藤枝MYFCの2024年シーズンJ2リーグ、ホーム開幕戦を観戦してきた

藤枝MYFCの2024年シーズンJ2リーグ、ホーム開幕戦を観戦してきた

2024年2月24日土曜日、晴れ時々曇り。

藤枝市の藤枝総合運動公園サッカー場で、2024年シーズンのJ2リーグ開幕戦、藤枝MYFCV・ファーレン長崎の一戦を観戦してきました。

前の職場で知り合った、長崎出身の友人と。

去年藤枝MYFCの試合を藤枝で観戦した時は、二回とも電車で行って藤枝駅から出ている無料シャトルバスを利用したんですけど、今回は友人が車を出すからとスタジアムから約2kmの貸し駐車場を予約してくれたので、折りたたみ自転車を積んでいってポタリングしました。

去年、スタジアムのすぐ近くにみんな自転車やバイクを停めていたスペースがあったので、そこに停めればいいかと安易に考えて。

あと、当日の予想気温が低くて寒そうだったので、これなら小春日和のスタジアムでビールを飲みたいなんて気分になることもないだろう、という判断もありました。

大間違いでした。

自転車でスタジアムに向かっているうちにむちゃくちゃ暑くなりましたし、去年みんなが停めていたところは今シーズンから駐輪禁止になったらしく、新しく設けられた駐輪場を教えてもらい、結局引き返して歩くことに。

結果、寒いだろうからと念入りに厚着してきたのが完全に裏目に出ました…。

歩きながらどんどん上着を脱ぎ、汗だくで木陰のベンチに座った時にはあったか綿インナーとロンTの二枚のみになっていました。

ビール。ビールが飲みたい、切実に…。

フード・ドリンクコーナーで笑顔で静岡麦酒生ビールを飲んでいた人たちがみんな、ドSの拷問官に見えました…。

しかし、去年ずっと工事していたバックスタンド改修が終わったことによる藤枝総合運動公園サッカー場の変貌ぶりは、凄まじかったですね。

先に書いた駐輪場所の変更に加え、フード・ドリンクコーナーも場所が変わって広くなり出店も増え賑やかで、シャトルバスの乗り降り場は変わってるわ、いつも座ってたあたりの自由席は指定席になってるわ、ホームとビジターのゴール裏も入れ替わってるわ、他にも気が付けていない変更箇所があったかもしれません。

昨シーズンのホームゲーム開催で噴出したネガは、すべてこの新シーズンホーム開幕戦初戦で叩き潰す!

そんな藤枝MYFCの意気込みが溢れんばかりでした。

実際、去年の普段よりも観客動員が多かったにも関わらず、大きな混乱もなく上手く回っているように見えたので、大成功だったんじゃないでしょうか。

上に駐輪場がないと知って戸惑いながら引き返していく二輪は多かったですが。この点くらいかな、周知が行き渡っていなかったように見えたのは。

去年の体験からこうすれば次からはよりスムーズに行けるだろう、という経験は一度リセットですね。

今度シャトルバスで来る時は気をつけないと。去年比大幅増便してくれているそうなので、そんなに心配はしていませんが。

みんなスタジアムの改修工事が終わるのを待ち侘びていたのか、去年行った試合の入場者数は5〜6000人の間だったのに、前売りの段階で8000人に迫りそうな勢いにビビりました。

最終的に発表された入場者数は約7500人ほどと、クラブが目標としていた10000人には届いていませんでしたが、SNSを活用してホーム開幕戦を盛り上げようという取り組みは功を奏していたんじゃないでしょうか。

これから、幾年月のシーズンの積み重ねを経て、どこかで見かけた何かをきっかけにスタジアムに足を運ぶ人があちこちから現れたり、歓声の熱気や場内SEの映画『グレイテスト・ショーマン』劇中歌にテンション上がってそのうちの何割かはリピーターになったり、やがて毎試合のようにゴール裏から声援を送る熱心なサポーターに変貌を遂げたりしながら、少しずつ蹴球都市藤枝が盛り上がってゆくのでしょう。

去年より確実に熱気を増していたスタジアムにこの身を置いたことで、藤枝の明るい未来へと想いを馳せたのでした。

楽天トラベルガイド

藤枝のGKはヒヤヒヤするくらいポジション上げて最終ラインのパス回しに普通に加わるので、スタジアムで観たらびっくりしますよ。

後半途中から出てきて左サイドからチャンスを作りまくっていた長崎の38番、松澤海斗選手、いい選手ですね〜。

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森恵さんの弾き語りライブを観るついでにエスパルスドリームプラザに行ってみたら、一瞬で気に入った

森恵さんの弾き語りライブを観るついでにエスパルスドリームプラザに行ってみたら、一瞬で気に入った

森恵さんの弾き語りライブが開催された静岡市のライブハウスSOUND SHOWER arkですけど、地図で場所を調べたら静岡市清水のエスパルスドリームプラザの道路を挟んだ向かいにあって、立体駐車場のP1と重なっていたんですよ。

どうなってるんだろう?立駐の地下がライブハウスになってたりするのかな?

