愛車のフロントスピーカーをJBL STAGE1 601Cに交換した

愛車のフロントスピーカーをJBL STAGE1 601Cに交換した

愛車のヘッドユニットを、カロッツェリアの1DINのCDデッキからケンウッドの2DINのディスプレイオーディオに替えた結果、意外なことにそれだけでも結構音が変わりまして、厚みが増したというかパワフルになったというか、音のつながりもバンド数が5から13に増えたからなのかイコライザーは同じフラットなのに不思議と滑らかになったように感じまして、気を良くした私はさらなる音質改善に乗り気になります。

ヘッドユニットの次は、そう、スピーカーの交換です。

ペラペラの純正スピーカーの割にはわりかしいい音で鳴っているので、スピーカーの交換まではまあやらなくてもいいかなと思っていたのですが、家で暇を持て余している私は、良からぬ考えに取り憑かれると、それをやりたくてしょうがなくなってしまったのでした。

フェダー機能の調整で、スピーカーの前後比を7:3に調整して、前方定位、前方優位で鳴らしているので、とりあえずフロントのみの交換です。

どのスピーカーに替えるかですが、これは結構悩みました。三代目に付けていたクラリオンのコスパ最強コアキシャル3ウェイSRT1733にするか、国産三社(ケンウッド、カロッツェリア、アルパイン)のセパレート2ウェイにするか、それともJBLかロックフォードかキッカーなどのロックに強そうなスピーカーにするか。

洋楽ロックが特に好きでよく聴いているから、やっぱりロックに強いスピーカーかな、特に自室でも鳴らしているJBL。せっかくスピーカーを交換するなら、どうせなら好きなメーカーのスピーカーを入れたい。

そんなことをぼんやりと考えていたら、オークションに開封のみ未使用で、JBLのカースピーカーSTAGE1 601Cが出品されていたのです。送料込みでも、新品よりも1000円安く。

これっきゃねぇ!

飛びついた私は速攻で落札し、その週末に早速愛車に取付作業にかかりました。

ホントのところは、もう少しスピーカーに予算を振りたかったのですが、そうなるとセパレート2ウェイ仕様はネットワークが付属してくるようになり、配線や取り付け、取り回しが大変になってしまうので、コスパと作業の簡易さを重視して、ネットワークが付属しないモデルを選びました。

できれば、どれを買うか決める前に実物をこの目で見て、この耳でその音を聴きたかったですよ、もちろん。

しかし、スーパーオートバックスでもJBLやロックフォードのカースピーカーの実物試聴展示なんてありませんし、かといってカーオーディオプロショップはぷらっと試聴に行くにはアウェイすぎますからね。これはもう勢いで行くしかありません。

カースピーカーの交換作業は、ドアの内張りを剥がす必要があるからか、敷居が高く感じている人も多いでしょう。自分もかつてはそうでした。自分でやる作業ではないと思っていました。

車種やメーカーによって多少の違いはありますが基本は同じで、何箇所かネジがカバーで隠されているのでそれを外したら、あとはドアと内張りの間に内装剥がしを突っ込んでクリップを浮かして取り外すだけです。

大事なのは下調べで、作業内容を確認したらあとは勢いで実行するのみです。下調べにはみんカラが最高ですよ。先人の知恵が無料で見放題です。

たまに、説明がざっくりすぎて大事なところを端折っちゃってる人もいるので、本当に有益な情報を得るのに根気も求められますが。

私は事細かに書けない性分故に、ざっくり書いていきます。

上の写真は、運転席側のドアの内張りを外したところ。意外に良い音がするのでもしかして純正スピーカーじゃないのでは、と少し疑っていましたが、この泣けてくるほど脆弱で貧弱な見た目、間違いなく純正スピーカーです。

JBLのカースピーカーをインストールしたところ。純正コネクターをぶった切ってスピーカー側の配線とコネクターでつなぎ、スピーカーの裏には吸音シートを貼り、スピーカーの周囲には防音テープを巻いて。

