Zepp Nambaで観てきたLanyのライブがむちゃくちゃ素晴らしかった

Zepp Nambaで観てきたLanyのライブがむちゃくちゃ素晴らしかった

アメリカのポップロックバンド、LanyのライブをZepp Nambaで観てきました。

これがむちゃくちゃ素晴らしかったです。既発曲全曲ライブバージョンを公式リリースして欲しいくらい、素晴らしいライブでした。

前々から、ポップロック系のアーティスト(例えば、Carly Rae JepsenとかThe 1975とか)の、ライブでのロック色が増強された生バンド演奏を魅力的に感じていましたが、それはこのLanyのライブでも同じでした。

スカッと気持ちよく抜けるのに軽いわけではない重低音、艶やかなトーンが強調されて鳴きまくるギター、大歓声や迫力の演奏に埋もれずに突き抜けてくる歌声、スタジオ音源に忠実でありながらそのまますぎないライブアレンジ、チャーミングでサービス精神に溢れたステージ進行、どれもが高次元に完成されていて素晴らしかったです。

特にドラムですね。ライブだとはちゃめちゃにかっこよくて、サマソニ2022で初めてThe 1975のライブを観た時の衝撃を思い出しました。CDとライブとで、激変する印象と存在感。痺れました。

Paulのヴォーカルも凄かったです。一時はツアーの予定通りの開催も危ぶまれた交通事故の影響を微塵も感じさせない、愛くるしい王子様のようなパフォーマンスは圧巻でした。

バンド形態のライブの場合、アコースティックセットやインストパートを設けたりで交代で休憩しながらできるだけ止めずに進めていくパターンが多いですが、本編終了まで休憩なしノンストップで完遂というエネルギッシュなステージには感激しました。

これこれ。やっぱこれですよ。休憩なし出突っ張りノンストップ。

アコースティックもインストもそれはそれで好きですけど、裏の目的が透けちゃうとちょっと嫌という複雑な胸の内。休憩ありきで組み立てられるとちょっとねぇ…。萎えません?それがなかったのはほんと素晴らしい。単独公演では数年に一度あるかどうかじゃないでしょうか。

大阪の熱気というか熱狂というか、盛り上がりも素晴らしかったですね。Zeppとは思えない大歓声。名古屋や東京で観るライブとはまたちょっと違う、大阪ならではの熱量。圧倒されるものがありました。

いやはや、すごいライブでした。Zeppで観れたのが奇跡だったと思えてくるほどの。

本編終盤で何名か退出されていきましたけど、終電リミットだったのでしょうね、おそらく。19時開演なら終電に間に合うだろうってところにサポートをぶち込まれると、こうなっちゃうんですよね…。

引き上げながら「来年も再来年もその次の年もまたライブしに来るよ!」と言ってましたけど、今後はもうZeppクラスの会場ではなかなか観れなくなるんでしょうね。

今度は城ホールか。

はたまたサマソニのヘッドライナーか。

今後の益々の活躍に果てしなく夢が広がっていくようなライブでした。

ライブが終わって、ライブハウスを出た時にはひと塊りになっている一団が徐々にバラけ出して散り散りになっていくの、中学高校までの同級生が進学するにつれどんどん別れ別れになっていくみたいで切ないですよね。

いつかまたみんなとタイムラインがクロスする、そんな夜があるのだろうか。

ちょっとだけ涼しくなって秋の空気を漂わせはじめた夜風に、やけにセンチになりつつお宿へと帰ったのでした。

Lany

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Zepp名古屋で20年ぶりに活動再開したTMGのライブを観てきた

Zepp名古屋で20年ぶりに活動再開したTMGのライブを観てきた

2024年9月20日金曜日、Zepp名古屋で開催されたTMGのライブを観てきました。

TMGとは何なのか一応簡単に説明しておくと、B’zのギタリストである松本孝弘のサイドプロジェクトのひとつで、ヴォーカルはMr. BigのEric Martin、ベースはNight RangerのJack Bladesと組んだ夢の日米合同スーパー・ハードロック・バンドです。

ドラムは前回はレコーディングとツアーで計三名が参加していましたが、今回は元Guns N’ RosesのMatt Sorumが叩いています。

Tak Matsumoto Group、略してTMGですね。自身が敬愛するギタリストMichael SchenkerのMichael Schenker Group、略してMSGにちなんだバンド名になっています。

命名はB’zのヴォーカリスト稲葉浩志だそうで。かっこいい上に歌も超絶上手くて命名センスまで抜群とか反則すぎますね。

TMGはこれまで2004年にアルバムを一枚発表したきりで、その内容が素晴らしくて大好きだったので活動再開を心待ちにしていたのですが待てども暮らせどもその機会は訪れず、一枚きりの活動かと諦めかけていたところでこの20年ぶりの2ndアルバムのリリースにツアーの発表、私の心は舞い上がりました。

今度こそ絶対にライブを観たい!

