私が買った折りたたみ自転車は、City Commuの20インチ

私が買った折りたたみ自転車を紹介する

約一年前、アマゾンで折りたたみ自転車を購入しました。

主な用途は、出先でのポタリングです。

日常使いするつもりはなかったので、重視したのはコスト・パフォーマンス。ただ、安物買いの銭失いも嫌だったので、最低限の走行性能と納得できる外観も求めました。所有満足度ですね。

あんまり安いのだと、14インチで変速数も少なくて重量も重いとか、カラーリングが突拍子もなくてド派手とか、いやこれはちょっと厳しいだろ…っていう車体が多いんですよね。

街の自転車屋さんでも、かなりニッチな需要なのか、ほとんど置いていないか、置いてあったとしてもめっちゃ安いけどデザインや性能はいまいちな車体か、走行性能も良くてデザインもかっこいいけどめっちゃ高い車体か、と両極端で、どれもこれも決め手に欠けました。

そんな中で、アマゾンでこれはという折りたたみ自転車を見つけたので、それを買いました。

City Commuの20インチ。白い車体に控えめのロゴでいい感じ。今はアマゾンではなぜか取り扱いがないみたいですけど。Yahoo!ショッピングでは売ってるみたいです。

最初はヴァクセンを買おうかと思ってました。ネット上にカスタム事例も豊富で人気で。もうちょっと安けりゃな、と思ってたところに、近いスペックとデザインで約1万円安いCity Commu20インチを見つけて、そっちに決めたのです。

このクラスのスペックの車体は、車重13キロあたりが多いんですけど、この数字をちょっと甘く見てました。めちゃくちゃ重いです。

重くて出し入れめんどくさいので、ついつい愛車に積みっぱなしになってしまっています…。

町の本屋さんに行くと、たまに自転車本コーナーに、可愛らしい女の子がニコニコ笑顔で輪行袋を担いで「自由気ままに輪行に出かけよう」とアピールしている雑誌が置いてあるんですけど、車重13キロもあったら、あんな笑顔では担げないです。必死の形相にならないとおかしいです。

騙されないように注意しましょう。もし輪行もしたいというのであれば、車重は10キロ以下絶対ですね。最優先すべきは軽さ。予算やスペックや妥協点はその次の話。

私がCity Commu20インチに施したカスタム事例

折りたたみ自転車を買ったときは、ベルと電灯と鍵と輪行袋を買い足したらもう要るものないだろうと思ってたんですけど、ちょっと乗ったり、他の人の自転車を見ていると欲しくなるものがあったりで、少しですがカスタムを施しました。

  • ステッカーチューン
  • バルブを虫ゴムからスーパーバルブに交換
  • サドルカバー追加
  • 折りたたみ時に固定するためのマグネット取り付け

ステッカーチューン

ボディが平面が広くて結構骨太なので、ステッカーの貼り付け甲斐があります。

バイクには乗っていませんが、気持ちだけは架空の最強バイクチーム、World’s End Motorcycle Clubの一員のつもりであります。

Midnite Cityのライブを観に行ったときにもらったステッカー。ジャストフィット。

ペットボトルホルダーは、B’zのライブBlu-rayを買ったときに付属していたおまけ。

自転車を置いて長時間離れるときは、サドルカバーとペットボトルホルダーはパクられちゃいそうなんで、持って離れないと怖いですね。

隔週くらいの勢いで通っているアウトドア用品店でレジ待ちしていたら、ロックなCHUMSのステッカーが目に入ってしまい衝動買い。

バルブを虫ゴムからスーパーバルブに交換

買った当初から、前輪だけやけに空気が抜けやすかったのですが、とうとう空気を入れたそばから抜けていくようになってしまい、最寄りのイオンバイクに持ち込んでみたところ、虫ゴムが折れたのが原因で空気が抜けてしまっていました。

この虫ゴムが消耗品で耐久性も低いとのことだったので、修理完了後すぐで空気が抜ける様子もなかったのですが、気分の問題でホームセンターでスーパーバルブを買ってきて交換しました。

修理に出す前に気が付きたかったところですが、まあこれは勉強代と納得するしかないですね。

サドルカバー追加

この自転車に初めて乗ったとき、約一時間ほど走ったんですけど、たったそれだけでお尻がめちゃくちゃ痛くなったので、これは絶対に必要だと痛感してサドルカバーを買いました。

