浜松市のアクト通りを散策してきた

浜松市のアクト通りを散策してきた

来る2020年の紅葉シーズンのロケハンを兼ねて、浜松市の駅近の遊歩道、アクト通りを散策してきました。ここ、紅葉の見頃を迎えたらたぶん凄いですよ。

というのも、メタセコイア並木があるんですよ、実は。

メタセコイア並木といえば、全国的には滋賀県高島市にあるあの並木が絶景道路として有名ですけど、静岡県西部民であれば、滋賀県まで行かなくとも紅葉のメタセコイア並木が見れるのです。

交通量の多い道路からすぐそばなんですけど、市庁舎などの大きな建物に隠されて街の死角みたいになってしまって、意外と気づかずに過ごしている浜松市民も多いのではないかと想像しています。

アクト通りの脇の駐車場に愛車を停めて、デジタル一眼レフ片手に小一時間散策してきました。

今回の撮影機材

今回のカメラ本体はキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点30mm F1.4 DC HSM。通称ダカフェレンズ。いつものこの組み合わせでのマニュアル撮影です。

アクト通りを散策して撮った写真

昔、アクトシティの中にタワレコが入っていたときは、しょっちゅう通っていたんですけどね。退転してしまって以来、すっかり訪れる機会もなくなってしまいました。

2018年の夏でしたか、Depapepeが浜松窓枠で公演したときに、ちょっと早めに行って久しぶりに散歩したんですけど、それ以来のアクト通りです。

そのときに、まっすぐにそびえ立つ巨木の並木に目が行きまして、これひょっとしてメタセコイアなのかな、と思ってはいたんですけど、つい最近調べてみたらやっぱりメタセコイアだったということが判明した、という次第です。

紅葉シーズン前の下見です。見頃は、11月下旬から12月上旬にかけてでしょうかね。予定が入ってしまってドンピシャの見頃には行けそうもないのが残念ですが。

意外と、メタセコイアってありますよね。川崎市の岡本太郎美術館もメタセコイアに囲まれていますし、埼玉県のトーベ・ヤンソンあけぼの子どもの森公園にもたくさんのメタセコイアが植えられています。どちらも、紅葉期には圧巻の絶景を見せてくれることでしょう。

アクト通りって、東西に走っている交通量の多い道路を、入り組んだ造形美の地下道でかわしつつ南北に伸びているんですけど、この地下道がドラクエのダンジョンみたいで最高なんですよね。歩いていて、テンションが上ります。

追記:浜松市アクト通りのメタセコイア並木の紅葉状況

2020年12月13日、(もう散り始めてるよなぁ、たぶん)と思いながらも、アクト通りのメタセコイア並木の紅葉状況を見てきました。

結果から言うと、ドンピシャ見頃でした。ただ、当日の天気が曇っていて陽光が当たっていなかったため、肝心の紅葉の輝きが今ひとつだったのが残念…。強い雨風にさえ打たれなければ、まだまだ見頃は続きそうです。

浜松市は温暖なぶん、紅葉の見頃が遅めにズレるんでしょうかね。曇っていたせいか気温が低く風も冷たかったため、足早に通りをササッと一往復して写真を撮ってきました。

アクト通りは左右を高い建物に挟まれていて朝や夕方は陽光が当たりづらいので、狙い目は太陽が高い位置にある真っ昼間でしょうね。

立派な遊歩道に見事な並木の紅葉だったんですけど、散歩しているご近所さんと思しき人はいれど、紅葉狩りを楽しんでいる人はほぼ皆無でした。ちょっともったいないですよね…。

アクト通りの散策の前後には、ティーブレイクを楽しむのもいいでしょう。

特におすすめは、アクト通りのすぐ脇にある浜松が誇るジャズ喫茶、トゥルネラパージュです。超弩級スピーカー、アヴァンギャルドのサウンドを、お店の出入り口に近づくと漏れ聞こえてくるほどの音量で聴かせてくれます。

