無策で『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のIMAX版を公開初日に劇場で観たら、めちゃ混んでて隣席ガチャに大外れした

無策で『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のIMAX版を公開初日に劇場で観たら、めちゃ混んでて隣席ガチャに大外れした

すっかり油断していました。

忘れてました。

たまにはこういうこともあるのだということを。

5月19日、大人気映画『ワイルド・スピード』シリーズの最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』のIMAX版を公開初日にレイトショーで観てきました。

チケット購入時は(さすがワイスピ、人気あるだけあって混んでるなぁ)とまだ呑気に構えていました。

IMAXを観るときにいつも選んでいるF列がその時点ではまだまだ余裕があったので、間に三つ開けとけば隣り合うことはあるまいと思ってたら、まさかそこに周囲への迷惑などまるで顧みない三人組が入ってくるとは、完全に想定外でした。こういう三人組は後方の席から観るのを好んでいるという思い込みのようなものもあったので…。

今まで、隣席ガチャで外れたといえば、同じ上映回にビニール袋の音がガサガサとうるさかったり、咳払いやくしゃみの激しい人がいたことがあったくらいで、ほぼほぼ平和的な観劇を楽しめていたので、すっかり油断して危機感が欠如していました。

結果、混んでたら隣席ガチャに外れる可能性が跳ね上がるというリスクにまったく思い至らず、無策で座席を選んだ私は生まれてこのかた記憶にないくらい隣席ガチャで大外れを引きました。

いや、百も承知ですよ。そもそもが、ワイスピがじっと黙って行儀よく座って観るようなタイプの映画ではないということくらいは。

友人と来たなら楽しく会話しながら観たくなり、いかにも美味しいアクションシーン以外のどうでもいい場面はスマホでも眺めてやり過ごしたくもなるでしょう。

気持ちはわからないでもない。

しかしですよ。あるでしょう、世の中には。最低限の仁義、礼節というものが。ほんの二時間程度くらい、鑑賞マナーを守りましょうよ…。

本編の上映が開始されても堂々とスマホ見てるわ、注意したらしまったけど時々こっそり見てるわ、ちょっと静かになった場面でいきなり話し出すわ、急にゴソゴソ動き出したからどうしたのかと思えば上着脱ぎ出すわ、レティ対サイファーの真っ最中に離席するわ、チラチラこちらの様子を覗き込んでくるわ、今こうして思い返しながら列挙しているだけでもイライラしてくるほどムカついていたので、辛抱たまりませんでした。

おれなんて(雨降ってるけどシャカシャカした撥水ジャケットなんて着てって衣擦れの音で周りの人に迷惑かけたらいけないな)と思って衣服の素材にまで気を配ってたのに、とんだピエロじゃないかよ。アホくさ。

たぶん、ワイスピが好きなのは三人のうちひとりだけで、他ふたりはあんま興味なくて気乗りしてなかったけど友人に付き合ったんでしょうね。そうじゃなかったら、通常料金より高いIMAXを選んでおいてこれはないでしょう。

彼らの振る舞いが忌々しすぎて、劇中歌にManeskinが流れたことすら気がついてなかったですからね。せっかくIMAXサウンドでManeskinの曲を聴くチャンスだったのに。

あ〜ムカつく〜。重ね重ねめがっさムカつく〜。

私は一体どうするべきだったのか。

こうなった以上、今後、同じ轍を踏まないためにも対策を練るしかありません。

(なんか混んでるな)と感じた時点でIMAXを諦めて空いているであろうイオンシネマに行くべきだったのか、気を抜いたら座席から振り落とされそうでスマホなんてチェックする余裕もなさそうな4DXで観るべきだったのか、レイトショーより不埒な輩が少なそうな朝イチの上映回に行くべきだったのか、公開初日は諦めて二週目以降に行くべきだったのか、これらの条件をいくつか重ね合わせてさらにリスクの軽減を試みるべきだったのか。

6月は楽しみにしている新作映画が多いので、この失敗を繰り返さないように今一度気を引き締めなければ。

あ、映画は面白かったですよ。隣人にイライラしすぎて没入を阻害されまくったのに二時間半あっちゅう間だったので。それだけにまた胸のムカムカが蘇ってきてしまうわけですが。あいつらさえ隣に来なかったらと。もっとこの娯楽大作を心から楽しめていたはずだったのにと。

