ナゴヤドームでB’zのLIVE-GYM 2025 -FYOP-を観てきた

ナゴヤドームでB’zのLIVE-GYM 2025 -FYOP-を観てきた

ナゴヤドームで、B’zのLIVE-GYM 2025 -FYOP-ツアー初日を観てきました。

ナゴヤドームでのLIVE-GYMは、2017年の-LIVE DINOSAUR-以来となるので、8年ぶりです。

もうそんなに経つのかと、驚きのような戸惑いのような信じられない気持ちも去来してしまいますが。

アルバムツアーなのにアルバムの発売日がツアー初日のたった三日前であまり聴き込めなかったり、キャメルの革ジャン着て稲葉さん表紙の雑誌インスパイアな格好で行こうとしたら当日の名古屋快晴でロンTでも暑くて断念したり、グッズ販売所で並ばなくて済むための整理券システムなのかと思ってたら結局並ぶし意味ないんじゃないのかと不満に感じたり、と色々ありましたが、-STARS-以来二年ぶりに観たB’zの単独公演は最高でした。

UNITE#02のチケット取れなくて絶望したりもしましたが、やっぱ単独ですよ。単独しか勝たん!

アルバムツアーの皮を被ったPleasureみたいなセットリスト、これまでに観てきた数々の大掛かりなステージをさらに凌駕する勢いの超弩級のステージ、煌びやかで美しくもド派手な照明、ドームなのに野外と間違えてるんじゃないかと心配になるほどの特効演出に度肝抜かれました。

特にステージですよね。“Ain’t No Magic”での動くステージにも驚きましたが、今回の函谷関みたいに聳え立つ超巨大なステージには心底驚かされました。

ステージがデカすぎて、ご本人様たちの視認は困難を極め、視線は自然と超巨大な美麗スクリーンに映し出される映像に吸い込まれていきました。

最前ど真ん中がよく当たり席として挙げられますが、今回ばっかりはステージ全体を俯瞰できる真ん中やや後方がベストポジションに当たるのではないでしょうか。

ツアー初日のためか、演奏面では違和感を覚えたところもありましたが、すぐさま何事もなかったかのようにリカバリーしていたのはさすがでしたし、こういうところこそ生演奏の醍醐味というか腕の見せ所でしょう。

ひとつ、気がかりというか心配に感じたことはあったのですが、ご本人たちが普通に楽しそうに話されていたので、自分も何も気が付かなかったふりをしてスルーします。

もう一回行きたいですね。東京か大阪。同じツアーを何回も観に行きたいとかあまり思わないタチなんですが。それだけ今回のLIVE-GYMは強烈でした。

千秋楽ライブビューイングしてくれませんか。直前ぶっ込みでもいいですから。

吉報、待ってます。

B’z

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名古屋クラブクアトロでLaura day romanceのライブを観てきた

名古屋クラブクアトロでLaura day romanceのライブを観てきた

名古屋市栄のパルコ東館8Fにあるライブハウス、名古屋クラブクアトロで開催されたLaura day romanceのライブを観てきました。

彼らのことを知ったきっかけは、YouTubeのおすすめに今年7月にリリースした新曲“ライター”のMVが挙がってきたことでした。

視聴してみたら見事に引き込まれまして、これはライブを観てみたいとなって速攻でぴあでチケット情報を検索し、その時ちょうど先行発売中だったa perfect viewツアー名古屋公演のチケットを購入したのでした。

後にチケット完売していたので、あの時に思い立ってチケットを検索していなければおそらく観れなかったはずで、タイミングのいい巡り合わせに感謝しております。

開演30分前に会場入りしたのですが、見えた範囲で三人も文庫本を読みながらその時を待っている方を見かけて、驚きました。いつも私の入場が時間ギリギリすぎるせいもあったのかもしれませんが、これまで開演前に読書しながら待っていた人を見かけたことがなかったので。

今夜のライブはこれまでに観たライブとはひと味違いそうだな。そんな予感を抱いた開演前となりました。

さてそんなLaura day romanceのライブですが、夢見心地なポップなサウンドに包まれた、とても素敵な空間となっておりました。

ライブとなると、サビで手を挙げたりイントロや間奏で手拍子をしたりがほとんどなのですが、このライブでは珍しくそういう反応がなく、各々が思い思いに軽く体を揺らして浸っていました。