美味しいコーヒー、紅茶を飲みながら大きめの音量で楽しむジャズは至福ですよ。

では最後に、メタセコイア並木の紅葉の写真を。今回はキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000Dと、純正標準ズームレンズEF-S18-135mm IS STMの組み合わせでのマニュアル撮影です。

地元民による『ゆるキャン△』聖地巡礼、弁天島編

地元民による『ゆるキャン△』聖地巡礼、弁天島編

不意に、いつも車移動中の風景として流れていってしまうだけの地元の景勝地の写真でも撮ってみるか、と思い立って、デジイチを片手に地元を散策してきました。

前日は寒い日で雨で、当日は晴れたので、ほぼ間違いなく冠雪しているであろう富士山を撮りに行くべきか小一時間逡巡しましたが、たまにはいつもやっていないことをやろうと決めて、地元の風景を切り取ることを選びました。

寒すぎて布団の誘惑を断ち切れなかった、というのもありましたが。

どこに行こうかしばらく考えた末、前々からちょっと行ってみたかった、漫画『ゆるキャン△』に登場した地元の聖地を巡礼してきました。

今回の撮影機材

今回のカメラはキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズはシグマの単焦点30mm F1.4 DC HSM。この組み合わせでのマニュアル撮影です。設定を見られるとなんちゃってマニュアルなのがモロバレでちょっと恥ずかしいですが。F値とISO感度固定で、被写体の明るさによってシャッタースピードを変えているだけっていう…。

浜松市舞阪表浜駐車場

まずはここ。渚園で受付を済ませ、キャンプ地を確保したりんちゃんが海を見に行った駐車場、浜松市舞阪表浜駐車場です。

原作ではガラガラでしたが、この日はビッグなアメ車の集会が開かれておりまして、たむろしているお兄さんやお姉さんからの、迷い込んだ哀れな子羊を憐れむかのような視線が痛かった…。

場違い感半端なくて、駐車場に入らずにUターンしようか迷いましたけど、勇気を振り絞って突撃してきました。

砂浜には、来る南海トラフ巨大地震に備えた防潮堤が完成しておりまして、その上が散歩道みたいになっていて歩けます。時折スケボーや自転車もやってくるので、ちょっとした無法地帯状態なのがあれですが。

海岸を見下ろしたら、釣り人たちが等間隔に並んでいたのが面白かったですね。

京都の鴨川では、昔から恋人たちが等間隔に並んでいるのが面白がられていましたけど、遠州灘の釣り人たちも等間隔に並んで竿を投げる習性があるようです。

弁天島海浜公園

続いてはこちら。弁天島の日帰り温泉で一服したりんちゃんが人だかりを見つけて、なんだろうと不思議がって降りていったところに広がっている公園、弁天島海浜公園です。

ちなみに、りんちゃんが日帰り入浴した弁天楼のモデルは開春楼といういかがわしげな名前のホテルなんですけど、一度倒産したあとに復活したと思ったら、今は長期休業中とのことです。これからアニメに登場して、盛り上がるはずだったろうに。無念。

しかしこのあたりは、釣り人が異様に多いですね。新居海釣公園はもちろん、先の舞阪表浜駐車場、そしてこの弁天島海浜公園、漁港の堤防、橋の上。至るところに釣り人の姿があります。

どちらの駐車場も駐車料金一回410円かかるので、元を取るためにも必要以上に時間をかけてゆっくりと写真撮影してきました。

緩やかな時間って、地元にも流れてたんですね。旅先でしか感じ取れないものだと思っていました。今まで知らなかっただけで、地元にも長閑で平和なひと時が流れていました。

The Strutsの3rdアルバム『Strange Days』が素晴らしい

The Strutsの3rdアルバム『Strange Days』が素晴らしい

イギリス出身のロック・バンドThe Strutsの3rdアルバム『Strange Days』が発売されました。

本来であれば、聴けたのはあと数年先だったのかもしれない新作です。

というのも、コロナ禍でのロックダウン中の10日間で10曲を録って仕上げた新作だそうで、この状況になっていなかったら、本来ならツアーで世界中を飛び回っていたはずで、アルバム制作には取りかかれていなかったと考えられるからです。