所々首を捻る展開はありながらも『スカイ・ミッション』をピークに下降し続けていたテンションを一気に引き上げている快作でした。シリーズのファンのみならず、劇場の大画面ど迫力音声で観ておくべき一本かと。

危惧すべきは客層の悪さだけですね。Twitterで他にも隣席に恵まれなかった報告をたくさん目にするので。『スカイ・ミッション』から劇場で観るようになったんですけど、『ジェットブレイク』まではこんなことはなかったんですけどね…。

10年ぶりにMacBook Airを新調したら、音楽再生の音質が向上している(ような気がする)

10年ぶりにMacBook Airを新調したら、音楽再生の音質が向上している(ような気がする)

Amazonの新年初売りで、MacBook Airを新調しました。前に使っていたモデルが2013年のモデルだったので、約10年ぶりの買い替えです。

価格的にはどこで買っても大差なさそうだったので、それならAmazonで買ってポイントをつけるのが一番お得なのかな、と考えました。

MacBookはWindows機とは違って、使用年数が経過しても動作も全然重くならないし冷却ファンも本当に動いているのか不安になるくらい静かだし、まだまだ使い続けたいくらい快調だったのですが、バッテリーが膨張してキーボード部が変形したのか、フタがきれいに閉まらなくなって(いつ爆発してもおかしくないのかこれひょっとして)と不安を覚え始めていたところでの買い替えです。

バッテリーを交換すればまだまだ使えたのではないかとは思うのですが、買い替えを選択しました。iPhoneのバックアップのためのデータがストレージをほぼ限界まで圧迫していたということもあって。

新MacBookはUSB Aポートまで廃止されていたので、一緒に変換アダプターハブも購入しました。

iTunesが廃止されてミュージックへと変遷していたからなのか、移行が全然終わらなかったために移行アシスタントを停止させて手動でちまちまとやっていくことにしたら主に音楽データでの引き継ぎでうまくいかなかったところがあって、超めんどくさい手入力を強いられたところもありましたが、年始の休日を数日費やしてなんとか以前とほとんど変わらない環境まで漕ぎ着けました。

やれやれとひと息ついて音楽データをオーディオから再生させた私は、すぐに違和感を抱くことになります。

(あれ?なんか音が良くなってる…?)

音場の広がりというのか?空間表現というか。定位感が向上しているというか。上から下まできっちり気持ちよく鳴っているというか。

自宅のオーディオシステムのアンプやネットワークプレーヤーやスピーカーやケーブル類に変更はないので、この変化の心当たりはひとつだけです。新調したMacBook Airの音楽再生の音質が向上しているとしか考えられません。

MacBook AirにはM1チップモデルとM2チップモデルと二種類あって、自分が買ったのはM2モデルの方です。

公式サイトでこの二機種の性能を見比べると、M1モデルは3マイクアレイステレオスピーカーと記されているのに対し、M2モデルには3マイクアレイ空間オーディオ対応4スピーカーサウンドシステムと記されていました。

これか?

この空間オーディオ対応の再生が電波やUSBケーブルを通じてオーディオに伝送されていることで、ワンランク上の音楽再生がなされているのか?

このおかげで、空間オーディオ音源じゃなくても、擬似空間オーディオ的な処理がなされた音が放出されているのか?

MacBook Airの音質についてこれ以上明記されているところが見当たらなかったので、真偽の程は不明ですし憶測の域を出ていませんが、私はこれのおかげで音質が向上したと感じているのだろうと思っています。

最初は気のせいかなとも思ったんですけどね。

20年愛用しているスピーカーの鳴りっぷりが上がったと感じたならば、それは気のせいとか勘違いとかじゃなくて、れっきとした事実でしょう。

かねてから、愛用スピーカーJBL 4305Hの小柄ながらも豪快な鳴りっぷりには惚れ惚れしていましたけど、購入から20年以上が経って、まさかアンプやプレーヤーの入れ替え以外の要素でその鳴りっぷりがさらに上がって惚れ直すことになるとは、嬉しい誤算でした。

おかげで、自宅でのPCオーディオの楽しさがワンランク上がりました。

以前はMacBook AirとオーディオをAirPlayで無線接続していたのですが、インターネットプロバイダからレンタルしているモデムの故障を修理してもらったら、Wi-Fi環境に問題はないのに何故か認識されなくなってしまったため、現在はネットワークプレーヤーのUSB DAC機能を利用してUSB A→Bケーブルで有線接続しています。

