カーナビのHDDに音楽をため込むのはおすすめできない
今や、ほとんどの車に装着されているのではないかというほど普及した、カーナビゲーション。
地図や道案内だけでなく、オーディオ機能やDVD再生機能に加え、車両インフォメーションとの連携まで付与されて、車移動には欠かせない総合情報ユニットとしての地位を築きました。
そのカーナビには、あまり大容量ではありませんが、HDDが内蔵されていることが多くて、いちいちCDを車内に持ち込まなくても、一度取り込みさえすれば、お気に入りの音楽をいつでも聴けるようになっています。
手頃で便利な機能ですし、利用したくなる気持ちはわかりますが、私はおすすめしません。なぜなら、後々、絶対にめんどくさいことになると断言できるからです。
あと、地味に手間なのが、カーナビ内臓のCDDBが更新されずに、新しいCD音源の書き込みにアルバムタイトルや曲名がついていけないってことですね。
聴きたい音楽を探すときに、どれがどれだかわからなくなってしまいます。それが気になるならCDDBを更新するか、自分で手打ちする必要があります。
ちょっと、想像してみてください。
カーナビが壊れたので新しいカーナビに買い替えることになった。もしくは。車を乗り換えることになったけど、今まで使っていたカーナビはもう古いからカーナビも一新する。
同じ車を二十年三十年乗り続けるごくわずかな人たちを除いて、ほとんどの人たちは五年から十年で車を乗り換えますよね。
そうなると、そのたびにカーナビも入れ替えることになるわけで、その都度、先述しためんどくさい問題が持ち上がってくることになるのです。
新しいカーナビに、お気に入りの音楽を一から入れ直さなくてはならない、という問題が。
私の友人が、十年乗った車を乗り替えることになってこの問題に直面し、どうしようと頭を抱えていました。
だから、口を酸っぱくして、カーナビのHDDにあまり音楽をため込まないほうがいいよと忠告したのに。
カーナビのHDDを使わないほうがいいのならどうするべきなのかといいますと、今なら四つほど選択肢があります。
- SpotifyやApple Music、Amazon Musicなどのサブスクに加入して、スマホとカーナビをBluetoothでペアリングする
- PCからスマホに音楽を取り込んで、スマホとカーナビをBluetoothでペアリングする
- 家のCDラックから、都度そのときに聴きたい音楽アルバムを持ち出す
- USBメモリかSDカードに音楽データをコピーし、カーナビのメディアリーダーに挿し込む
友人の次の車のカーナビにはHDDが付いていないみたいで、おまけにPCも持っていなくて、さらにはサブスクに加入する気もないというわがまま放題。
PCを買うしかないんじゃないのとアドバイスしたあとで、CDからスマホに直接音源を取り込める製品の存在を知ったので、メールして知らせておきました。
ただ、これも機種変のときにどうなるのか、という不安がありますね。機種変のたびに音楽を一から取り込み直しじゃ、大変ですからね。
そういう私はどうしているのかといいますと、1DINのカーオーディオに、USBメモリを挿して音楽を聴いています。
以前はiPhoneを有線でつなげていたんですけど、それだとつなげている間は常に充電中になってしまって、iPhoneの過充電によるバッテリーへの悪影響が心配でやめました。
カーナビは嫌いなので要りません。
道案内は自分で地図を見たほうが早いくらいおバカだし、こちとら大好きな音楽を堪能してるっていうのに合流注意だの追突多発地点だのうるさいですし。
余計なお世話ですよ。おれの大好きな曲を遮りまくるんじゃねぇよ、って話ですよ。まったく。
カーナビ内臓の地図も古くて、更新するとなるとけっこうな金額が必要になる、というのも困りもの。
あと、タッチパネルの反応もトロ臭いですしね。中にはちょっとはマシな機種もあるようですが、10万も20万もする高級機材が、反応が悪くて触っていてストレスしか感じないというのは、問題外ですね。