POV動画を撮りたくて、アクションカメラのクリップマウントを買ってみたものの、首への負担がでかすぎる

POV動画を撮りたくて、アクションカメラのクリップマウントを買ってみたものの、首への負担がでかすぎる

POVって言葉、ご存知です?

Point Of Viewの頭文字から取ってPOVなんですけど、目で見たような視点という意味です。いわゆる主観てやつですね。動画でPOVという但し書きがあったら、目で見るのに近い視点からの撮影であるということです。

そのPOV動画を撮ってみたくなって、帽子のツバに装着するアクションカメラ用のクリップマウントを買いました。

で、早速ドライブ動画を試し撮りしてきたんですけど、いやぁ、参りました。首にめちゃくちゃ負担がかかるんですよ、これ。

私のアクションカムはOsmo Actionで、重量は122gなんですけど、このたった122gが首にめっちゃクルんですよ。首を鍛えたがっていたカペタに教えてやりたいくらい。

しかも、視点が上から過ぎて、車内の天井部分が映り込みすぎちゃったりして、画角もイマイチで。

これはきつい、ということで、アクションカムを逆さにして、ツバの下にセットしてみました。

カメラの重心が下がって、頭に近くなったぶん負担は軽くなりましたけど、それでもやっぱり首に来る。おでこにこつこつカメラがあたって邪魔くさい。メガネにも少し干渉する。

画角は、天井の映り込みが減って目の視点により近くなりそれはいいんですけど、やっぱり邪魔くさくてうざったい。

あとね、帽子のツバに、傷が付きやすいんですよ。お気に入りの帽子を自分で傷入りにはしたくないですからね。

これもだめですね。

次なる一手がこれ。YouTubeでモトブログを見ていて、これいいかもと思ったネックマウント。

首への負担は今までで一番軽かったんですけど、それでも首周りの異物感、違和感が大きくて、これもきつい。

しかも、画角が下すぎて、前方の見晴らしが良くないという大問題まで。これもちょっと使えないですね。

歩いているときや自転車に乗っているときに手ぶらで動画を撮るにはちょうどいいのかもしれませんが。

追い詰められた私の最後の手段がこちら。

関節三脚で車のシートに固定。助手席に固定してみたら、録画開始ボタンが押しにくかったので、運転席側に固定するほうが操作しやすいかもしれません。左肩くらいの位置に。

本当は、もう少し後方から、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド…』に出てきたドライブ風景カットみたいに撮りたいのですけど、手が届かなくて操作ができなくなってしまうので無理。

あ、そうか、アプリで接続してリモコン代わりに操作すればいいのか。いや、でも、運転中に気がそれる操作をするのは危ないし。

何かあってからでは遅いので、危なそうなことはやめておいたほうがいいでしょう。

運転席側の左肩あたりからのアングルを試してみたら、右端に自分が写り込んでしまったので却下。助手席の右肩から、ふたりでドライブ的な視点がベターでしょう。主観ではなくなってしまいますけども。

栂池高原スキー場で、DJI Osmo Actionで動画を撮ってきた

長野県白馬村の栂池高原スキー場で雪遊び

姪っ子たちの笑顔見たさあまって、おじさん、ちょっと頑張っちゃいました。

地元から、長野県の白馬村まで、片道約6時間。

妹家族と雪遊びを楽しむために、栂池高原スキー場までひとっ走りしてきました。栂池高原スキー場は、一昨年にゲレンデタクシーに乗るために訪れた以来で、二年ぶり二度目です。

前回は、ゲレンデタクシーに乗った以外は、姪っ子たちの雪遊びの様子の撮影に夢中で滑らなかったので、リフトやゴンドラに乗ってゲレンデを滑ったのは、今回が初めてです。

地元ではまずめったに見ることのない雪を前に、笑顔で夢中ではしゃぐ姪っ子たちを眺めていると、ただそれだけで癒やされます。はるばる白馬まで運転した甲斐もあったというものですよ。

画像はPixabayより

今回の撮影機材

ゴンドラのタイムラプスやファンスキーで滑走中の動画はDJI Osmo Actionで、道中の車載映像はCOOAUのドライブレコーダーで撮影したものです。Osmo Actionはオートで1080p24fps、ドライブレコーダーはWDRで1080p30fpsです。