両方外れるかもしれないけどどちらかが当たればいいか、と名古屋と大阪に申し込んだらまさかの両方とも当選にこんなことあるのかと面食らいましたが、片方はリセールに出そうか迷いつつもせっかくだし次があるかもわからないので両方行くことにしました。

その一発目、名古屋公演二日目を観てきました。

2ndアルバムのリリース日はこの二日前でフラゲしてたんですけど、今回は二回目もあるのであえてあまり聴き込まずに行ってみました。

まず驚いたのが、JackとMattによる大気を揺るがすような轟音のリズム隊ですね。意外と前に行けたせいでスピーカーに近づきすぎたのが裏目に出たのか、このど迫力には参りました。

Jackのベースソロなんてボンボンと爆発音みたいな音が鳴り響いてて、開いた口が塞がりませんでした。

それで割を食ったのがEricのヴォーカルですかね。声を出すのに少し苦しんでいる感じもありましたが、リズム隊の轟音が凄まじすぎることで埋もれがちになってしまっているように聞こえました。

真ん中で観ていたら、聴こえ方も変わっていたのかもしれません。舞台袖に向かってマイクの音量を上げてくれといった合図を送っていたように見えたので、音量のバランス設定に苦心していたのでしょう。

イチャイチャと楽しそうにはしゃぐEricとJackが印象的でした。

Takは寡黙にひたすら自分の仕事を完遂するのみ、って感じでしたね。B’z以外でのステージは初めて観たのでどんな感じなのかなと思っていましたが、B’zの時と同じようにヴォーカルに進行を任せてどっしり構えて一歩引いて盛り立てる、そんな安心感に満ちたプレイでした。

ギターの音色が気持ち良すぎるんですよね。まさに絶品。

本編とアンコールで、約100分のステージでした。もう少し聴きたかった気持ちもありますが、音圧が凄まじかったのであれ以上あの場にいるのもしんどかったかもしれません。

ライブハウスはやっぱりいいですね。さっと入場して並ばずにグッズも買えてドリンク交換もすぐで終わったら退場規制もなくささっと帰れるのほんと楽。二時間立ちっぱなしからの帰りの電車でもしばらく座れずは堪えますけど。

グッズ売り場が空いてたのは事前通販したからというのもあったと思いますけど、ドームやスタジアムなどの巨大な会場で待機列に延々と並ぶのがまたしんどいんですよね。

18時開演ということで、終演も早そうだしその頃には少しは涼しくなってるだろうから名古屋飯で一杯飲んでから帰ろうか、なんて目論んでいたんですけども、会場から一歩外に出たらむせかえるような蒸し暑さに即前言撤回し、直帰に方針転換したのでした…。

TMG

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ギャンブルに向かない男の賭けごと

ギャンブルに向かない男の賭けごと

私はギャンブルに向いていません。

全くやらないわけではないです。宝くじを買ったこともありますし、サッカーくじを買ったこともありますし、パチスロや競馬をやってみたこともあります。

しかし、くじはいつの間にか買わなくなってしまいましたし、パチスロは5千円があっという間に台に吸い込まれて消えてこんな遊び無理無理となった一回きり、競馬は馬の名前に惹かれて単勝一点買いしてみたら60倍当たったものの100円しか賭けてなかったのでその日の収支とんとんで終了の一回だけ。

まあ、競馬は下手に1万円とか突っ込んで60万円を手にしてたらギャンブル狂いの依存症になっちゃってたかもしれないので、結果オーライだったとも思っていますが。

大勝負に出れないんですよね。ここぞってところに大枚を突っ込んでの大勝負に。

肉を切らせて骨を断つに出れないというか。慎重というか臆病というか。

ローリスクローリターンを選びがちで、ハイリスクハイリターンに出られないんですよねぇ。

こんな自分にも、これもある意味ギャンブルのようなものなのかもしれないな、と思っている趣味があります。

音楽CDアルバムを買って聴いてみたり、新作映画を映画館で観てみたり、気になった小説を読んでみたり、といったことなどです。

ただ娯楽を楽しんでるだけじゃん。それのどこがギャンブルに似てるの?と疑問を抱く人もいるかもしれませんが、音楽CDアルバムだったら一枚3000円、新作映画だったら一本1900円、小説だったら文庫新刊800円とかするわけじゃないですか。

