春のパンクロックの祭典PunkSpring 2023に初めて行ってみて改めて感じたこと
行ってきました。3月の最終週に幕張メッセで開催された、春のパンクロックの祭典PunkSpring 2023に。大好きなMy Chemical RomanceとSimple Planが出演するということで。
当初はライブを観れば好きの段階がもうひとつ上がるかもしれないと楽しみにしていたSum 41も出演予定だったのですが、残念ながら開催直前にキャンセルになってしまいました。
正午ごろスタートして21時ごろに終演する長丁場のフェスにずっと入り浸りだと体力的にしんどいことは、2月のBlare Fest. 2023で11時ごろからお目当てのHoobastankを観るまで会場に詰めっぱなしだったことで実感したので、今回は早めの時間に上京はするけど幕張メッセに向かうのはお昼過ぎ、せっかくの上京なので東京で気になっているお店をいくつか見て回ってからにしよう、というプランです。
しかし当日はあいにくの雨。車で行って帰りながらお花見しようと考えていたところ、新幹線でささっと行って終演したら終電で帰ってくることにしました。見知らぬ慣れない街の雨夜という視界も悪い条件で車の運転とか、危ないですからね。
事前確認もせずに人の流れに安易に乗ると他所に連れて行かれる
幕張メッセの最寄駅は、京葉線の海浜幕張駅です。東京駅で京葉線に乗り込んだ私は、立錐の満員電車に揺られて海浜幕張駅を目指しました。
ディズニーリゾート最寄駅の舞浜でもあまり降車せずほぼ満員だったので、これみんな海浜幕張で降りるのか?ライブに行きそうな感じの人あまりいないけど…と不思議に思いながら揺られてたんですけど、幕張でほとんど全員が降車したのでやっぱりそうなのか、と合点しました。
みんなPunkSpringに行くんだ、と。
チケットあんまり売れてそうな感じなかったけどやっぱり集客力あるんだな、と感心しながら、みんな同じ方向に歩いていくので何の疑問も抱かずにそのままついていったら、何やら様子がおかしい。
PunkSpringのポスターもなければ、のぼりもない。どこをどう見ても、ここで音楽フェスをやっているような雰囲気ではない。物販ブースもサマソニの時と同じ場所には何もない。音漏れも聞こえてこない。
あれ?ここじゃないのか?しかし同じ電車で降りた人たちは皆、幕張メッセの中に迷いなく入っていく。
慌てて通路脇の壁に身を寄せて検索してみると、PunkSpring 2023の会場は幕張メッセ9−11ホールと出てきました。自分が今いるのは1−8ホール。なるほど、そういうことですか。幕張メッセの大小様々なホールでいくつかのイベントが同時開催されていて、それでこの人手だったと。
ようやく会場を確認した私は移動し直したのでした。サマソニで一度行ってるからって、今度もあそこと同じだろうという思い込みは厳禁でしたね…。
雨だからこそ車で行って、終演したら他のことには目もくれずに帰ってくるべきだったのかもしれない
最初、車で行って帰りながら桜の名所に寄って写真を撮ろうと考えていたのですが、雨だったので車で行くのをやめて新幹線に切り替えたのですが、自宅の最寄駅に辿り着いた時点ですでにずぶ濡れの足元を見て、早くも自分は勘違いしていたのではないかと思い始めていました。
雨だからこそ車で行って、PunkSpring一本に集中して、終演したらそのまままっすぐ帰ってくるべきだったのではないか。普段車でばっかり移動しているせいで、雨の日の電車移動の面倒くささを忘れていたのではないか。
電車に乗り込んだ時点で引っ込みがつかなくなっていたのでそのまま東京に向かいましたけど、胸中は後悔で締めつけられていました。
新幹線はひかりよりこだまが好き
浜松駅に着いて程なくしてひかりが入って来たんですけど、自由席はほぼ一杯だったので一本見送って次のこだまに乗ることにしました。
その時に思ったんですけど、自分はやっぱりひかりよりもこだまが好きですね。
ひかりに乗っている人はなんだか先を急いでいる人ばっかりで、車内の空気が殺伐としている感じがします。
こだまでも充分速い上にあくせくしすぎていないのどかさがあって、空気が肌に合っている感じがします。自由席も多くて座席も確保しやすいですしね。寝不足でウトウトしている間にいつの間にか通路に立っている乗客もいるほど混んでいたので驚きましたけど。
