名古屋市新栄町のライブハウスRAD SEVENでロックデュオSATOHのBAD MORNING TOURファイナル公演を観てきた

名古屋市新栄町のライブハウスRAD SEVENでロックデュオSATOHのBAD MORNING TOURファイナル公演を観てきた

2026年4月19日日曜日、名古屋市新栄町にあるライブハウスRAD SEVENで、ロックデュオSATOHのBAD MORNING TOURファイナル公演を観てきました。

ヴォーカリストとギタリストのふたり組、様々なジャンルの音楽からの影響を貪欲に取り込み独自の音楽性に昇華、精力的に新曲発表とツアーを重ねてファンベースを拡大、と何かと大好きなB’zに重なる要素が多いこのふたり、“Supersonic”のMVをきっかけに知って以来、一度ライブを観てみたいと気になっておりました。

今回、EP『BAD MORNING』の発表に伴う東名阪ツアーのチケットが無事に買えたので、彼らのライブを観る機会に恵まれました。

会場は名古屋市新栄町のライブハウス、RAD SEVEN。表に特に看板などが設置されていない上に普通のマンションのような建物のため入り口が分かりづらく、何度か前を往復してしまったので初めての時には余裕を持った来場を心がけたい会場です。

開演の20分前くらいに着いて受付したのですが、フロアはすでに8〜9割がた埋まっていて、友人と誘い合わせて来場している方が多いのか、ガヤガヤと話し声で賑わっていました。

ほぼ定刻に暗転して開演したのですが、いきなりの過去最強クラスの爆音に面食らいました。最近だと有明アリーナのManeskinとKアリーナ横浜のMuseが強烈に印象に残っていますが、それを凌駕せんとする勢いの轟音でした。

ほぼ満員の観衆のボルテージもいきなり沸騰マックスで、会場には200人入っていたかどうかくらいだったと思うのですが、飛び跳ねながら合唱したりモッシュしたりの大盛り上がりで、爆音にも負けない合唱には感動すら覚えました。普段静かに観たいタイプなのに。

これは凄い。私はこの夜、もの凄いライブを目撃したんじゃなかろうか。

凄まじい爆音と大合唱でマンション2階ぶち抜きみたいなライブハウスの鉄筋コンを揺らしてましたが、上の住人から苦情が入ったりしないのだろうかと心配になるほどでした。

MCはあまり得意ではないのか、言葉を選びながら慎重に話している感じでした。

「大阪や東京に比べると入りは少ないけど、そのぶん名古屋は演るたびに人が増えていくのがわかりやすくて楽しい」とか、「今夜ここに集まってくれたみんなはそんじょそこらの音楽ファンじゃないわけじゃないですか」など、共感を呼んだり自尊心をくすぐったりする言葉が特に印象に残っています。

ギターとヴォーカルのふたり以外はサポートがついてのバンドセット公演だったのですが、サポートドラムの方がずっと口ずさみながら凄まじい音を叩き出していて、圧倒されました。

特に紹介などはなかったのですが、きっとどこぞの名のあるドラマーに違いない、密かにそんな確信を得る圧巻のパフォーマンスでした。

のちに情報提供いただいて、元KOTORIというバンドのドラマーだった細川千弘さんという方だったと知りました。またライブで彼のドラムを浴びたい。一撃で彼のドラムの虜となりました。

元々アンコールはなしの予定だったらしいのですが、観客のひとりが「ツアーファイナルがこれで終わっていいわけないやろ!アンコール!みんなも一緒に!アンコール!」と叫んでメンバーを呼び込んでアドリブリクエストアンコールを引き出していて、なんだこのアツさは、ほんとに名古屋かここは、と猛烈に感動しました。

次世代ロックスター超新星爆誕。

私はこの夜、きっと次代の邦楽ロックシーンを背負うバンドの一角を担うであろうロックデュオSATOHの峻烈すぎるライブを観た。

SATOH

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岡谷鋼機名古屋公会堂でLaura day romance hall tour 2026 “Fixing a hall”を観てきた

岡谷鋼機名古屋公会堂でLaura day romance hall tour 2026 “Fixing a hall”を観てきた

2024年4月11日土曜日、名古屋市鶴舞にある岡谷鋼機名古屋公会堂で開催されたLaura day romance hall tour 2026 “Fixing a hall”を観てきました。

Laura day romanceのライブを観るのは、去年11月に行われたa perfect reviewツアー以来二度目です。

前回のライブの記憶も比較的新たなうちに再び彼らのライブを観る機会に恵まれたので、初めて観たライブで抱いた疑問の確認をテーマに掲げていましたが、解消したこともあれば新たに芽生えた疑問もあり、また次のツアーが待ち遠しくなるライブとなりました。

ホール公演ということで照明の演出が一段と引き上げられており、深海に差し込む陽光のようなダウンライトやきらびやかなミラーボールなどが特に美しく印象に残っています。

観客が手を上げたり振ったり手拍子したりすることなく、各々が思い思いに体を揺らしてバンドの音を受け止めているのですが、これがまあ心地いいんですよね。余計なことというとちょっと言葉が悪いですが、他のことに気を囚われずにひたすら真っ直ぐにバンドの音と向き合っているように感じて。