スピーカーの配線コードにスピーカーとそのまま繋げられるように端子が処理してくれてあったんですけど、スカスカで簡単にスッポ抜けるので自分でオス端子をかまし直すことになりました。

インナーバッフルはアルパインの木製を使用。浸水による腐食がやや心配ではありますが、店頭に適合するスバル用のバッフルがこれしかなかったので。

JBLのスピーカーは16.5cmで、アルパインのインナーバッフルは17cm用ですが、特になんの加工も必要なく、そのままネジ止めできました。

ツイーターは純正位置に取り付けたかったのですが、そのままだと大きすぎて収まらなかったため、分解しまくり、両面テープでなんとか固定しました。

ソフトドームがむき出しなのは、何かの拍子で触れてしまったら凹んでしまいそうで気になりますが、ここまでバラさないと収められなかったので仕方ありません。

交換後は、内張りを戻す前に一度音を出して問題がないことを確認しましょう。

それを怠った私は、交換後の試乗中に(やけにツイーターの存在感が強いなぁ)と違和感を覚え、道の駅の駐車場で確認してみたところ、右のミッドレンジから音が出ていないことが判明しました。なんてこった。

空は、今にも雨が降り出しそうな暗い曇り空。急いで家に引き返して原因を探り、せっかく繋いだ配線コネクターをぶった切ってギボシ端子で接続し直したところ、雨がポツポツと振り始めたギリギリで配線直しが完了しました。あっぶね。

スピーカーの故障じゃなくて、ほんとに良かった。

ビニール剥がしてデッドニングしないの?と思われた方もいるかも知れませんが、自分にはそこまでこだわる根気も根性もないですし、かといって何もしないのも寝覚めが悪いので、最低限の吸音シートと防音テープで心の安寧を得ています。

スピーカー交換後ですが、音に厚みが増して、ガツンとパンチの効いた音になったと感じています。中高域がやや強く低域が若干物足りない気もしますが、かといって低域が出ていないわけではないので、まだ音の変化に慣れていないから違和感を感じているのかも知れません。

試しにボリュームを上げてみたり、サウンドエフェクトやイコライザーで低音を盛っても、ビビリ音が発生しなくなりました。吸音シートのおかげか、頑丈なインナーバッフルのおかげか。

地味に、ビビリ音が発生しなくなったのが一番嬉しいですね。

JBL カースピーカー

カーオーディオを、カロッツェリアの1DINのCDデッキから、ケンウッドの2DINのディスプレイオーディオに買い替えた

カーオーディオを、カロッツェリアの1DINのCDデッキから、ケンウッドの2DINのディスプレイオーディオに買い替えた

少し前に、カーオーディオの買い替えを検討しているというブログ記事を書いたんですけど、そのときは買い替えたいのは山々だけど供給不足で新品在庫がないことに加え、実物を触ってみたらイマイチだったので物欲が霧散した、という結論に至ったんですけども、その舌の根も乾かぬうちに買い替えを決行してしまいました。

前述のとおり、供給不足で新品はありませんし、たとえあったとしてもプレ値で不当に高額なので、私が買ったのは中古品です。

コロナ禍で行きたいところに行けないこんな世の中なので、夜な夜な日本最大の中古カー用品店チェーンで在庫検索を繰り返していたんですけど、そこに狙っていたヘッドユニットのひと世代前のモデルがヒットしたのです。しかもお隣の市の店舗に。

ケンウッドのDDX6170BT。末尾のBTの有り無しでBluetooth対応かそうじゃないかが分かれるので要注意。新品で狙っていたDDX6190BTと製造年も一年しか違いませんし、新品時の約半額という安さも魅力的。

HPで写真を見た感じ、傷もほとんど見当たらなくて美品といえる状態に見えたので、現物確認して問題なかったらもう買っちゃおうと決めてお店に向かいました。

店頭で現物確認したら、リモコンや説明書、元箱が欠品していましたが、小キズも気にならないですし、モニターもちゃんと写ったので、じゃあこれくださいと即決しました。

説明書がなくても操作方法は大体わかりますし、リモコンや元箱は不要ですし、説明書はいざとなればWEBでPDFで閲覧できるので問題無し、という判断です。

もしかしたらディスク再生は音飛びや停止が激しかったりする罠があることも考えられますが、基本的にはiPhoneのBluetooth接続で音楽を聴いて、Bluetooth接続が上手くいかないときの保険にUSBメモリを積んでおく予定なので、最悪ディスク再生はできなくなっても、まあなんとかなるでしょう。

