Blare Fest. 2023にて、ファッションから自分の音楽ライブの楽しみ方のアピールを試みた

Blare Fest. 2023にて、ファッションから自分の音楽ライブの楽しみ方のアピールを試みた

ライブを観に行く時の服装へのこだわりって、人それぞれですよね。

季節や天候、屋内なのか屋外なのかによっても、どのような格好をするのか選択肢は多岐に渡るので一概には言えないかもしれませんが、ここではとりあえず冬の屋内イベントと仮定します。

ちょうど、先日2月4日にポートメッセなごやで開催されたColdrain主催の音楽フェスBlare Fest. 2023に行ってきたばかりですし。

動きやすさを重視する人もいれば、静かに観るからと普段と変わらない格好の人もいるでしょうし、ロックのライブだからとタイトめのパンツに革ジャンを合わせていく人もいたりして、どんな格好をするかは音楽ジャンルや観覧スタイルによっても十人十色でしょう。

そこには良いも悪いもありません。目的に適した格好かどうか。それがすべてです。

拳を突き上げて飛び跳ねながらノりたいのに、真冬だからってジーパンにダウンコートでは、動きにくい上に暑苦しすぎますからね。

逆に、後方でまったり身体を軽く揺らしながら首を振って観たいのに、真冬にジャージやスウェットなどの軽装では、ちょっと心許なくて寒いかもしれません。

では自分はどんな格好で行ったのかというと、ミリタリージャケットにジーパンという、街ブラでもしそうな普段と変わらない格好で行きました。

後方で静かにまったり観るつもりだったので、多少動きにくくなったとしても防寒性を重視しました。

もうひとつは周囲へのメッセージですね。自分は急にサークルやモッシュに参加して暴れだしたり、周りも確認せずに仲間とオタ芸みたいなステップを踏み出したりしないタイプですよ、という。

どういうことかといいますと、動きやすさをあまりにも重視した、例えばスポーツミックスといわれるような格好をしている人たちには、サークルやモッシュや仲間とのオタ芸に積極的な傾向が見られる、ということです。

Blare Fest. 2023には車で行ったのですが、途中のサービスエリアで休憩した時に部活って感じでもなさそうなのに運動しやすそうな軽装の方々を何名か見かけて(ははぁ、目的地同じで、フェスに行く人たちだな。前方ではっちゃける気満々なのだろう)とこれまでの経験から偏見で独断しました。

おそらく外れてはいないでしょう。

ライブやフェスにスポーツミックスで来る人たちは、そういうタイプなのだろうと思っています。

後方でまったり観ようとしたとして、ちょうどいい感じに開けているスペースを見つけても、近くにスポーツミックスな格好をした人たちがいたらそっと離れます。もしかしたら、その人たちもここら辺なら迷惑かけずに思う存分動けそうとか考えていたのかもしれませんしね。

棲み分けです。衝突したら、お互い嫌な思いしちゃうじゃないですか。せっかくの楽しいフェスなのに。

楽しみ方は人それぞれなので、好きとか嫌いとかじゃなくて、肯定でも否定でもなくて、お互い理解と尊重でもって融通しあえたらいいな、と。

昔、クラブチッタにNational Productのライブを観に行った時に、前にいたふたり組が周囲にお構いなしにステップを踏み出して、足踏まれそうで危なっかしくて移動しようにも身動きが取れなくて嫌な思いしたので、もうあんなことはごめんだな、と。

自分の気にしすぎなのかもしれませんけどね。

周りの人たちに伝わっていたのかどうかはわかりませんが、自分は動きやすさを捨ててあえて普通の格好をして行ったことで、自分のこの音楽フェスに臨む姿勢をアピールしていたつもりです。

フェスとなると、目的のバンドや観たいステージへと移動が頻繁で流動的なのでなかなか難しいですが、周りの様子や格好を観察して推察し、仮初の安住の地を渡り歩きつつ自分のペースでライブ観覧を楽しみたいものです。

音楽担当・上原ひろみに惹かれて映画『BLUE GIANT』を観てきた

音楽担当・上原ひろみに惹かれて映画『BLUE GIANT』を観てきた

前、原作が好きだと映画化とか興味がなくなるとか言ってなかったっけ?

