朝8時前ならば、週末の南禅寺もガラガラ

古都で朝活してきた

11月の最終週の週末、家族で出かけて、京都で紅葉狩りを楽しんできました。

そうです。恒例のあれです。普段まったく歩かない母を連れ回して歩かせるという、親孝行なのか親不孝なのか、自分でもよくわからなくなってくる小旅行です。

一泊二日で合計約三万歩も歩いたら、ついに母からクレームが入ってしまいました。「あんたの歩いてすぐそこは信用できない」と。

いつもは見頃を調べながら吟味を重ねた末に行き先を決めているんですけど、今回は祇園に宿を取ったので、見頃は度外視して、ベタベタなコースに決めました。

夜中の2時起き。3時に出発。7時半頃には南禅寺すぐ近くの駐車場に愛車を停めまして、散策を開始しました。行きに渋滞に巻き込まれるのを防ぐためと、可能な限り人混みを避けるための方策です。

今回の撮影機材

今回のカメラはキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点30mm F1.4 DC HSM。通称ダカフェレンズ。いつものこの組み合わせでのマニュアル撮影です。

朝8時前なら、週末の南禅寺でもさすがにガラガラ

朝イチに天授庵に行こうと考えてたんですけど、9時開門とのことだったので、一時間半近くあるのでそれまで見れる範囲で散策しようということになり、三門や水路閣の周辺をまずは見て回りました。

人影のひとつもない三門。実際には向こう側には、地元の方が体操していました。紅葉は結構散っていて、残っている木も中にはありましたけどちょっと残念でしたね。

いつも人だらけの水路閣にも誰もいなかったので、気兼ねすることなく好き放題写真を撮りまくりました。

凛と冷えた晩秋の空気。清々しさよりは厳しさが先に来てしまいますが、静かな空間を贅沢に占拠して散策。

無造作に水路閣を背景にしても映り込む人影なし。人がまったくいないのも寂しいですけど、かといってうじゃうじゃだと気楽にシャッターを切れなくなってしまうのが痛し痒し。

当然、これくらいではまだまだ9時までには時間が有り余ってしまうので、静寂の南禅寺を堪能して、次の目的地を目指しました。

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第5期ってなんだよ、と眉をひそめた人にこそ聴いてほしい、Wands再始動を彩る傑作『Burn The Secret』

第5期ってなんだよ、と眉をひそめた人にこそ聴いてほしい、Wands再始動を彩る傑作『Burn The Secret』

上杉昇という強力なヴォーカリストを擁し、ダイナミックなハードロック・サウンドをキャッチーなJ-Popに落とし込むことに成功したことで、人気バンドとして一時代を築いたWandsでしたが、度重なるメンバーチェンジが響いてその勢いを持続できず、いつしかシーンから消えていってしまいました。

そんなWandsが、21年ぶりのシングルをリリースして第5期として再始動することが、昨年末に発表されました。

ここで、第5期ってなんだよ、と引っかかる人も多いと思うんですけど、1991年に結成されてから2000年に解散するまでの9年間で目まぐるしいメンバーチェンジを繰り返したことで、その時々の構成メンバーによって、第1期から第4期と整理されています。その流れで、再始動にあたって第5期とナンバリングされたのです。

メンバーが入れ替わろうが、Wandsとして活動している以上Wandsなわけで、第○期とか要らないと思いますけどね。逆に話をややこしくしているだけのような気がします。

最初は興味なかったんですよ。

ツイッターなどで、再始動シングルリリースなどのニュースは目にしていたのですが、青春時代によく聴いていた初期のWandsは大好きだったんですけど、どうしても斜に構えてしまって。

好きだったのは初期のWandsであって、まあ”錆びついたマシンガンで今を撃ち抜こう”とか、”明日もし君が壊れても”とかもめっちゃいい曲で好きでしたけど、それでもやっぱり心にあるのは”時の扉”や”もっと強く抱きしめたなら”や”世界が終わるまでは…”なわけで、どうしても(今さら第5期再始動とか言われてもな…)とこんな調子で、冷え切った心はまったくワクワクしていませんでした。

