メダカ鉢とスイレン鉢を始めた

メダカ鉢とスイレン鉢を始めた

数年前から、ずっとやりたかったんですよ。メダカ鉢を。

その間、民芸店を見かけては店内を見て回り、メダカ鉢に適した瓶はないかと探していたんですが、これといった瓶に巡り合うことが出来ずに肩を落とす日々を送っておりました。

メダカ鉢やスイレン鉢といえば信楽焼。そんなイメージがあったものですから、鉢を探すためだけに信楽に行きたいと考えていたこともありました。まあ、いざとなるとなかなか腰が上がらずに、いたずらに時だけが過ぎていったわけなんですが。

しかし、ついに見つけました。通りかかった道で偶然見かけた古美術商に立ち寄ったときに、ビビッと来る瓶を。

https://www.akb.jp/c/startbiotope

両方とも、同じ店で買いました。最初は左側の瓶だけ買ったんですけど、メダカ鉢が想像以上に楽しかったため、スイレン鉢もやりたくなって、同じ店に再び出向いて、どっちを買おうかと迷った瓶を追加購入してきました。

中古なのと、雨ざらしで置いてあったっぽいのもあって、ちょっと汚れていますけど、通りがけに見かけてチェックした割には、なかなかかっこいい瓶を買うことが出来たと大満足しています。

瓶の下に敷いてあるのは、ホームセンターで買ってきた御影石の石版です。地面との間に挟むことで、地熱によるメダカ鉢の水温の上昇をほんの僅かでも抑えようという試みというか、悪あがき。

水温を測ったわけではないので、実際の効果の程は不明ですが、地面と御影石を触り比べてみると、御影石のほうが若干ひんやりしているので、効果は期待できるのではないかと思っています。

瓶の底には、ホームセンターで見かけた水をきれいに保つ砂を敷き詰めました。ホントかよと半信半疑だったんですけど、今の所想像以上に水の透明感をキープしてくれています。

たぶん水草にくっついてやってきたと思うんですけど、タニシもいつの間にかめちゃくちゃ増えてまして、水のきれいさを保てているのはタニシの仕事のおかげもあるのかな、と考えています。

知り合いに水田をやっている人がいたら、頼み込んでタニシを採らせてもらおうと思っていたんですけど、そんなことしなくても勝手に繁殖してくれてました。

ラッキーでしたね。助かりました。

平日は、出勤前にメダカにえさをやり、仕事を終えて帰宅したら、この夏の酷暑を乗り越えられたのか生存確認してえさをやるようになりました。

自分の手洗いうがい洗顔は二の次。まずはメダカ。メダカファースト。

いやもう、可愛すぎてすっかり虜ですね。覗き込むと、瓶の底の方で泳いでいたのが、「お、えさか?えさの時間なんか?」って感じで、水面に上がってくるんですよ。

愛おしいですね。えさをつついている様子を眺めていると、過酷な仕事に疲れ切った心身が、めちゃくちゃ癒されます。

これはもはやセラピーの一種ですよ。メダカセラピー。

メダカ鉢をビオトープにしてほったらかしにしようと思ってたんですけど、可愛すぎて色々と手を出してしまいそうです。

https://medakatsu1.hamazo.tv

Eclipseにハマったきっかけ

Eclipseにハマったきっかけ

Eclipseは、スウェーデン出身のメロディアス・ハードロック・バンドです。2001年に1stアルバム『The Truth And A Little More』でデビューしているので、約20年のキャリアがあるバンドです。

2019年の10月に、現時点で最新の7thアルバム『Paradigm』をリリースし、翌年春には来日公演も決まりと、デビュー以来順調な活動を続けていたのですが、コロナ禍により来日公演は延期と、水を差されてしまいました。

私も、土曜日に予定されていた大阪公演を観に行くつもりで楽しみにしていたんですけど、延期された日程では厳しかったので、残念ながら今回は見送ることになりました。

アルバムの出来も、硬派でメタリックな曲から、キャッチーな哀愁ナンバー、カントリーテイストの雄大な曲と、バラエティ豊かに粒も揃っていまして、出来も良かったので楽しみだったんですが。

私は、Eclipseの1stアルバム『The Truth And A Little More』をAOR Heavenで買って彼らのことを知り、こりゃいいバンドが出てきたな、と注目するようになりました。

2ndアルバム『Second To None』で更に成長した姿を見せてくれまして、ますます注視することになるんですけど、3rdアルバムの『Are You Ready To Rock』がハード&ヘヴィ路線になってしまったことから、好みの路線から外れたと感じて、追いかけるのをやめました。

それがなんでまた彼らの音楽を聴くようになったのか、って話なんですけど、前作6thアルバム『Monumentum』での来日公演ですね。

東京公演が金曜日だったので、有給消化がてら観に行くことにして、でも彼らの最近の音楽全然聴いてないぞ、と焦って4thから6thまで買い揃えて、聴き込みました。

その結果、”Wide Open”や”SOS”、”Bleed And Scream”といったキラーチューンに心を撃ち抜かれまして、すっかり虜となった次第です。まあ、分かってますよ。我ながら、自分でも調子のいいこと書いてるな、という自覚はあります。

