夏タイヤをミシュランのプライマシーHPに替えた

夏タイヤをミシュランのプライマシーHPに替えた

春を迎え、愛車に履かせていた冬用のスタッドレスタイヤから夏タイヤに戻して程なく、近所のタイヤ屋さんにミシュランのプライマシーHPが入荷しているのを見つけました。

ワンサイズ展開で、86/BRZの新車装着タイヤであるため、ほぼ専用設計のようなものです。

86やBRZのオーナーは、このタイヤを納車から間もなく外して好みのタイヤに買えちゃう方が何故か多いようで、オークションやタイヤ屋さんにちょくちょく流れてくるため、愛車と同じタイヤサイズということもあって、次のタイヤの候補のひとつに前々から挙げていました。

そんなタイヤが、家から数分のタイヤ屋さんに、夏タイヤに戻したタイミングでの入荷。もう運命的ですよね。似たような価格帯のピレリP ZERO NEROも気になっていたのですがこちらは通販になるため、注文して受け取って作業日時を調整して持ち込んで、という手間を考えると若干めんどくさい。

ミシュランの夏タイヤは一度パイロットスポーツ4を履かせていて、HPの謳い文句を読んでいればだいたいどんな性格のタイヤなのか予想はつくので、安牌だけどちょっと面白みには欠ける。やっぱ初めてのピレリの夏タイヤかな、スタッドレスも良かったし。

総額がほぼ同じということもあって、一週間ほどウジウジ悩んでいたんですけど、その間にプライマシーHPが売れちゃったならピレリにするか、とどこか投げやりな心持ちで週末を迎えました。

そしたら、幸か不幸か、まだプライマシーHPが売れ残っていたため、朝活終了後に開店したばかりのタイヤ屋さんに流れるように入庫し、サクッと買ってタイヤ交換をお願いしました。

新車純正装着タイヤなので、安心のリムガード付きです。これも好き嫌いがあるので、どうしても我慢できなくて替えちゃう人もいるのかもしれません。

プライマシーHPに替えて数日、遠出はしていませんがある程度走らせたので、感じたことを書いていきます。

まず、タイヤの性格としては快適性重視です。ロードノイズが減って、路面からのショックも柔らかく。それでいて操舵性も反応良く申し分なし。

ただし、同じミシュランのパイロットスポーツ4のような、運転していて気分がアガり、愛車に惚れ直し、運転が楽しすぎて思わず浜名湖二周しちゃうような、魔性の悦楽はありません。86/BRZのオーナーからすると、ここらが物足りなくて納車直後にタイヤを替えちゃう要因かもしれません。

快適性は二の次で、とにかく運転していて楽しいタイヤがいいなら、パイロットスポーツ4一択ですね。世の中にはごまんとタイヤの銘柄がありますけど、これ以上にコスパに優れた愉悦のタイヤを私は知りません。

快適性重視のタイヤに快楽を求めるのは酷というか筋違いなので、問題なし。私は満足していますし、納得しています。リピートしたくなるほどの魅力があるかというと、う〜んと唸っちゃいますが。パイロットスポーツ4の第一印象が鮮烈すぎました。

あとはウェット性能と耐摩耗性ですね。ウェット性能も申し分なく、さらに快適志向タイヤの弱点でもある短命で偏摩耗しやすいという弱点を克服しているのだとしたら、評価は跳ね上がります。それなら楽しさ半減も致し方なし。

今後様子見ですね。もし偏摩耗が見られたり、ウェット性能に不安を覚えるようなことがあったら、今度はピレリのP ZERO NEROを履かせてみます。

ところで、なぜ今回パイロットスポーツ4をリピートしなかったかというと、短命だったからです。最低でも隔週で空気圧を管理して、スタッドレスと夏タイヤの交換時期にローテーションしていても、偏摩耗が激しくて。いくら運転していて最高に楽しくても、短命はいただけません。