それにしても、去年のサマソニ行きで浜松駅で新幹線に乗り込んだ時にも思いましたけど、絶妙な弧を描いている浜松駅のホームに入ってくる新幹線のかっこよさは格別です。
自分は別に撮り鉄ではありませんが、それでもなぜ誰ひとりとして浜松駅のホームに入ってくる新幹線のかっこよさに見向きもしていないのか、意味がわかりません。
この写真は乗り込む新幹線が浜松駅に入ってくるところを私が撮ったものです。人目が気になって恥ずかしかったのでガチれず、こそこそとカバンからカメラを取り出してささっと撮ったのですが、それでこれですよ。もっとバチバチに構図やアングルやピントを凝って撮りたかった…。
誰も見向きもしていない新幹線をデジイチでひとりガチ撮影とか、アウェイすぎる…。
天気が雨だと、上京ついでに気になっていたお店に寄り道しようという気も霧散する
車で行くなら帰りながら寄り道しようと考えていましたが、新幹線で行くなら上京ついでに東京で寄り道しようと考えていました。考えていたのですが、天気が雨で外を出歩くのが面倒になったのと、目当てのお店の一つが土日休みだったこともあって、上京ついでに寄り道しようという気持ちは霧散してしまいました。
ジャズ喫茶いーぐるとか、ロックイン東京とか、東京ギョーザスタンドウーロンとか、行ってみたかったのですが…。
結局、上野駅構内にあるハードロックカフェでお昼を食べただけで、幕張に向かうことにしました。ハードロックカフェに向かう前に東京駅構内を歩き回ったのですが、東京ギョーザスタンドウーロンは発見できず。どこにあるんだろう…。次回上京時のリベンジ案件ですね。
会場内は長傘持ち込み禁止だったので、雨具については事前に一考しておくべき
幕張到着時には小雨だったので、傘をさしつつスリッピーな歩道橋にヒヤヒヤさせられながら会場に向かっていたんですけど、チケットゲート前に傘置き場が設けられていて長傘の持ち込みは禁止と案内されていて、面食らいました。
サマソニは野外会場もあるので傘はダメだろうなと予想ついてましたけど、屋内公演のPunkSpringも傘禁止なのか…。床が濡れてしまったら危ないからというのもあるんでしょうね。
家を出る時から結構強く降っていたため大きめのワンタッチ傘を持ってきていたので、パクられないことを祈りつつ傘置き場に預けました。折りたたみは持ち込み可とのことでしたが、荷物になるのを嫌がってか地面に置いて会場入りしている人もたくさんいました。
そしたらですよ。帰る時になったら傘置き場が動かされてて目が点ですよ。
幸い自分は番号と周りの傘の特徴も覚えておいたのですんなり見つけられましたけど、何の目印もないビニール傘とか地面に無造作に置いた折りたたみとかは無理でしょ、こんなの見つけられないよ…。
もし今度、幕張メッセ9−11ホールで開催されるライブを観にいく場合、天気が怪しそうだったら服装はレインブーツに撥水パンツに撥水ジャケットで小雨程度はやりすごし、カバンの中には念のため折りたたみ傘を忍ばせて、移動時には無くしてもダメージがほぼないビニール傘をさして。これですね。このパターンで行きます。
新幹線日帰りの場合、帰りの電車は終電の一本前で予定しておくべき
トリのMy Chemical Romanceをギリギリまで観て、終演後は海浜幕張駅まで走って何かひとつでもミスったら浜松の漫画喫茶で始発まで暇つぶしのタイトロープ終電ダッシュをしようと考えていたんですけど、朝早い電車で出るために睡眠時間を削った代償か、眠くて眠くて立ったまま寝落ちしそうなくらいフラフラだったので、ここらが潮時だろうと判断し、帰宅を一本早めました。
結果的にこの判断は正解でした。
というのも、東京駅に着いて駅弁の確保やら切符の手配やらで奔走してる間に終電の一本前の新幹線が満員になってしまっていて、浜松まで立ちっぱなしはしんどいなと見送ったため、結局元々乗るつもりだった終電に乗ることになったからです。
春休み期間中で出かけていた人が多かったからなのか、指定席は全席完売で自由席は立っている人多数という状況だったので、もし最初からこの電車に照準を合わせてギリギリすぎる予定で動いていたら座席を確保できていなかったと思うとゾッとします。