ところがですよ、妹宅で姪っ子たちが『名探偵コナン』のアニメを見ているところに居合わせるという、ひょんなことからWandsの再始動シングル”真っ赤なLip”を聴く機会を得まして、(あれ、なんかいいぞ…いや、めちゃくちゃいいじゃん!)とやっとテンションが上り、俄然興味が出てきたところに聴いた”抱き寄せ高まる君の体温とともに”や”David Bowieのように”などの新曲も素晴らしくて、これはもう買うっきゃないと相成りました。

全10曲、新曲6曲に過去曲のリメイク4曲という構成なんですけども、新曲はもうどれも素晴らしいです。ストレートなロックナンバーはもちろん、ファンキーなリズムが面白い曲、心温まるメロディがたまらないバラードなど、新ヴォーカリスト上原大史の超絶歌唱力のおかげもあって最高。

それだけに、全曲新曲で勝負してほしかったな、というのが正直なところですね。リメイク曲もどれも大好きな曲ですから、買ってよかったと大満足しているアルバムなんですけども、それでも心の片隅に(全曲新曲だったらなぁ)という引っかかりが残ってしまいます。

気になったのはそこだけですね。次作こそ、全曲新曲の傑作アルバム、楽しみに待っています。どうか、この第5期の活動が少しでも長く続きますように。

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後追いハードロック愛好家なので、イタリアのハードロック・バンドHell In The Clubを知ったのもつい最近

後追いハードロック愛好家なので、イタリアのハードロック・バンドHell In The Clubを知ったのもつい最近

いやぁ、うかつでした。まったくノーマークでした。

まさかイタリアに、Be The WolfやLionville以外にも、こんなにもかっこいい上にメロディアスなハードロック・バンドがいたとは、知りませんでした。

そのバンドの名は、Hell In The Club。ちょっとドスの効いたバンド名に気後れしてしまいそうになりますが、YouTubeの新着にFrontiers Recordsから新曲が挙がってきていて、サムネも洒落ていたのでクリックしてみました。

見たことのないバンド名だけど、Frontiersからの期待の新人かな、と想像しながら。

その曲がこの”We’ll Never Leave The Castel”で、めちゃくちゃ良かったので一発で気に入りました。

爽やかにアコギが鳴り響くイントロから一転、キャッチーでにぎやかなバンドサウンドが繰り広げられ、起伏の激しい歌メロのパンチ力も抜群。素晴らしい。

新作の情報が気になって調べてみたら、新人ではなくてすでに四枚もアルバムを出していて、この曲は5作目に当たる『Hell Of Fame』からの先行公開曲のひとつであったことが判明し、驚きました。

アルバムのジャケットを見てみて、まったく知らなかったのも無理はないかな、と合点しました。先述した新曲にしても、もし動画のサムネがアルバムジャケットだったら、クリックせずにスルーしていた可能性が大きいです。あまり褒められた行為ではないと承知してはいるんですが、ジャケット画像だけで自分の好みとはズレた音楽性のアルバムだろう、と判断してしまって。

おそらく、今までもバンド名を目にする機会はあっても、知らず知らずのうちに画像判断フィルターによってシャットアウトされていたのでしょう。危うく、こんなかっこいいバンドを知らぬまま余生を送るところでした。

その約ひと月後に、新譜からの先行公開第二弾が発表されたんですけど、それがまたデジタルなダンスビートを大々的に取り入れたEDM風の音作りで、面食らいました。

見間違えたか、別の動画を誤ってタップしちゃったかと、タイトルを二度見したほどの異色曲。音は一風変わってますけど、歌メロが相変わらず強力なんですよね。

そんな流れで、昔の曲もYouTubeで聞いてみるようになってゆくんですけど、以前の曲もいい曲ばっかりで、なんでこんな素晴らしいバンドを見落としていたのかと、自分の不甲斐なさが情けなくなるばかりでした。