変なこと叫んだり喋っている人がいないのも最高です。

タンバリンを叩きながら歌っている曲が何曲かあるのですが、ライブの後にスタジオ音源を聴いていたら、曲の終わりにライブの時のようにタンバリンを叩いている音が入っていることに気がついて嬉しくなりました。

レコーディングではライブ一発撮りみたいな収録したのかな?そんな想像も広がります。

逆に、あそこはどうなっていただろうか?と自分の記憶を怪しむこともありました。音源ではデュエットみたいになっている曲で、花月さんの歌声しか印象に残ってなくて…。これは次回要確認ですが、問題は、その曲を再び演ってくれるかどうかなんですよね…。

前半に好きな曲固め打ちすぎて(おいおいちょっと飛ばしすぎじゃないか?後半どうなるんだ)と不安がよぎったのですが、まったくの杞憂でありました。新譜の曲もよかったですが、その割をくって弾かれた以前の曲もライブで聴きたい曲が多すぎるんですよね。

フレーズを歌い終わらないうちに次のフレーズが覆い被さってくるところ、レコーディングならただオーバーダブすれば済むのに、ライブだと花月さんが必死に間に合わせてたのが申し訳なく思いつつもちょっとツボに入ってしまいました。かわいい。微笑ましい。そんな感じ。

ギャップの魅力の塊なんですよね。彼らのライブではそれを実感します。

スタジオワーク派っぽいのにライブ叩き上げのバリバリの実力派。優しくて儚げなのに存在感たっぷりで力強く伸びる歌声。ポップで心地いいサウンドなのに、アツいロックな演奏。揺さぶられまくって情緒ぶっ壊れますよ。

アンコール一発目では、いきなり爆音になった(ように聞こえた)サポートギターの鳴りに驚きました。苦笑したような表情でガン見しているメンバーがいたので気のせいではなかったと思います。

“リグレットベイビーズ”まさかのセットリスト落ちで最後にあのアツいジャムセッションが聴けなかったのは残念ですが、ラストナンバーの“渚で会いましょう”を(次のライブで)会いましょうと脳内変換しセットリストプレイリストで余韻に浸っております…。

Laura day romance

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大阪難波の湊町リバープレイスにあるライブホールなんばHatchでBAND-MAIDのお給仕番外編“Sessions Selection”を観てきた

大阪難波の湊町リバープレイスにあるライブホールなんばHatchでBAND-MAIDのお給仕番外編“Sessions Selection”を観てきた

大阪難波の湊町リバープレイスにあるライブホールなんばHatchBAND-MAIDのお給仕番外編“Sessions Selection”を観てきました。

BAND-MAIDのお給仕を観るのは今回で三度目となります。

アルバムや新曲の発表に関わらず精力的にツアーやフェスへの参戦を続けている彼女たちですが、番外編やセッションと銘打たれたライブを観るのは初めてで、言葉面の印象からは普段のライブよりもリラックスした雰囲気でじゃれ合いながら進んでいくステージになるのかな、と予想していました。

開演した瞬間からエンジン全開フルスロットルで完全に面食らい、事前の予想はとんだ勘違いだったとすぐに悟ることになるわけですが。

ソロバトルがあるのはいつものことですが、それがいつもより多かったり長かったりする印象がまさにセッションで、さらには前奏や間奏やアウトロのアレンジが捻りが効いてて、予想外の展開から大好きな曲に繋がったりするのも新鮮で驚きもあって、めちゃくちゃ楽しかったです。

特に印象的だったのが、“Brightest star”と“Magie”の主導権が激しく入れ替わる綱引きみたいなマッシュアップで、いくつかの曲をメドレーで繋げたり、一度別の曲に移動してまた元に戻ってきて終了するパターンは観たことがありましたが、何度も交互に行ったり来たりするパターンは初めてで意外性と力技のパンチ力にすっかりやられてしまいました。

公式YouTubeにライブ映像をアップしてほしいような、あの日あの時あの場所にいた人たちだけの宝物にしておいてほしいような、なんとも複雑な胸の内。

スタジオ音源に忠実なライブ演奏もそれはそれでいいものですが、それに囚われすぎずに遊びや実験や冒険の要素を織り交ぜつつ、ライブならではのその瞬間のワクワクや楽しさや喜びを感じさせてくれる素晴らしい夜でした。

楽しかった〜。

BAND-MAID

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大阪難波のライブハウスYogibo HOLY MOUNTAINでAs It Isのライブを観てきた

大阪難波のライブハウスYogibo HOLY MOUNTAINでAs It Isのライブを観てきた

大阪難波の鉄道高架下にあるライブハウスYogibo HOLY MOUNTAINで、イギリスのポップパンクバンドAs It Isのライブを観てきました。

2026年はPunkSpringはないのか、と残念がる声を見かけましたが、何を言うか。このAs It Isの来日がPunkSpringのようなものでしょう。

As It Is好きなんですよねぇ。

My Chemical Romance解散の絶望による心の隙間を埋めてくれたバンドのひとつですよ。前々からライブを観てみたいとは思ってましたが、今回ようやくその機会を得ました。