首を傾げながら予想しつつ、まあいいか行ってみれば分かることだと向かってみたら、立体駐車場の一階がライブハウスになっているという、今までいくつかライブハウスに足を運んできましたけど初めて見る作りに面食らいました。

7月にBand-Maidを観た静岡市のライブハウスRoxyも線路高架下で天井がめちゃ低く柱だらけという特異な仕様に驚きましたけど、他ではちょっと見ない珍しい造りが静岡市のライブハウスの特徴なのかもしれません。

開場まで一時間近くあったので、すぐ隣のエスパルスドリームプラザに行ってみたんですけど、これがまたむちゃくちゃ居心地のいい場所で、一瞬で気に入ってしまいました。

2Fはよくあるイオンモールの専門店街っぽい店並びだったんですけど、1Fは道の駅や高速道路のSAっぽい地元の特産店のような店並びで、このような構成のショッピングモールは地元でも他の地域でも見た覚えがなかったので、これは珍しいなと感心したのがまずひとつ。

外に出たら港と隣接していて展望デッキがあったり、ファミリー向けの遊園地もあったり、公園もあったり、さらには映画館まであったり。

地元民の憩いも買い物客や観光客のニーズもなんでも来いの包容力。まさに夢。ドリームプラザとしか呼びようのない充実っぷりに一瞬でノックアウトされました。

エスパルスとの試合を観るために他の地域から訪れる場合、駅からスタジアムに直行して試合が終わったらそのまま帰るという人も多いと思うんですけど、一度ちょっと早めに来るとかしてエスパルスドリームプラザにも行ってみて欲しいですね。

多分、ほとんどの人が一瞬で気に入って地元にも欲しくなるはずなので。

自分も同じ静岡県民ですけど、地元の隣町の港にドリームプラザが欲しくなっちゃいましたからね。

清水だけずるいぞ。

まあ、エスパルスのドリームプラザなので、清水にしかなくて当たり前なんですけども。

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映画『フェイブルマンズ』で構図の極意を教わったあとに、焼津の黒石川と木屋川で桜並木の写真を撮ってきた結果

映画『フェイブルマンズ』で構図の極意を教わったあとに、焼津の黒石川と木屋川で桜並木の写真を撮ってきた結果

映画の都ハリウッドで巨匠と呼ばれる超大物映画監督のひとり、スティーヴン・スピルバーグ。

その彼の自伝的映画作品として『フェイブルマンズ』という映画が先月上旬に公開され観てきたのですが、予告から想像していたよりも陰鬱で暗く重い物語にやや面食らいつつ、巨匠が幼少期から映像撮影に夢中になりのめり込んでいく様子に見入っていました。

その映画の終盤に、映画業界に足を踏み入れた青年期の主人公が当時の大物映画監督から構図の極意を伝授されるシーンがあるのですが、最後にその極意を思い出したかのように慌てて構図を取り直すお茶目なカメラワークが大好きで、ものすごく印象に残っています。

その極意を胸に、毎年のように桜並木の写真を撮りに行っている焼津市に今年も足を運んできたので、その時に撮った写真を載せていきます。

その前日に御殿場市の富士霊園や帰りながら富士市の龍巌渕という県下でも有数の桜スポットに足を運んでいた上に、当日は10時半から歯医者の予約を入れていたので果たして起きれるのか、そもそも時間までに帰って来れるのかという不安はあったのですが、何と3時半に自然起床できてしまったのでこれは行くっきゃないと弾丸キメてきました。

向こうを8時半までに出れば、二時間もあれば時間までにはこっちに帰って来れるでしょう、という読みです。

今回の撮影機材

今回の撮影機材はキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000Dと標準ズームレンズEF-S18-135mm IS STMの組み合わせで、すべてマニュアル撮影です。

マニュアル撮影の利点は、一度設定さえ決めてしまえば、意図せず露出が暴れるミスを減らして安定して撮れるという点にあります。慣れるまでがしんどいんですけど、逆にいえばそれまでの辛抱です。

