アイスコーヒーの作り置きを、水出し式から急冷式に変更した

アイスコーヒーの作り置きを、水出し式から急冷式に変更した

夏になると、ハリオの水出しポットで水出し式でアイスコーヒーを作り置きしていたのですが、ハリオの水出しポットが粉砕されてしまったため、無印で1リットルサイズの耐熱ガラスポットを買ってきました。

水出し式より急冷式の方が香りが立って美味しいような気がするので、この夏からは急冷式で作り置きすることにします。

前々から、水出し式でのアイスコーヒーの抽出にはもやもやしたものを抱えていたというのもあります。

ストレーナーの中のコーヒー粉がすべて水に浸かっていないことがあったり、水出し式に理想とされる抽出時間より長く水に浸けてしまいがちだったり、ストレーナーを抜くとそのぶん内容量が目減りして損したような気分になったり。

暑くて喉が乾いて一刻も早くアイスコーヒーが飲みたいというタイミングで、冬にホットコーヒーを淹れる時みたいに、一杯ぶんだけお湯を沸かして豆を挽いて氷を用意してとやっていたらさすがにめんどくさすぎるので、一度に約1リットル淹れての作り置きです。

YouTubeなどで検索すればおすすめのレシピはいくつか挙がってくるのですが、結局はどうするのが自分の好みなのかという話になるので、豆の種類や粉の粗さなどによってどれだけのお湯で抽出してどれだけの氷で急冷するのかという分量の試行錯誤を繰り返し、自分なりのベストを探っていくことになります。

自分の場合は、ドリッパーもサーバーも2〜4杯用のやや小ぶりなサイズ感なこともあって、豆の量は50gで約500mlをサーバーに落とし、その後で氷でいっぱいの耐熱ポットに抽出直後のホットコーヒーを注いで急冷する、という方法をとっています。

これで大体自分の好みにちょうどいい濃さになります。

氷たっぷりでブラックで少しずつ飲むか、牛乳で割ってごくごく飲むか。その時の気分で選んでいます。

作り置きしてあると、アイスコーヒーが飲みたい気分になったその時にすぐ飲めて便利ですね。

最後の一杯を注いでしまったら、即作り置きしなければならないのがネックですが。

ただ、水出し式なら8時間は待たなければならないところ、急冷式ならすぐにも飲めるのは最高です。

そこも急冷式のいいところですね。

関連記事

コーヒー好きが旅先で直面しがちな、自分のタイミングで自分が好きなコーヒーが飲めるとは限らない問題の解決方法

コーヒー好きが旅先で直面しがちな、自分のタイミングで自分が好きなコーヒーが飲めるとは限らない問題の解決方法

私の自宅でのコーヒーの楽しみ方ですが、秋〜冬〜春は近くの食品スーパーの店内に出店しているコーヒーショップでキリマンジャロやグアテマラの焙煎済みの豆を購入して手挽きミルでドリップコーヒー、夏はAGFの粉になっているレギュラーコーヒーを水出しボトルでアイスコーヒーにしています。急冷式アイスコーヒーもいいのですが、一杯一杯の手間を考えて夏場は水出しにしています。

ブラジルやコロンビアなどの定番から産地農園にまでこだわったスペシャルティまで、この世には数限りない種類のコーヒー豆がありますが、その中でも特にこれが好きと自分の好みが定まっていたり、自宅でのハンドドリップに凝ってコーヒータイムを楽しんでいたりすると、旅に出るとあるひとつの問題に直面しがちになります。

それすなわち、自分のタイミングで自分が好きなコーヒーが飲めるとは限らない問題に。

コロナ禍で増えたと思われる自宅コーヒー党がコロナ禍から解放されて旅に出るようになったら、みんな同じような問題に悩まされているのではないかと思うのですが、みんなどのように解決しているのでしょう?

