オートメッセin愛知でアルパインのメティオサウンドを体験試聴してきたらめちゃくちゃ素晴らしくて感動した

オートメッセin愛知でアルパインのメティオサウンドを体験試聴してきたらめちゃくちゃ素晴らしくて感動した

先日、愛知スカイエキスポで開催された、カスタムカーの祭典オートメッセin愛知に出かけてきました。

このイベントに足を運ぶことを決めたきっかけは、電装品を中心としたカー用品メーカーアルパインの直営カスタマイズ店アルパインスタイルが出展していて、私が気になっていたルーフスピーカーメティオサウンドを設置したデモ車両が展示されていて、体験試聴できると知ったからです。

ちょうど、先月静岡市のジャズ喫茶に入った時に、天井近くに設置されていたJBLスピーカーからパワフルで気持ちのいい音が降り注いでいて、やっぱ上から降ってくる音が好きだなぁと再確認していたところだったんですよね。

だから、現状カースピーカーの市販品では世界で唯一と言っていいルーフ設置型のアルパインのメティオサウンドが、むちゃくちゃ気になっていたのです。

実際にその音を聴いてみたい!

その想いを早速実行に移しました。

当日の愛知県常滑市は快晴の真夏日和。車内の外気温は32℃と表示されていました。

35℃以上じゃないだけまだマシか、そんなふうに考えていた時期が私にもありました。

とんだ勘違いでした。むちゃくちゃ暑かったです。

名鉄常滑駅の近くに愛車を停めて電車に乗っていったら、電車内はガラガラで会場に近づいても入場列が見当たらなかったものですから、(あれ〜?意外と混んでないのかな?だとしたらラッキ〜)なんて思ってたら、反対側の外に入場待ちの待機列が形成されていて、炎天下に入場まで一時間近く並ぶことになりました。

まいった。これはしんどい。小学生の頃のディズニーランド年越しオールナイト以来の生き地獄だ…。

暑さにうめきながらも無心で耐え、並び続けること約一時間、ようやく入場を果たした私たちはカスタムカーやパーツ、工具やグッズなどを写真に撮ったり眺めたりしながら場内を一周し、そろそろ終わりそうだけどどこだ…?と不安に感じはじめたところでアルパインスタイルの展示ブースに辿り着きました。

展示車両は三菱自動車のミニバン、デリカD5。運転席と後席のドアが開けられた状態で、洋楽や邦楽のポップスが流れていました。

音量は控えめだったのか、ドアが開けっぱなしなのに外への音漏れはそれほどでもなく(意外とパンチは弱いのかな?)と思いながら外から覗き込みながら周りをぐるぐる回っていたら、スタッフさんが近づいてきて「よかったら中に乗り込んでドアを閉めてヴォリュームを上げて聴いてみてください」と声をかけてくださいました。

そのお言葉に甘えて車内に乗り込みドアを閉め、ヴォリュームを上げてみた私はその余りの迫力に驚き、感動しました。後席に乗り込んでいた友人も「なんだこれ!すげぇ!」と感嘆の声を上げていました。

友人は運転中にラジオを聞く程度でカーオーディオに特にこだわりはないので、この友人の反応がメティオサウンドのインパクトの凄まじさをフラットな視点から物語っていたと思います。

音楽が好きで、マイカーを所有してて、車での移動中はずっと音楽を聴いていて、カーオーディオに少しでも興味があるのであれば、絶対に一度は体験試聴してみるべき逸品です。ぶっ飛びますよ。

これはやばい。上からの音が好きなので好きな傾向の音を鳴らしているだろうと予想はしてましたけど、想像していた以上に心に響きました。

これは欲しい!ちょっとお高いけど…。

導入金額としては、B’z presents UNITEで横浜に消えるはずだったお金と、Oasis東京ドームで東京に消えるはずだったお金と、サマソニ幕張日帰り(まだ行くかどうか迷い中)に消えるはずだったお金を合わせればトントンくらいだろうか。

高いけど高すぎるってことはないし、音のインパクトを考えればむしろ安いまである。

体験試聴を終えてスタッフさんに「これ凄いですね〜!」と笑顔で語りかけていた私の様子を横で見ていた友人曰く、「そのまま商談に入るのかと思った」そうです。

試聴直後の気持ちは完全に購入の検討に向けて傾いていました。最寄りのアルパインスタイル店舗まで自宅から片道100km以上ありますが、これくらいなら全然すぐそこの範疇ですし。

純正の割にはいい音で鳴っているな、とある程度満足していた愛車のカーオーディオの音がやけに物足りなく感じてしまった帰り道は、その購入意欲をさらに後押ししてくるようでもありました。

ただ、試聴から時間が経って冷静さを取り戻しつつある中で気がついたのですが、メティオサウンドの音の近さと迫力があまりにも感動的で衝撃すぎて、その他の要素の確認まで気が回っていませんでした。

定位感やステレオ感による、横方向や縦方向、奥行きも合わせた空間的な表現力は果たしてどうだっただろうか?と。そちらの気持ちよさもあっただろうか?音の迫力に誤魔化されてはいなかっただろうか?

もう一回試聴してみたいな。今度は、ライブDVDや空間表現の気持ちいい『ボヘミアン・ラプソディ』のサントラで。

ネットでレビューを探してみるとまさにその点が犠牲になっているという意見を見かけたうえに、ルーフを切り抜いて設置することになるため後戻りができず、純正戻しやシステム変更が不可能になるため慎重にという助言に、一気に慎重派に傾きました。

ただし、そんなことどうでもよくなるくらいの迫力と感動の音が鳴っていることは間違いありません。

カー用品店のカーオーディオコーナーでペア3万円クラスのスピーカーを試聴してきましたが、定価が倍以上違うのでそもそも比べるのがおかしいという前提は重々承知の上で、メティオサウンドを試聴した時ほどの鮮烈な衝撃と感動はありませんでしたし。

もし導入したら、その直後は試聴した時みたいに感動すると思うんですよね。

問題は、慣れてきた頃に空間表現が秀逸な大好きな曲を聴いて、その鳴り方にどのような想いを抱くのか。

これくらいならまあと妥協できるのか、納得いかなくてシステム変更を考えたくなってしまうのか。

こればっかりは誰にも分かりませんからね。

自分にしたって、今はこういう音が好きだとしてもその先はどう変化しているかなんて知りようもありませんし。

どうすればより後悔のない道を選べるのか。どうすれば正解に少しでも近づけることができるのか。

だからこそ予算や設置やシステム変更のしやすさなども考慮した上で、より良い道を模索するわけですが。

どうすればよかったのかなんて、後になってみないとわからないですしね。

悩んで悩んで悩み抜き、時には決断したり諦めたりするのです。

その悩んでいる時間が、苦しくも楽しいのがまた厄介なんですよね。

メティオサウンド

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