映画館で観そびれた『イエスタデイ』をやっと観たらマネージャー役のリリー・ジェイムズの可愛らしさにキュン死した
映画館やテレビのCMで新作映画の予告編を見て、面白そうだなと思いながらもタイミングを逃して観そびれることがたまにありますけど、この『イエスタデイ』もそんなふうにして見逃した一本です。
大ヒットしてロングラン上映とかになれば、まだ観れるチャンスも増えるんですけどね。そんな大ヒット映画は年に数本ですし、音楽を題材にした映画でそれをなしたのは『ボヘミアン・ラプソディ』くらいしか記憶にありません。
まあいつまでも気になっていた映画を映画館で観そびれたことを嘆いてばかりいても始まらないので、DVD/Blu-ray化されたら借りようと切り替えていたんですけど、映画館帰りとか夜のドライブのついでとかにツタヤに立ち寄っても、いっつも全部貸出中で全然借りられなかったんですよ。
こんなことある?って愚痴りたくなるくらい、毎回毎回全部貸出中。
そんなに面白いのか?
ちくしょう、ますます気になるじゃないかよ。
そんなこんなで視聴意欲を募らせていたわけですが、先日The 1975の新譜を聴きながらの夜のドライブついでにツタヤに寄ったらようやくDVDが一枚だけあったので、速攻で確保して借りてきました。
本当のところでいえばBlu-rayで観たかったですが、だからといって見送ったら、今度はいつになるかわかったものではないので。
この『イエスタデイ』がどんな映画かといいますと、世界中で同時発生した謎の一瞬の停電中に自転車に乗っていたらバスに跳ね飛ばされた売れないミュージシャンが目覚めたらThe Beatlesが存在しなかった世界になっていて、戸惑いつつもパクって発表しちゃったらスター街道が走り出し、売れたいという長年の夢が叶った喜びよりも、知らん顔して人の曲を使った罪悪感や選択を間違えたのかもしれない後悔に苛まれてゆく、そんなもしもの世界を描いた映画です。
たまに(は?)とか(えぇ?)とか(なんでそうなる??)と眉をひそめちゃうような展開があったりするのがもったいないですが、The Beatlesの楽曲がその魅力たっぷりに朗々と鳴り響き、主人公の周りに集う仲間や協力者はユーモラスで微笑ましいですし、なんといっても主人公のマネージャー役のリリー・ジェイムズの可愛らしさがたまりません。
こんなにもキュートな映画のヒロインがかつていたか…?とちょっと考えてみても、すぐには対抗馬が思い浮かばないくらい可愛いです。もし今、理想の女性のタイプを聞かれたとしたら、即答ですね。『イエスタデイ』のリリー・ジェイムズだと。
特に好きなのは、主人公が書いた(と思っている)曲のレコーディングをノリノリで手伝っているシーン。映画を観ながら(この気持は…これが…恋…)などと気色悪い感慨にふけっちゃうくらい、その魅力が爆発しています。
不満は微々たるどころか、いっぱいあるんですよ。設定が突拍子もなさすぎるだろうとか、なんで超大物がいきなり直電したり自宅を訪ねたりしてくるんだよとか、ラストちょっと能天気すぎないか…?とか。
でも、そんなことどうでもよくなっちゃうんですよ。いや、どうでもよくはないんですよ、ほんとは。もっとちゃんと作ってくれよっていう思いはあります。でも、どうでもよくなっちゃうんですよ。
リリー・ジェイムズが可愛すぎて。
定期的にこのリリー・ジェイムズを観ては、現実ですり減った心を癒したいがためにDVDかBlu-rayを買おうか、真剣に悩んでおります。