私が思いつく解決方法は以下の六つ。

  • 旅行先にキャンプ用に揃えたアウトドアドリップコーヒーセットと自分のお気に入りの豆を持っていく
  • 荷物はあまり増やしたくないのでもっと手軽にドリップパックを持っていく
  • 荷物は必要最低限にしたいのでどこでも買えてるコンビニコーヒーかマックカフェで妥協する
  • お気に入りの喫茶チェーン店を見かけたら駆け込む
  • 一か八か、通りかかった初見のその地の喫茶店に立ち寄ってみる
  • 旅先ではコーヒーを飲むのを我慢する

まあ、どれも一長一短ありますよね。

いつもの自分の味に近いけど荷物が多くなるとか、荷物が少なくなるぶん妥協を迫られるとか、味を度外視して身軽さを選ぶとか、味わい慣れた安パイに逃げ込むとか、ギャンブル要素が強いが旅先での一期一会に賭けるとか、旅に出たら日常性を求めるのは放棄するとか。

どれが良いとか悪いとかではなくて、自分ならどう考えるか。何を取って何を捨てるのか。

自分はどうしているかと言いますと、その時々によって異なります。

先日常滑市にライブを観に行った時は移動中に妹に教えてもらった絶景カフェに立ち寄ってモーニングサービス付きコーヒーをいただきましたし、GWに母と八ヶ岳高原に出かけた時は宿の朝食に提供されたコーヒーをいただいただけでした。

沼津市を車で移動中に見かけた喫茶店にふらっと立ち寄ったら、ネルドリップでむちゃくちゃ美味しいコーヒーを淹れてくれるお店で、想像を超える味に驚いたこともあります。

普段からよくコンビニコーヒーやマックカフェを利用していたら、コンビニに入るたびにコンビニコーヒーを飲んだり、マックを見かけては入店してコーヒーを頼んでいたかもしれませんが、たまにしか利用しないのでファーストチョイスとして頭に浮かんでこないんですよね。

お店の前を通りかかった時はコーヒーを飲みたくなっているタイミングではなかったりとか。

それで、まあいいか、となることが多いです。基本的には我慢しているというか、気がついたらコーヒーを飲みたい気分が自然と霧散しているといいますか。

決してこれで良しと思っているわけではないのですが、かといってこれだという解決法も見つからず、その時々の流れに身を任せているという現状です。

今後さらにコーヒーが生活に欠かせない飲み物になってゆくか、この現状を打破しようと決心するきっかけでも生じない限り、このままでしょうね。

二年前、近くのスペシャルティコーヒー専門店に興味本位で行ってみたら、店主のこだわりが強すぎてほうほうの体で退散した

二年前、近くのスペシャルティコーヒー専門店に興味本位で行ってみたら、店主のこだわりが強すぎてほうほうの体で退散した

昔はコーヒー苦手だったんですけど、数年前からお気に入りのマグカップにドリッパーをセットしてインスタントではなくレギュラーコーヒーから抽出するようになりまして、キャンプを始めたことをきっかけにコーヒーミルを買って豆を自分で挽いてコーヒーを淹れるようになって、と少しずつアップグレードしてきました。

美味しそうな喫茶店を見かけてはコーヒーを頼んでみたり、コーヒー専門店に足を運んではいろいろな種類の豆を試してみたり、浜松のコーヒーフェスで飲み比べしてみたり、YouTubeや本で美味しいコーヒーの淹れ方を調べてみたり、自分なりに少しでも自分好みの美味しいコーヒーを楽しめるように心がけてきました。

そんな折、自宅の近くにスペシャルティコーヒー専門店があるのを見つけて、お湯用の温度計を取り扱っているということでそれを目当てに、ついでに気になる豆があったら試してみようと興味本位で足を運んでみました。

二年前のことです。

そしたら、お店の前の道路がめちゃくちゃ狭い上に未舗装の砂利道で、駐車場もどこなのか聞かないとわからないという不親切さに面食らいながら入店し温度計を探すも見当たらずうろうろしていたら、店主が話しかけてきました。

「うちはスペシャルティコーヒー専門店ですけど、どういうものかわかって来てます?」

この遥かなる高みからの第一声を聞いた瞬間から嫌な予感しかしなかったのですが、ちょっとカチンときてしまったので買い言葉を返してしまいました。

「いや、どんなもんなんかなと思って、お試しで」

したらそこから始まった店主のご高説が長いわくどいわ嫌味ったらしいわで真面目に聞いてたら頭が痛くなりそうで、気のない相槌を返しながら聞き流していたのでほとんど覚えていないのですが、コーヒー豆を農園から直で仕入れ、ペーパーフィルターの材質にも一切の妥協は許さないという強い信念は伝わりました。

