京都で紫陽花の名所を巡ってきた

紫陽花の見頃

紫陽花の見頃は、地域や天候により多少前後しますが、6月の上旬から7月の上旬にかけて、このあたりが一番見応えのある時期でしょう。

ちょうど梅雨入り期間に当たってしまうのがネックですね。天気が悪い確率が高くなってしまうので。

6月の上旬、今年はまだ梅雨入り前でしたけど、京都で紫陽花の名所を巡ってきたので、そのときに撮った写真を投下していきます。

京都で紫陽花巡りを楽しむ上で注意すべき点

点在しているので移動に時間がかかる

京都で紫陽花の名所を巡る上で注意すべき点としては、点在しているため移動距離と移動時間が増えてしまい、損をしてしまうということですね。

紫陽花にこだわらないのであれば、京都にはいくつもの名所が、エリアごとに固まっているので。

可能な限り移動を減らして、まず一番の目当ての名所を訪れて、その近くから回っていく、というのが最も効率的だと思いますし。

今回の場合だと、朝イチで三室戸寺に参拝したのですが、本来であればそのすぐ近くにある平等院にも参拝したかったところ、紫陽花に重きをおいていたため効率の良さを無視して、次の目的地である柳谷寺がある長岡京市まで愛車を走らせました。

有料道路を利用して、普通に流れている想定で、約40分。そこを、すべて下道で移動したため、一時間強かかりました。初日は紫陽花の名所を巡ると決めた時点で、効率を度外視した結果です。

効率を重視すべきか、見たいものを重視すべきか

移動にある程度時間を取られるのは仕方ないと、最初からわかっていた上で計算に入れているのであれば、問題ないです。

一日で回れる名所の数は減ってしまうかもしれませんが、その分、一箇所一箇所を丁寧にじっくりと見て回ろう、という気分にもなりますしね。数を焦ると、せかせかと足早な参拝になりがちですし。

効率を追求しすぎて、あまり詰め込みすぎるのも、それはそれでちょっとどうなんだろう、という疑問もありますしね。仕事でもあるまいし。

余裕がなかったせいで、あのときもう少し落ち着いていればこんな構図もあったのにとか、露出をもうちょっといい感じに追い込みたかったとか、家に帰ってから悔やむようでは、なんのためにそこまで行ったのかという話になってしまいますからね。

今回の撮影機材

今回は、カメラ本体はCanonのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズは純正標準ズームのEF-S18-135mm IS STMの組み合わせで撮影してきました。すべてマニュアル撮影です。

今回参拝してきた京都の紫陽花の名所

三室戸寺

まず朝一番のお目当てとして向かったのが、宇治市にある寺院、三室戸寺です。京都の紫陽花といえば、まっさきに名前が挙がるであろう名所、それがこの三室戸寺です。

開門の10分ほど前に着いたのですが、開門を待って並んでいたのは約20人でしょうかね。紫陽花のピークはこの次の週だったと思われるので、ピークであればもっと混んでいたんだろうな、と想像しています。

三室戸寺で撮ってきた写真

ゆ〜とびさんのYouTube動画を見るようになって、前景や背景、主題や副題を、自分なりに試行錯誤するようになってきました。

可愛らしい蓮が一輪。蓮って、今まさにこれから咲こうとしている瞬間が、一番美しくないですか?

斜めから見る塔や寺社の屋根が好き。計算しつくされた様式美を感じます。

下の三分の一を切って、横構図にしたほうがスッキリしてよかったかな、とあとになって反省した一枚。

不動明王かっこいいですよねー。

楊谷寺

朝一番には三室戸寺に参拝しましたが、実は私がこの日一番楽しみにしていたのが、この楊谷寺でした。

Twitterのタイムラインに、紫陽花を浮かべた美しい手水舎の写真が流れてきて、それがこの楊谷寺の手水舍であると知ったのがきっかけです。

紫陽花の時季に京都を訪れるのであれば、ここは絶対に外せないな、と。

楊谷寺で撮ってきた写真

周りが人だらけだったので、人と人の隙間から、中望遠でぶち抜きました。

まったくの偶然ですが、龍とLeeが並んで写真に収まっているのがラッキーポイント。ドラゴンといえばリー。

ひと回りしてきたら、手水舎の周辺の人だかりが入山時より少なくなっていたので、スキをうかがって撮った一枚。

もうちょっと自分なりの構図を探すべきでしたね。思い切って龍を入れないとか。龍と紫陽花に固執してしまったような気がします。

廊下の脇にポツンとあった、紫陽花が美しい手水鉢。

もっと近づいてかぶりついて撮りたかったのですが、下に降りるための草履がひとつしかなくて、先に履いている人が夢中で譲ってくれそうな気配もなかったので、諦めました。

日本庭園を前にすると、とりあえず撮ってしまうこの構図。好きなんですよね、この構図が。

上の庭園の脇にさり気なく鎮座していた手水鉢。雅すぎる。

善峯寺

この日の最後に、京都市西京区大原野の山奥に鎮座している寺院、善峯寺に参拝しました。三室戸寺と並ぶ、京都でも屈指の紫陽花の名所です。

紫陽花の時季となるとここも外せないなという結論にいたり、楊谷寺から近いこともあってコースに組み込みました。

道が狭い上に曲がりくねっていて斜面も急なので、クルマの運転には気を使います。

善峯寺で撮ってきた写真

この見晴らし台の眼下に、思わず感嘆の声を上げてしまうほど、あたり一面紫陽花が咲き誇っていました。

紫陽花も半端なかったですが、斜面の上り下りも半端なかった庭園。足腰ガクガク。

よくまあここまで俺たち、登ってきたもんだなと。京都市内を一望する抜群の眺望。向こうの山は比叡山でしょうかね。

なんだかいいことがありそうな予感がする、ハート型の紫陽花。枯れかけてたのが惜しい。

濡れていてツルッツルで、下山する参拝客を恐怖のどん底に叩き落していた帰路。数回足を滑らせて、ハラハラしながら下りました。

紫陽花の時季の京都は比較的空いているのでおすすめ

京都で紫陽花巡りを楽しんできて、ひとつ誤算がありました。

これは嬉しかった誤算なのですが、想像していたよりも混雑していなかったことですね。

桜や紅葉の時季ほどではないだろう、とは思ってましたけど。

鎌倉の様子を見るに、京都の紫陽花の混雑もヤバイかもしれないと危機感を持っていたので、駐車場待ちの車列が全然進まないとか、人が多すぎてゆっくりできないとか、じっくり散策や撮影を楽しめないとか、そんなことはなかったので助かりました。

紫陽花のちょうど見頃となると、梅雨入りしていることがほとんどであるため、天気も悪いことが多くて客足が伸びにくい、というのもあるでしょうね。

この日は終始今にも降り出しそうな曇天で、パラパラと雨粒が落ちてくることはあったものの、本降りにはならなかったのでホッとしました。

投稿者: 弘志

洋楽ロックとミステリー小説と洋画をこよなく愛する、ソロキャンプにも夢中なスキーヤーのブログ。好きな音楽を聴きながら愛車で出かけて、デジタル一眼レフで写真撮影を楽しんでいます。商品リンクはAmazon/楽天アフィリエイトリンクを利用しています。