この10日間での10曲のレコーディングにバンドはゾーンに入っていたのか、Def LeppardのPhil CollenとJoe Elliottをゲストに迎えた”I Hate How Much I Want You”の冒頭では、電話でのやり取りにこのレコーディングに興奮している様子が語られています。

そんな興奮がまた、音に現れているんですよね。

ライブエナジーが迸るエネルギッシュなサウンドで、その音がまた自宅のJBLスピーカー4305Hとの相性抜群で、水を得た魚のごとく悦びに満ち溢れた音が流れてきます。

最高ですよ、これは。

まあ、もともとThe Strutsはデビュー当時から生々しく力強くも鮮烈な音を鳴らしていて、並々ならぬ音質へのこだわりを感じさせる音作りをしていましたが、そんな音質への追求はとどまるところを知らないようです。

コンパクトに凝縮された曲がほとんどで勢いがすごいです。抑圧された想いが弾け飛んでいるかのような、爆発的な躍動感。

中には長い曲もあるんですけど、まったくダレない展開でテンションが一向に落ちません。

ヴォーカルのLuke Spillerの歌声がまた素晴らしいですね。Queenの名ヴォーカリスト故Freddie Mercuryから薫陶を受けた全力投球の情熱的な歌唱が、力強いバンドサウンドに負けじと張り合っています。

日本盤ボーナスの、Summer Sonic 2019からのライブ音源もいいですね。バンドのアツいパフォーマンスはもちろんのこと、ライブならではの鮮度や圧は保ちつつ、それでいてクリーンな音にまとめているミックスのさじ加減が絶妙です。

もの凄いことになりそうな予感を、この新作を聴きながらヒシヒシと感じています。

2020年4月に予定されていた単独来日公演の振り替えとなる2021年4月の来日公演は、きっと伝説的な公演となるでしょう。

私は梅田クラブクアトロで開催される大阪公演を観に行きます。今から来春が楽しみで仕方ありません。

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後追いハードロック愛好家がTokyo Motor Fistから遡るTrixter

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まず、Tokyo Motor Fistとはなんぞや、という説明から。

Tokyo Motor Fistはイタリアのメロディック・ロック・レーベルFrontiers Recordsに所属しているハードロック・バンドで、中心人物はDanger Dangerのヴォーカルを務めたTed Poley、Trixterのギタリストで作曲やプロデュースに大活躍のSteve Brown。このふたりです。

Danger DangerとTrixter、この二組のハードロック・バンドは、80年代にデビューして活躍していた人気バンドだったので、このTokyo Motor Fistの誕生に、多くのロックファンは夢見心地でした。

実際、Tokyo Motor Fistが届けてくれた音楽が、ファンの期待を裏切らない素晴らしい出来だったんですよね。アメリカン・ハードロックの醍醐味が詰まっている好盤だったんです。

2017年に発表したデビュー作『Tokyo Motor Fist』、2020年7月に発表した待望の2nd『Lions』、二作立て続けの快作だったものですから、ファンの喜びと満足もひとしおです。

まるで80年代当時から自分で見聞きしてきたことかのように語っておりますが、私がBon JoviやAerosmithのベストアルバムでハードロックに目覚めるのが1994年なので、Danger Dangerは当然後追いでチェックしたバンドですし、Trixterに至ってはバンド名は知っていましたが音を聴いたこと自体ありませんでした。

Tokyo Motor Fistの二枚のアルバムを聴いて大満足。ここまで来てようやく、そういえばTrixterって聴いたことなかったな、と自分の浅はかさに思い至り、YouTubeでMVを見てみたわけです。

ぶっ飛びましたね。なんじゃこれ、と。

インパクトを受けたTokyo Motor Fistで作曲を手掛ける中心人物が活動していたバンドですから、自分の好みに近い路線になるのも当然の帰結でしょうけれども、想像以上にドンズバ好みの音だったのです。