解説を読んで知ったんですけど、バンドはさっぱり売れなかった最初の二枚を黒歴史視しているみたいですね。カタログから抹消したとか。道理で、初期の曲をライブで演らないわけだ。

“Body And Soul”とか、”Seasons Of Life”、”Masterpiece Girl”、”I Believe In You”あたりは、今の彼らに至る礎になっているような曲だと思いますし、個人的にも大好きな曲なんで、ライブで聴いてみたいんですけどね。

さて、そんな彼らの来日公演が、約二ヶ月後、2020年10月に東京と大阪で予定されています。再延期が濃厚な情勢ですが、良質な作品を発表しては来日公演、というサイクルが出来上がりつつあるので、この流れが途切れませんようにと、祈るばかりです。

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漫画『カメラ、はじめてもいいですか?』を読んだ感想

漫画『カメラ、はじめてもいいですか?』を読んだ感想

私がその漫画の第一巻の刊行を知ったのは、Twitterのタイムラインを眺めていたときでした。

著者の公式アカウントでのつぶやきがリツイートかファボで回ってきまして、そこに著作から一部抜粋されて添付されていたのを読んで、面白そうだな、と。

私も趣味で一眼レフカメラを持って撮影に出かけることがあるので、興味を惹かれました。

漫画を楽しく読みながら、忘れていた初心を取り戻したり、あるあるにウンウンとうなずいたり、今まで知らなかった撮影スポットを知ったり、撮りたい画を撮るために心がけてることなどへの理解を深めるきっかけになったらいいな、と期待しています。

物語は、自分に自信が持てなくて悩みを抱えている女子高生ミトが、密かに憧れていた隣室のお洒落でハキハキしている女子大生チサトに、撮影モデルを頼まれる場面から動き出します。

チサトとの出会いをきっかけにカメラに興味を持ったミトは、チサトに相談して、彼女のお古の機種を借り受けることになります。

その機種が、フジフイルムのX-T20。この機種選定が絶妙。

チサトが現在その上位新機種にあたるX-T3を使っていることからも納得の機種であるだけでなく、小さすぎず大きすぎず、初心者向けすぎず玄人向けすぎずという、背伸びをするのにちょうどいい渋い機種。そう来るか、とうなりましたね。

もし自分が今フジのカメラを買うとしたら、X-T4かX-T30かで頭ショートしそうなくらい悩むでしょうし。

ミトの友人のカメラもペンタックスのKPだったり、リコーのGRⅢだったりと、登場するカメラがどれもいぶし銀。幕間のコラムでそれぞれについて掘り下げてもいて、沼に誘われてしまいそうな構成です。

ミトがチサトからカメラを借りて、早速カメラを持って登校しているんですけど、周りの目が気になって恥ずかしくて結局一枚も撮影できず、という葛藤が描かれています。

その気持、よくわかります。

自分も、旅先だったら別にひとりでカメラを構えていても恥ずかしくないんですけど、地元でひとりでカメラで撮影は恥ずかしくて無理。

知り合いにガチの撮影姿を目撃される可能性が高いから。もし、「この間の休み、〇〇でめっちゃ熱心に写真撮ってたね」なんて同僚から声をかけられたら、軽く死ねる。

現に、近所の名庭の写真を撮りに行きたいんですけど、知っているだけで徒歩圏内に三人同僚が住んでいるので、散歩中などに普通に遭遇してしまいそうで気後れします。

一巻のラストのエピソードは、ミトとチサトのふたりで、長野県の美ヶ原高原まで足を伸ばして、星景撮影からの流れで夜明けまで撮影する、というものだったんですけど、これを読んで、ああそういえば最近夜明けの写真を撮りに行ってないな、と改めて気付かされました。

夜明けって素晴らしいんですよね。日が昇るに連れ、刻一刻と明るさを増しながらコロコロと表情を変える空模様が、なんともいえず劇的で美しくて。

同じことは夕焼けにもいえるんですけど、夕焼けって多くの人に目撃するチャンスがあるじゃないですか。その点、朝焼けは、夜明け前から起きて待ち構えていた人にしか見れないんですよね。特別感がダンチなのです。宝物をほぼ独占しているという優越感。徹夜や寝不足の眠気なんて吹っ飛んじゃいます。

最後に、私が今までに撮影した朝焼けの写真を何枚か貼っておきます。

特に思い出深いのは、沖縄の西表島で拝んだ朝焼けですね。

夜明け前に目が覚めてしまって、二度寝できなくて仕方なく一応カメラを持って散歩したんですけど、空が明るんできたなと思っている間にみるみる空模様が変化して、まるで夕焼けみたいな鮮やかなオレンジ色に焼けて。

これには大興奮で、夢中でシャッターを切りまくりました。空が明るんできてから焼けが収まるまでの約半刻で、100枚近く撮っています。

劇的な朝焼けには、三文どころではないお得感があるのです。

私が過去に撮影した朝焼けの写真

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