三年ぶりに開催されたエアフェスタ浜松2022でブルーインパルスの写真を撮りまくってきたが、私はひょっとしたらキヤノンEOS 8000Dの真の実力を見くびっていたのかもしれない
三年ぶりに開催されたエアフェスタ浜松2022でブルーインパルスの写真を撮りまくってきました。
例年は開催日のチェックを怠ってて気がついたら終わってたとか、開催日をチェックしてても他の用事と重なって泣く泣く見送ったりとか、興味はありつつも何かと縁のないイベントでしたが今年は珍しく気合が入っていて、数ヶ月前から今か今かと楽しみに待ちわびていました。
というのも、5月にようやく公開された映画『トップガン マーヴェリック』を何回も劇場に観に行くほど激ハマりした結果、エアフェスタ浜松の展示飛行の模様を写真に撮りに行きてぇぇぇ、とモチベーションが爆上がりしていたためです。
中でも特に、ブルーインパルスですね。スモークを撒きながら美しいフォーメーション飛行を魅せてくれるので。
当初ひとりで行こうと考えていたので、電車で浜松駅まで行って送迎シャトルバスに乗り込み航空自衛隊浜松基地を目指すつもりだったんですけど、妹にエアフェスタ浜松にブルーインパルスを見に行くと話したら「なら私も一緒に行く」とのことだったので、考え直しました。
自分ひとりだけなら送迎バスの待機列や混み合う基地内での場所取りなどどうとでもなりますが、妹や姪っ子も一緒となると心配ごとも増えてしまいますからね。少しでもリスクを減らすためにも、基地内には行かずに近くの公園から狙うことにしました。
それにしても妹の「私も一緒に行く」は食い気味で早かったな。そんなに飛行機とか好きだったっけ?そんな印象ないけど…と首をひねっていたら思い出しました。そういえば昔一緒にブックオフに行ったときに航空機のDVD買ってたな、と。
そんなに飛行機が好きなのに『トップガン マーヴェリック』をまだ観ていないのがちょっと意味がわかりませんが…。
さて、世の中便利になったもので、インターネットでエアフェスタ浜松の穴場を検索すると、基地内に足を踏み入れなくてもブルーインパルスの飛行が見られる場所がヒットします。
その中からいくつか目星をつけてまずは花川運動公園の駐車場に向かってみたのですが、スポーツの大会開催と重なって大混雑していたので早々に諦めて、次の候補地である佐鳴湖公園の駐車場に向かいました。
こちらも満車だったのですが、一周してくる間に一台出ていったみたいでちょうど空いていたのでそこに滑り込ませました。正午過ぎくらいでそんな感じで、ブルーインパルスが飛ぶ直前には周辺道路の路肩に路駐だらけになっていたので、確実に駐車場に停めたかったら正午前までには駐車場に着いておくのが良さそうです。
今回の撮影機材
今回の撮影機材はいつもと同じ、キヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000Dに、レンズは標準ズームのEF-S18-135mm IS STMの組み合わせです。
中にはあえて遠くから遠州灘やアクトタワーを背景に浜松らしいブルーインパルスを撮った人たちもいましたが、自分にはそんな極大射程凄腕スナイパーみたいな撮影はできないので、事前に野鳥で試し撮りして設定をマニュアルで固定しておいて、あとはフレーミングをなんとか頑張ってカメラのオートフォーカス頼みです。
エアフェスタ浜松2022で撮ってきた写真
たぶんF-15の展示飛行で撮った一枚。135mmまででは遠すぎたか、大丈夫かなと不安になりました。超望遠が欲しくなっちゃいましたね。シグマの100-400mmか、キヤノンの70-300mmか。
このときの姪っ子のひと言「F-15があるってことはF-14もあるってこと?」には叔父バカなので天才かと感動しました。F-14がいかにカッコいいか語り倒したかったのですが、ドン引きされた上にうざいと嫌われちゃいそうなのでグッと我慢。
待ちに待ったブルーインパルス。遠い場面も多かったですが真上を通過してくれることもあったので、飛行音に気を配りつつ近づいてきたらひたすら連射してました。
スモークを撒きながらカッコよくバラけてくれるのでとにかく華があります。
何度か近くを飛んでくれたので思った以上にシャッターチャンスがありました。ひたすら連射してたのでいつの間にか500枚以上撮ってて驚きました。それだけ撮ってもバッテリーの目盛りは3分の1減っただけで、デジタル一眼レフのバッテリー持ちの良さは素晴らしい。
ミラーレスだとこうはいかないでしょう。小型軽量がメリットですが、その反面バッテリーも小さく減りが早くなってしまいますからね。もしミラーレスだったら、500枚も撮れずにバッテリーは切れていたでしょう。
設定がうまくいったのか、逆光気味になっても白飛びしすぎず黒つぶれすることもなくいい感じで撮れました。
コークスクリューは正面から撮りたかったという声をTwitter上で見かけて、たしかにと全面同意。斜め後ろからだといい感じに撮るの厳しかったですね…。
その場では上手く撮れてるかどうかとか気にしている暇がなく家に帰ってきてから戦果を確認したのですが、想像以上によく撮れていて目を見張りました。超高速でかっ飛びながらアクロバット機動をキメまくる航空機を、ほとんどミスフォーカスなく捉えていてくれたので。
お前やるやん!と。愛機EOS 8000Dを見直しました。
自分ではその性能に納得して使用していたつもりでしたけど、心のどこかで見くびっていたのかもしれません。
反省ですね。自分で勝手に限界を低く見積もっていました。
おまけ
絶妙の前傾姿勢がまるで本当に生きているかのような存在感を醸し出す道端の番人。その視線の先にあったのは野菜の無人販売所。夜中にこれがライトに浮かび上がったらビビり倒すと思う。