Band-Maidを静岡に観に行く夜に向けて、計画していること

Band-Maidを静岡に観に行く夜に向けて、計画していること

まさか当たるとは。

会場小さそうだし、どうせ当たらないだろうけど一応申し込んどくか。そんな諦め半分の軽いノリで先行抽選に応募したら、当たっちゃったんですよね。

Band-Maidの静岡公演に。

びっくりです。

これもお伊勢さんに初詣したおかげでしょうか。今後毎年、新年を迎えたら片道250km、お供物を手にお伊勢さんに初詣することになりそうなくじ運に恵まれております。

自宅から静岡市までは片道約90km。新幹線なら約一時間弱、鈍行だと約二時間弱、車でも約二時間程度なので、17時半開演で20時までには終わるだろうと予想するなら楽勝で日帰り圏内なのですが、今回は泊まりで行きます。

というのも、前々から、静岡市に行くならついでにやりたいなと考えていたことがいくつかあったのですよ。

静岡市には年に数回、日本平に富士山と日の出の写真を撮りに行ったりしているのですが、夜明け直後に激写して満足したら(目当てのお店まだ開いてないので)そのまま帰ってきてしまってたんですよね。

どうしたもんかと(いや現地でお目当てのお店の開店時間まで仮眠するとかして時間潰せよって話なんですけど)ちょっと頭を悩ませていたんですけど、この度めでたく静岡市に行く予定ができたので解決です。

初めは車中泊しようかな、と考えていたんですよ。

静岡のすぐ隣の用宗で。用宗港にクラフトビールのタップルームが併設された日帰り温泉がオープンしたらしいと聞きつけたので。何それ、温泉上がりにクラフトビールとか最高じゃん、と。

しかしですよ。

私は車内では仮眠したことがある程度で車中泊は未体験、7月となると午前中から車内の気温も相当上昇するでしょうし、周囲に迷惑かけずに耐えられるか…?雨でも降ったら窓も開けられなくなるし音がうるさくて快眠も妨げられそうだし…とそこまでネガティブな想像を膨らませたところで、どうやら自分には向いてなさそうだと判断して車中泊は諦めました。

車種専用の日除けを買うにも高価ですし、かといって自作するほどの情熱もありませんからね。年に数回でも車中泊するならまだしも、ほぼやらないでしょうし。

なので、お安めの宿に素泊まりします。そのぶん外での食事や飲食代に振ります。静岡駅の近くにも用宗のクラフトビールのタップルームがあるようなので、そちらで豪遊します。酒豪ではないので、いうほど飲めませんが。

あと、コロナ禍のせいでここ数年会えていなかった、静岡市のお隣の焼津市在住の友人と久しぶりに会う予定なので、車で行きます。お互いの愛車を並べて撮影会とか。富士山をバックにそれができたら最高ですね。

自分は同じ県内で何度も食べているのであまりそのような衝動はないのですけど、県外から来る予定の方の中にはついでに炭焼きレストランさわやかに行きたいと考えている人もいるでしょうね。

会場の近くや静岡駅の近くの店舗だと激混みしている恐れもあるので、時間に余裕を持たせた計画を組むといいでしょう。

チケットが当選した時にはまだまだ先の話でしたが、気がつけばいつの間にか早あとひと月強。

徐々に盛り上がってまいりました。

愛知スカイエキスポで開催されたThe 1975の愛知公演を観てきた

愛知スカイエキスポで開催されたThe 1975の愛知公演を観てきた

2023年4月29日、イギリスのロックバンドThe 1975の5thアルバム『Being Funny In A Foreign Language』発売に伴う来日ツアーの愛知公演を観に行ってきました。

会場は愛知県常滑市。中部国際空港のすぐ隣。愛知スカイエキスポです。

当日は雨が降っていましたが、中部国際空港から愛知スカイエキスポまでの通路の95%くらいは屋根があったので、ほぼ傘をさすことなく快適に会場まで歩いていけました。

名鉄常滑駅のすぐ近くに宿を取り、宿にはだいぶ早めに着いて車を停めさせてもらって、やきもの散歩道を散策してから開演30分前着くらいで会場入りしたのですが、グッズ売り場は想像以上の待機列で(ええ?これ開演に間に合うか?)と戸惑いながらも一応並びました。

