大阪でMr. Bigのライブを観るついでに青春18きっぷでぶらり途中下車の旅をしてきた
ダメ元でパソコン前で待機してたらMr. Big大阪公演の追加席が取れてしまって、もう観れないと半ば諦めていたライブが観れることになった喜びも当然ありましたけど、それと同じくらい(これどうしよう…)と戸惑ってもいました。
というのもですね、自宅から大阪市までは距離にして約190kmありまして、まともに新幹線で往復したら15000円ほどかかるのですよ。交通費が。一回くらいならなんてことありませんけど、8月にもEllegardenのサマーパーティーのために来阪するんですよね。
二ヶ月連続大阪行き。交通費だけでもやばいですが、宿泊代に飲食代と、付随するであろう出費が膨れ上がっていくのもやばい。このままでは破産待ったなし。
そこで思い出したのが、JRのお得なきっぷ、青春18きっぷの存在です。一日一回乗り降り自由で、五回分でまとめて一枚12050円。夏季は7月1日から販売開始していて、利用可能期間が7月20日から9月10日まで。
Mr. Bigは7月22日でエルレは8月12日なので、行き帰りで一回ずつ使って計四回ぶん。余る一回ぶんをどうしようという悩みは残りますがこれはちょうど良い。
そんなわけで、地元の駅の窓口で生まれて初めて青春18きっぷを買い求めました。
この時は初めてだと思ってたんですけど、後日妹と話してたら(そういえばまだ学生だった頃、兄妹四人で米原駅か大垣駅のホームで乗り継ぎを焦って爆走してたことがあったな…)と思い出しまして、これおそらく兄妹四人で青春18きっぷを二枚使って大阪往復していたと思われるので、実は二回目の18きっぷだったのかもしれません。
始発の米原行きで定刻通りに米原に着くと、その4分後に姫路行きが出るんですよ。ダイヤ改正で細かい時間は変わっているでしょうが大幅な変更はないだろうと思うので、多分この乗り継ぎを焦っていたんじゃないかな、と。
仮にこの4分間での乗り継ぎに失敗していたとしても、ホームで30分も待てばまた姫路行きが入ってくるので、関西方面の行きはマジで楽ですね。反面、帰りは五本乗り継いだので疲れました。あまり混んでなくてほとんど座れたのでまだ助かりましたが。
下り方面は新快速とか快速が多くて、各駅停車が少ないのが助かります。逆に上り方面は新快速とか快速でも各駅に停まってしんどいので、もし大阪行き二回じゃなくて東京行き二回だったなら、青春18きっぷは買っていなかったでしょう。
一日一回乗り降り自由なので、せっかくなので途中下車の旅をしながら大阪を目指すことにしました。
まずは米原の青岸寺に参拝。
自宅の最寄駅の下り方面の始発が特別快速米原行きで、これに乗れば定刻通りなら8時45分ごろに米原駅に着くんですけど、その米原駅から徒歩7分の距離にある青岸寺の開門が朝9時。
どうですかこのちょうど良さ。まるで神仏の采配のような。
開門直後で自然あるがままの静けさに包まれた青岸寺の庭園をほぼ貸切で堪能したあとは、米原駅に戻って数駅移動して守山駅で途中下車。乗客が数名しかいないのどかな路線バスに揺られて、守破離コンセプトのダウンライトが素敵すぎる佐川美術館の地下展示室をのぞいてきました。
佐川美術館の地下展示室の明かりが好きな人は、絶対名古屋のJAZZ茶房青猫さんの空間も好きだと思います。
守山駅に戻ったら天下一品でお昼を食べて大阪に移動し、大阪のお宿にチェックインしてライブまでのんびりしてました。
のんびりしすぎて、いつの間にか寝てて気がついたら17時20分をすぎていたのには焦りましたが。18時開演なのに。
昔、長崎出身の友人とサッカーJ1の神戸対長崎を観戦するついでに竹田城址やら丹波焼の里やら姫路城やら観光してたら渋滞にハマって、キックオフ19時なのにホテルにチェックインしたの18時半で、光速で部屋に荷物を置いてダッシュでスタジアムを目指したとき並みに焦りました。
よかった、地下鉄一本のホテルにしといて…。
早めのチェックインで気を抜きすぎるのも考えものですね。
会場について着席時に撮った写真を見返したら18時でした。開演がちょっと押したおかげで間に合いました。