B’zのBlu-ray『LIVE-GYM 2019 Whole Lotta NEW LOVE』を観た感想

音楽

B’zのBlu-ray『LIVE-GYM 2019 Whole Lotta NEW LOVE』を観た感想

2020年2月26日、B’zの日に、2019年に開催されたアルバムツアー、『LIVE-GYM 2019 Whole Lotta NEW LOVE』のライブ映像ディスクが発売されたので、地元のCD屋さんで買ってきました。

B'z / 兵、走る -Tour Digest-

このディスクには、2019年7月31日のさいたまスーパーアリーナでの公演の模様を完全収録に加え、ボーナスとして、その前日に披露された三曲の日替わり曲と、ツアーダイジェスト映像があてられた”兵、走る”の計四曲が追加収録されています。

今回のツアーでの最大のトピックは、なんといっても長年の付き合いの阿吽の呼吸のサポートメンバーの一新、これに尽きるでしょう。

まず最初にTwitterのタイムラインでその情報を見たんですけど、公式で確認するまで、絶対ガセネタだと思ってましたからね。信じられなかったですし、衝撃でした。

自分は『MAGIC』のツアーからLIVE-GYMに行くようになったんで、30周年ツアーのHINOTORIまでずっとあのサポートメンバーでしたから、もはやサポートというよりも準メンバーという感覚を抱いていましたし。

おふたりも、そういったところに危機感を覚えたのかもしれません。

馴れ合いやなあなあのつもりはなくとも、気心の知れたいつものメンバーに、知らず知らず甘えてしまっている自分たちに気が付がついて、なんとかしなければならない、と思い至ったのでしょう。

マンネリを打破し、新しい刺激でもってB’zをアップデートする、そんな覚悟での、サポートメンバー一新だったに違いありません。

LIVE-GYM 2019は、6月8日からスタートして9月10日に終わっているので、今回収録されたさいたまスーパーアリーナ公演は、ツアーのちょうど中盤になります。

新メンバーの暗中模索の手探り状態から始まったツアーが、回数を重ねるたびにお互いの理解が深まり、バンドがどんどん出来上がっていっている様子が収められています。

恐るべき仕上がりの早さですよ。メンバー一新して一本目のツアーの中盤とは、にわかには信じがたいステージ進行です。ツアー開始前のリハーサルの段階から、相当追い込んでいたんでしょうね。

あと、メンバーの変化が音に現れているのを直に感じられて、奏者が変われば音も変わるって本当だったんだな、と興味深かったですね。

特に顕著だったのがベースですね。Mohini Dey。タッピングやスラップなどの派手な技巧もさることながら、5弦ベースだからなのか、階調と表情の多彩な、この目で見てもベースとは信じがたい音色には驚かされました。まるで、キーボードやオルガンのソロのような音色に聴こえる瞬間があるんですよね。

Mohini Dey Bass Guitar Solo – Lugano jazz Festival – Ekalavya Live In Concert

私は7月上旬に大阪城ホールで開催された1000回記念公演を観に行ったんですけど、その時と今回収録されたさいたま公演での大きな違いといえば、新曲”きみとなら”の追加でしょう。

これがまた、良い曲なんですよねぇ。ドラマ主題歌採用も納得の仕上がりです。心が温かくなるような、ピュアで前向きなメロディがたまりません。

次のアルバムの目玉曲でしょうかね。アルバム収録を見送るのであれば、配信限定でもいいのでリリースをお願いしたいところ。

今回のツアーは、B’zにしては比較的小さな会場での公演が多かったためか、代名詞ともいえるド派手なステージ演出は控え目だったんですけど、それがまた楽曲を全身で浴びることに集中できて、良かったです。

ドームや野外スタジアムの迫力もいいんですけど、アリーナ公演には、それとはまたひと味違った魅力があります。

それにつけても、近年のB’zの楽曲の充実は目を瞠るものがありますね。

個人的には、青春時代に聴きまくっていた、『RISKY』から『SURVIVE』の頃の、いわゆる黄金期のデビュー10周年までが、思い入れもあって一番好きな時代なんですけど、その頃の名曲、名作ともタメを張れる充実の楽曲群は圧巻です。

前作『DINOSAUR』も粒ぞろいでしたけど、今作『NEW LOVE』もそれに負けず劣らずの力作。

30周年を過ぎて、普通ならこれでひと区切りと落ち着くところを、周囲の予想を良い方向に裏切って前を向いて突き進む、その姿勢には頭が下がります。

正直なところ、ずっと聴き続けていたわけではなくて、一時心が離れていた時期もあったんですけど、B’zが好きで良かった、戻ってこれて良かった、心からそう思うばかりであります。

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