友人はインナーパッドを履いているらしいですね。秋から春にかけて、肌寒い時季であればそれもありですけど、夏にインナー追加は現実的ではないので、私は別の手を打ちました。

このサドルカバーを追加したおかげで、お尻の痛みはだいぶ軽減されました。

乗ってるときにはちょっと痛くなるんですけど、その痛みが尾を引かないんですよ。それだけでも買ってよかったと満足しています。

鍵はちょっと太めのぐるぐる巻になってるやつを買ったんですけど、これめっちゃ癖がついてて、伸ばすのが大変なので鍵をかけたり外したりするときに邪魔になってめんどくさいです。

鍵を替えるとしたら、この手のタイプはもう買いません。

折りたたみ時に固定するためのマグネットを取り付け

ダホンなどの高価なモデルの折りたたみ自転車には最初から付いているものもあるんですけど、私が買ったCity Commu20インチには、折りたたみ時に車両を固定するマグネットは付属していませんでした。

値段を考えれば当然です。

そこで、ホームセンターでフック付きの金具とリングを買ってきて、折りたたみ時に固定できるようにしていたのですが、狭いところで金具を付けたり外したりが地味に大変だったので、やっぱりマグネットだな、という結論に至りました。

ところで、なぜ折りたたみ時に固定したいかというと、固定できていないと、輪行袋への出し入れ時に袋に車体が開いて袋に引っかかってしまい、むちゃくちゃ煩わしいからです。

車輪軸のすぐ横に、前輪はなんのためかよくわからないですけど、後輪はおそらく荷台追加のためですかね、6mmのネジ穴が空いているので、それを利用します。

ちょっと位置がずれてしまうんですけど、ステーでなんとかマグネットがくっつく位置まで調整しました。

結構強力なマグネットなんですけど、ちょっと力を入れるとすんなり外れるんで、扱いやすくて快適です。

ダホンの適合車種以外に取り付けるにはステーを利用するなどして自分で位置を合わせないといけないのが手間ですが、これはいいですよ。

満足度の高いカスタムになるはずです。

四代目愛車のマフラーを替えたい

四代目愛車のマフラーを替えたい

昨年末、三代目愛車の車検がもうじき切れるというタイミングでちょうどいい出物があったので、これも縁かと愛車を乗り替えることに決めました。

三代目は最高の相棒だったので、エンジン壊れるまで乗り続けたかったんですけどね。走行距離20万キロに迫ろうかというときに、これまで大きな問題があまりなかったのが嘘だったかのように、一気にガタがきました。

修理工場やディーラーなど、場所を変えて何ヶ所かに持ち込んでみても、不調がマシにはなっても完治することはなかったので、このまま騙し騙し乗り続けても、事故を起こしてからでは遅すぎますからね。

乗り替えをほぼ決めて現車確認しに行ったものの、四代目にも問題がないわけではありませんでした。

後ろから下回りを覗き込んだときに発覚したんですけど、純正マフラーがめっちゃ錆びてたんですよね。

放ったらかしで思う存分確認させてくれたんで、悩んでいるふりをしながら、ヤフオクやアップガレージでマフラーを替えるとしたら相場はいかほどになりそうか調べ、これくらいの追加費用であれば許容範囲か、と納得して決断しました。

これください、と。

決して、純正マフラーの見た目があまりにもしょぼくれているとか、音量が物足りないとか、そういった理由でマフラー交換がしたいわけではないですよ。

まあ、正直なところ、そういった理由もないわけではないんですけど、それ以上にサビが酷いんですよ。このまま放置して乗り続けるのは無理。

画像はPixabayより

マフラー交換プラン三案

四代目のマフラー交換を検討するにあたって、案は三つありました。

  • 純正センターパイプ+純正マフラー
  • 純正センターパイプ+社外マフラー
  • 社外センターパイプ+社外マフラー

四代目のマフラーのサビ具合は、こちらのカーライフナビゲーターabetomoさんのレガシィと同じような状態です。センターパイプとリアピースの接合部分の腐食が特にひどい。

