ダカフェレンズで晩秋の京都を撮ってきた

晩秋の京都に日帰り撮影旅行してきた

寒さも厳しさを増しつつある12月の頭、紅葉が見頃を迎えた晩秋の京都に、友人たちと日帰り撮影旅行に出かけてきました。

11月の上旬の嵐山がほぼ緑だったので、そのリベンジですね。

一ヶ所、自分の希望をねじ込んで楊谷寺に参拝したので、必然的に、その近くの紅葉の名所を巡っていくことになりました。

今回の撮影機材

今回のカメラは、キヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点レンズ、30mm F1.4 DC HSM。この組み合わせでのマニュアル撮影です。

光明寺

楊谷寺をあとにした私達は、すぐ近くの光明寺へと向かいました。紅葉の時期はむちゃくちゃ混むので臨時駐車場が設けられており、そこに車を停めて歩いていきます。

多分十年近くぶりで再訪したのですが、こんなに広かったかなと戸惑うばかりの参拝となりました。

帰りの参道が一番の見所なんですけど、そこにたどり着くには、商魂たくましい売店の声掛けをくぐり抜けねばなりません。

十輪寺

光明寺の次は、これまたすぐそこの十輪寺です。その奥にある善峯寺を目指す人が多いからなのか、スルーされがちな知る人ぞ知る名所です。

ひっそり佇む秘境感がたまりません。

途中の道路の道幅が狭いので、対向車や自転車、歩行者とのすれ違いには気をつけましょう。

長岡天満宮

十輪寺に続いては、この次の目的地との途中にある長岡天満宮に立ち寄り。きれいな葉の形を保ったまま色づいているモミジが多くて、葉っぱを撮っているだけでめっちゃ楽しかったです。

建造物には目もくれず、庭園ばっかり撮りまくってました。

APS-Cの30mm、フルサイズ換算で48mm、やっぱりめっちゃ使いやすい画角ですね。

お、これは、と思ってカメラを向けると、ほぼそれで自分なりにいいなと思った構図になっているので、動き直したり構え直したりがほぼなくて、すっと撮影に入れるのが快感。

平等院鳳凰堂

最後に、宇治市にある超有名な寺院、平等院鳳凰堂に参拝しました。

平等院は素晴らしいですね。何度訪れても。私は三度目だったのですが、相変わらずいいなぁと感嘆のため息を漏らすのみです。

水面へのリフレクションがワンダフル。

午後に訪れると、逆光になってしまうのがちょっと厳しいですが。

最新のスマートフォンであれば、適当にピントを合わせてシャッターを押せば、逆光であろうと白飛び黒つぶれをうまく補正して超絶美麗な画像に仕上げてくれるので、特に苦には感じないかもしれません。

平等院では動画も撮影

平等院では、動画も撮りました。DJIのOsmo Pocketで。めちゃくちゃ小さくて軽いのに、手ブレを抑えたきれいな映像が簡単に撮れる神カメラです。

素晴らしいカメラだと絶賛している割には、写真ばっかり撮ってて動画は二の次になってしまっているんで、あまり有効活用できていないのがツライとこですが。

動画のネックは、編集の面倒くささですね。撮れば撮るほど、まとめるのが億劫になってしまうのが厄介です。

本体の液晶画面が小さくて画角が確認しづらい割に、ちゃっかり自分の好きな構図でいい感じに撮れてたのが面白かったですね。

関連記事

初秋の嵐山を散策してきた

きっかけは、京都の一乗寺で新緑の日本庭園巡りを楽しんでいたときに、母が口走ったひと言でした。

「二尊院に行きたい」

その時はいきなり何を言い出すんだと度肝を抜かれまして、「いや今から嵐山目指したらめちゃ損だから」と説明して我慢してもらい、秋に改めて嵐山を散策しようと計画しました。

ホントは、紅葉の見頃を考えるに、11月の終盤か、12月の頭くらいが良かったのですけど、残念ながら11月の上旬しか予定が合わなかったので、紅葉にはまだ早いことは分かっていましたけど、それでも突撃してきました。

こればっかりはどうしようもないですね。決行日に自然現象とタイミングが合うかどうかですから。それに、紅葉の見頃ドンピシャだと、観光客が多すぎるという問題もあります。

しょうがないです。負け戦と分かっていても、突撃しなくちゃならないときもあります。

初秋の嵐山を散策

近年まれに見る紅葉の当たり年に、色づき始めた嵐山を散策してきました。

嵐山は名所が密集している上に、道も狭いので、紅葉最盛期には地獄絵図のような交通混雑が発生します。クルマに乗っての移動は、駐車場探しと渋滞に時間を取られるばかりで、まったく捗りません。

紅葉期間の嵐山のコインパーキングですが、特別料金が適用されて上限が撤廃されていたり、時間単位の料金が跳ね上がっていたりするので、空いているからと停める前に、料金看板をよく見て確認しておく必要があります。30分500円で1時間1000円とかザラですからね、恐ろしい。

私は今回、事前にあきっぱで渡月橋近くの駐車場を予約して、クルマはそこに二日間停めっぱなしにして、ほぼ徒歩移動で嵐山を散策してきました。

目的のひとつが、普段ほとんど歩かない母を観光にかこつけて歩かせるため、というのもあります。

この二日間で約三万歩歩きました。

母を歩かせまくる、という目的は達成しましたが、この達成のためには、自分も同じだけ歩かなければならないという諸刃の剣。素人にはおすすめできない。

今回の撮影機材

今回も、カメラはキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズは純正標準ズームのEF-S18-135mm IS STM。いつものこの組み合わせでの撮影です。ほぼマニュアル、一部Pモードで撮りました。