すぐ後ろの女子三人組の可愛い系関西弁によるTaylor Swiftの好きなところ談義や”Love Story”を口ずさんだりしているのに耳が吸い寄せられながらギリギリまで粘りましたが、どう考えても無理だと判断して開演時間10分前に離脱して席に向かいました。

開演前には、SF映画のサントラみたいな壮大なSEが延々と流れていました。これが次の新作に入る予定の”The 1975″だよと言われたとしても違和感なさそうな。こんなロックコンサートの開演前もなかなかないというか、珍しいですよね。

肝心の座席ですが、かなり後方の左端の方という、少し前に話題になった名ばかりS席そのものでしたが、不幸中の幸いでブロックの右端の席だったので右隣が通路でスペースが空いていて、右斜前方のバンドのステージが観やすくて助かりました。

ただ、通路を挟んで右隣の人がブレイクダンスでも踊るつもりなのか、めっちゃ通路の方にはみ出してきて大胆にステップ踏みながら腕も振り回していたので、鬱陶しかったですが。

(ちょっとは遠慮しろよ、図々しいんだよ)と忌々しく思いながら、もし足を踏まれたら即座に肩を当てて腰を入れて肘で弾き飛ばすカウンターのイメトレしつつ観ていました。最後の二曲は好きな曲じゃなかったのか体力が尽きたのか、いきなり棒立ちになって腕を組んでいたのが謎でしたが。

去年のサマソニで観た真夏の雨夜の夢の続きのような、素晴らしいステージでしたね。

必要最低限のセットながら中央と左右に計三つの大迫力大型スクリーン。モノクロ基調のおしゃれでかっこいいライティング。

ちょっとしたミスはありましたが特に大きなトラブルもなく、順調かつ快調な進行。

サポートメンバーを多数引き連れていたので、生音やコーラスがぶ厚くて豊かで多彩だったのも最高でしたね。

この夜のライブは、オフィシャルで録画録音して、ライブアルバムおよびライブ映像作品としてリリースして、全世界のファンと共有すべき公演だったんじゃないでしょうか。それくらいの会心の出来だったのではないかと。

The 1975のライブの素晴らしさは去年のサマソニで骨身に染みていたはずが、それでカチ上がっていたハードルをも越えてくる脅威のパフォーマンスでした。

家でCDを聴いていると、淡々と自分の仕事をそつなくこなすのみという印象のドラムが、ライブになるとスカッと気持ちよく抜けるのにズシッと重く響いてくる超心地いい重低音を放ってきて、これがライブならではの楽曲の魅力をがつんと底上げしてくるんですよね。

ライブで生で聴くことで、CDとはまた違った一面にその曲の評価を見直すことはたまにありますが、The 1975の場合は元々好きだった曲がさらに好きになるんですよね。その夜聴いた曲全部の勢いで。

ヴォーカルのMatty Healyがワインボトルやスキットルからお酒をラッパ飲みしながら、ときにはタバコを吸ったりしながらステージを進行して、他の人が同じことやったら(なんだその舐め腐った態度は!)と激昂してしまいそうな仕草なんですけど、それが妙に様になっているというか絵になっているというか、とにかくかっこいいんですよねぇ、不思議なことに。

魅了されたかのようにステージに魅入ってしまうのです。惚れ惚れと眺めてしまうのです。会場に居合わせた男子の何割かは感化されちゃって、髪を伸ばしてオールバックにしてお酒を飲みながらタバコを吸うようになってしまっていても不思議じゃないくらい、かっこいい。

“At Their Very Best”と銘打たれた、新旧の名曲を織り交ぜたセットリストも最高でした。

アコギ弾き語りでしっとりと幕を開け、少しずつメンバーが増え音も増え、終盤にはいつの間にかサポートメンバーがステージから消えていてちょうどそのタイミングで「We are The 1975!」とMatty が叫んだり。