崇高な理念を掲げてる割にはドリップバッグなんて作ってるのね、と思いながらそのドリップバッグだけ買って退散したのですが、抱く志の高さが違いすぎてまったく相容れませんでした。

うちに置いているコーヒー豆は絶対にこのペーパーフィルターで濾してほしいとか言われても、いや知らんしペーパーの材質にそこまでこだわってないし本当にそんなに違うのか?としか思えなくて。

ちょっと『スラムダンク』を思い出してしまいました。普通の高校生に全国制覇の夢を強要する赤木主将みたいな店主だな、と。

全国制覇を目指すのが当たり前、という流川や桜木や彩子さんのようなテンションならいいですよ。いっちょやったるわ、ってなもんでしょう。そうでなかったら意味がわからないですよね。強豪校でもない公立高校で全国制覇って、何をそんなに燃えているのだろう…。

逆に言えば、理想とするコーヒーが同じならば、これ以上なく頼りになるお店だろうな、とも思いました。おれがコーヒーに対してバスケに燃える流川みたいな向上心でもって向き合っていたならば、ついに理想のコーヒー専門店と巡り会えたぞ、と歓喜して盲従していたことでしょう。

こうした方がもっと美味しいコーヒーが飲めるようになるよ、どうするかはあなた次第だけど、と選択肢を増やしてくれるような提案がされてたならちょっとやってみようかなと思えたかもしれませんけど、いきなり頭ごなしでそこまで意味がわからないことを強制させられようとすると反発しちゃいますよね…。

熱というか温度というか姿勢というか、程よい距離感で付き合えるお店と巡り合いたい。

そんなお店が、できれば家から近くて、道路が変じゃなくて、駐車場も停めやすくて、優しく導いてくれるような店主であれば最高なのですが。

関連記事

いくらコーヒーが好きでハンドドリップに凝ってても、たまにお湯を沸かしてコーヒーを淹れるのがめんどくさい朝もある

いくらコーヒーが好きでハンドドリップに凝ってても、たまにお湯を沸かしてコーヒーを淹れるのがめんどくさい朝もある

朝、目が覚めたはいいけどなんだか気だるくて、いつもの習慣に手をつける気も起こらない。

たまに、そんな朝ってありません?

毎朝、お湯を沸かしてコーヒー豆を挽いてハンドドリップでホットコーヒーを淹れて一服しているのに、それすらも億劫になってしまうような、そんな朝が。

そんな朝には、ちょっとした願望が頭をよぎってしまいます。

(自宅のすぐそばに、早朝からモーニング営業している喫茶店があったらなぁ…)

ものぐさに負けて何もやる気にならない朝に、思い立ったらふらっと気軽にモーニング食べに行けるのになぁ…。

なぜ、自宅の周りには何もないのだろう。閑静な住宅街といえば聞こえはいいかもしれませんがそれだけです。

自宅のすぐそば、徒歩5分圏内に、喫茶あずみ野か珈琲屋らんぷが新規開店したりしないだろうか。そしたら最高なんですけどねぇ。

喫茶あずみ野は沼津市にある喫茶店なんですけど、ネルドリップの極上コーヒーを店主のこだわりのオーディオセットでレコードコレクションを聴かせてもらいながら飲めるお店で、片道126kmもなかったら豊富すぎるコーヒー豆をその日の気分で選び分けられるくらい通い詰めたい名店です。まだ二回しか行けていないのが悲しい。

珈琲屋らんぷはチェーン店で、近隣の豊橋市や浜松市にも店舗があるので沼津市まで行くことに比べればハードルは圧倒的に低いですが、かといってめんどうくささが勝っている朝にふらっと出かけられるほど近くもないのが辛いところ。

行動を起こすには、何か用事が欲しくなってしまいますね。朝活のついでとか。

珈琲屋らんぷは朝6時から開いているのが素晴らしいです。それでいて一杯440円の美味しいコーヒーに選べる半トーストまでついてくる。サラダや皮剥きに苦労するゆで卵もなしというシンプルなモーニングが至高。こういうのでいいんですよ。まじで近所に一軒欲しい。