それがまた心地よかったんですよね。曲によって手を挙げたり手拍子したり時には振り付けに合わせたりといったお約束に煩わされなくて。

もちろんそういったその時その時の瞬発的な反応もライブでの楽しみのひとつではあるのですが、余計なことを考えずにというとちょっと言葉が悪いですが、シンプルに余裕を持ってただただバンドの演奏に向き合うことができました。

ヴォーカルの井上花月さんは時にジャケットのポケットに両手を突っ込みながら、時にタンバリンを叩きながらとリラックスした感じで歌っていましたが、バンドの後ろから照明が当たっていたのでその影が壁に投影されて揺らめいていて、それがまたなんとも幻惑的な雰囲気を醸し出していてめっちゃ良かったですね。

タンバリンを叩いていた曲ではたまに壁を眺めていました。もしその様子がステージ上から目に止まっていたとしたら、あのおじさんステージも見んと明後日の方向向いてるけど何を見てるんだろう?と不気味がられていたかもしれません。

最後の曲は、いつもあの曲と決まっているのでしょうか?

最後の最後のあのジャムセッションに向けて、一曲目から一時間半かけてじわじわとためにためて一気にテンション高くラストスパートする、そんな構成を狙っての組み立てだったのかな、と感じました。

いや〜素晴らしかったですね。うっとり陶酔するとは、まさにあのライブのために存在する言葉でしょう。

来年のホールツアーも観てみたいですね。どんどん大きくなっていくバンドに、チケット取れるかどうかが問題ですが。

Laura day romance

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イタリアの新星Damiano Davidのリリースラッシュが常軌を逸している

イタリアの新星Damiano Davidのリリースラッシュが常軌を逸している

ユーロヴィジョン・ソング・コンテスト2021を制したことで一躍世界的人気ロックバンドへと登り詰めたイタリアのManeskin

フェスにツアーにと世界中を飛び回りながらアルバムもリリースしてと休む間もなく怒涛の活動を繰り広げてきましたが、そのヴォーカリストのDamiano Davidのソロプロジェクトが始動してバンドは一時休止することになりました。

まず2024年の9月に1stソロシングルがリリースされると、翌10月には早くも2ndソロシングルがリリースされ、これは1stソロアルバムも時間の問題かと楽しみにしていたら、12月にアルバムリリースの告知よりも先に2025年の世界ツアーが発表されたので面食らいました。

いくら何でも気が早すぎんか?1stソロアルバムのリリースもまだだぞ?

最初はそんなふうに怪訝に思っていたのですが、そこからが圧巻でした。

2025年5月にManeskinとは全然違った魅力の詰まった1stソロアルバムをリリースすると、その直後にいつものメンバーじゃないのにすでにバッチバチに仕上がっているライブを生配信し、度肝を抜かれました。

さらにそれだけにとどまらず、来日ソロ公演の直前の9月には新曲5曲を発表し、その5曲を追加した1stソロアルバムの新バージョンを配信リリースしてきたのです。しかもどれもいい曲ばかり。

1stソロアルバムは14曲収録だったので、私はソロの曲とManeskinの曲と半々で計20曲くらいのセットリストを組むのかなと想像していたのですが、今回の新曲5曲発表でそんな予想は吹っ飛びました。

これはあり得るぞ。ソロ曲のみでソロ公演フルセット完遂。ソロプロジェクト始動から一年しか経っていないのに。この短期間でこんなに自前の楽曲充実してた人他にいる?

Maneskinの活動ペースも物凄かったが、ソロもそれに勝るとも劣らないハイペースだ。

来日ソロ公演、俄然観に行きたくなってきちゃいましたよ。ど平日に東京大阪のみでちょっと無理かと諦めかけていましたが。

早上がりさせてもらって新幹線に飛び乗って、終演したら終電ダッシュでなんとかならないだろうか。

19時開演だとなぁ。終電が厳しいんですよね。

数年前に大阪でEclipseを観た時に日帰り余裕だったのは、18時開演だったからですし。

途中で抜けざるを得なくても観に行くか。う〜む。

あと1ヶ月悩みます…。

Damiano David

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カラオケに行きたいっていう気分が正直よくわからないんだが同志いる?

カラオケに行きたいっていう気分が正直よくわからないんだが同志いる?