ひと言の挨拶を何度か発した程度で、休憩やMCもなく次から次へと曲を披露して、アンコールもなくすぐにフロアが明転して終演したので若干あっさり感はありましたが、メリハリが効いていて切り替えやすさはあったかもしれません。

そのまま帰らずに一度グッズ売り場に向かいましたが、なんだかんだ大好きな1stのジャケットデザインのTシャツは売り切れ、事前に(これ欲しいな)と狙いをつけていたキャップもなければバッジもなく、パーカーはありましたがサイズがなかったので結局”Happiness”デザインのTシャツ一枚だけ買って離脱しました。

海外バンドの単独公演でこんなにグッズ売り場が盛況で売れまくっている印象がなかったので、すっかり油断していましたね。もう少し余裕を持って会場入りするべきでした。欲しいグッズがあったのでなおさら。

…あの夜からもう一週間か。

あぁ、The 1975の曲ばかりが流れている居酒屋で、The 1975の好きなところを語らい合いながら、美味しいおつまみを食べつつ楽しいお酒が飲みたい。

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Maneskinの3rdアルバム『Rush!』のライブCDとフォトブック付き日本初回限定盤が超素晴らしい

Maneskinの3rdアルバム『Rush!』のライブCDとフォトブック付き日本初回限定盤が超素晴らしい

発売日が2023年1月20日なので、三ヶ月近くも経って何を今更感は正直甚だしいですけど、12月に単独来日公演も決まりましたし、その先行抽選に申し込んで当たりますようにと祈りを捧げる日々の中で(やっぱりいいなぁ)と噛み締めつつ聴き込んでたら気分が上がってきました。

2021年のEurovisionソングコンテストを制したことで一躍世界的ロックスターへと登り詰めたManeskinは、その後ツアーにメディア対応にフェスへの参加と、全世界を飛び回ることになります。

その忙しい遠征の合間を縫ってレコーディングされたのが、この『Rush!』というアルバムです。

このアルバムを聴いてまず驚いたのが、世界中を忙しく飛び回りながら収録されたにも関わらず、倦怠感や厭世感が皆無で、彼らの最大の魅力であるフレッシュでエネルギッシュなロックンロールがまったく損なわれていなかったことです。

曲調が暗くなったり演奏が雑で投げやりになったりなどのネガティブ一切なし。ファンの期待に真っ直ぐど真ん中。

一部ストリングスを導入している曲もありますが、四人で出しているとは思えない音数とグルーヴと圧に気圧されます。ライブをそのまま録っているかのような熱いノリと躍動感もすごい。

世界中をツアーで忙しく飛び回ったことで、数多のライブで得たさらなる経験値がそのまま新曲の録音に活かされているようです。

しかも全17曲という超ヴォリュームながら、一曲一曲がコンパクトなため冗長さがまったくなく、短すぎて物足りなさを覚えることもなければ長すぎて飽き飽きすることもないという収録時間。絶妙。

日本盤の初回限定版には豊洲Pitでの単独来日初公演の模様を収めたライブアルバムとフォトブックも付属しているのですが、こちらがまた去年の単独公演やサマソニを観た方にとっては、その感動が甦るスペシャルなアイテムです。

一夜限りのたった一度のチャンスで果たしてどのように録ったのか、ライブの興奮や熱気を余すところなく収めていながら、歌声が遠すぎて聞き取りにくいこともなければ、低音が勝ちすぎて他の音が埋もれたりブーミーすぎたりなんてこともなく、かといって整然としすぎていて面白味が損なわれているなんてこともない、なんとも痛快無比な音が鳴っているのです。

去年サマソニで観たライブの感動の思い出補正を上回ってくるほどのサウンドです。

Eurovision 2021の優勝パフォーマンスを見た時点でライブが凄そうなバンドだなと思ってましたけど、元から高かった期待値を軽く超えてくる圧巻の演奏です。

世に数あるライブアルバムの中でも、かなり上位に来るサウンドなんじゃないでしょうか。

2023年12月に予定されている単独来日公演のチケットぴあとe+でのオフィシャル先行抽選に申し込んでいたのですが、ぴあで当選しました。天照大神様、ありがとうございます。