栂池高原スキー場に向かう道中のCOOAUのドラレコ映像

栂池高原スキー場に向かう道中の、夜明け前の高速道路走行映像。満月がめっちゃきれいでした。

これは確か青木湖か木崎湖の近くだと思うんですけど、コンビニを通り過ぎてしばらくしたら姪っ子がお腹が痛いと言い出して車内パニクりまして、大糸線の駅舎の近くのバス停に緊急停車させてもらって、危機一髪のひと幕です。

待っている間に、大糸線の車両が通過したんですけど、パンタグラフがめっちゃバチバチスパークしてて、ビビりました。あとになって調べてみたら、どうやら寒冷地仕様の霜取りパンタグラフだそうで。

漏電でもしてるのかと心配しちゃいましたよ。

白馬岩岳マウンテンリゾートへの入り口となる交差点。向こうに見えるのは白馬八方尾根スキー場や、白馬五竜スキー場。

素晴らしい眺めですね。美しすぎる。

ドラレコの広角レンズのせいで、遠くの被写体が小さくなってしまってますが、肉眼で見ると感動のド迫力パノラマです。

栂池高原スキー場でDJI Osmo Actionで撮ってきた動画

お昼時に、運良くガラガラのタイミングでゴンドラに乗れたので、このチャンスを活かさない手はないと、タイムラプスを撮ろうとしたら、撮影開始から一分と経たないうちに、「あ、これ腕がヤバくなるやつだ」と悟って、速攻で断念しました。

一昨年はゲレンデタクシーに乗っただけでゲレンデを滑らなかったので知らなかったんですけど、栂池高原スキー場ってめっちゃ広いんですね。

一番高いところからの眺めは壮観でした。

栂池高原スキー場が広すぎて迷子になりかけて、思わず心の声がだだ漏れてしまいました。己の方向感覚を頼りに、なんとか妹家族との合流地点まで滑り降りました。

まるで狙いすましたかのようなカメラワークとタイミングですけど、すべて全くの偶然で、向こうの眺めが良かったのでその様子を撮ろうとしたら、ボーダーがジャンプ決めながら滑ってきました。

ダカフェレンズで晩秋の京都を撮ってきた

晩秋の京都に日帰り撮影旅行してきた

寒さも厳しさを増しつつある12月の頭、紅葉が見頃を迎えた晩秋の京都に、友人たちと日帰り撮影旅行に出かけてきました。

11月の上旬の嵐山がほぼ緑だったので、そのリベンジですね。

一ヶ所、自分の希望をねじ込んで楊谷寺に参拝したので、必然的に、その近くの紅葉の名所を巡っていくことになりました。

今回の撮影機材

今回のカメラは、キヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点レンズ、30mm F1.4 DC HSM。この組み合わせでのマニュアル撮影です。

光明寺

楊谷寺をあとにした私達は、すぐ近くの光明寺へと向かいました。紅葉の時期はむちゃくちゃ混むので臨時駐車場が設けられており、そこに車を停めて歩いていきます。

多分十年近くぶりで再訪したのですが、こんなに広かったかなと戸惑うばかりの参拝となりました。

帰りの参道が一番の見所なんですけど、そこにたどり着くには、商魂たくましい売店の声掛けをくぐり抜けねばなりません。

十輪寺

光明寺の次は、これまたすぐそこの十輪寺です。その奥にある善峯寺を目指す人が多いからなのか、スルーされがちな知る人ぞ知る名所です。

ひっそり佇む秘境感がたまりません。

途中の道路の道幅が狭いので、対向車や自転車、歩行者とのすれ違いには気をつけましょう。

長岡天満宮

十輪寺に続いては、この次の目的地との途中にある長岡天満宮に立ち寄り。きれいな葉の形を保ったまま色づいているモミジが多くて、葉っぱを撮っているだけでめっちゃ楽しかったです。

建造物には目もくれず、庭園ばっかり撮りまくってました。

APS-Cの30mm、フルサイズ換算で48mm、やっぱりめっちゃ使いやすい画角ですね。

お、これは、と思ってカメラを向けると、ほぼそれで自分なりにいいなと思った構図になっているので、動き直したり構え直したりがほぼなくて、すっと撮影に入れるのが快感。

平等院鳳凰堂

最後に、宇治市にある超有名な寺院、平等院鳳凰堂に参拝しました。

平等院は素晴らしいですね。何度訪れても。私は三度目だったのですが、相変わらずいいなぁと感嘆のため息を漏らすのみです。

水面へのリフレクションがワンダフル。

午後に訪れると、逆光になってしまうのがちょっと厳しいですが。

最新のスマートフォンであれば、適当にピントを合わせてシャッターを押せば、逆光であろうと白飛び黒つぶれをうまく補正して超絶美麗な画像に仕上げてくれるので、特に苦には感じないかもしれません。