三代目の頃から、ヘッドユニット交換は何度か自分でやって慣れたものなので、小一時間でサクッと交換作業完了。

バックカメラも付けたいとか、テレビも映るようにしたいとか、Google Chromecastみたいな製品も付けたいとなると大掛かりになってしまいますが、ヘッドユニットの交換だけなら事前にインパネのバラし方さえ調べておけば大したことはありません。

ヘッドユニット交換から数週間、今のところ特に不具合もないですし、思った以上に状態が良かったので、前オーナーが手放した理由が気になるところではあります。カーナビが欲しくなったか、ヘッドユニットの移設が面倒な車に乗り換えたか、Apple Car PlayかAndroid Auto対応モデルに買い替えたか、有力なのはこのいずれかでしょうか。

アースにかましてくれてあったパーキングブレーキ線がぶった切られてめっちゃ短くなっていたのには難儀しましたが、どうにかクワ型端子を取り付けてアースを取りました。これで走行中でもごにょごにょ。

中古品は、たまにこういうことがあるのが困りものでもあり、面白くもあります。名古屋の店舗にも同じ商品の在庫がありましたが、そちらはリアスピーカー用の配線がぶった切られていました。フロントしか鳴らさないからリアは要らないという考えか、接続端子が抜けなくて仕方なしに切ったのかはわかりませんが。

なんやかんやありましたが、安く買えましたし、結果オーライです。

一点、予想外の出来事がありました。

なんと、機種依存文字というやつですかね、特殊英字表記に対応していなかったのです。

試しに、BOØWYの楽曲を選択してみたら、BO?WYと表示されてしまったので、泣きながら打ち直しました。これは萎えますね。北欧のアーティストの母国語盤とか、想像しただけで暗澹たる気分になる…。

DVDも観ることのできるディスプレイオーディオで、これは盲点でした。カロッツェリアの1DINのCDデッキは、日本語も特殊英字も表記できていたので、2DINで対応していないわけがないと思い込んでいました。完全に想定外。

というか、ケンウッドのデッキは、フォントがイケてないですね。ここはこだわって欲しいポイントなんですけども。文字がダサいだけならまだしも、文字の間隔が詰まっていたり空いていたりで、どうにも見栄えがよろしくない。

音色はケンウッドのほうが好みですけど、フォントや表記対応のこだわりなどの総合力で考えると、カロッツェリアにするべきだったかと、しくじったという思いが持ち上がってきてしまいます。

前オーナー、フォントのダサさに耐えられなくなった説、十分考えられますね、これ。

音質面では、やっぱり1DINよりも2DINのほうが有利なんでしょうかね。ヘッドユニット交換だけで思いのほか音質が変わったことにすっかり気を良くした私は、カースピーカー交換の誘惑に取り憑かれてしまうのでした…。

キャンプをするようになったら、100円ショップに行くのがめちゃくちゃ楽しくなった

キャンプをするようになったら、100円ショップに行くのがめちゃくちゃ楽しくなった

それまで、100円ショップってほとんど興味なかったんですよ。

どうしても、安かろう悪かろうのイメージがあったので。行くことがあったとしても、紙皿や割り箸など、使い捨て前提のものを買いに行くだけでした。他のものには目もくれず。

そんな意識が変化しだした最初のきっかけは、車用品でした。

前席のシートとセンターコンソールの隙間に挟む隙間クッション。小銭やペットボトルのフタなどの小物を手を滑らせて落としても、下まで落ちることを防いで取りやすくしてくれる優れもの。

