カーオーディオを、カロッツェリアの1DINのCDデッキから、ケンウッドの2DINのディスプレイオーディオに買い替えた
少し前に、カーオーディオの買い替えを検討しているというブログ記事を書いたんですけど、そのときは買い替えたいのは山々だけど供給不足で新品在庫がないことに加え、実物を触ってみたらイマイチだったので物欲が霧散した、という結論に至ったんですけども、その舌の根も乾かぬうちに買い替えを決行してしまいました。
前述のとおり、供給不足で新品はありませんし、たとえあったとしてもプレ値で不当に高額なので、私が買ったのは中古品です。
コロナ禍で行きたいところに行けないこんな世の中なので、夜な夜な日本最大の中古カー用品店チェーンで在庫検索を繰り返していたんですけど、そこに狙っていたヘッドユニットのひと世代前のモデルがヒットしたのです。しかもお隣の市の店舗に。
ケンウッドのDDX6170BT。末尾のBTの有り無しでBluetooth対応かそうじゃないかが分かれるので要注意。新品で狙っていたDDX6190BTと製造年も一年しか違いませんし、新品時の約半額という安さも魅力的。
HPで写真を見た感じ、傷もほとんど見当たらなくて美品といえる状態に見えたので、現物確認して問題なかったらもう買っちゃおうと決めてお店に向かいました。
店頭で現物確認したら、リモコンや説明書、元箱が欠品していましたが、小キズも気にならないですし、モニターもちゃんと写ったので、じゃあこれくださいと即決しました。
説明書がなくても操作方法は大体わかりますし、リモコンや元箱は不要ですし、説明書はいざとなればWEBでPDFで閲覧できるので問題無し、という判断です。
もしかしたらディスク再生は音飛びや停止が激しかったりする罠があることも考えられますが、基本的にはiPhoneのBluetooth接続で音楽を聴いて、Bluetooth接続が上手くいかないときの保険にUSBメモリを積んでおく予定なので、最悪ディスク再生はできなくなっても、まあなんとかなるでしょう。
三代目の頃から、ヘッドユニット交換は何度か自分でやって慣れたものなので、小一時間でサクッと交換作業完了。
バックカメラも付けたいとか、テレビも映るようにしたいとか、Google Chromecastみたいな製品も付けたいとなると大掛かりになってしまいますが、ヘッドユニットの交換だけなら事前にインパネのバラし方さえ調べておけば大したことはありません。
ヘッドユニット交換から数週間、今のところ特に不具合もないですし、思った以上に状態が良かったので、前オーナーが手放した理由が気になるところではあります。カーナビが欲しくなったか、ヘッドユニットの移設が面倒な車に乗り換えたか、Apple Car PlayかAndroid Auto対応モデルに買い替えたか、有力なのはこのいずれかでしょうか。
アースにかましてくれてあったパーキングブレーキ線がぶった切られてめっちゃ短くなっていたのには難儀しましたが、どうにかクワ型端子を取り付けてアースを取りました。これで走行中でもごにょごにょ。
中古品は、たまにこういうことがあるのが困りものでもあり、面白くもあります。名古屋の店舗にも同じ商品の在庫がありましたが、そちらはリアスピーカー用の配線がぶった切られていました。フロントしか鳴らさないからリアは要らないという考えか、接続端子が抜けなくて仕方なしに切ったのかはわかりませんが。
なんやかんやありましたが、安く買えましたし、結果オーライです。
一点、予想外の出来事がありました。
なんと、機種依存文字というやつですかね、特殊英字表記に対応していなかったのです。
試しに、BOØWYの楽曲を選択してみたら、BO?WYと表示されてしまったので、泣きながら打ち直しました。これは萎えますね。北欧のアーティストの母国語盤とか、想像しただけで暗澹たる気分になる…。
DVDも観ることのできるディスプレイオーディオで、これは盲点でした。カロッツェリアの1DINのCDデッキは、日本語も特殊英字も表記できていたので、2DINで対応していないわけがないと思い込んでいました。完全に想定外。
というか、ケンウッドのデッキは、フォントがイケてないですね。ここはこだわって欲しいポイントなんですけども。文字がダサいだけならまだしも、文字の間隔が詰まっていたり空いていたりで、どうにも見栄えがよろしくない。
音色はケンウッドのほうが好みですけど、フォントや表記対応のこだわりなどの総合力で考えると、カロッツェリアにするべきだったかと、しくじったという思いが持ち上がってきてしまいます。
前オーナー、フォントのダサさに耐えられなくなった説、十分考えられますね、これ。
音質面では、やっぱり1DINよりも2DINのほうが有利なんでしょうかね。ヘッドユニット交換だけで思いのほか音質が変わったことにすっかり気を良くした私は、カースピーカー交換の誘惑に取り憑かれてしまうのでした…。