初めてのデジタル一眼カメラは、Sonyのα33
私がデジタル一眼カメラを初めて買ったのは、2012年の春です。春の京都旅行の目前に買いました。機種は、Sonyのα33です。
ヤフオクで、サブ機として使っていた美品でレンズ二本付きのお買い得品を見つけ、無事に予算内で競り落としました。
背面液晶が当時はまだ珍しかったバリアングルだったこと、他メーカーの同クラス機種と比べてスペックが高かったこと、この二点に惹かれました。
よく分からないなりに、デジタル一眼に詳しい友人から色々と教えてもらいながら、その画質の美しさに満足して使っていました。当初は。
まあ、何でもそうだと思うんですけど、使い込むうちに分かってくることってあるじゃないですか。それまではなんとも思ってなかったのに、ある日突然見えてくる、粗といいますか、弱点といいますか。
それに対する不満が募りに募って限界点に達したときに、今の愛機Canon EOS 8000Dに買い替えました。2016年の6月頃のことです。
Sony α33の不満点
使い込むうちに抱いた、Sony α33への不満点は、大きくふたつあります。
- バッテリーの持ちが悪い
- Aマウントの後継機が出てこなくなった
以上の二点です。それぞれについて、もう少し詳しく書きます。
バッテリーの持ちが悪い
これが最大の不満です。買ったばかりの頃は撮影枚数もそれほど多くなかったため、バッテリーの減りが早くてもまったく気にならなかったんですけど、カメラに慣れて撮影枚数が増えるに連れ、だんだんと心許なくなってきました。
で、予備バッテリーを追加購入したんですけど、バッテリーをふたつ用意しても、一日中撮影していると最後の方は持たなくて撮影したくてもできない、という状況に陥ってしまいました。
これは、α33が当時としては画期的なミラーレス構造で、ファインダーが電子式であったため、背面液晶も合わせると消費電力が高かったためではないかと思われます。
枚数に気兼ねなくじゃんじゃん撮れるのがデジタルカメラ最大の利点であるのに、バッテリーの持ちが悪いがために我慢しなければならない場面が多い、このストレスが存外に大きくて、カメラの買い替えを検討するようになっていきました。
Aマウントの後継機が出てこなくなった
次いでの不満点がこれです。レンズ交換式カメラには、メーカーや機種によって独自の規格が採用されており、α33の適合レンズ規格はAマウントでした。
Sonyが小型軽量が売りのミラーレスカメラの開発に傾注し、そのマウント規格を新開発のEマウントとしたために、交換レンズの互換性が失われてしまったのです。
同じAマウントであれば、本体の買い替えだけで済む話が、レンズも買い替えなければならなくなってしまいました。同一メーカーの製品であるのに。
しかも後継機も出てこないものですから、Aマウントに将来性はないなと考えるようになり、カメラを買い替えるのであればメーカーも変えることを視野に入れるようになりました。
Sony機の色合いも好きだったんですけどね。
あと、電子式のファインダーも便利でした。撮影設定の変更が、ファインダーにも反映されるため、明るさの調整がやりやすかったのです。
Canon EOS 8000Dを約三年半使ってみて
Canonのデジタル一眼レフEOS 8000Dは、2016年の6月から使い始めたので、約三年半が経過していることになります。前機のα33と同じくらいの期間を使い込んだことになるので、それと比較してどう感じているか、かんたんに触れておきます。
- バッテリーの持ちには大満足
- 鮮やかな発色が素晴らしい
- EFマウントレンズの充実は素晴らしい
- ちょっと重い
- EFマウントの未来に暗い影
ちょっとネガな部分もありますが、前機の最大の不満であったバッテリーの持ちが大幅に向上したので、これだけで買い替えてよかったと実感しています。
将来的な不安があるとすれば、CanonもSonyに続いてミラーレス機の開発に注力しだしたことですね。しかも、フルサイズミラーレスではRFマウント、APS-CミラーレスではEF-Mマウントという、新規格で。
レンズアダプターも用意されているので、神レンズがたくさんあるEFマウントが切り捨てられるなんてことはないと信じたいんですけど、ミラーレス機に比べて、一眼レフ機の後継機の発表ペースも落ちているように感じるので、不安は拭えません。
あとは、もうちょい軽いカメラだったならより最高でしたね。
ただ、そうなるとバッテリーも小型で持ちが悪くなってしまうというジレンマ。
最後に
最後に、何枚かずつ、それぞれの機種で撮った写真を載せておきます。