なので、交換するとしたら、私もセンターパイプからリアピースまで、まるごと交換しなくてはなりません。

ヤフオクや中古カー用品店の通販ページを眺める日々を送っております。

そのまま純正に交換ではちょっと面白味に欠けるので、社外パイプと社外マフラーの組み合わせに替えたいですね。

チタンテールがかっこいい柿本か、排気音がドンズバ好みなHKSか。

まあ、これも中古狙いなので、良縁があるかどうかですね。

映画『フォードVSフェラーリ』を観てきたら、一刻も早くマフラーを替えたくなった

先日、映画を観てきたんですよ。傑作と話題の『フォードVSフェラーリ』を。大画面で迫力のレースシーンに大満足でした。

劇中に登場するクルマの排気音がどれもゾクゾクするほどかっこよくて、一刻も早く四代目のマフラーを替えたくてたまらなくなっちゃいましたね。

あと、ケン・マイルズの奥さんがめっちゃホットでした。

レースっていいですよねぇ。血湧き肉躍るといいますか。実際にレース観戦行きたくなっちゃいましたもんね。

お隣の愛知県で開催されるラリージャパンか、富士山のお膝元富士スピードウェイで開催されるスーパーGTか。

栂池高原スキー場で、DJI Osmo Actionで動画を撮ってきた

長野県白馬村の栂池高原スキー場で雪遊び

姪っ子たちの笑顔見たさあまって、おじさん、ちょっと頑張っちゃいました。

地元から、長野県の白馬村まで、片道約6時間。

妹家族と雪遊びを楽しむために、栂池高原スキー場までひとっ走りしてきました。栂池高原スキー場は、一昨年にゲレンデタクシーに乗るために訪れた以来で、二年ぶり二度目です。

前回は、ゲレンデタクシーに乗った以外は、姪っ子たちの雪遊びの様子の撮影に夢中で滑らなかったので、リフトやゴンドラに乗ってゲレンデを滑ったのは、今回が初めてです。

地元ではまずめったに見ることのない雪を前に、笑顔で夢中ではしゃぐ姪っ子たちを眺めていると、ただそれだけで癒やされます。はるばる白馬まで運転した甲斐もあったというものですよ。

画像はPixabayより

今回の撮影機材

ゴンドラのタイムラプスやファンスキーで滑走中の動画はDJI Osmo Actionで、道中の車載映像はCOOAUのドライブレコーダーで撮影したものです。Osmo Actionはオートで1080p24fps、ドライブレコーダーはWDRで1080p30fpsです。

栂池高原スキー場に向かう道中のCOOAUのドラレコ映像

栂池高原スキー場に向かう道中の、夜明け前の高速道路走行映像。満月がめっちゃきれいでした。

これは確か青木湖か木崎湖の近くだと思うんですけど、コンビニを通り過ぎてしばらくしたら姪っ子がお腹が痛いと言い出して車内パニクりまして、大糸線の駅舎の近くのバス停に緊急停車させてもらって、危機一髪のひと幕です。

待っている間に、大糸線の車両が通過したんですけど、パンタグラフがめっちゃバチバチスパークしてて、ビビりました。あとになって調べてみたら、どうやら寒冷地仕様の霜取りパンタグラフだそうで。

漏電でもしてるのかと心配しちゃいましたよ。

白馬岩岳マウンテンリゾートへの入り口となる交差点。向こうに見えるのは白馬八方尾根スキー場や、白馬五竜スキー場。

素晴らしい眺めですね。美しすぎる。

ドラレコの広角レンズのせいで、遠くの被写体が小さくなってしまってますが、肉眼で見ると感動のド迫力パノラマです。

栂池高原スキー場でDJI Osmo Actionで撮ってきた動画

お昼時に、運良くガラガラのタイミングでゴンドラに乗れたので、このチャンスを活かさない手はないと、タイムラプスを撮ろうとしたら、撮影開始から一分と経たないうちに、「あ、これ腕がヤバくなるやつだ」と悟って、速攻で断念しました。

一昨年はゲレンデタクシーに乗っただけでゲレンデを滑らなかったので知らなかったんですけど、栂池高原スキー場ってめっちゃ広いんですね。

一番高いところからの眺めは壮観でした。

栂池高原スキー場が広すぎて迷子になりかけて、思わず心の声がだだ漏れてしまいました。己の方向感覚を頼りに、なんとか妹家族との合流地点まで滑り降りました。

まるで狙いすましたかのようなカメラワークとタイミングですけど、すべて全くの偶然で、向こうの眺めが良かったのでその様子を撮ろうとしたら、ボーダーがジャンプ決めながら滑ってきました。

