10年前の37型テレビから最新の32型テレビに買い替えたら、画面位置が下がりすぎてめちゃくちゃ見づらくなったので、モニターアームで高さを稼いだ

10年前の37型テレビから最新の32型テレビに買い替えたら、画面位置が下がりすぎてめちゃくちゃ見づらくなったので、モニターアームで高さを稼いだ

数年前から、自室の液晶テレビの買い替えを考えていました。

というのも、電源を入れても数分間映像が乱れていて、そろそろ寿命の兆候が現れていたからです。数分間我慢すれば普通に映るようになるので、我慢してだましだまし使ってきました。

買い替えの決心がなかなかつかなかったのは、同じ型のテレビがないというのも理由のひとつでした。10年ほど前に買った東芝のレグザ37Z9500を使っていたんですが、今はもう37型のテレビがないんですよね。

40型ではテレビ台の両端に乗せているスピーカーに干渉してしまいますし、かといって32型に小型化するのも癪ですし。そんなこんなで、数分間我慢すれば映るしまあいいかと、問題が先送りにされ続けてきました。

32型に小型化するか、無理やり40型を押し込むか。去年の暮れ頃から、電気屋さんに足を運んではテレビを前に腕を組んで唸っていたのですが、今年の2月になってようやく、購入を決めました。32型に。

処分が悩みのひとつのタネだった今まで使っていた37型は、妹がもらってくれました。今は妹宅で姪っ子たちのテレビゲーム用モニターとなって、余生を送っています。

今どきのテレビはめちゃくちゃ軽いのもあって、配送料と設置料めちゃ高なのでもちろん持ち帰って早速開封して設置したのですが、ここで思いもよらなかった問題が発覚しました。

フレームが極薄になったからか、テレビ画面の位置がめちゃくちゃ下がって、ソファに座ると目線が下がりすぎて画面が見づらすぎる…。テレビもちゃちく見えてガッカリ感が半端ない…。

店頭で横に並んでいた32型と40型を見比べて、まあこれなら許容範囲だろうと決めたので、仮に40型にしていたところで、この見づらさやガッカリ感には大差はなかったでしょう。

10年前にテレビを買ってテレビ台をローボードにしていた人たちは、近年テレビを買い替えた場合、おしなべてこの見づらさに絶望したのではないかと思われます。

模様替えを面倒臭がらずに、50型か55型の4Kテレビにして、テレビ台も壁寄せスタンドのハイタイプにしておくべきだったか…と天を仰ぎましたが、嘆いていても何も変わらないので、解決策を探りました。

なんとか、画面の位置を上げるしかない。

壁掛けにするか、ちょい足しラックを買い足すか、モニターアームで高さを稼ぐか。愚考した結果、モニターアームでテレビ画面の位置を目線の高さにまで上げることにしました。

壁掛けでは作業が大掛かりになりますし、ちょい足しラックではたかが10cm嵩上げしたところで焼け石に水で見づらさの改善は見込めず、モニターアームが最も手軽で効果も大きいだろう、という判断です。

結果から言うと、その目論見は大成功でした。約23cmほど画面の高さを上げただけですが、これだけで劇的に見やすくなり、テレビが小さすぎたかという後悔が払拭されました。

用意したものはふたつです。モニターアームと、VESA変換プレート。

モニターアームは高さだけ上げられればいいので、シンプルなスタンドタイプにしました。安かったですし、構造が単純なぶん調整も少なく済んで楽なので、これで間違いなかったと思っています。

ただ、VESA変換プレートにはちょっとした落とし穴がありました。

モニタースタンド側はM4ネジの75X75か100X100という規格なのに対し、テレビ側はM6ネジの100X200という規格になっているので、M4→M6の変換プレートを用意しなければならなかったところ、テレビ側の規格の確認を怠った私はM4→M4の変換プレートを買ってしまっていたのです。

幸い、手元に愛車のリアスピーカー交換時に使用した電動ドリルがあったので、それでネジ穴を広げてM6にし、M6のネジも調達してきました。持っててよかった電動ドリル。

それでどうにか変換プレートを取り付けて、テレビ画面の高さを稼ぐことに成功しました。

今後は、テレビを買い替える際は、背面の仕様も要チェックですね。VESAの規格はどうなっているのか、ネジ穴は何ミリで長さは何ミリなのか。

あと接続端子の位置ですね。

私が買ったテレビは、接続端子が側面に用意されていたのでモニターアームの取り付けになんの不都合もなかったんですけど、中にはVESAプレートが干渉してしまう位置に接続端子群が集約されている、気の利いてない設計のテレビもあるみたいです。