マニュアル撮影以外のモードで写真を撮っていて、悪くはないんだけど何となくしっくり来なくて悩んでいるのなら、マニュアルモードへの移行をお試しあれ。

焼津市の桜並木で撮ってきた写真

たまには新規開拓したいなという思いもありつつも、今回はあとに予定も詰まっているので計算が立てやすい通い慣れたいつもの安パイを選択しました。

木屋川堤と黒石川です。

結果的にこの選択は正解だったと思います。

歯医者の駐車場に帰り着いたの、予約時間の一分前でしたからね。自宅から出てもこんなちょうどには着けないぞという。計画通りすぎて自分がちょっと怖くなっちゃいました。

焼津の桜並木には優しい陽光が差し込んで、これがまた何ともいえない美しさで最高でした。

東西に伸びている桜並木が多いので、ちょっと立ち位置を変えるだけで、順光逆光半逆光が選びたい放題なのです。

今後も焼津に桜並木を撮りに行く時には、日の出直後狙い一択ですね。神か天使が降臨しているでしょう、これは。

ところで、映画『フェイブルマンズ』から得た構図の極意ですけど、意識して撮れている時もあれば、ついつい忘れて無造作に撮ってしまう時もありました。

精進あるのみですね。

黒石川で撮ってきた写真

木屋川堤で撮ってきた写真

藤枝総合運動公園サッカー場で、開幕三連勝がかかった藤枝MYFCのJ2昇格三戦目を観てきた

藤枝総合運動公園サッカー場で、開幕三連勝がかかった藤枝MYFCのJ2昇格三戦目を観てきた

ヤマハスタジアムでジュビロ磐田を観るか、藤枝総合運動公園サッカー場で藤枝MYFCを観るか、悩んだ末に藤枝に行ってきました。なんたってJ2昇格即連勝、三連勝のかかったホーム戦ですからね。

今J2で最もアツいチームのひとつである藤枝MYFCを観ておこう、と気持ちが固まりました。

なんで磐田に行くか藤枝に行くかで迷っていたか一応説明しておきますと、どこか特定のチームを応援しているわけではないからです。調子のいいことを書いているみたいで気が引けますけど、特定のチームのサポーターである前にただのひとりのサッカー好きである、というスタンスです。

第一にあるのが、アツくて面白い試合が観たい、という気持ち。ノーガード上等の撃ち合いとかですね。

その次に、代表であれば日本やイタリアやオランダ、スペインなどの好きな国、Jリーグであれば出身である静岡県のチームが勝ったら嬉しいな、という思い。

長崎出身の友人とV長崎を応援しに岐阜や神戸や川崎に行ったこともあります。

こんな感じで、ゆるく、たまに心惹かれた試合をスタジアムまで観に行っています。例えば今シーズンだと、J1の名古屋対神戸や名古屋対川崎なんかは日程や都合がよければ観たい試合ですね。

当日は快晴で風もそんなに強くなく、絶好のサッカー観戦日和。

藤枝駅北口からの無料シャトルバスがありがたかったですね。駅からサッカー場まで徒歩だと一時間かかるみたいなので。路線バスの空き車両を回しているのかなと想像していたら立派な観光バスだったのでお得感が増しました。

シャトルバスに揺られて藤枝市内を移動してたら久しぶりにすみやの看板を見かけて感動しました。まだ生き残ってたのか…と。いや、西部ではとんと見かけなくなったので、てっきり絶滅したのかと思ってたんですよ。

余裕を持って少し早めに家を出たので、キックオフ一時間半前にはスタジアムに着きました。そんなに早く着いてどうするのかと思う人もいるかもしれませんが、春めいてきたポカポカ陽気のスタジアムでビール飲みながら唐揚げや焼きそばなどを食べると最高なので、お酒を飲める大人の方は一度お試しください。

あと、テレビ放送だとキックオフまで一時間半とか遅々として時間が進まなくてまだかまだかとイライラが募りますけど、スタジアムだと選手のアップやサポーターの応援合戦などを見ているといつの間にか時間が進みあれよあれよという間に試合が始まるんですよね。ほんと不思議なんですけど。

藤枝総合運動公園サッカー場という名称から、てっきり陸上競技と兼用のスタジアムなのだろうと思い込んでいたらまさかのサッカー専用スタジアムで驚きました。ピッチが近くて観やすいスタジアムでしたね。

ひとつ面白かったのが、ゴール裏が芝生になってたんですけど、楽器を鳴らしたり旗を振ったりと熱心に応援しているコアサポーターもいれば、ゴザを敷いて座ってピクニック気分でまったり観ているライト層もいて、それがうまいこと共存していたのが物珍しく、微笑ましかったです。こんなゴール裏は初めて見たかもしれません。

応援への温度やテンションは人それぞれなので、こういった光景はある意味当然なんでしょうけど、ゴール裏は特に熱心なサポーターが集まるところという思い込みというか暗黙の了解というか、知らず知らず染まってしまっていた自分に気付かされました。