今回訪れた嵐山の名所

帰りに渋滞にハマるのは致し方ないとして、行きに渋滞にハマるのが死ぬより嫌な私は、いつものごとく夜明け前に家を出ました。

朝4時に出発して、休憩を多めに取りながら7時半頃に予約しておいた駐車場に到着。まずはすぐ近くの渡月橋を目指して、一応宿の場所を確認し、そこから散策を開始しました。

渡月橋

まずは渡月橋。嵐山といえば渡月橋。嵐山のシンボルと言っても過言ではないスポットです。

真っ昼間にやってくると、徒歩通行者や人力車、自転車、一般車両、公共バス、観光バスが入り乱れて凄まじい混雑なんですけど、早朝のうちであれば流石に人も車両もまばらで、気ままにのんびりと絶景を眺めることができます。

渡月橋を渡っている時、人通りの割に後ろがなんだか賑やかだな、と振り向いたら、人力車夫が幼少期からのマブダチくらいの勢いで案内していて、ドン引きしました。いや、いくらなんでも馴れ馴れしすぎるでしょ、それは…。

竹の小径

渡月橋に次ぐ嵐山のシンボリックなスポットと言えば、こちらでしょう。竹林がそびえ立つ竹の小径。

こちらも、日が昇りきってからやってくるととてつもない人だかりですが、まだ早朝のうちであれば、比較的空いている状態で気ままに散策を楽しむことができます。

私の記憶からはすっかり抜け落ちていたのですが、常寂光寺や二尊院の方面に歩いて抜けようとすると、小高い丘を上り下りすることになるので、歩きやすい靴や、歩き慣れた靴で行きましょう。

二尊院

竹の小径を歩いて通り抜けて、一番の目的である二尊院にやってきました。まあ、ほぼ緑だったんですけどね。ほんの一部、気の早い葉っぱだけが色づき始めていました。

参道を覆い尽くすような勢いの枝ぶりが見事です。紅葉に染まった参道を歩きたかったですが、どうしようもないです。

祇王寺

続いて、すぐ隣の祇王寺へ。もう寺院の名前のかっこよさとその響きからして、素晴らしいに違いないと期待が高まってしまいます。

大覚寺の塔頭ということもあって、ややこじんまりとしていますが、苔むした庭園の雰囲気は抜群です。

化野念仏寺

更にずんずんと山を歩いて登り、化野念仏寺へ。嵐山に着いたらクルマ移動はやめて歩いてまわろうと決めたのは自分ですけど、ここまで来るとちょっと後悔し始めてました。

自分で、クルマは停めっぱなしにして徒歩で回る、と宣言してしまった手前、引っ込みつかなくなって片意地張った結果、まだ夕方にもなっていないのに限界を感じ始めました。

嵯峨鳥居本

化野念仏寺をあとにすると、更に山を歩いて登ります。

前に来た時、この嵯峨鳥居本の鳥居の根本で、黒のラブラドールが気持ちよさそうに日向ぼっこしていて、この日もいるかなと密かに楽しみにしていたのですけど、鳥居は工事中でラブラドールもいませんでした。残念。

鳥居のすぐ横の平野屋さんで、団子とお抹茶をいただいてひと休み。

愛宕念仏寺

平野屋さんでひと休みしたら、もうひと頑張り。奥嵯峨野の秘境寺院、愛宕念仏寺を目指します。

この愛宕念仏寺、山の斜面に沿って建っているので、ひと通り見て回ってきた頃には、疲労困憊。しばらく歩きたくねぇ、と皆の意見が一致しまして、京都バスを利用して大覚寺まで戻りました。

大覚寺

初日ラストは、テレビの時代劇などでのロケ地としてもおなじみの、大覚寺。

めちゃくちゃ大きくて立派なお寺で、最後の最後にこの広さか、と天を仰ぎたくなりました。

徒歩で嵐山散策、初日に欲張って詰め込みすぎましたね。

宿も渡月橋の近くに取ったので、夜は宝厳院とキモノフォレストのライトアップでも見に行こうかな、なんて軽く考えていたんですけど、宿にチェックインしてちょっと気を抜いたらとたんに動く気が失せまして、晩御飯食べてシャワー浴びたら、さっさと寝てしまいました。

天龍寺

二日目は、初日でどれだけ見て回れたか次第でどうするか決めようと話していたので、嵐山のラスボス的存在である天龍寺にまずは突撃。

あとは宝厳院と常寂光寺を訪れておくか、と考えていたんですけど、色づきはじめの天龍寺がとてもファンタスティックで、すげーすげーと大喜びで参拝していたら、気がついたらいつの間にかお昼になってしまったので、結局ここでお開きにしようかと相成りました。

天龍寺も相当広いですからね。じっくり見て回っていると、いつの間にか思ったよりも時間が経っています。

動画も少し撮ってきた

DJIのOsmo Pocketで、少しですが、動画も撮ってきました。ほぼほぼ写真ばっかり撮ってるんで、動画素材は細切れのブツ撮りばっかりになってしまっているのが反省点。

ただ、動画を撮りまくったら撮りまくったで、HDDの容量を圧迫してしまうし、編集もめんどくさくて手つかずになってしまいがちなのが、難しいところです。

関連記事