幅や高さや重さは大丈夫なのかと確認しても、なかなか側面や背面にまで気が回らないでしょうからね。自分も全然気にしてませんでしたし。モニターアームの取り付け不可だったら、ちょい足しラックにすがるしかありませんでした。

それにしても最新の液晶テレビの画面はめちゃくちゃキレイですね。32型と小さくなったことで粗が目立ちにくくなっているのか、これだけ映れば4Kじゃなくても充分だと満足できます。

とはいえ、大型テレビへの憧れや未練がないかといったら、やっぱり心のどこかに残ってますけど、映画やライブに没入すれば画面のサイズへの劣等感は忘れられるので、とりあえずこれでヨシとします。

Bon JoviのライブDVD『Live At Madison Square Garden』を買った

Bon JoviのライブDVD『Live At Madison Square Garden』を買った

買っちゃいました。タイトルのとおり、Bon JoviのライブDVD『Live At Madison Square Garden』を。しかも輸入盤。約1800円の安さに負けて。

格安輸入DVDは、去年Bon Joviのベストヒットビデオ集『Greatest Hits The Ultimate Video Collection』を買ったら盤面傷だらけ(再生、スキップ、チャプター選択などに影響なかったのでそのまま所持しています)のものが届いて懲りたはずが、また冒険したくなってしまいました。

というのも、そのBon Joviのベストヒットビデオ集ですが、メガヒット曲17曲のMVとそのライブ版の計34曲という冗談みたいな特大ボリュームなんですけど、ライブ集は様々な公演からの寄せ集めだったからです。

寄せ集めの何が悪いって、シームレスに繋がっていないので、一曲終わるごとにブルーレイ再生機から読み込み動作音が鳴り、ぶつ切り感が大きい。これに想像以上に興を削がれてしまうのです。

小さな会場でのしっとりとしたアットホームなアコースティックセットや、巨大なスタジアムやアリーナでのエネルギッシュなフルセットがぶつ切りで混在していて、継ぎ接ぎ感甚だしくて没入感に欠けるため、ライブ版は寄せ集めよりも一夜の公演通しのほうがいいな、としみじみと感じ入ってしまいました。

そこで、ベストヒットライブ集の中でも一際輝いているマディソン・スクエア・ガーデンでのライブDVDを買ってみることにしました。輸入盤しかありませんでしたが、安かったので。

リージョンコードについて明記されていなかったのが不安ではありましたが、無事に再生できました。盤面にも擦り傷は皆無だったのでひと安心。当たり外れがあるのかもしれないですね。

この『Live At Madison Square Garden』には、アルバム『Lost Highway』のリリースに伴う2008年のワールドツアーの模様が収められています。

会場はアメリカ、ニューヨークにあるアリーナ、マディソン・スクエア・ガーデン。NBAファンにはニューヨーク・ニックスの本拠地としてもおなじみのあのアリーナです。

360度客席に囲まれた臨場感満点のステージで、Bon Joviが客席からの熱気にも負けない、白熱のステージを繰り広げています。

アルバム『Lost Highway』のツアーであるにも関わらず、アルバムからの曲は少なめでベストヒット的なセットリストになっているところが、嬉しくもあり微妙でもある、ちょっと複雑な点ですね。

往年のメガヒット曲がたくさん聴けるのは嬉しいですが、その反面アルバムの曲があまり聴けないのは残念です。

劇場で『Encore Night』を観たときにも同じことを感じたのですが、”Keep The Faith”はスタジオ版をCDで聴くと正直それほどでもないのが、ライブだとシャッフルビートとベースラインが際立って、途端にノリノリで楽しい曲に変貌するのが面白いですね。いわゆる、ライブ映えする曲だということなのでしょう。

“Always”や”I’ll Be There For You”といったバラード曲では、アドリブジャムセッションのような熱気を帯びたアウトロで、RichieのギターとBryanのキーボードのソロバトルのような競演が聴けて、最高です。

公演まるごと収録ではないというのは残念ですが、映像も音質もクオリティ高く、Bon Joviのパフォーマンスも絶好調なので、1800円はバーゲンプライスです。お買い得にもほどがある。

やっぱり、Bon Joviはかっこいいですね。かっこいい。知ってましたが再確認しました。

ベスト盤『Cross Road』で洋楽ハードロックの世界へと誘い、劇場版ライブ『Encore Night』で最近のアルバムへの再評価を促し、『Greatest Hits The Ultimate Video Collection』でライブDVDへの興味を引き、そのライブDVD『Live At Madison Square Garden』でライブバンドとしてのBon Joviの魅力を見せつける。

私の音楽愛好家歴に楔を打ち続ける。いくつになっても、いつまでもBon Joviはかっこいい。永遠に特別なバンドのひと組です。