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Sumerian Recordsに所属しているアーティストの音楽がツボに刺さりまくっている

Sumerian Recordsに所属しているアーティストの音楽がツボに刺さりまくっている

たまに、気に入ったバンドを見つけたとして、関連から近しい音楽性のバンドも掘っていくと、その中のいくつかが同じレーベルに所属していた、ということがあります。

偶然の時もあれば、必然の時もあります。

偶然の場合は超大手レーベルで、様々なジャンルの売れ線が取り揃えられているところから、たまたま自分が気にいるアーティストがピックアップされていたりとか。

必然とはどういうことかというと、中にはレーベルの特色を出すために音楽性を絞ってアーティストを揃えているところがあるからです。その場合、ひとつ気に入れば他も気に入る可能性が非常に高い。

エモーショナルなCCMロックバンドを多数取り揃えて世界をうかがっていたTooth & Nail、青春メロディックパンクの猛威を借りて隆盛を極めたDrive-thru、ジャンルはバラバラだが特異で面白いアーティストが集まっているDirty Hit、いつの間にか一大メロディアス・ハード/メタル帝国を築き上げていたFrontiersなど、この辺りがすぐに思い浮かぶ特色が際立っているレーベルです。

今回紹介するSumerian Recordsもこれらに並ぶ独特の特徴を持っているレーベルで、オルタナティブ系のキャッチーなロックが好きならば刺さる可能性の高いバンドを多数抱えています。

そんなSumerian Records所属の好きなバンドを三組に厳選して紹介します。

Palaye Royale

2021年、Eurovisionソングコンテストを制したManeskinが世界中で大ヒットし一躍世界的なロックスターへと上り詰める、という出来事がありましたけど、その様子を見ていて一番驚いたのはこのPalaye Royaleの面々だったかもしれません。

「おい、イタリアから生き別れた兄弟みたいな音を出しているバンドが出てきていきなり世界制覇しちまったぞ!?」

クセになるキャッチーな歌メロ、跳ねるリズムに唸るギター。とびきりかっこいいロックンロールを鳴らしています。

Black Veil Brides

ヴォーカリストAndy Blackが率いるロックバンド。ハード&ヘヴィなかっこいいサウンドでドラマティックな展開を見せる楽曲を聴かせてくれます。貫禄のある深く低い歌声も素晴らしい。

Andy Blackの歌声に惚れ込んだなら、より歌唱やヴォーカルラインに焦点を当てて作り込んでいるソロも超おすすめ。もし自分がバンドメンバーだったら、このままソロに転向することになって捨てられたらどうしようと気が気じゃなくなっちゃうくらいの傑作です。

Lilith Czar

彼女について何も知らずに、曲を気に入ってCDを買ったのであとになってLilith Czarとは何者だろうと調べてみたら、その結果に私は驚愕しました。元Automatic LoveletterのJuliet Simmsが改名してソロに転向したのが彼女だと!?歌声を聴いただけじゃ全然わからなかった…。

先に紹介したAndy Blackの妻でもあります。

重低音が心地よく響くロックサウンドにも負けないパワフルな歌声が素晴らしい。

もし自分がSumerian Recordsの重役だったら、職権濫用してAndy BlackとLilith Czar夫妻共演の歌メロ重視でEDM × ロックサウンドなデュエットアルバムを作らないかと提案したい。

春のパンクロックの祭典PunkSpring 2023に初めて行ってみて改めて感じたこと

春のパンクロックの祭典PunkSpring 2023に初めて行ってみて改めて感じたこと

行ってきました。3月の最終週に幕張メッセで開催された、春のパンクロックの祭典PunkSpring 2023に。大好きなMy Chemical RomanceとSimple Planが出演するということで。

当初はライブを観れば好きの段階がもうひとつ上がるかもしれないと楽しみにしていたSum 41も出演予定だったのですが、残念ながら開催直前にキャンセルになってしまいました。