そんな疑問の心の声がどこからともなく聞こえてきそうですけど、大好きな漫画『BLUE GIANT』のアニメ映画を公開初日のレイトショーで観てきました。

だって、音楽担当・上原ひろみですよ。日本のトップ・ジャズピアニストが映画のために書き下ろした新曲満載ですよ。それだけでも行くでしょう。映画館に。

『THE FIRST SLAM DUNK』の前に流れた予告で音を聞いたら、これは映画館で観たいなと思っちゃったんですよね。

予告でほんの少し音を聞いただけでも並々ならぬこだわりが感じられたので、最初、特別な音響を売りにした施設で観たいなと考えていました。

我が家から近いプレミアムシアターというと、ユナイテッド・シネマ豊橋のIMAXか、ミッドランドスクエアシネマのドルビーシネマか、TOHOシネマズ赤池のドルビーアトモスか、川崎市のチネチッタのLIVE ZOUNDか。

中でもチネチッタのLIVE ZOUNDは上映回数が多い上に、同じ上映形態の『THE FIRST SLAM DUNK』をハシゴできる上映スケジュールだったのでこれはいいなと前向きに検討していたのですが、ひとつ問題がありまして。

遠いんですよね。自宅からチネチッタまで。

車で片道四時間近くかかるんですよ。

破格のライブを二本川崎で観て日帰りすると思えば…なんとか自分なりに納得させる方便を模索しますが、やっぱり遠い。せめて片道二時間であったなら。うだうだ悩まずに行っちゃえるのになぁ。

やはり川崎市まで映画を観に行くというのは現実的ではないか…。

『トップガン マーヴェリック』の4DX Screenを沼津市まで観に行ったときですら、友人にそのことを話したら(正気か…?)って顔されましたからね。

TOHOシネマズ赤池のドルビーアトモス上映は一日一回しかない上に時間帯もビミョー…。

ミッドランドスクエアシネマは迷路みたいな名古屋駅を通り抜けることを考えるだけで気が滅入る。

IMAXでの上映はナシ。

ああでもないこうでもないと考えを巡らせた結果、結局公開初日に見ることを重視して最寄りのTOHOシネマズに行きました。TOHOシネマズの通常上映の音もめっちゃいいですからね。

天上の音さえ知らなければ普通はこれで大満足です。

まあ、それだけにドルビーアトモスとかLIVE ZOUNDはどんだけ凄いんだろうと期待と想像が膨らんでしまうのですが。

上原ひろみが映画のために書き下ろした新曲の数々は熱くソウルフルで、ほんと素晴らしかったです。

主人公たちのバンドの演奏も凄くいいですが、バンド結成前の出会いの場面での川喜田のバンドとピアニスト沢辺の掛け合いも素晴らしかったです。

ただ、ドローン撮影みたいにぐるぐる飛び回るようなカメラワークは、落ち着きがなさすぎてしんどかったですね。

これこそソー・ブルーの平氏のいうところの小手先の技術というやつなのではと思ったり。音楽が素晴らしいだけに演奏シーンのCGの違和感が大きかったのは残念でした。

実写っぽさやアニメらしさや漫画っぽさが混在していた作画は時として芸術的でもあり、音と演奏がシンクロしていないように感じることもあれば、演奏と溶け合って高みに上り詰めてゆく高揚感が味わえるシーンもありました。

『BLUE GIANT』は客席模様が面白い漫画ですけど映画でもそこは変わらず、モブをモブと思わずに客席の顔ぶれを注意深く観察していると、それぞれの音楽観や人生観の変化が見てとれて泣けてきます。

二時間の映画に収めるために色々すっ飛ばして駆け足の展開なので、淡白というか薄味になってしまっているのが物足りなかったですね。それでも二時間が一瞬で溶けるくらい感動的で面白いのですが。

激アツなライブを一本堪能したかのような満足感です。

観終わってそのまままっすぐ家に帰りましたけど、できることなら店内が明るすぎず物静かな喫茶店で美味しいコーヒーでも飲みながらポケ〜っと余韻に浸ってから帰りたかったですね。

自室に帰っちゃうと、あれやこれ片付けとかなくちゃとかお風呂入ろうかとか、雑事がチラついちゃうのが難。

二軒ほど余韻に浸るのにぴったりな喫茶店の心当たりはあるのですが、レイトショーを観たあとだと閉店間際だったり、ついでに寄るという立地ではなかったりで、ちょっと厳しいのが残念。