試合は秋田の堅守にはまってしまいなかなか打開できず0-1で惜敗。残念ながら開幕三連勝とはいきませんでしたが、終盤には押し込んで何度もゴールに迫るなど、連勝中の勢いと充実を窺わせる内容でした。次こそ勝利が観たいですね。

試合終了の笛と同時にシャトルバス乗り場に直行したのですが、バスに乗り込むまで約40分ほど待ちました。行きは行動する時間がバラけるのでいいですけど、問題は一気に殺到する帰りですよねぇ。

試合終了5分前とかにスタジアムを出てバス乗り場に向かえば40分も待たずに乗れるでしょうけど、例えばその試合そこまで0-2で負けてたとして見限って、家に帰ってから結果を確認してみたら3-2で奇跡的な逆転勝利してたらそんな神試合の結末をみすみす見逃したことを悔やんでも悔やみきれないので、最後の笛が鳴るまで席を立ちたくないんですよね…。

この待ってる40分でどこまで歩けたかな、と考えながらバスを待ちました。来場者2020人しかいなかったのに、試合終了直後に行動に移してこれですからね。

徒歩一時間は堪えるので待ちましたけども。趣味で登山やハイキングを頻繁にやってたならば、トレーニングも兼ねて歩いていたかもしれません。

今度はスタジアムでのビールを我慢して、車で行って駅近のパーキングにでも停めたら、そこから折りたたみ自転車でポタリングもありかな…。

藤枝総合運動公園は小高い山の上にあったので、豊かな自然風景も楽しめそうです。

スタジアムの目の前にはメタセコイア並木があったので、シーズン終了間際には紅葉が見頃を迎えるでしょう。あとひと月半もしたら新緑がさわやかな時季ですね。

家に帰ってきてから知ったんですけど、藤枝駅北口のシャトルバス乗り場近くに美味しそうなハンバーグ屋さんがあったので、次は食べてから帰りたい。

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https://note.kishidanami.com/n/n067e24f15db9

Hoobastank観たさにポートメッセなごやで開催されたフェスBlare Fest. 2023に行ってきた

Hoobastank観たさにポートメッセなごやで開催されたフェスBlare Fest. 2023に行ってきた

フェス派か単独派かでいったら単独派。

そんな単独派の誇りは何処へやら。Coldrainが主催する三年ぶりのフェスBlare Fest. 2023にHoobastankが出ると聞いて、いてもたってもいられずにチケットを入手して観に行ってきました。

いや、行くでしょう。Hoobastankが出るとなったら。超かっこいいロックナンバーや感動的なバラードを聴かせてくれるアメリカン・ロックバンドですよ。

そんなこといいながら、最初から好きだったわけではないのであまり偉そうなことはいえませんが。

自分がHoobastankのことを好きになったきっかけは、東京は恵比寿のリキッドルームでThe Rasmusのライブを観たあとに移動した六本木のハードロックカフェの店内で超名曲”The Reason”のMVが流れたことです。

それで(なんだこの感動的なバラードは!)と感動して、地元に戻ってから彼らのCDを買いに走りました。

バンドの代名詞的な一曲なので、この曲を演らないわけがないだろうとは思いながらも、”The Reason”は絶対聴きたいと思っていました。

果たして、その”The Reason”は持ち時間の終了も差し迫った終盤に少々意表をつかれた形で披露されました。

ダグが「次はヘヴィな曲を演るぜ!」と叫んだものですから、(なんだろ?まだ演ってないヘヴィな代表曲というと”Crawling In The Dark”かな?)と予想していたら”The Reason”のイントロが流れだしたので。

“The Reason”がヘヴィな曲という認識はなかった。

MVの内容は確かにヘヴィですけども。

Blare Fest.での持ち時間は40分だったので、初期の代表曲を中心としたセットリストかなと予想していましたが、もろその通りの構成でした。

大好きな曲ばっかりが聴けた至福の40分だったんですけど、3rd以降の曲ももっと聴きたかったなぁと贅沢なことを思ったり。

Hoobastankはこれまでに6枚のオリジナル・アルバムを発表していて、1stと2ndの出来が特に出色で抜きん出ていることに異論を差し挟む余地はないとして、それ以降も随所で光るメロディを聴かせてくれているのでもったいないなぁと。

せめて60分は演ってほしかったなぁ。主催でトリのColdrainでも持ち時間50分だったので、これ以上は言いますまい。

アルバムが多作で名曲も盛りだくさんのバンドは、持ち時間の限られているフェスよりも、単独でたっぷりじっくりと観たいという思いを新たにしました。

フェスの完璧なスケジュール管理のおかげで、定刻で始まってダラダラせずにちゃっちゃと進行してスパッと終わってくれるのは本当にありがたいのですけど。

後の予定が詰まったり押されたりしないことの気持ち良さよ。

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