荒々しく猛るハードロック・サウンドと、超キャッチーな歌メロの相乗効果がたまりません。イタリアのバンドなのにラテンっぽいノリがなくて、アメリカンに通じる豪快さが押し出されているのがいいですね。好きです。

まずは昔のアルバムから買い揃えました。欲しくなっちゃったら最後、我慢できない性分故に、一気に四枚。

最新作は、日本盤を待とうかと思っていたんですけど、どうやら見送られそうな情勢なので、輸入盤を注文しました。

改めて並べてみると、アルバムジャケットのパンチは強烈ですね。CD屋の店頭で、超おすすめ!と試聴機にセットされていたとしても、ちょっと聴いてみようかな、という気にはならないかもしれません。

浜松市のアクト通りを散策してきた

浜松市のアクト通りを散策してきた

来る2020年の紅葉シーズンのロケハンを兼ねて、浜松市の駅近の遊歩道、アクト通りを散策してきました。ここ、紅葉の見頃を迎えたらたぶん凄いですよ。

というのも、メタセコイア並木があるんですよ、実は。

メタセコイア並木といえば、全国的には滋賀県高島市にあるあの並木が絶景道路として有名ですけど、静岡県西部民であれば、滋賀県まで行かなくとも紅葉のメタセコイア並木が見れるのです。

交通量の多い道路からすぐそばなんですけど、市庁舎などの大きな建物に隠されて街の死角みたいになってしまって、意外と気づかずに過ごしている浜松市民も多いのではないかと想像しています。

アクト通りの脇の駐車場に愛車を停めて、デジタル一眼レフ片手に小一時間散策してきました。

今回の撮影機材

今回のカメラ本体はキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点30mm F1.4 DC HSM。通称ダカフェレンズ。いつものこの組み合わせでのマニュアル撮影です。

アクト通りを散策して撮った写真

昔、アクトシティの中にタワレコが入っていたときは、しょっちゅう通っていたんですけどね。退転してしまって以来、すっかり訪れる機会もなくなってしまいました。

2018年の夏でしたか、Depapepeが浜松窓枠で公演したときに、ちょっと早めに行って久しぶりに散歩したんですけど、それ以来のアクト通りです。

そのときに、まっすぐにそびえ立つ巨木の並木に目が行きまして、これひょっとしてメタセコイアなのかな、と思ってはいたんですけど、つい最近調べてみたらやっぱりメタセコイアだったということが判明した、という次第です。

紅葉シーズン前の下見です。見頃は、11月下旬から12月上旬にかけてでしょうかね。予定が入ってしまってドンピシャの見頃には行けそうもないのが残念ですが。

意外と、メタセコイアってありますよね。川崎市の岡本太郎美術館もメタセコイアに囲まれていますし、埼玉県のトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園にもたくさんのメタセコイアが植えられています。どちらも、紅葉期には圧巻の絶景を見せてくれることでしょう。

アクト通りって、東西に走っている交通量の多い道路を、入り組んだ造形美の地下道でかわしつつ南北に伸びているんですけど、この地下道がドラクエのダンジョンみたいで最高なんですよね。歩いていて、テンションが上ります。

追記:浜松市アクト通りのメタセコイア並木の紅葉状況

2020年12月13日、(もう散り始めてるよなぁ、たぶん)と思いながらも、アクト通りのメタセコイア並木の紅葉状況を見てきました。

結果から言うと、ドンピシャ見頃でした。ただ、当日の天気が曇っていて陽光が当たっていなかったため、肝心の紅葉の輝きが今ひとつだったのが残念…。強い雨風にさえ打たれなければ、まだまだ見頃は続きそうです。

浜松市は温暖なぶん、紅葉の見頃が遅めにズレるんでしょうかね。曇っていたせいか気温が低く風も冷たかったため、足早に通りをササッと一往復して写真を撮ってきました。

アクト通りは左右を高い建物に挟まれていて朝や夕方は陽光が当たりづらいので、狙い目は太陽が高い位置にある真っ昼間でしょうね。

立派な遊歩道に見事な並木の紅葉だったんですけど、散歩しているご近所さんと思しき人はいれど、紅葉狩りを楽しんでいる人はほぼ皆無でした。ちょっともったいないですよね…。