ポートメッセなごやのイベントに車で行くなら、市営金城ふ頭駐車場に停めておけば間違いなし

ポートメッセなごやのイベントに車で行くなら、市営金城ふ頭駐車場に停めておけば間違いなし

先日、大好きなアメリカン・ロックバンドHoobastank観たさに、ポートメッセなごやで開催されたフェスBlare Fest. 2023に行ってきました。

出発前夜まで、車で行くか電車で行くかで悩んでいましたが。

車も電車も、良いところ悪いところ、安く済んだり高くついたり、満員電車に乗ることになるかもしれないし交通渋滞に巻き込まれるかもしれないし、気楽だったり面倒だったり狭苦しかったりゆったりできたり、早くても交通ダイヤに縛られたり遅くても自分のペースで移動できたり、お酒が飲めたり飲めなかったりと、表裏一体でどっちもどっちというとちょっと言い方あれですけど、それぞれ魅力が異なるじゃないですか。

それで(どうしようかな…)と悩ましく感じてしまって。

タイムテーブルによると大トリのバンドでも20時過ぎには終演の予定だったので、よっぽどのことがなければ先日みたいに終電を逃す心配もなさそうですし。終電に間に合うか怪しい終演時間だったら、迷わずに車一択で行けるんですけどね。

どっちでも行けるのが逆に決め手に欠けるというか。

結局、早起きできたら車で行って、出遅れたら電車で行こうという、どっちでもいいやという投げやりな決定を下してから寝ました。

そしたら7時ごろに起床できたので、車で行くかと準備しました。

車で行くなら決めていたことがひとつだけありまして。

それは車は市営金城ふ頭駐車場に停める、ということです。

何年か前にポートメッセなごやで開催された[Alexandros]のライブに車で行った時もその駐車場を利用したんですけど、高速道路のインター降りてすぐですし会場までも歩いて数分ですし、車の入出庫もまったく詰まらずにウルトラスムーズだったので(ここに停めるしかないな)と思っていました。

片道二時間見ていたので、10時までに駐車場に着けば楽勝だろうという予想です。

その予想通り、行きも帰りもまったく詰まることなく入出庫できたのでノンストレスでした。

めちゃくちゃ広くてトイレもたくさんあって事前精算機もたくさんある上に、どういうカラクリなのか事前精算を済ませて出口に行くと精算済みの駐車カードを差し込まなくても自動でゲートが開くので超快適です。

日本全国でも屈指の立体駐車場なんじゃないですかね…。

フェスの公式サイトでも車で来場するならこの市営金城ふ頭駐車場を利用するように案内されていましたし、インター降りてすぐにイベントに来場なら駐車場はこちらと誘導されていたので、この駐車場の利便性を知らずともこちらに停めることになっていただろうと思いますが。

今後もポートメッセなごやのイベントに車で足を運ぶのであれば、この駐車場一択です。

平日なら1000円、祝休日なら1500円と、上限価格が設定されているのも嬉しいところ。

あと車だと何がいいかって、満員電車に揉まれることがない上に、交通渋滞に巻き込まれなければ自分のペースで行き来できるっていうことですね。

電車だと乗り換えとか乗り継ぎに気を取られちゃって、あえて一本遅らせてご飯食べてくとか、なかなかそんな余裕が持てないんですよね。少しでも早く帰ることばっかりに気が急いてしまって。

その点、車ならコンビニに立ち寄ったりPAやSAの食堂に寄ったりと、休憩ついでの食事も自分の裁量次第ですからね。気楽に自分のペースで。そこは車移動の魅力かなぁ、と思います。

帰りも岡崎のサービスエリアに立ち寄りました。

晩飯は名古屋コーチンの親子丼にするかひつまぶしにするか、それとも味噌カツにするかと悩みながら入店したらいつも行列の矢場とんが珍しく全然並んでいなかったので、わらじ定食を食べました。

こういう余裕が持てるのが車移動のいいところです。

関連記事

いくらコーヒーが好きでハンドドリップに凝ってても、たまにお湯を沸かしてコーヒーを淹れるのがめんどくさい朝もある

いくらコーヒーが好きでハンドドリップに凝ってても、たまにお湯を沸かしてコーヒーを淹れるのがめんどくさい朝もある

朝、目が覚めたはいいけどなんだか気だるくて、いつもの習慣に手をつける気も起こらない。

たまに、そんな朝ってありません?

