私は普段、愛車で聴く音楽を、パソコンからUSBメモリにコピーして、持ち出しています。
以前は、iPhoneをUSBケーブルでカーオーディオに繋いでいたんですけど、それだと、エンジンONで接続中は常に充電中の状態になってしまうのが、最大のネックでした。
iPhoneのバッテリーのことを考えると、常に充電中だと、過熱や過充電による劣化、という悪影響が心配なのです。
それで、車内でiPhoneで音楽を聴くのはやめて、パソコンからUSBメモリに書き出して持ち出すようになりました。
そうと決めたものの、実行前から、薄々面倒くさそうだなと感じていたのですが、実際にやってみて、やっぱり面倒くさかったですね。
USBメモリで音楽を管理する上で、面倒くさいこと
クルマの中で聴く音楽を、USBメモリやSDカードに書き出して持ち込む場合、避けては通れない面倒くさい問題がいくつかあります。
手動で管理しなければならない
なんと言ってもこれですね、最大のネックは。
iPhoneをカーオーディオに繋いでいたときは、スマートプレイリストをテーマ別やアーティスト別でいくつか作って、再生やスキップした楽曲は一定期間プレイリストに上がってこないように設定を追い込んでいました。
まあ、その設定の追い込みも大概面倒くさかったんですけど、一度その設定さえ決めてしまえば、あとは同期するだけで自動でプレイリストが更新される状態で、特定の曲ばかり偏って再生されることなく、快適に好きな音楽を楽しめていました。
USBメモリやSDカードではそうはいかないので、自分で聴きたい音楽を選んで、コピーしなければなりません。
本当は、楽曲単位で聴きたい曲を選びたいんですけど、それだと細かすぎてキリがないので、不本意ではあるのですが、アルバム単位で選んでいます。
たまに、USBメモリ内の音源を確認したくなる
部屋で音楽を聴いていると、たまに、「あれ、このバンドの曲、USBメモリに入れたっけ?」ってことがあるんですよ。忘れてたとか。
そのたびに、クルマからUSBメモリを持ってきて、中身を確認して、入っていなかったらコピーして、終わったらクルマに戻しに行っています。
これが地味に面倒くさいんですよねぇ。
たとえ真夜中であったとしても、気がついたその時にやらないと忘れてしまうので、その都度部屋とクルマを行き来しています。
もしかしたら、ご近所さんからは白い目で見られているかもしれませんね。何やってんだあいつは、と。
容量ギリギリまで詰め込むので、音源入れ替え時に取捨選択を迫られる
私は32GBのUSBメモリを使用しているのですが、手持ちの楽曲データ量がそれ以上に膨大であるため、持ち出す曲は厳選に厳選を重ねても空き容量ギリギリになってしまいます。
そのため、お気に入りの新譜をUSBメモリに書き込もうとすると、書き込み済みの厳選に厳選を重ねた音源から、削らなければならないのです。
何を削るか、これがまた悩むんですよね。決めて削ったはいいものの、またあとになって入れたくなったりするのも始末が悪いですし。
昔、カセットテープにダビングするときに、片面の残り時間をいかにゼロに近づけるか、計算して頭を悩ませていたのに通じる面倒ですね。
まあ、その面倒が、ある意味では楽しくもあるのが、またややこしいところなのですが。
曲順ではなく、書き込み順にソートされてしまう
ソートとは、特定の規則に従って、データを並べ替えることです。
パソコン内の音源をUSBメモリに書き込むと、パソコン上では曲順にデータが並んでいるのですが、これをカーオーディオに挿すと、なぜか書き込まれた順に再生されてしまうのです。
ランダムで聴きたいときには別に問題はないのですが、アルバム単位で聴きたいときに困るんですよね。特に、お気に入りの名盤の流れが阻害されるのは困る。
ウィンドウズであれば、フリーソフトで並べ替えができるみたいですが、Macにはどうやらないようで…。
Bluetooth対応のカーオーディオへの買い替えを検討している
iPhoneで音楽を聴いて、自動でライブラリを更新していくのが、なんだかんだ一番便利なのではないかと感じています。
音質面でも、USBメモリより、iPhoneのほうがいいと感じています。
手持ちのカーオーディオがBluetoothに対応していれば、それで解決していたかもしれません。無線で音楽を聴いて、バッテリーが心許なくなってきたら、シガーソケットから給電すればいいわけですからね。
そんなわけで、Bluetooth対応のカーオーディオへの買い替えも考えています。
ただ、製品レビューを見ていると、無線接続に安定性がないといった意見が散見されるので、そこが不安でなかなか踏み切れません。
小一時間かけて、汗をダラダラ流しながら自分でカーオーディオを入れ替えて、楽しみにしていた無線接続を試してみたらブツ切れだったとか、悲劇以外の何物でもないですからね。泣ける。