愛用のマグカップを手に入れ、お気に入りのコーヒー豆を見つけ、ミルやドリッパーにサーバーと自分なりの理想を求めてハンドドリップ用のコーヒー器具を買い集めても、それらが水泡に帰すとまではいかないまでも、一旦脇に置いておいて、お店でさくっと一杯飲みたい朝もあるんですよねぇ…。

関連記事

白馬の栂池でちょっと早めの紅葉狩りを目論んでいたが、雨で撃沈した

白馬の栂池でちょっと早めの紅葉狩りを目論んでいたが、雨で撃沈した

一週間ほど前から、空き時間のたびに天気予報をチェックしては、ため息をついていました。天気が好転しないなぁ…と。

当日になって、午前9時過ぎから雨から曇りに変わる天気予報だったので、なんとか行けるかもしれないと突撃してみました。その結果がサムネの画像です。麓では晴れ間が覗いていたりもしたので、希望を抱いていたのですが。

山の上は雨でした。

しかも風も強く冷たい。ロープウェイのスタッフの方に聞いたら山の上の気温は4度だったそうです。

地元との気温差約20度。太陽と北風どころか、フレイザードの氷炎攻撃なみの気温差です。

ワークマンの撥水ウォームジャケットと撥水ウォームクライミングパンツを履いていったので、寒いことは寒かったのですが、凍えて仕方ないというところまではいかずに耐えられました。

ただ、横殴りの雨に吹きつけられながら数時間も散策する気にはとてもなれず、山荘の食堂で温かいうどんを食べて山から下りました。ロープウェイ代もったいないですけど…。家から片道約5時間かけて白馬まで来ましたけど…。

数時間は栂池自然園で散策しようと思っていたので、一時間程度で下りてきてしまったため時間が余りまくり、どうしようかと思案した結果あそこに行ってみることにしてみました。

スノーピークとスターバックスという大人気二枚看板が併設された旗艦店舗、スノーピークランドステーション白馬に。

こちらのスターバックスでは店内の多くのイスがアウトドアチェアとしては破格の座り心地のスノーピークのチェアになってまして、この最高のチェアにゆったり腰掛けながら至福の一服が味わえます。

のんびりしながら店内を眺めていたら、スターバックスのコーヒー器具が色々置かれている棚が目に入りまして、そこにステンレスドリッパーとグラスサーバーが一体化したようなサーバーが展示されてて、スターバックスの器具かっこいいなとカタログの他の製品をチェックしてみたら、全国でも一部の限定された店舗でしか販売されていないドリッパーとサーバーを見つけました。

それがこのスターバックスリザーブのセラミックドリッパーとグラスサーバーだったんですけど、そのカッコよさと小さすぎず大きすぎない絶妙に丁度いいサイズに一目惚れしまして、帰りながらその限定店舗に立ち寄って、在庫もあったので購入しました。

今まで、プラスチックのドリッパーからコーヒーカップに直に抽出していたんですけど、これで抽出方法と器具がワンランクアップしました。

プラスチックのドリッパーもいいんですけどね。安くて軽くてどこでも買えて、ちょっとくらい雑に扱っても欠けたり割れたりしませんし。ただ、思わず慈しみたくなるような愛着が湧かないというだけで。ため息こぼしながらほれぼれ眺めてしまうようなカッコよさはないというだけで。

早速このドリッパーとサーバーを使用してコーヒーを淹れてみたんですけど、いつもより口当たりがまろやかになって飲みやすくなっているような気がします。二杯続けてそう感じたので、気のせいではないと思うのですが。

製品ページに”コーヒー豆の美味しさを最大限に引き出す”と書かれていましたが、それがこの味わいに繋がっているのかもしれません。

残念ながら天気に恵まれず栂池を散策はできませんでしたが、仮に好天だったとしたらこのスノーピークランドステーション白馬を訪れることはなかったと思うので、必然的にスターバックスのコーヒー器具と出会うこともなく、日々のコーヒーライフがワンランクアップすることもなかったわけで、失うことと得ることは表裏一体というか繋がっているというか、何がどこでどう転ぶかわからず、面白いこともあるものですね。