これって要するに、そういったお金を払って来て欲しいと願っている投票券を買うのと似たようなものですよね。ひと口3000円、1900円、800円で。

果たしてこの作品は自分にとって当たりかハズレか。

自分の直感を頼りにお金と時間を使って、自分の目と耳を使って実際に聴いたり読んだり観たりして確かめて。

結果、その作品に対する好きの度合いが、払戻金であり配当となります。

この面白いところが、初めて聴いたり観たり読んだりした時にはイマイチでハズレだったと思った作品も、何年か経つと好みが変わったのか感じ方が変わったのか知らず知らず立場が変わったからなのか、評価がひっくり返ることがあるんですよね。

敗者復活のチャンスがあるんですよ。

その逆に、稀に思い出補正が暴かれてしまう時もあるのが悲しくもありますが。

競馬では、騎手や競走馬の血統や脚質やレースの距離や足場との相性や当日の調子や過去のレースの戦績や完全なヤマ勘などから、どの馬が来るか予想して投票券を買います。

それはどの映画や音楽や小説を選び手に取るかの判断材料にも通じるところがあって、監督やプロデューサーや作曲家や編曲家は誰なのか、出身地や過去作の傾向から自分の好みに近いか予想したり、試聴サンプルや予告編を参考にすることもあれば、時には事前情報ゼロでもポスターやジャケットアートなどを見た直感に従ってみることもあります。

ちょっとギャンブルに似てるでしょう?

当たると気持ちいいんだな、これが。

のるかそるか

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損切りできない男

損切りできない男

少し前、SNSのタイムラインに投資漫画のちょい読みが流れてきました。

それが、詰まらない映画をいかに短い時間で見限って退席できるかどうかで投資に必要な損切りの資質を持っているかどうかを試す、という香ばしい内容だったことでほんの少し燃え上がりました。

その漫画では詰まらない映画は21分で切り捨てられていたんですけど、映画や小説ではたまに冒頭での面白さを捨ててでも前振りや種まきに徹して後半勝負してくる作品があるので、冒頭を観たり読んだりした印象だけで詰まらない駄作だと決めつけて切り捨てるのは、悪手なのではないかと思っています。

例えば、『カメラを止めるな!』という映画なんですけど。

面白すぎるという口コミで評判が評判を呼び、最初ミニシアターで細々と公開していたのがあれよあれよと拡大し、近隣の大手シネコンにもいよいよその波が押し寄せたタイミングで観に行きました。めっちゃ楽しみに。

そしたら、めちゃくちゃ詰まらなかったんですよ。最初。

(これ本当に面白いのかよ。嘘だろ〜??)

私はエンタメを損切りできない男なので、心底不安に陥りながらも耐えて観続けました。

この映画は大まかにいうと三部構成になっています。

序盤は、撮影隊がカメラに収めた30分ワンカット長回しゾンビサバイバルムービー生中継。中盤で、撮影隊や制作陣や出演者および設定の紹介。そして終盤で、次から次へとトラブルが巻き起こる生中継撮影の舞台裏を見せて、抱腹絶倒の怒涛の伏線回収。

したがって、この映画は冒頭の詰まらない30分を我慢してしかもちゃんと観ていないと、その後の笑えるところもわからないから笑えなくなる、丁寧に作り込まれた映画でした。

仮にこの映画『カメラを止めるな!』を21分で切り捨てたら、世紀のバカですね。

全部観ても詰まらなかったのならそれはもうしょうがないですが、全部観てもいない人に詰まらなかったと言われたくはありません。

損切りできる決断力も大事かもしれませんけど、心底不安に陥りながらも信じて耐えることも、同じくらい大事なんじゃないかと思いますけどね。

タイパとかコスパとかを気にしすぎるあまり、それと同じくらい大切なことを見失って、蔑ろにしているような気がします。

損切りして損失を最小限に抑えようとしていたはずが、逆にもっと損しちゃってた場合もあるんじゃないですかね。

株だって、下がってきたタイミングですぐに売らずに我慢して持っとけば、V字回復して前以上の値段まで上がることだって稀にはあるんじゃないですか?株なんてやったことないから知らんけど。

