
ヴォーカルの井上花月さんは時にジャケットのポケットに両手を突っ込みながら、時にタンバリンを叩きながらとリラックスした感じで歌っていましたが、バンドの後ろから照明が当たっていたのでその影が壁に投影されて揺らめいていて、それがまたなんとも幻惑的な雰囲気を醸し出していてめっちゃ良かったですね。
タンバリンを叩いていた曲ではたまに壁を眺めていました。もしその様子がステージ上から目に止まっていたとしたら、あのおじさんステージも見んと明後日の方向向いてるけど何を見てるんだろう?と不気味がられていたかもしれません。
最後の曲は、いつもあの曲と決まっているのでしょうか?
最後の最後のあのジャムセッションに向けて、一曲目から一時間半かけてじわじわとためにためて一気にテンション高くラストスパートする、そんな構成を狙っての組み立てだったのかな、と感じました。
いや〜素晴らしかったですね。うっとり陶酔するとは、まさにあのライブのために存在する言葉でしょう。
来年のホールツアーも観てみたいですね。どんどん大きくなっていくバンドに、チケット取れるかどうかが問題ですが。