100円でこんないいものが買えるんだ、と目からウロコでした。

これで意識というか見る目が変わりまして、何か使えるものはないかなと、ちょくちょく足を運ぶようになります。

それで、BBQやキャンプをするようになって、消耗品を買うために100円ショップに足を運ぶ機会が増えた結果、相対的に(この品質で100円!?)と驚くような商品が目にとまることも増えまして、ますます見直すことになりました。

どうせすぐ壊れそうなちゃちいものしか置いてないんでしょ、という視点が、なにか使えそうなもの置いてないかな、と宝探し感覚に変わったんです。

そしたら、100円ショップに足を運ぶのがめちゃくちゃ楽しくなったんですよね。

小型のポーチを買ってイワタニのジュニアコンパクトバーナーを入れたり。

クッション入りペットボトルホルダーをカセットガスボンベ入れにしたり。

大きめのペットボトルカバーにカリタのハンディコーヒーミルや計量スプーンを入れたり。

ざっと店舗全体を見て回って、これはあれに使えそうだなとか、ちょっと小さいような気もするけどギリいけるかなとか、ああでもないこうでもないと考えながら。

想像と試行錯誤。成功することもあれば失敗も。失敗したとしても、基本ひとつ100円と安価なので、ダメージが軽微なのも嬉しいポイント。何度でもトライアンドエラーができる。

想像通り上手くいくと、これがまた快感というか、気持ちいいんですよね。

それがくせになって、つい足を運んでしまうのです。なにかいいものないかな、と。

カーオーディオ買い替え検討記

カーオーディオ買い替え検討記

タイトルのとおり、カーオーディオの買い替えを検討しています。

別に、現愛用機に不満があるわけでもなければ、壊れたわけでもありません。欲しくて欲しくてたまらない新機種が登場したわけでもありません。

どういうことかというと、たまにカーオーディオ操作中に画面が落ちることがあって(音は止まらずに流れています)、不穏な動作を見せることがあるので、完全に壊れる前に先手を打っておきたい、という考えです。

本当にたまになので、切羽詰まった緊急性は感じていないため、どうしようかな、どうせなら早く替えちゃったほうがいいのは間違いないよなぁ、とのんびり構えています。

私がカーオーディオに求めている条件

カーオーディオの買い替えを検討するに当たり、当然ですけどいくつか条件があるので、それをまとめておきます。

  • Bluetooth対応
  • 日本語表示対応
  • タッチパネルの反応が悪くない
  • Apple Car PlayやAndroid Autoは別に要らない
  • CD/DVDスロットがあれば嬉しい
  • カーナビは要らない

以上を踏まえると、1DINだと日本語表示対応がほぼ無いので、2DINのディスプレイオーディオ、それもディスクスロットのついた廉価モデルが狙い目、ということになります。

具体的な機種名を上げると、ケンウッドのDDX6190BTDDX5020S、カロッツェリアのFH-8500DVSFH-6500DVD、実売価格3〜5万円クラスのこの四機種の中からどれを選ぶか、という話になります。

高音質を謳っているカロッツェリアの1DINCDデッキDEH-970も、すっきりしたシンプルなデザインで好きです。日本語表示やBluetoothにも対応していて、液晶モニターやDVDが不要ならこれが最強なのでは、とスキのないスペック。約10年前の製品とは思えない仕上がり。今でも現役を張ってるだけあります。

店頭で実際に触って試した結果、霧散する物欲

ある程度狙いを絞り込んだところで、実際にカー用品店の店頭で、実物を触って試してきました。見出しにも書いたとおり、その結果、物欲は霧散してしまいました。

Bluetooth接続はどの機種も簡単で一瞬で、今までにイヤホンなどでBluetoothのペアリングをしたことがあるのなら、説明書を読むまでもなく直感だけで接続完了までいけます。

その点はいいんですけど、地味な大問題がひとつあって、Bluetooth接続の場合、カーオーディオの再生音量がiPhoneなどのデバイスの再生音量に左右されてしまうのです。

その結果、ワイヤレスイヤホンとの接続での最適な音量、iPhone本体の最適な再生音量、カーオーディオとの接続での最適な音量がバラバラになるケースが発生し、その都度ベストの音量に調整しなければならない、という面倒に巻き込まれてしまうのです。