こんなにいいバンドだったのか。なんてこった。もっとはよ聴いておけばよかった。

そんなわけで、アマゾンで一気に三枚買いました。Trixterのアルバムを。欲しくなってしまったら最後、我慢できない性分故に、大人買いしてしまいました。

一枚だけ、再結成後初のアルバムにプレミアが付いて中古で高値になっていたため、とりあえず見送りました。こちらもいずれ入手したいと考えていますが。

再結成後二枚目の『Human Era』がまた素晴らしいんですよね。まだまだ老け込んでねーぞ、と往年の輝きに勝るとも劣らない楽曲を聴かせてくれます。

ド派手にギラギラしたギターを弾きまくっている曲もありますし、泣きメロが炸裂するバラード曲も魅力たっぷり。

贅沢な注文であることは百も承知ですけど、Tokyo Motor Fistのさらなる活躍はもちろん、Trixterでも継続的な活動を切に願うばかりです。

カーオーディオの設定は難しい

カーオーディオの設定は難しい

画像はPixabayより

私は普段、愛車の運転中は大好きな洋楽ロックを中心に聴いています。

カーオーディオの設定は、イコライザーはフラットで、デジタル補正は全てオフ。スピーカーはフロント4スピーカー、リア2スピーカーなんですけど、8:2くらいの割合でフロントに振って、前方優位にしています。

音量は、うるさく聞こえるギリギリ一歩手前。

基本的にはこの設定で満足して、運転中に大好きな音楽を堪能しているんですけど、不意に物足りなさを覚えることがあるのです。

昔の音圧の低いアルバムであったり、物静かなバラード曲を聴いているときですかね。

すると、イコライザーを弄って低中域を強調し、ラウドネスで音量感を増強し、さらに圧縮音源を高音質に補完する機能もオン。デジタル補正盛り盛りのドンシャリサウンド全開。

しばらくの間は、そのド迫力のサウンドにご満悦なんですけど、すぐにキツくなっちゃうんですよね。低音過多で。

最近の派手な音作りのダンサブルな曲や、豪快なロックナンバーを聴いていると、特にこの傾向が強くなります。

共鳴やビビリ音の発生も気になるわ、音圧がすごすぎて耳が疲れるわ、大好きなはずの音楽が耳障りに聞こえてきてしまうわ。散々です。

こうなったらどうするのかというと、デジタル補正全オフです。イコライザーもフラットに。で、音量をうるさく聞こえるギリギリ一歩手前に調整。

するとこれが、音像がスッキリして、スピーカーもめちゃくちゃ活き活きと鳴っているように聞こえるんですよね。不思議なことに。

フラットで補正全オフ、前方優位が、最も気持ちよく音楽を楽しめる設定のひとつであることは間違いないでしょう。

ただし、これがまた物足りなくなっちゃうんですよね。しばらくすると。で、イコライザーを弄ってデジタル補正を盛り盛りにして。そして、やっぱり低音過多でキツイわとなってイコライザーをフラットにしてデジタル補正全オフ。この繰り返し。

完全に迷走しちゃってますね。

バラードかロックナンバーか、楽曲のキャラクターも関係してくるところではありますけども。楽曲それぞれで、気持ちの良いポイントが違いすぎて掴みどころがわからない。

音楽アルバムごとの音圧のバラツキがでかすぎて、ランダムで聴いていることでそのバラツキが余計に顕著になってしまって、昔のアルバムのスッカスカな音をフラットで聴いていると物足りなくなり、今どきの派手な音を補正盛り盛りで聴いていると耳にキツイ、そんな罠にはまり込んでいるのだろうと思われます。

このエンドレス迷宮からはよ抜け出したい。

ツイッターで、このままだとエンドレスで音の調整を続けることになりますよ、と恐ろしい忠告を受けてしまったので、早く妥協点を見い出さなければ。