プライマシーHPは、長持ちだといいなぁ。

ミシュランのタイヤにゾッコン

愛車にはミシュランのタイヤを装着している

私は今、BP5型レガシィ・ツーリングワゴン2.0Rに乗っています。

マニュアル、四駆、ワゴンの最低三カ条を条件に探した結果、巡り会った愛車ではあるのですが、実はそれと同じくらい重視していたことがありました。

タイヤのサイズです。

前車のBH5型レガシィ・ツーリングワゴンGT-Bで装着していたホイールとタイヤがそのまま流用できる車種が望ましい、と考えていました。

我ながら、ホイールとタイヤの引き継ぎ流用は貧乏くさいな、とは思いましたけど、使えるものは使わないともったいないですからね。

それに何より、ヨコハマのホイールのデザインはめちゃくちゃかっこよくてお気に入りでしたし、装着していた夏用と冬用のミシュランタイヤの走りも最高だったので、交換時期に差し掛かっていたのならともかく、まだまだ使える状態だったので、是が非でも引き継ぎ流用したかったんですよね。

夏タイヤはパイロットスポーツ4

夏タイヤは、ミシュランのスポーツコンフォートモデル、パイロットスポーツ4を履いています。ホイールはヨコハマのクロイツァー。緩やかな湾曲が美しく、かっこいいホイールです。

このパイロットスポーツ4、めちゃくちゃいいタイヤですよ。

通販で買って、出勤途中に地元のタイヤ屋さんに持ち込んで交換してもらったんですけど、エクストリーム出社中のいつもの通勤路ですでにその凄さの片鱗を感じていましたが、帰宅中にやっぱり凄いぞこのタイヤ、と確信しまして、まっすぐ帰らずに浜名湖一周しました。

浜名湖一周、適度な起伏と距離のワインディングで、景色も素晴らしいですし、気晴らしドライブにもってこいのコースなんですよね。思ったとおり、ただでさえ楽しい愛車の運転が今まで以上にめちゃくちゃ楽しくて、浜名湖一周では物足りなくておかわりしちゃいまして、二周してからやっと帰宅しました。

無意味に遠回りしたり、無駄に右往左往したくなっちゃうくらい、車の運転が楽しくなるタイヤです。

タイヤを換えただけで、愛車に惚れ直したのは初めてですね。感動性能です。

パイロットスポーツ4はそれはもう凄いタイヤなんですけど、これはスポーツ性能に快適性も加味したタイヤなので、逆の特性のミシュランタイヤが気になっています。快適性能に、スポーツ性を加味したモデルですね。具体的に言えば、プライマシーシリーズ

PS4をリピートしたいのは山々なんですけど、次はプライマシーを試してみようかな、なんて考えています。

冬タイヤはX-ICE3

冬タイヤは、ミシュランのスタッドレス、X-ICE3を装着しています。ホイールはヨコハマのAVS MODEL T7。美しいゴールドと力強く伸びるスポークがたまりません。

人によっては、このホイールをスタッドレス用にするとは、と気に食わないかもしれませんが、美品に見える安い中古ホイールなので。もう五年は使ってますしね。夏タイヤのホイールを換えたら、冬タイヤのホイールも換えたくなってしまったのです。

このX-ICE3がまた、素晴らしいタイヤです。

スタッドレスって、雪が積もっていたり凍結している路面での走行性能を得るために、ノーマルタイヤよりもゴムが柔らかくなっているんですけど、そのために普通の路面での走行性能を犠牲にしているものが多いんですよ。

ブレーキの制動距離も伸びますし、タイヤが柔らかすぎるせいで車線変更時にタイヤがよじれているのが感じ取れて気持ち悪かったり、レスポンスの悪さにやきもきしたり。

最大の難点は、濡れている路面に弱いことですね。トレッドパターンや構造が排水性を重視していないため、寒冷地ではない普通の濡れた路面では、滑りやすかったり、ハイドロプレーニング現象に陥りやすかったりします。

これらの、スタッドレス特有のネガを払拭した、ノーマルタイヤとも遜色ない走行性能を獲得しているのが、ミシュランのスタッドレスX-ICE3です。

もちろん過信は禁物ですが、雨でも滑りにくいですし、タイヤに軟さを感じることもないですし、レスポンスも違和感ないですし。

走行音も静かで、スタッドレス特有のごうごうと地面と共鳴するようなロードノイズも発生しないので、快適性も高いです。

私は普段雪の滅多に降らない地域に住んでいて、たまに趣味のスキーに出かけるときにスタッドレスが必要なだけなので、このような使い方にピタリとハマるスタッドレスでしょう。

ブリジストンやヨコハマの進化も気になりますけど、ミシュランのこの乗り味を一度知ってしまうと、他社のタイヤの購入はちょっと考えられないですね。