毎朝、お湯を沸かしてコーヒー豆を挽いてハンドドリップでホットコーヒーを淹れて一服しているのに、それすらも億劫になってしまうような、そんな朝が。

そんな朝には、ちょっとした願望が頭をよぎってしまいます。

(自宅のすぐそばに、早朝からモーニング営業している喫茶店があったらなぁ…)

ものぐさに負けて何もやる気にならない朝に、思い立ったらふらっと気軽にモーニング食べに行けるのになぁ…。

なぜ、自宅の周りには何もないのだろう。閑静な住宅街といえば聞こえはいいかもしれませんがそれだけです。

自宅のすぐそば、徒歩5分圏内に、喫茶あずみ野か珈琲屋らんぷが新規開店したりしないだろうか。そしたら最高なんですけどねぇ。

喫茶あずみ野は沼津市にある喫茶店なんですけど、ネルドリップの極上コーヒーを店主のこだわりのオーディオセットでレコードコレクションを聴かせてもらいながら飲めるお店で、片道126kmもなかったら豊富すぎるコーヒー豆をその日の気分で選び分けられるくらい通い詰めたい名店です。まだ二回しか行けていないのが悲しい。

珈琲屋らんぷはチェーン店で、近隣の豊橋市や浜松市にも店舗があるので沼津市まで行くことに比べればハードルは圧倒的に低いですが、かといってめんどうくささが勝っている朝にふらっと出かけられるほど近くもないのが辛いところ。

行動を起こすには、何か用事が欲しくなってしまいますね。朝活のついでとか。

珈琲屋らんぷは朝6時から開いているのが素晴らしいです。それでいて一杯440円の美味しいコーヒーに選べる半トーストまでついてくる。サラダや皮剥きに苦労するゆで卵もなしというシンプルなモーニングが至高。こういうのでいいんですよ。まじで近所に一軒欲しい。

愛用のマグカップを手に入れ、お気に入りのコーヒー豆を見つけ、ミルやドリッパーにサーバーと自分なりの理想を求めてハンドドリップ用のコーヒー器具を買い集めても、それらが水泡に帰すとまではいかないまでも、一旦脇に置いておいて、お店でさくっと一杯飲みたい朝もあるんですよねぇ…。

Hoobastank観たさにポートメッセなごやで開催されたフェスBlare Fest. 2023に行ってきた

Hoobastank観たさにポートメッセなごやで開催されたフェスBlare Fest. 2023に行ってきた

フェス派か単独派かでいったら単独派。

そんな単独派の誇りは何処へやら。Coldrainが主催する三年ぶりのフェスBlare Fest. 2023にHoobastankが出ると聞いて、いてもたってもいられずにチケットを入手して観に行ってきました。

いや、行くでしょう。Hoobastankが出るとなったら。超かっこいいロックナンバーや感動的なバラードを聴かせてくれるアメリカン・ロックバンドですよ。

そんなこといいながら、最初から好きだったわけではないのであまり偉そうなことはいえませんが。

自分がHoobastankのことを好きになったきっかけは、東京は恵比寿のリキッドルームでThe Rasmusのライブを観たあとに移動した六本木のハードロックカフェの店内で超名曲”The Reason”のMVが流れたことです。

それで(なんだこの感動的なバラードは!)と感動して、地元に戻ってから彼らのCDを買いに走りました。

バンドの代名詞的な一曲なので、この曲を演らないわけがないだろうとは思いながらも、”The Reason”は絶対聴きたいと思っていました。

果たして、その”The Reason”は持ち時間の終了も差し迫った終盤に少々意表をつかれた形で披露されました。

ダグが「次はヘヴィな曲を演るぜ!」と叫んだものですから、(なんだろ?まだ演ってないヘヴィな代表曲というと”Crawling In The Dark”かな?)と予想していたら”The Reason”のイントロが流れだしたので。

“The Reason”がヘヴィな曲という認識はなかった。

MVの内容は確かにヘヴィですけども。

Blare Fest.での持ち時間は40分だったので、初期の代表曲を中心としたセットリストかなと予想していましたが、もろその通りの構成でした。

大好きな曲ばっかりが聴けた至福の40分だったんですけど、3rd以降の曲ももっと聴きたかったなぁと贅沢なことを思ったり。

Hoobastankはこれまでに6枚のオリジナル・アルバムを発表していて、1stと2ndの出来が特に出色で抜きん出ていることに異論を差し挟む余地はないとして、それ以降も随所で光るメロディを聴かせてくれているのでもったいないなぁと。

せめて60分は演ってほしかったなぁ。主催でトリのColdrainでも持ち時間50分だったので、これ以上は言いますまい。

アルバムが多作で名曲も盛りだくさんのバンドは、持ち時間の限られているフェスよりも、単独でたっぷりじっくりと観たいという思いを新たにしました。

フェスの完璧なスケジュール管理のおかげで、定刻で始まってダラダラせずにちゃっちゃと進行してスパッと終わってくれるのは本当にありがたいのですけど。

後の予定が詰まったり押されたりしないことの気持ち良さよ。

関連記事