イオンシネマなのにパルコの中にある特異な映画館、シアタス心斎橋のグランシアターで『クライム101』の字幕Atmos版を観てきた
よそではどうだかわかりませんが、私が住んでいる地域やその周辺では、イオンシネマといえばショッピングモールのイオンモールの中に入っている映画館、という認識でした。
泊まりがけで大阪にライブを観に行ったついでに、その認識が崩壊した映画館、イオンシネマシアタス心斎橋のグランシアターで、『クライム101』の字幕Atmos版を観てきました。
グランシアターとはどんなスクリーンなのかざっくり説明すると、一回4000円と高額ではあるものの、前後左右スペースたっぷりの全9席で全席USBソケット、サイドテーブル付属電動リクライニングシートにウェルカムドリンク&スイーツ付きという、グランを冠するにふさわしい豪奢なスクリーンです。
悩みましたよ、さすがに。興味はある。興味はむちゃくちゃあるが、面白そうな映画を観るのに一回4000円はさすがにどうなん?と。
悩みましたが、結局は近場では見たことも聞いたこともない独特なスクリーンの魅力に惹かれて、ライブ前に観るのにちょうどいい上映スケジュールだったこともあって、予告を見た時から面白そうで気になっていた『クライム101』を観てきました。
最高。最高でしたね。
映画館の施設も素晴らしかったですし、映画そのものもめちゃくちゃ面白かったです。
主要登場人物は五名。
荒事を極力避けて痕跡も残さない宝石強盗、検挙率は低いのに独自の根拠で独りよがりな捜査に走り同僚から疎まれる刑事、売り上げも昇進もままならずキャリアに不安を覚える保険セールス、直情で暴力的に目標目掛けて突っ走る若い強盗、秘密の多い男性に惹かれながらも不安に揺れる女性。
この五名がまたみんなぴったりなハマり役で、彼らの視点を織り交ぜて、知らず知らずすれ違いやがて交差してついには衝突したりしながら、物語が進んでいきます。
約一名を除いてみんな肩入れしたくなるくらい魅力的なので、どう考えても破滅エンド不可避な進行にハラハラしつつ、なんとか平和裏エンドに辿り着いてはくれないかと祈りながら見守りました。
この塩梅が絶妙で最高でした。
新幹線ではなく車で大阪に来てたら、ホテルにも戻らずに深夜の阪神高速をあてもなく徘徊してたでしょうね。
ウエルカムドリンク&スイーツはミックスナッツとビールを選んで、フルフラット近くまで倒したリクライニングシートに寝そべってほろ酔いのふわふわした気持ちで観ていたので、細かな気になった点が洗い流されて正常な評価ができていない可能性はありますが、もう一度しっかり観直したい気持ちとそんな野暮なことせずにしばらくこの最高の余韻を引きずっていたい気持ちとが混在しています。
家を建て替える前にここで観劇体験をしていたら、自室の設計ビルドはまるで違うものになっていたでしょうね。まずはこの電動リクライニングシートの導入を第一とし、その他のことは後から考えていたでしょう。
今、映画や音楽ライブが好きな友人知人が家を建て替えるらしいと小耳に挟んだら、お節介を承知で家具家電を決める前に大阪まで足を運んでシアタス心斎橋のグランシアターで観劇体験をしてきた方がいい、絶対にだ、とアドバイスします。
それくらい強烈で大満足な体験でした。
自分の中では、コスパ最強は通常料金で観れるららぽーと安城のJBLプレミアムシアターですが、コスパを度外視した極上の快適さに酔いしれる満足感はシアタス心斎橋のグランシアターです。
また行きたい。今すぐ行きたい。
最寄りのイオンシネマにもグランシアターを導入してくれ。今すぐに。嘆願書を送り付けたくなるくらい最高のスクリーンでした。
今後はまた大阪に行くことがあったら、その日のグランシアターの上映スケジュールを調べることが日課のひとつになるでしょうね。
TOHOシネマズなんばの轟音シアターやTOHOシネマズ梅田のプレミアムシアターも気になっているので行ってみたいのですが…。
大阪ズルいぞ。