『ゆるキャン△』にハマって買ったはいいものの、使う機会がなくて家で眠っていたアウトドア用品に火を入れてみた

『ゆるキャン△』にハマって、アウトドアへの興味が爆上げ

祝、原作コミックス9巻発売&実写ドラマ化。

あれは二年前でしたか。漫画を読んで『ゆるキャン△』にハマり、YouTubeでキャンプや車中泊の動画を見るようにもなり、自分もやってみたくなってアウトドア用品を買い集めだしたのは。

休みのたびに、作中に登場するアウトドア用品店カリブーのモデルとなったスウェン浜松店に足を運んだり、通販サイトAmazonを覗いたりしては、少しずつ手持ちの道具を増やしていったんですけど、その裏でひとつの問題が発生していました。

道具が増えていくばっかりで、使う機会ゼロ

それは、道具を手に入れた時点である程度満足してしまって、キャンプに行ってなかった、道具を使っていなかった、という事実です。

もったいない。これはもったいないですよ。

お金は消えて道具ばっかりが増えていき、使用頻度ゼロですからね。

あれ、自分は一体何のためにこれらの道具を買い集めていたのだろう…。

当然、我ながら疑問を抱きます。

しかし、漫画やYouTubeから、次から次へと、あれいいな、これもいいな、と感じざるを得ない道具の情報が手に入り、それらを自分が使っている理想像ばっかりが頭の中で出来上がっていき、ひとつも使っていないのに新たに機材が欲しくなり、ついつい買い増ししてしまう、という愚行が繰り返されるのでした。

いかん、このままではいかんぞ。せっかくすぐ近くに聖地渚園があるのだから、一度くらい実践キャンプに出かけなければ。

そんなときでした。募り募った危機感がついに限界点を突破しようかといったタイミングで、私はTwitterのタイムライン上で飯テロを食らったのです。

リロ氏の飯テロは強烈だった

私はFF外だったので、どなたかのいいねかRTでそのつぶやきを見ることになったんですけど、リロ氏(@ly_rone)の飯テロは強烈でした。

その動画では、ホットサンドメーカーでダブルチーズバーガーを潰して焼いていたんですけど、フラッシュのようにリズミカルで鮮烈な印象を残す動画は、食べっぷりや飲みっぷりの豪快さもあって、くらくらするほど魅力的でした。