平等院では動画も撮影

平等院では、動画も撮りました。DJIのOsmo Pocketで。めちゃくちゃ小さくて軽いのに、手ブレを抑えたきれいな映像が簡単に撮れる神カメラです。

素晴らしいカメラだと絶賛している割には、写真ばっかり撮ってて動画は二の次になってしまっているんで、あまり有効活用できていないのがツライとこですが。

動画のネックは、編集の面倒くささですね。撮れば撮るほど、まとめるのが億劫になってしまうのが厄介です。

本体の液晶画面が小さくて画角が確認しづらい割に、ちゃっかり自分の好きな構図でいい感じに撮れてたのが面白かったですね。

初秋の嵐山を散策してきた

きっかけは、京都の一乗寺で新緑の日本庭園巡りを楽しんでいたときに、母が口走ったひと言でした。

「二尊院に行きたい」

その時はいきなり何を言い出すんだと度肝を抜かれまして、「いや今から嵐山目指したらめちゃ損だから」と説明して我慢してもらい、秋に改めて嵐山を散策しようと計画しました。

ホントは、紅葉の見頃を考えるに、11月の終盤か、12月の頭くらいが良かったのですけど、残念ながら11月の上旬しか予定が合わなかったので、紅葉にはまだ早いことは分かっていましたけど、それでも突撃してきました。

こればっかりはどうしようもないですね。決行日に自然現象とタイミングが合うかどうかですから。それに、紅葉の見頃ドンピシャだと、観光客が多すぎるという問題もあります。

しょうがないです。負け戦と分かっていても、突撃しなくちゃならないときもあります。

初秋の嵐山を散策

近年まれに見る紅葉の当たり年に、色づき始めた嵐山を散策してきました。

嵐山は名所が密集している上に、道も狭いので、紅葉最盛期には地獄絵図のような交通混雑が発生します。クルマに乗っての移動は、駐車場探しと渋滞に時間を取られるばかりで、まったく捗りません。

紅葉期間の嵐山のコインパーキングですが、特別料金が適用されて上限が撤廃されていたり、時間単位の料金が跳ね上がっていたりするので、空いているからと停める前に、料金看板をよく見て確認しておく必要があります。30分500円で1時間1000円とかザラですからね、恐ろしい。

私は今回、事前にあきっぱで渡月橋近くの駐車場を予約して、クルマはそこに二日間停めっぱなしにして、ほぼ徒歩移動で嵐山を散策してきました。

目的のひとつが、普段ほとんど歩かない母を観光にかこつけて歩かせるため、というのもあります。

この二日間で約三万歩歩きました。

母を歩かせまくる、という目的は達成しましたが、この達成のためには、自分も同じだけ歩かなければならないという諸刃の剣。素人にはおすすめできない。

今回の撮影機材

今回も、カメラはキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズは純正標準ズームのEF-S18-135mm IS STM。いつものこの組み合わせでの撮影です。ほぼマニュアル、一部Pモードで撮りました。

今回訪れた嵐山の名所

帰りに渋滞にハマるのは致し方ないとして、行きに渋滞にハマるのが死ぬより嫌な私は、いつものごとく夜明け前に家を出ました。

朝4時に出発して、休憩を多めに取りながら7時半頃に予約しておいた駐車場に到着。まずはすぐ近くの渡月橋を目指して、一応宿の場所を確認し、そこから散策を開始しました。

渡月橋

まずは渡月橋。嵐山といえば渡月橋。嵐山のシンボルと言っても過言ではないスポットです。

真っ昼間にやってくると、徒歩通行者や人力車、自転車、一般車両、公共バス、観光バスが入り乱れて凄まじい混雑なんですけど、早朝のうちであれば流石に人も車両もまばらで、気ままにのんびりと絶景を眺めることができます。