中学生や高校生くらいになった頃から、仲のいい友人たちと遊びに行くとなると必ずと言っていいほどその選択肢のひとつに上がってくるのがカラオケですが、私は昔からそのノリがちょっと(というかだいぶ)苦手でした。

人前で歌うのが恥ずかしくて。

音楽の授業で、みんなの前に出てひとりずつ順番に歌う歌のテストとかマジで拷問でした。

歌が上手かったらまた話は違ったのかもしれませんが、あいにくと自慢できるような喉にも恵まれませんでしたし。

ジャイアンみたいに己の下手さ加減とか気にせずに声いっぱいに歌い上げる度胸も持ち合わせていませんでしたし。

そんなわけで、マイクを握って好きな歌を歌ってスッキリする、という感覚がいまいちよくわからないまま今日に至っています。

誘われたり、そういう話の流れになったりしたら行きますけどね。歌いますけどね。よくわからないものはよくわからないものです。

そんな自分にも、カラオケっていうよりこういう感じだったらいいな、と思っている形態があります。

その形態を具現化してくれたのが、下にもリンクを貼っているカープールカラオケなんですけども。初めて見た時は衝撃的でしたね。これだ!と。

好きな歌手になりきってカラオケというよりも、好きな曲を流してその曲の歌いたいところだけシンガロングしたいんですよね。ライブの観客気分で。これなら、ライブの時みたいに、周りへの迷惑を心配したりせずに済みますし。

それこそ車内で好きな曲流して歌いたいところだけ歌ってたらいいじゃんという話なんですけど、運転中はちょっとね。集中しないと。運転に。危ないですから。好きな曲は聴いてますけども、ノリノリで熱唱というわけにはいかない。

かといって、どこかその辺の駐車場に停めてエンジンかけっぱなしで好きな曲に合わせて熱唱してたら、周りから奇異の目で見られること間違いなしですからね。下手したら通報されて職質を受けるまであり得る。

自室でやろうにも、同居人や近隣住民への迷惑と目が気になりますし。

となると、ベストはBlu-rayを流せるカラオケルームにライブDVDやCDなどを持ち込んで、各々が歌いたいポイントだけを歌うことか。

問題は、果たしてこの趣向に理解を示してくれる同志が周りにいるかどうか。これだけ。

カープールカラオケ

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セットリスト再現プレイリストを作って聴いてみたら、けっこう良くてハマりそう

セットリスト再現プレイリストを作って聴いてみたら、けっこう良くてハマりそう

普段、音楽を聴くときはほとんどApple MusicでたまにCDを流しています。

パターンもほぼ決まっていて、だいたい以下の方法が当てはまっています。

  • アルバムを通しで聴く
  • 好きなアーティストの曲ばっかりをランダムで聴く
  • 好きな曲ばっかりをランダムで聴く
  • 既存のプレイリストで聴く

ここに最近、セットリスト再現プレイリストを作って聴く、という第五の選択肢が勃興しました。

先日観たValleyのライブが素晴らしくて、セットリストを上げてくれていた方がいたのでそれを参考にプレイリストを作って聴いてみたら、思いのほか良かったんですよね。

好きなアーティストの好きな曲ばっかりをランダムで聴き続けるのとはまた別の感慨がありました。

一曲、未発表新曲が初披露されていたので、暫定処置としてそこだけライブでは演奏されなかったけど好きな曲を入れておきましたが。いつかリリースされたら入れ替えます。

こんなふうに、カバー曲とか新曲とかリズム隊のみでのジャムセッションとか、サブスクにない曲を演られると再現に困るんですよね。

いやしかし良いですよ、これは。

すっかり気をよくした私は、セットリスト再現プレイリストの作成に勤しみました。

昔観たかったB’zのライブ、初めて観たONE OK ROCKのライブ、観に行きたかったけどチケット取れなかったINABA / SALASのライブ、仕事繁忙期のど平日だったので諦めたRina Sawayamaのライブ、真夏の夜の夢を観たようだったサマソニ2022のヘッドライナーThe 1975、今年観たGreen DayやMaroon 5やGuns N’ Rosesのライブなどなど…。

ただ、ご覧の通り、あの公演もこの公演もと、際限がなくなるのがネックではあります。

LIVE-GYM仲間のひとりが“行く予定のライブのセットリストからプレイリストを作って予習で聴きまくる”人で何かと匂わせてくるのにちょっと困っていましたが、私はこの度晴れて“行ったライブや行きたかったライブのセットリスト再現プレイリストを作って復習で聴きまくる”人になりました。

信じる神様は一緒だが宗派や戒律が違う、そんな感じ。

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