何より衝撃的だったのは、室内でアウトドア用品を使って調理していたことでした。

ガス缶にも屋内使用厳禁と書いてありますし、当然屋外で使うものだとばっかり思っていたので、これは目からウロコでした。

屋内でも使っていいのならハードルもグッと下がるので、ウズウズしすぎて真似しちゃいました。

リロ氏リスペクト、ホットサンドメーカーでコーヒータイムのおやつを焼いてみた

買ったはいいが家で眠っていたアウトドア用品に火を入れました。

初回は火加減もよくわかっていなかったんで焦がしちゃったんですけど、結局この初回が一番美味かったような気がします。お焦げがパリパリで。

あんまり上手いことやろうとせずに、失敗してもいいやくらいの勢いで豪快に焼いたほうがうまく仕上がるんじゃないでしょうか。

バーナーの五徳が小さいからなのか、ホットサンドメーカーの材質のせいなのか、つるつる滑って安定感が悪かったので、調理の際は慎重に乗せてください。

落下するだけならいいですが、手や足にあたったら打撲や火傷の恐れもあるので。

この動画はiPhoneで撮ったんですけど、全部同じ向きで撮ったのに、何故か上下左右がとっちらかるという謎。カメラ、バグってるんですかね。

ちなみに、やる前から薄々感づいてはいましたけど、調理しながらの撮影はめちゃくちゃめんどくさかったです。

YouTuberすごいわ。毎回毎回、こんなめんどくさいことようやりますわ。撮影後の編集がまたひと手間なんですよね。

細切れの映像をただ繋げるだけでも億劫なのに、凝る人はBGMに効果音、字幕にナレーション入れたりとか、頭の下がる編集力ですよ。

冷凍今川焼きの回で出てくるほうじ茶コーヒーは、掛川市のコーヒー豆屋さん、掛川一風堂の新商品です。

浜松ローカルコーヒーフェスで試飲させてもらって、美味しかったんで、製品化を心待ちにしておりました。

できれば、店頭で挽きたてや煎りたてを買うのが望ましいんですけど、通販で購入できるので、気になった方はぜひお試しあれ。

ほうじ茶の香ばしい香りが匂い立つのに、飲んでみると美味しいコーヒーという、なんとも不思議ですけどホッと和む一品ですよ。

定時ダッシュして、名古屋でLast Day Before Holidayのライブを観てきた

Last Day Before Holiday復活!? ライブを観に名古屋へ

2019年の暮れも迫った12月上旬、TwitterのTLを眺めていたら、思わず目を疑うような告知が飛び込んできました。

イタリアのポップ・パンク・バンド、Last Day Before Holidayが復活して、しかも来日ツアーを開催するというのです。それも、五夜連続四都市で。

チケット代も安い。3000円にドリンク代。神か。招聘者は神なのか。

そのうちの名古屋公演が金曜日開催だったので、これは定時ダッシュかましてライブ会場にチョッコーするしかねぇ、とテンションブチ上がりまして、駆けつけてきました。

画像はPixabayより

久しぶりに定時ダッシュ

ライブの前の週あたりから、職場の機械の調子が今ひとつで、計画の消化が捗らず定時オーバー、というのが何日かあったので、いやこれ大丈夫かとちょっと不安だったのですが、当日は何事もなくすんなりと仕事を終えまして、無事に定時ダッシュできました。

定時ダッシュでライブ会場に直行、久しぶりにやりましたけど、しんどいですね、やっぱり。

行きの電車では座れたのでしばしうたた寝してしまい、ハッと起きたときには大府を出発するところで、「大府って金山の前だっけ、もう過ぎてるっけ?」と一瞬パニックに。

うたた寝程度で済んで助かりました。大垣行きの電車に乗っていたので。気がついたら大垣だったとか、シャレにならないですからね。

今回は開演が20時だったので時間に少し余裕があったんですけど、それでもゆっくり食事を摂れるほどの余裕はなかったです。

結局飲み物しか口にできずに、腹を空かせたまま会場で受付。

バーカウンターでビールを頼んだら、待っている間にタイムテーブルが載っていることに気がついて、それによると終演21時半とあったので、終電は余裕だなとのんきに構えてたら、まさかの延長に次ぐ延長で、終電逃しちゃいました。

いつになくノリノリでクレイジーな名古屋の観客

当初21時半終演の予定だったのに、バンドが予定を変更して次から次へと延長した理由のひとつは、間違いなくこれでしょう。

ここ名古屋だよな? と今一度確認したほど、いつになくノリノリでクレイジーな観客。この反応の良さに、バンドの気分もアガっちゃって、引っ込みがつかなくなってしまったのでしょう。

正直なところ、バンドの仕上がりは、今ひとつだったんですよね。ハードスケジュールのせいなのか、サウンドの追い込みや、全体的な完成度の底上げに、リハーサルが足りないのではないかと感じました。

でも、めちゃくちゃ楽しかったんですよ。

今まで、こんなにも心底ハッピーで満ち足りたライブがあったかな、と考えて、いや思い当たらないよな、と納得してしまうほど、底抜けに楽しかったんです。

ライブへの満足感を決めるのは、バンドのパフォーマンスの完成度だけじゃないんだな、と実感しました。

あの日、あの会場にいた観客は、果たして何人だったんでしょうか。四十人、いや、三十人いたかどうか…。それが、会場の大小、観客の多い少ないなんて、そんな細けぇことどうでもいいじゃねぇか、そんな盛り上がりをみせたんですよね。五十人にも百人にも感じるような。

あの日あの場に居合わせた人、みんな終生のマブダチ。そんな連帯感、多幸感が溢れんばかりでした。いつもは鬱陶しいなと毛嫌いしているモッシュやダイブですら、微笑ましく眺めていられたくらい、幸せだったのです。

あのサイズの箱ならではの一体感でしょうね。

延長に次ぐ延長のおかげで、好きな曲全部聴けたのでもう大満足です。これでチケット代3000円は安すぎる。神。

フロアが明るくなったので、もうさすがにこれで終わりかと、会場を出てエレベーターに乗り込んだら、扉が閉まる直前に歓声が沸き上がったので、もしかしたらさらなる延長があったのかもしれません。

どうせ終電を逃すのなら、もうちょっと留まってればよかったな、とちょっぴり後悔しました。

終電ダッシュで一本遅れて間に合わず、金山から蒲郡まで立ちっぱなし。これが堪えるんですよねぇ。腹減った、疲れた、足痛い、でも楽しかったなぁ、そんなことを心のなかでつぶやきながら、帰路についたのでした。