AirPlayの音も良かったですけど、無線接続はたまに乱れたりとかがあって(これさえなければなぁ…)とちょっと不満だったのですが、有線接続ではそんなことは一度もなく、抜群の安定感に大満足しています。

音楽だけが転送されたAirPlayとは違って、有線接続だと音楽以外のPCの効果音などもすべてオーディオに伝送されてしまうのだけが玉に瑕。

ケーブルの長さは5mもあれば足りるだろう、と目算用で大雑把に買ったらギリッギリだったのには(やべぇ、足りるかこれ…?)とヒヤヒヤしました。

オーディオ用USBケーブルはアホみたいに高すぎる上に短すぎるものばっかりだったのでアウトオブ眼中で、いくら安いプリンター用のUSBケーブルを買ったからといって、長さが足りなくて買い直しはちょっと笑えないですからね。

Band-Maidを静岡に観に行く夜に向けて、計画していること

Band-Maidを静岡に観に行く夜に向けて、計画していること

まさか当たるとは。

会場小さそうだし、どうせ当たらないだろうけど一応申し込んどくか。そんな諦め半分の軽いノリで先行抽選に応募したら、当たっちゃったんですよね。

Band-Maidの静岡公演に。

びっくりです。

これもお伊勢さんに初詣したおかげでしょうか。今後毎年、新年を迎えたら片道250km、お供物を手にお伊勢さんに初詣することになりそうなくじ運に恵まれております。

自宅から静岡市までは片道約90km。新幹線なら約一時間弱、鈍行だと約二時間弱、車でも約二時間程度なので、17時半開演で20時までには終わるだろうと予想するなら楽勝で日帰り圏内なのですが、今回は泊まりで行きます。

というのも、前々から、静岡市に行くならついでにやりたいなと考えていたことがいくつかあったのですよ。

静岡市には年に数回、日本平に富士山と日の出の写真を撮りに行ったりしているのですが、夜明け直後に激写して満足したら(目当てのお店まだ開いてないので)そのまま帰ってきてしまってたんですよね。

どうしたもんかと(いや現地でお目当てのお店の開店時間まで仮眠するとかして時間潰せよって話なんですけど)ちょっと頭を悩ませていたんですけど、この度めでたく静岡市に行く予定ができたので解決です。

初めは車中泊しようかな、と考えていたんですよ。

静岡のすぐ隣の用宗で。用宗港にクラフトビールのタップルームが併設された日帰り温泉がオープンしたらしいと聞きつけたので。何それ、温泉上がりにクラフトビールとか最高じゃん、と。

しかしですよ。

私は車内では仮眠したことがある程度で車中泊は未体験、7月となると午前中から車内の気温も相当上昇するでしょうし、周囲に迷惑かけずに耐えられるか…?雨でも降ったら窓も開けられなくなるし音がうるさくて快眠も妨げられそうだし…とそこまでネガティブな想像を膨らませたところで、どうやら自分には向いてなさそうだと判断して車中泊は諦めました。

車種専用の日除けを買うにも高価ですし、かといって自作するほどの情熱もありませんからね。年に数回でも車中泊するならまだしも、ほぼやらないでしょうし。

なので、お安めの宿に素泊まりします。そのぶん外での食事や飲食代に振ります。静岡駅の近くにも用宗のクラフトビールのタップルームがあるようなので、そちらで豪遊します。酒豪ではないので、いうほど飲めませんが。

あと、コロナ禍のせいでここ数年会えていなかった、静岡市のお隣の焼津市在住の友人と久しぶりに会う予定なので、車で行きます。お互いの愛車を並べて撮影会とか。富士山をバックにそれができたら最高ですね。

自分は同じ県内で何度も食べているのであまりそのような衝動はないのですけど、県外から来る予定の方の中にはついでに炭焼きレストランさわやかに行きたいと考えている人もいるでしょうね。