Bluetooth接続で楽をしようとしているのに、これでは本末転倒です。

店頭在庫がなくて展示品のみだった、というのも物欲を減衰させた一因でした。売り場の張り紙によると、どうも半導体のサプライヤーの工場で火災が発生して供給不足に陥っているようです。

あと、せっかくのディスプレイオーディオなのに、Bluetooth接続だとアルバムジャケットも表示されないというね。思わず欲しくなっちゃうような購買意欲をそそる決定打が、もうひとつ物足りない…。

Apple Car Playなら、無線接続でもアルバムジャケット表示できたり、デバイスの再生音量で悩んだりってことも解決されるんだろうか。でも、ディスクスロットもないですし、機種本体も高くなるんですよね。そこまではちょっとなぁ。

そんなことも考えましたが、どうやらApple Car Playは結局有線接続のみらしい。なんじゃそら。それだったら現機種にiPhoneを有線接続するのと変わらなくなってしまう。

故に、物欲は霧散し、現愛用カーオーディオの動作が怪しいという当座の問題には目をつぶって、ひとまず棚上げすることになりました。

現物確認マジ大事!

約10年前の機種でありながらバリバリ現役で日本語表示にもBluetoothにも対応したカロッツェリアのコスパ最強1DINCDデッキ、DEH-970を触ってみたいですね。スーパーオートバックスに展示あっただろうか…。

あ、ちなみに自分はどちらかというとカロッツェリア派です。

ホームオーディオでもプリメインアンプとネットワークプレーヤーでパイオニア製品を愛用しているというのもありますけど、一番はiPhoneなどとの接続ケーブルですね。

ケンウッドはUSBソケットから専用ケーブルで繋がないと認識されませんが、カロッツェリアは汎用ケーブルでもいけます。断線などのリスクを想定すると、この差はでかいですよ。まあ、断線もそんな頻繁には起こらないでしょうけども。

は〜あ。今後はiPhoneとカーオーディオのBluetooth接続が主になるだろうと想定して、スマートプレイリストを増やして個人的な需要を満足させる気バリバリだったのに。勇み足であったか。

初キャンプ前にキャンプ用品を買い集めだしたら、無駄買いが多かった

初キャンプ前にキャンプ用品を買い集めだしたら、無駄買いが多かった

漫画『ゆるキャン△』にハマってアウトドアに興味を持ち、自分でもキャンプをやってみたくなり、値段が安めで手を出しやすい小物から少しずつ買い揃えていったんですけど、今になって思えばこれは失策でした。

というのも、実際にキャンプもせずに道具だけ買い集めていくと、無数にある魅力的な道具に次から次へと目移りして物欲が募るばかりで、しかもその道具が自分の用途に合致しているかどうかもわからないまま、我慢できずに憧れ先行で手当り次第行き当りばったりで買っていってしまうからです。

自分にはこういった用途がほとんどだからこんな道具が欲しい、と具体的に考えて買うのと、他人が使っている様子を見てイメージで欲しくなりそれと同じものを衝動的に買うのとでは、似ているようで全然違います。

ではどうすべきだったのかというと、道具を買う前に一度キャンプを実践してみるべきでした。道具はとりあえずレンタルで。

そうすれば、自分に合っている道具、用途に合致した道具をより具体的に捉えやすくなって、買い物の失敗が減ったはずだと確信しています。

それでは続いて、私のキャンプ用品の買い物の失敗とその理由を列挙していきます。

スタッキング可能な小型のキャニスター

これはもう完全に失敗でしたね。買ったはいいものの一度も使っていません。一度たりともです。

コーヒー豆や調味料を少量持ち出すのに丁度いいなとトチ狂ったことを考えて買ってしまったんですけど、コーヒー豆は袋のまま持っていって開封したらクリップで止めますし、調味料は小さなものを買っていって余ったら持ち帰るという流れになっているので、この容器の出番は未来永劫ありません。