正午ごろスタートして21時ごろに終演する長丁場のフェスにずっと入り浸りだと体力的にしんどいことは、2月のBlare Fest. 2023で11時ごろからお目当てのHoobastankを観るまで会場に詰めっぱなしだったことで実感したので、今回は早めの時間に上京はするけど幕張メッセに向かうのはお昼過ぎ、せっかくの上京なので東京で気になっているお店をいくつか見て回ってからにしよう、というプランです。

しかし当日はあいにくの雨。車で行って帰りながらお花見しようと考えていたところ、新幹線でささっと行って終演したら終電で帰ってくることにしました。見知らぬ慣れない街の雨夜という視界も悪い条件で車の運転とか、危ないですからね。

事前確認もせずに人の流れに安易に乗ると他所に連れて行かれる

幕張メッセの最寄駅は、京葉線の海浜幕張駅です。東京駅で京葉線に乗り込んだ私は、立錐の満員電車に揺られて海浜幕張駅を目指しました。

ディズニーリゾート最寄駅の舞浜でもあまり降車せずほぼ満員だったので、これみんな海浜幕張で降りるのか?ライブに行きそうな感じの人あまりいないけど…と不思議に思いながら揺られてたんですけど、幕張でほとんど全員が降車したのでやっぱりそうなのか、と合点しました。

みんなPunkSpringに行くんだ、と。

チケットあんまり売れてそうな感じなかったけどやっぱり集客力あるんだな、と感心しながら、みんな同じ方向に歩いていくので何の疑問も抱かずにそのままついていったら、何やら様子がおかしい。

PunkSpringのポスターもなければ、のぼりもない。どこをどう見ても、ここで音楽フェスをやっているような雰囲気ではない。物販ブースもサマソニの時と同じ場所には何もない。音漏れも聞こえてこない。

あれ?ここじゃないのか?しかし同じ電車で降りた人たちは皆、幕張メッセの中に迷いなく入っていく。

慌てて通路脇の壁に身を寄せて検索してみると、PunkSpring 2023の会場は幕張メッセ9−11ホールと出てきました。自分が今いるのは1−8ホール。なるほど、そういうことですか。幕張メッセの大小様々なホールでいくつかのイベントが同時開催されていて、それでこの人手だったと。

ようやく会場を確認した私は移動し直したのでした。サマソニで一度行ってるからって、今度もあそこと同じだろうという思い込みは厳禁でしたね…。

雨だからこそ車で行って、終演したら他のことには目もくれずに帰ってくるべきだったのかもしれない

最初、車で行って帰りながら桜の名所に寄って写真を撮ろうと考えていたのですが、雨だったので車で行くのをやめて新幹線に切り替えたのですが、自宅の最寄駅に辿り着いた時点ですでにずぶ濡れの足元を見て、早くも自分は勘違いしていたのではないかと思い始めていました。

雨だからこそ車で行って、PunkSpring一本に集中して、終演したらそのまままっすぐ帰ってくるべきだったのではないか。普段車でばっかり移動しているせいで、雨の日の電車移動の面倒くささを忘れていたのではないか。

電車に乗り込んだ時点で引っ込みがつかなくなっていたのでそのまま東京に向かいましたけど、胸中は後悔で締めつけられていました。

新幹線はひかりよりこだまが好き

浜松駅に着いて程なくしてひかりが入って来たんですけど、自由席はほぼ一杯だったので一本見送って次のこだまに乗ることにしました。

その時に思ったんですけど、自分はやっぱりひかりよりもこだまが好きですね。

ひかりに乗っている人はなんだか先を急いでいる人ばっかりで、車内の空気が殺伐としている感じがします。

こだまでも充分速い上にあくせくしすぎていないのどかさがあって、空気が肌に合っている感じがします。自由席も多くて座席も確保しやすいですしね。寝不足でウトウトしている間にいつの間にか通路に立っている乗客もいるほど混んでいたので驚きましたけど。