会場の近くや静岡駅の近くの店舗だと激混みしている恐れもあるので、時間に余裕を持たせた計画を組むといいでしょう。

チケットが当選した時にはまだまだ先の話でしたが、気がつけばいつの間にか早あとひと月強。

徐々に盛り上がってまいりました。

コーヒー好きが旅先で直面しがちな、自分のタイミングで自分が好きなコーヒーが飲めるとは限らない問題の解決方法

コーヒー好きが旅先で直面しがちな、自分のタイミングで自分が好きなコーヒーが飲めるとは限らない問題の解決方法

私の自宅でのコーヒーの楽しみ方ですが、秋〜冬〜春は近くの食品スーパーの店内に出店しているコーヒーショップでキリマンジャロやグアテマラの焙煎済みの豆を購入して手挽きミルでドリップコーヒー、夏はAGFの粉になっているレギュラーコーヒーを水出しボトルでアイスコーヒーにしています。急冷式アイスコーヒーもいいのですが、一杯一杯の手間を考えて夏場は水出しにしています。

ブラジルやコロンビアなどの定番から産地農園にまでこだわったスペシャルティまで、この世には数限りない種類のコーヒー豆がありますが、その中でも特にこれが好きと自分の好みが定まっていたり、自宅でのハンドドリップに凝ってコーヒータイムを楽しんでいたりすると、旅に出るとあるひとつの問題に直面しがちになります。

それすなわち、自分のタイミングで自分が好きなコーヒーが飲めるとは限らない問題に。

コロナ禍で増えたと思われる自宅コーヒー党がコロナ禍から解放されて旅に出るようになったら、みんな同じような問題に悩まされているのではないかと思うのですが、みんなどのように解決しているのでしょう?

私が思いつく解決方法は以下の六つ。

  • 旅行先にキャンプ用に揃えたアウトドアドリップコーヒーセットと自分のお気に入りの豆を持っていく
  • 荷物はあまり増やしたくないのでもっと手軽にドリップパックを持っていく
  • 荷物は必要最低限にしたいのでどこでも買えてるコンビニコーヒーかマックカフェで妥協する
  • お気に入りの喫茶チェーン店を見かけたら駆け込む
  • 一か八か、通りかかった初見のその地の喫茶店に立ち寄ってみる
  • 旅先ではコーヒーを飲むのを我慢する

まあ、どれも一長一短ありますよね。

いつもの自分の味に近いけど荷物が多くなるとか、荷物が少なくなるぶん妥協を迫られるとか、味を度外視して身軽さを選ぶとか、味わい慣れた安パイに逃げ込むとか、ギャンブル要素が強いが旅先での一期一会に賭けるとか、旅に出たら日常性を求めるのは放棄するとか。

どれが良いとか悪いとかではなくて、自分ならどう考えるか。何を取って何を捨てるのか。

自分はどうしているかと言いますと、その時々によって異なります。

先日常滑市にライブを観に行った時は移動中に妹に教えてもらった絶景カフェに立ち寄ってモーニングサービス付きコーヒーをいただきましたし、GWに母と八ヶ岳高原に出かけた時は宿の朝食に提供されたコーヒーをいただいただけでした。

沼津市を車で移動中に見かけた喫茶店にふらっと立ち寄ったら、ネルドリップでむちゃくちゃ美味しいコーヒーを淹れてくれるお店で、想像を超える味に驚いたこともあります。

普段からよくコンビニコーヒーやマックカフェを利用していたら、コンビニに入るたびにコンビニコーヒーを飲んだり、マックを見かけては入店してコーヒーを頼んでいたかもしれませんが、たまにしか利用しないのでファーストチョイスとして頭に浮かんでこないんですよね。

お店の前を通りかかった時はコーヒーを飲みたくなっているタイミングではなかったりとか。

それで、まあいいか、となることが多いです。基本的には我慢しているというか、気がついたらコーヒーを飲みたい気分が自然と霧散しているといいますか。

決してこれで良しと思っているわけではないのですが、かといってこれだという解決法も見つからず、その時々の流れに身を任せているという現状です。

今後さらにコーヒーが生活に欠かせない飲み物になってゆくか、この現状を打破しようと決心するきっかけでも生じない限り、このままでしょうね。

The 1975の愛知公演を観るついでに常滑のやきもの散歩道を散策してきたら超楽しかった

The 1975の愛知公演を観るついでに常滑のやきもの散歩道を散策してきたら超楽しかった

イギリスのロックバンドThe 1975の”At Their Very Best”来日ツアーを観るにあたって、日程から土曜日の愛知公演か日曜日の大阪公演を狙っていたのですが、いざ販売開始したら速攻で愛知以外売り切れていたので(まあ最寄りの会場だし土曜日だし愛知公演に行くか…)と選びようもなく行き先が決定しました。