渡月橋を渡っている時、人通りの割に後ろがなんだか賑やかだな、と振り向いたら、人力車夫が幼少期からのマブダチくらいの勢いで案内していて、ドン引きしました。いや、いくらなんでも馴れ馴れしすぎるでしょ、それは…。

竹の小径

渡月橋に次ぐ嵐山のシンボリックなスポットと言えば、こちらでしょう。竹林がそびえ立つ竹の小径。

こちらも、日が昇りきってからやってくるととてつもない人だかりですが、まだ早朝のうちであれば、比較的空いている状態で気ままに散策を楽しむことができます。

私の記憶からはすっかり抜け落ちていたのですが、常寂光寺や二尊院の方面に歩いて抜けようとすると、小高い丘を上り下りすることになるので、歩きやすい靴や、歩き慣れた靴で行きましょう。

二尊院

竹の小径を歩いて通り抜けて、一番の目的である二尊院にやってきました。まあ、ほぼ緑だったんですけどね。ほんの一部、気の早い葉っぱだけが色づき始めていました。

参道を覆い尽くすような勢いの枝ぶりが見事です。紅葉に染まった参道を歩きたかったですが、どうしようもないです。

祇王寺

続いて、すぐ隣の祇王寺へ。もう寺院の名前のかっこよさとその響きからして、素晴らしいに違いないと期待が高まってしまいます。

大覚寺の塔頭ということもあって、ややこじんまりとしていますが、苔むした庭園の雰囲気は抜群です。

化野念仏寺

更にずんずんと山を歩いて登り、化野念仏寺へ。嵐山に着いたらクルマ移動はやめて歩いてまわろうと決めたのは自分ですけど、ここまで来るとちょっと後悔し始めてました。

自分で、クルマは停めっぱなしにして徒歩で回る、と宣言してしまった手前、引っ込みつかなくなって片意地張った結果、まだ夕方にもなっていないのに限界を感じ始めました。

嵯峨鳥居本

化野念仏寺をあとにすると、更に山を歩いて登ります。

前に来た時、この嵯峨鳥居本の鳥居の根本で、黒のラブラドールが気持ちよさそうに日向ぼっこしていて、この日もいるかなと密かに楽しみにしていたのですけど、鳥居は工事中でラブラドールもいませんでした。残念。

鳥居のすぐ横の平野屋さんで、団子とお抹茶をいただいてひと休み。

愛宕念仏寺

平野屋さんでひと休みしたら、もうひと頑張り。奥嵯峨野の秘境寺院、愛宕念仏寺を目指します。

この愛宕念仏寺、山の斜面に沿って建っているので、ひと通り見て回ってきた頃には、疲労困憊。しばらく歩きたくねぇ、と皆の意見が一致しまして、京都バスを利用して大覚寺まで戻りました。

大覚寺

初日ラストは、テレビの時代劇などでのロケ地としてもおなじみの、大覚寺。

めちゃくちゃ大きくて立派なお寺で、最後の最後にこの広さか、と天を仰ぎたくなりました。

徒歩で嵐山散策、初日に欲張って詰め込みすぎましたね。

宿も渡月橋の近くに取ったので、夜は宝厳院とキモノフォレストのライトアップでも見に行こうかな、なんて軽く考えていたんですけど、宿にチェックインしてちょっと気を抜いたらとたんに動く気が失せまして、晩御飯食べてシャワー浴びたら、さっさと寝てしまいました。

天龍寺

二日目は、初日でどれだけ見て回れたか次第でどうするか決めようと話していたので、嵐山のラスボス的存在である天龍寺にまずは突撃。

あとは宝厳院と常寂光寺を訪れておくか、と考えていたんですけど、色づきはじめの天龍寺がとてもファンタスティックで、すげーすげーと大喜びで参拝していたら、気がついたらいつの間にかお昼になってしまったので、結局ここでお開きにしようかと相成りました。

天龍寺も相当広いですからね。じっくり見て回っていると、いつの間にか思ったよりも時間が経っています。

動画も少し撮ってきた

DJIのOsmo Pocketで、少しですが、動画も撮ってきました。ほぼほぼ写真ばっかり撮ってるんで、動画素材は細切れのブツ撮りばっかりになってしまっているのが反省点。

ただ、動画を撮りまくったら撮りまくったで、HDDの容量を圧迫してしまうし、編集もめんどくさくて手つかずになってしまいがちなのが、難しいところです。