Yogibo HOLY MOUNTAINの入り口横の看板もおしゃれでかっこよかったですが、ドリンクチケットもオリジナルデザインのギターピック型で、ドリンクと交換せずに記念に持ち帰りたくなるくらいかっこよかったです。ドリンクチケットが日本一かっこいいライブハウスでしょう。

真打ち登場までに三組出るので、あまり早く行っても待機が辛くなるのは分かりきっていましたが、どうせならみんな観たいし、早めに行ってフロアに少しでも余裕があるうちにここだというポジションに落ち着いていたい。

そんな気持ちからひと組目の開演直前に現着しましたが、事前に分かりきっていたこととはいえ、As It Isが出てくるまでに三組の出演時間とセットチェンジで二時間半はさすがにちょっとしんどかったです。

As It Isのライブ終盤、あと数曲というところで「いったんはけてアンコール戻ってくるのとこのままぶっ続けで演るのどっちがいい?アンコールってほんと意味わかんないよな」的なMCがありましたが、アンコールもほぼ形骸化していて意味のわからない風習かもしれませんが、幕間で観客がワイワイガヤガヤしている中、本人たちがサウンドチェックしているのに特に無反応だったのもなかなかシュールで面白かったです。

そのサウンドチェックですが、バスドラ一発鳴らした時のパンチ力で、今日のドラムはやべぇと確信しました。

やっぱりライブハウスのドラムはたまらないですね。あの心臓にガツンと一発喝を入れられる感じ。ドームや野外スタジアムやホールなど、それぞれの会場にそれぞれの魅力がありますが、ロックのライブはやっぱり小さなライブハウスのスタンディングこそだなと、ドラムに心臓を殴られるたびに感じます。

好きな曲ばっかりの最高のセットリストを、「ありがとうございます!」と何度も叫びながら歌うAs It Isのエネルギッシュなライブ、最高でした。

モッシュやサークルやダイブに巻き込まれることを避けるために一番後ろから観ていましたが、前の人が少しずつ後ろに寄ってきて徐々に無理のある姿勢に追い込まれて、足が棒のようになって辛かったです。たまに出入りする人が場をリセットしてくれなかったら限界だったかもしれません。

今後は一番後ろはやめておいて、ちょっとだけ前に出て自分の前にちょっとした空間を確保できるようにしておこう…。

As It Is

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Lady GagaのThe Mayhem Ball Tourを観てきたらMVプレイリストで浸りたくなった

Lady GagaのThe Mayhem Ball Tourを観てきたらMVプレイリストで浸りたくなった

先日、東京ドームで開催されたLady GagaのThe Mayhem Ball Tourを観てきました。

いや〜とんでもないライブでしたね。

全32曲。歌いまくりの踊りまくりで、隙あらばハンズアップを求めてきて、ギター弾き倒しながら歌ったかと思ったら、しっとりピアノの弾き語りなんかも聴かせてくれたりして。

すっかり圧倒されて大満足、大感動の二時間半のライブでした。

友人と感動を語り合いながら新幹線で帰宅したのですが、その道中では頭の片隅で家に着いたらお酒飲みながらApple Musicのビデオ・プレイリストで余韻に浸りたいなぁ、などと考えていました。

アーティストによってあったりなかったりするんですけど、Apple MusicにはMVばっかりを集めたプレイリストがあるんですよ。

Lady Gagaにはそのビデオ・プレイリストがあるので、それを視聴したいなぁと。

というのもですね、豪華絢爛なステージセットやこだわり抜かれた衣装の数々、計算し尽くされた踊りや動線、ミュージカルやオペラのような物語性が付与された演出や流れなどに観入っていたら、家で曲の音だけを聴いていたのでは追感動には少し物足りないのではないかと考えてしまいまして。

そんなもの、自分の頭の中でライブの様子を思い返すなりして補完すればいいだろうとは思うものの、Lady Gagaにはせっかくビデオ・プレイリストが用意されていることですしね。

そして、このビデオ・プレイリストがめちゃくちゃいいんですよ。高画質高音質で、音ズレも皆無で、YouTubeみたいに途中の広告に興を削がれることもなくて。

当然、MVとライブとはまた別で、衣装も踊りも楽曲のアレンジも違ったりするんですけど、それがまたライブを観てるみたいに新鮮でいいんですよねぇ。あまり観慣れていないMVだと特に。

Lady Gagaが主演した映画『アリー/スター誕生』を観た時には、曲に踊りをつけることについて懐疑的だったりしたのかな?などと受け止めていたんですけど、どうやらそれは勘違いだったようです。

実際に彼女のライブを生で観て、MV集を振り返ってみた結果、今はそんなふうに考えています。

Lady Gaga

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