アクト通りの散策の前後には、ティーブレイクを楽しむのもいいでしょう。

特におすすめは、アクト通りのすぐ脇にある浜松が誇るジャズ喫茶、トゥルネラパージュです。超弩級スピーカー、アヴァンギャルドのサウンドを、お店の出入り口に近づくと漏れ聞こえてくるほどの音量で聴かせてくれます。

美味しいコーヒー、紅茶を飲みながら大きめの音量で楽しむジャズは至福ですよ。

では最後に、メタセコイア並木の紅葉の写真を。今回はキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000Dと、純正標準ズームレンズEF-S18-135mm IS STMの組み合わせでのマニュアル撮影です。

地元民による『ゆるキャン△』聖地巡礼、弁天島編

地元民による『ゆるキャン△』聖地巡礼、弁天島編

不意に、いつも車移動中の風景として流れていってしまうだけの地元の景勝地の写真でも撮ってみるか、と思い立って、デジイチを片手に地元を散策してきました。

前日は寒い日で雨で、当日は晴れたので、ほぼ間違いなく冠雪しているであろう富士山を撮りに行くべきか小一時間逡巡しましたが、たまにはいつもやっていないことをやろうと決めて、地元の風景を切り取ることを選びました。

寒すぎて布団の誘惑を断ち切れなかった、というのもありましたが。

どこに行こうかしばらく考えた末、前々からちょっと行ってみたかった、漫画『ゆるキャン△』に登場した地元の聖地を巡礼してきました。

今回の撮影機材

今回のカメラはキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点30mm F1.4 DC HSM。この組み合わせでのマニュアル撮影です。設定を見られるとなんちゃってマニュアルなのがモロバレでちょっと恥ずかしいですが。F値とISO感度固定で、被写体の明るさによってシャッタースピードを変えているだけっていう…。

浜松市舞阪表浜駐車場

まずはここ。渚園で受付を済ませ、キャンプ地を確保したりんちゃんが海を見に行った駐車場、浜松市舞阪表浜駐車場です。

原作ではガラガラでしたが、この日はビッグなアメ車の集会が開かれておりまして、たむろしているお兄さんやお姉さんからの、迷い込んだ哀れな子羊を憐れむかのような視線が痛かった…。

場違い感半端なくて、駐車場に入らずにUターンしようか迷いましたけど、勇気を振り絞って突撃してきました。

砂浜には、来る南海トラフ巨大地震に備えた防潮堤が完成しておりまして、その上が散歩道みたいになっていて歩けます。時折スケボーや自転車もやってくるので、ちょっとした無法地帯状態なのがあれですが。

海岸を見下ろしたら、釣り人たちが等間隔に並んでいたのが面白かったですね。

京都の鴨川では、昔から恋人たちが等間隔に並んでいるのが面白がられていましたけど、遠州灘の釣り人たちも等間隔に並んで竿を投げる習性があるようです。

弁天島海浜公園

続いてはこちら。弁天島の日帰り温泉で一服したりんちゃんが人だかりを見つけて、なんだろうと不思議がって降りていったところに広がっている公園、弁天島海浜公園です。

ちなみに、りんちゃんが日帰り入浴した弁天楼のモデルは開春楼といういかがわしげな名前のホテルなんですけど、一度倒産したあとに復活したと思ったら、今は長期休業中とのことです。これからアニメに登場して、盛り上がるはずだったろうに。無念。

しかしこのあたりは、釣り人が異様に多いですね。新居海釣公園はもちろん、先の舞阪表浜駐車場、そしてこの弁天島海浜公園、漁港の堤防、橋の上。至るところに釣り人の姿があります。

どちらの駐車場も駐車料金一回410円かかるので、元を取るためにも必要以上に時間をかけてゆっくりと写真撮影してきました。

緩やかな時間って、地元にも流れてたんですね。旅先でしか感じ取れないものだと思っていました。今まで知らなかっただけで、地元にも長閑で平和なひと時が流れていました。