それにしても、去年のサマソニ行きで浜松駅で新幹線に乗り込んだ時にも思いましたけど、絶妙な弧を描いている浜松駅のホームに入ってくる新幹線のかっこよさは格別です。

自分は別に撮り鉄ではありませんが、それでもなぜ誰ひとりとして浜松駅のホームに入ってくる新幹線のかっこよさに見向きもしていないのか、意味がわかりません。

この写真は乗り込む新幹線が浜松駅に入ってくるところを私が撮ったものです。人目が気になって恥ずかしかったのでガチれず、こそこそとカバンからカメラを取り出してささっと撮ったのですが、それでこれですよ。もっとバチバチに構図やアングルやピントを凝って撮りたかった…。

誰も見向きもしていない新幹線をデジイチでひとりガチ撮影とか、アウェイすぎる…。

天気が雨だと、上京ついでに気になっていたお店に寄り道しようという気も霧散する

車で行くなら帰りながら寄り道しようと考えていましたが、新幹線で行くなら上京ついでに東京で寄り道しようと考えていました。考えていたのですが、天気が雨で外を出歩くのが面倒になったのと、目当てのお店の一つが土日休みだったこともあって、上京ついでに寄り道しようという気持ちは霧散してしまいました。

ジャズ喫茶いーぐるとか、ロックイン東京とか、東京ギョーザスタンドウーロンとか、行ってみたかったのですが…。

結局、上野駅構内にあるハードロックカフェでお昼を食べただけで、幕張に向かうことにしました。ハードロックカフェに向かう前に東京駅構内を歩き回ったのですが、東京ギョーザスタンドウーロンは発見できず。どこにあるんだろう…。次回上京時のリベンジ案件ですね。

会場内は長傘持ち込み禁止だったので、雨具については事前に一考しておくべき

幕張到着時には小雨だったので、傘をさしつつスリッピーな歩道橋にヒヤヒヤさせられながら会場に向かっていたんですけど、チケットゲート前に傘置き場が設けられていて長傘の持ち込みは禁止と案内されていて、面食らいました。

サマソニは野外会場もあるので傘はダメだろうなと予想ついてましたけど、屋内公演のPunkSpringも傘禁止なのか…。床が濡れてしまったら危ないからというのもあるんでしょうね。

家を出る時から結構強く降っていたため大きめのワンタッチ傘を持ってきていたので、パクられないことを祈りつつ傘置き場に預けました。折りたたみは持ち込み可とのことでしたが、荷物になるのを嫌がってか地面に置いて会場入りしている人もたくさんいました。

そしたらですよ。帰る時になったら傘置き場が動かされてて目が点ですよ。

幸い自分は番号と周りの傘の特徴も覚えておいたのですんなり見つけられましたけど、何の目印もないビニール傘とか地面に無造作に置いた折りたたみとかは無理でしょ、こんなの見つけられないよ…。

もし今度、幕張メッセ9−11ホールで開催されるライブを観にいく場合、天気が怪しそうだったら服装はレインブーツに撥水パンツに撥水ジャケットで小雨程度はやりすごし、カバンの中には念のため折りたたみ傘を忍ばせて、移動時には無くしてもダメージがほぼないビニール傘をさして。これですね。このパターンで行きます。

新幹線日帰りの場合、帰りの電車は終電の一本前で予定しておくべき

トリのMy Chemical Romanceをギリギリまで観て、終演後は海浜幕張駅まで走って何かひとつでもミスったら浜松の漫画喫茶で始発まで暇つぶしのタイトロープ終電ダッシュをしようと考えていたんですけど、朝早い電車で出るために睡眠時間を削った代償か、眠くて眠くて立ったまま寝落ちしそうなくらいフラフラだったので、ここらが潮時だろうと判断し、帰宅を一本早めました。

結果的にこの判断は正解でした。

というのも、東京駅に着いて駅弁の確保やら切符の手配やらで奔走してる間に終電の一本前の新幹線が満員になってしまっていて、浜松まで立ちっぱなしはしんどいなと見送ったため、結局元々乗るつもりだった終電に乗ることになったからです。

春休み期間中で出かけていた人が多かったからなのか、指定席は全席完売で自由席は立っている人多数という状況だったので、もし最初からこの電車に照準を合わせてギリギリすぎる予定で動いていたら座席を確保できていなかったと思うとゾッとします。

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