どうしようかと途方に暮れています。

おしゃれなキャンプ動画をYouTubeで見てかぶれちゃうと、こういったまったく自分の用途に適さない小物を無駄に買ってしまうことになります。

キャンプ用のエプロン

ここではあえて個人名までは挙げませんが、おしゃれなキャンプ動画をYouTubeに挙げていた方がオリジナルエプロンを作成しまして、その使い勝手の素晴らしさを説いている動画を見てすっかりその気になってしまった私は、何を血迷ったかそのオリジナルエプロンを買ってしまったのです。

火に強い厚手で丈夫な素材、多数の大容量ポケット、ペグハンマーや斧などを引っ掛けやすいループもたくさん、エプロンのフチはいざとなれば鍋つかみとしても使えるように補強。売りを書き並べていくといい所だらけのエプロンなんですけど、私のキャンプスタイルには何ひとつ必要ではありませんでした。何ひとつです。

物はめちゃくちゃいいのに、私のスタイルには必要なかったせいで無用の長物と化してしまっているという、悲しすぎる結末。ミスマッチにもほどがある。

アウトドアコーヒー用の小型トートバッグ

これも、物はよかったのに自分の用途には合わなかったひとつです。私のアウトドア用コーヒー器具を詰め込むには、小さすぎました。

内側がアルミみたいな汚れを拭き取りやすい素材になっていて、ちょっとぐらい濡れてもシミにもならなくてよかったんですけど。ふた周りくらい大きい撥水素材のトートバッグを買ってきて、アウトドアコーヒー用品はそちらに詰め込んでます。

失敗したコーヒーバッグは、今は姪っ子のお弁当箱入れになっています。小学生女子の可愛らしいお弁当箱二段重ねにちょうどいい絶妙のサイズ、汁汚れも拭き取りやすい内側の素材、そして汁こぼれもシミにならない。妹が大絶賛してました。ほんと、物はいいんですよね。自分の用途には小さすぎただけで。

キャンプ用の自動インフレーター枕

キャンプ用の枕も、失敗でしたね。必要ありませんでした。広げてつまみをひねれば自動で空気が入ってふくらむ枕で、便利で良さそうだなと思って買ったんですけども。

ぶっちゃけ、枕なんてなくても、余裕で爆睡できるんですよ。満腹でほろ酔いで寝袋に潜り込んで目を閉じれば、気がつけば夜明けです。スマートウォッチが記録した睡眠データ上でも、自宅の布団よりも快眠している数値を叩き出すほどです。

このままだと、一回使ったっきりでお蔵入りしそうな情勢です。

スキレット

YouTubeでキャンプ動画を見たことがあるならば、何度となく目にしたでしょう。鉄のフライパンでステーキやハンバーグをむちゃくちゃ美味しそうに焼き上げている動画を。

私もそんな動画を見てすっかりスキレットが欲しくなってしまい、ホームセンターで鉄フライパンとそのフタのセットを買ってきたものの、初回のソログルキャンで焼きそばを焼いたっきり、家で寝ています。

キャンプで、もっと鉄のフライパンを使うような料理をする機会があるのであればまだしも、BBQや焼き肉、耐火アルミシートを利用したピザや海鮮のアルミホイル包みなどが多くて、鉄のフライパンが必要になるような料理をする機会がまずないんですよね。

あと、重すぎて持ち出す気になれないんですよ。今のところ地元でのオートキャンプばっかりなので、この重さがネックになるような場面はないはずなんですけど、それでも重いから持っていくの嫌だなぁ、という気持ちがあるのです。軽さは正義って言葉が世の中にはありますけど、ホントそのとおりだなと実感してます。

キャンプでどんな料理をすることが多いのか。そこをよく考えて調理器具を選ばないと、マジでとんでもないことになります。燻製あまり食べないのに憧れだけで燻製器買っちゃったりとか、目も当てられない事態を招きかねません。

とか言いながら、直火でもIHでも使用OKで、薄くて軽くて丈夫な鉄板というかフライパンというかお皿を見つけて、これなら全然気軽に持ち出せるに違いないと欲しくなっちゃってます。もう病気ですね。

https://creators.yahoo.co.jp/sally/0100097189
https://creators.yahoo.co.jp/sally/0100097330