ちょっとやそっとのことでオロオロせずに、もっとどっしりと構えていた方が結果的には得だった、そんなことだって時にはあると思いますよ。

『カメラを止めるな!』

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ライブハウスのドリンクチケット、いつ使うべきか問題

ライブハウスのドリンクチケット、いつ使うべきか問題

ライブハウスでライブを観る場合、ドリンク代別でドリンクチケットを購入し、入場後にカウンターでドリンクと引き換えることになるのですが、これがなかなか曲者で、地味に困っています。

できれば開演前にドリンクに引き換えて飲みたいんですよね。

特に電車移動の場合ですね。開演前にお酒を一杯。ほろ酔いの上機嫌で大好きなバンドのライブを観たい。

ただ、ライブハウスではスタンディングが基本になるので、開演するまでに飲み終わりたいんですよね。上演中は手ぶらでいたいので。

そうしないと、飲みかけのドリンクに気を取られちゃって、自由気ままに飛び跳ねたり踊ったり手を叩いたり拳を突き上げたり両手を上げたり、できなくなっちゃうじゃないですか。

なので、本来であればちびちびと時間をかけて飲みたいところを、開演するまでに頑張ってすいすい飲み干すわけですが。

すると、飲み終わったら空き缶や空きコップを捨てに一度離席して、場所を取り直すことになるんですよ。

これダルくないですか?

ガラガラだったら全然困らないんですけど、パンパンだと人の隙間を縫っての出入りも大変ですからね。せっかくいい感じの場所取ってても、抜けた間に誰かに取られて無意味になっちゃいますし。

いい整理番号で早く会場入りして自分の好きな場所を取れてたら、これほど馬鹿らしいこともないでしょう。

闇ですよね。整理番号順入場制自由席の闇。

先日の岡崎体育のZepp名古屋公演の時、斜め前の方が開演前に飲んでたんですけど、離席してないのに開演したら踊ったり飛び跳ねたり両手上に上げて叩いたりしてたんですけど、あれは一体どんなカラクリだったのだろう…。

ドリンクホルダーのある2階スタンド席なら、開演前にドリンクに引き換えて、ちびちび飲みながらライブを観るのも手ですけど、これにもひとつ罠があるんですよね。

席の前後の幅が狭いと、前を横切った人にぶつけられてこぼされる可能性がある、という罠が。

となるとやっぱり終演後に交換して飲むのが安牌か。

ところがこの選択にもひとつ落とし穴があって、何時に終演するのかがわからないんですよね。

3時間も演る単独公演は滅多にないので、90分から2時間半の間には終わるだろうという大まかな予測は立てられますけど、それも絶対ではありませんしね。

泊まりの場合はいいんですよ。徒歩圏内とか地下鉄一本数駅圏内とかで宿を押さえているはずなので。それなら急がなくても問題なし。

問題は日帰りの場合ですよ。

終演後に会場に残ってのん気にちびちび飲んでたら終電終わってたとか、全然あり得ますからね。

まあ、そうなったらそうなったで、ネットカフェか漫画喫茶に駆け込んで、始発が動き出すまで時間を潰すだけですが。

ペットボトル飲料との交換だったら、無理にその場で飲み干さずに、帰りながらちょっとずつ飲みます。

600円のドリンクチケットで500mlのペットボトル飲料と交換かぁ…と若干もやもやしたものを抱えつつ。

先日の岡崎体育のZepp名古屋公演の時は、17時開演と時間が早い上に本人が19時には終わりますと宣言してくれていて、実際にその通りの時間に終わったので、終演後にビールに交換してカウンターでゆっくり飲んでから帰りました。

ただ、「生ビール」というノボリだか手書きのポップだかが目に入ったので生ビールを頼んだら、サントリーの缶ビールを渡されて(え?これ?)と目が点になりましたが。

思ってた生ビールとちゃうのですが…。

てっきりプラカップにサーバーから注いでくれるのだろうと思ってたら、まさか缶ビールとは…。これはもはや事実誤認を盾にした詐欺なのでは?

それはそれとして、終電に間に合うかそわそわしている時とはダンチの安心感でした。

毎回こうだったら問題にはならないのですけど…。

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