BAND-MAIDにハマったきっかけ
あれは、冬の日曜日の昼下がりのことでした。
私は、その前日初めて冬のソロキャンプを経験した疲れもあってか、自室でゴロゴロしていました。端的にいえば、今日はもう何もしたくない、そんな心境でありました。
そんなとき、ふと一本のネット記事が目に止まったのです。
あ、最近友人がTwitterでRTしていたバンドだ。
このBAND-MAIDがどのようなバンドなのか、ざっくり説明しますと、メイドの格好をした日本人女性五人組のハードロック・バンドです。
このとき、自宅でひとりでゴロゴロしていた、というのがまさに運命でしたね。
これがもし出先や職場の休憩時間で、周りに他にも人がいたら、YouTubeでMVでも見てみるか、と気軽に試聴できないですからね。ただ記事を読んで、へぇ、と感心するだけで、なんの進展もなく終わっていた可能性もあったわけです。
最初に”Warning!”や”After Life”といった最近の曲から試聴してみたら、想像以上にヘヴィで(うわぁ、結構ゴリゴリだなぁ)と若干引いてしまったんですけど、数曲だけで判断するのも尚早すぎるよなと気を取り直して次から次へと公式MVをチェックしていった結果、”Daydreaming”や”Choose me”、”alone”といった楽曲にすっかりやられちゃいまして、あっという間にその魅力の虜となりました。
いてもたってもいられなくなった私は、その日はもうずっと家でゴロゴロしていようと決めていたにもかかわらず、陽が傾き始めて夕暮れに差し掛かりつつある時間帯に、家を飛び出して愛車に乗り込みました。
目指すは最寄りのツタヤ。そこでBAND-MAIDのCDをありったけ借りてこよう、という腹づもりで。
いや、そんなに気に入ったんなら買えよ、という指摘もごもっともですけどね、アルバム4枚とミニアルバム4枚を一気に買うのはさすがにきつい。レンタルできるのなら、とりあえずレンタルでお試ししたい。
それにしても、一日ゴロゴロしていようという決心を翻意させられ、そろそろ夕方という時間帯に東奔西走するはめになるとは、ハードロックの魔力恐るべし。
最寄りのツタヤのCDレンタルコーナーには、以下の五枚が在庫しておりました。
- 『Just Bring It』(1stフルアルバム)
- 『WORLD DOMINATION』(2ndフルアルバム)
- 『CONQUEROR』(3rdフルアルバム)
- 『BAND-MAIKO』(4thミニアルバム)
- 『MAID IN JAPAN』(1stミニアルバム再発盤)
とりあえずこの五枚を借り占めて、iTunesライブラリに取り込んで繰り返し聴き込むことで、最新作『Unseen World』を購入し、アルバム未収録曲聴きたさにシングルをダウンロード購入し、結局現物が欲しくなってレンタル済みのCDも買って、と彼女たちの音楽に更にのめり込んでいくことになるわけですが、その話はまた別の機会に。