チケットを購入した私は、そのままの流れで宿も押さえました。

名鉄常滑駅のすぐそばに。

自宅から常滑までは、車で約二時間、電車で約二時間半で、18時開演予定だったので20時には終演するとして、どちらの交通手段で行くにしても楽勝で日帰り圏内なのですが、宿を押さえました。

なぜか。

常滑は瀬戸や美濃と並ぶ東海地方でも屈指の焼き物の産地なのですが、常滑駅から歩いてすぐのところにあるやきもの散歩道を、前々から散策してみたいなと思っていたのです。なので、今回のライブを常滑市に観に行くというのは渡りに船でもありました。

三年前に同じ会場でAvril Lavigneの来日公演を観る予定で、その時も同じことを計画していたのですが、コロナ禍で流れてしまったんですよね。三年越しのリベンジです。

常滑に行く途中で絶景おしゃれカフェで朝食を食べたり、道中でうなぎ処の看板ばっかり見続けていたせいですっかりうなぎが食べたい気分になりつつ、11時ごろに宿に着きました。

宿の店員さんに声をかけて、許可を得て車を停めさせてもらって念願のやきもの散歩道散策に繰り出したのですが、これが楽しいのなんの。

昼食を食べるのも忘れて二周してしまいました。

やきもの散歩道を散策するにあたって、事前にいくつか買いたいものをリストアップしていました。

  • 珈琲急須
  • アイスコーヒーやジャックコークにちょうど良さそうなフリーカップ
  • コーヒーカップ
  • 徳利とお猪口

珈琲急須は実物を見て使い方を想像したら粉を捨てるときにめんどくさそうだなと思ってしまって物欲が急速に萎んでいき、コーヒーカップもこれぞというものが見つからずに入手を諦め、徳利とお猪口はむちゃくちゃかっこいいものを見つけたもののそもそも日本酒を飲まないので見送り、結局その徳利とお猪口と同じデザインのフリーカップをひとつだけ買ってきました。

しかしこの日、常滑で最も私の物欲を刺激したのは、事前のリストアップ品にはまったくかすりもしないものでした。

それがこちら。

たかを窯さんによる珠玉の逸品、常滑焼Tレックスです。

どうですか、これ。むちゃくちゃカッコ良くないですか?

土日の二日間でやきもの散歩道を計四周しまして、四回ともたかを窯さんに足を運んでは常滑焼Tレックスを前にうんうん唸っていたんですけど、結局買えずに帰ってきました。

お値段33000円ですよ。

いや、高すぎると文句を言いたいわけではなくて。

唯一無二のこの逸品が33000円で買えるなら適正どころかむしろ安いとまで思っていますけど。それでも手が出なかったんですよね。

今回のライブが泊まりじゃなくて日帰りで、グッズも買わずに飯もうな丼や知多牛のひつまぶしなど食べずにコンビニ飯で済ませてたら、そのぶんを常滑焼の購入費用に回そうという考えも浮かんだかもしれませんが。

夏ボーナスの前というのも痛かったですね。これが夏ボーナスが出た直後で気が大きくなって財布の紐も緩んでたら、いっちゃってたかもしれません。

妹に常滑でこれ買おうか超迷ったと写メ送ったら「なにこれ!超かっこいい!買ってくればよかったのに!」と返ってきて、(やっぱかっこいいかぁ。そうだよなぁ、やっぱ買ってくるべきだったかな…)と早くも再訪したくなっています。

今度はもっとたっぷり時間を取って、こちらで陶芸教室にも参加したいなと考えています。

恐竜の卵が割れたっぽいデザインのボウルやお皿もあって、それもかっこよかったんですよねぇ。

たかを窯さんのお隣には神龍を封じ込めたような超絶かっこいい急須が売られていたんですけど、そちらのお値段は11万円でボーナス直後でも逆立ちしても買えない価格設定でした。もし買ったとしても、ちょっと雑に扱ってヒゲでも欠けたら泣けるので取り扱いに神経をすり減らしてしまいそうです。

やきもの散歩道は超楽しいし食べ物も美味しいし、常滑はほんと素晴らしかったです。近いうちにまた行きたいどころか、フッ軽だったら移住を検討していた可能性もありますよ。