91 Suite復活!6曲入りEP『Starting All Over』をリリース!

91 Suite復活!

2019年9月上旬、嬉しいニュースがありました。

スペイン出身のメロディアス・ハード・ロック・バンド、91 Suiteの復活です。

2ndアルバム『Times They Change』のリリースから早14年、この間に別プロジェクトからのアルバム発表もありましたが、このまま静かに消えていくのかとばっかり思っていました。

いやぁ、まさかでしたね。

2019年9月6日、バンドは突如として、ひっそりと、6曲入りEP『Starting All Over』をリリースしたのです。

画像はPixabayより

91 Suiteとは

91 Suiteは、スペイン出身のメロディアス・ハード・ロック・バンドです。切なげな歌声と、郷愁を誘うような哀愁のメロディが魅力的なバンドでした。

今回のEPの前に、二枚のフルアルバムを発表していたのですが、いずれも高品質な極上メロディアス・ハードが堪能できる名作で、ファンの心をガッチリと掴んでいたバンドでした。

ディスコグラフィ

  • 『91 Suite』(2001)
  • 『Times They Change』(2005)
  • 『Starting All Over』(2019)←New!

91 Suiteとしては、2005年の『Times They Change』を最後に、長らく音沙汰がなかったことになります。

2014年に、元91 SuiteのヴォーカルとギターのふたりでSecretというユニットを組んで、『The End Of The Road』というアルバムをリリースしていました。

こちらも、91 Suite時代から何ら変わりのない高品質メロディアス・ハード作品で、今後はこのSecretとして活動していくのかと思いきや、なかなか次が出てこなかったので心配していたところでの、まさかの91 Suiteの復活であったのです。

続報に期待

今回のEP『Starting All Over』ですが、デビュー当時から微塵もブレないどころか、ますますパワーアップした彼らならではのメロディアス・ハードが堪能できる作品に仕上がっています。

全6曲どれをとっても素晴らしく、復活後の活動が順調に軌道に乗ることを、願わずにはいられない仕上がりです。

より具体的に言えば、可及的速やかな3rdアルバムの制作ですね。

私個人のわがままを言わせてもらうならば、今回のEPから新アルバムへの収録は多くても半分以下、それでいてこちらの期待を上回るクオリティの新アルバムの発表です。

収録が見送られた楽曲はボーナストラックに。これで完璧。

いささかハードルが高すぎるような気もしますが、これまで名作ばかりをリリースしてきた彼らのこと、このハードルをも越えてくれるに違いないと、期待しています。

最後に

私は、今回の新EPの発表を、TwitterでのTAKEさんのつぶやきで知ったのですが、それからTwitter内を検索してバンドの公式アカウントを見つけたんですけど、バンドの最新のつぶやきが2017年10月29日で、14年ぶりの新曲発表というビッグ・トピックにも関わらず何も更新されていなかったのを見て、もったいないな、と感じました。

YouTubeの公式アカウントでは、新曲の動画が投稿されていたのに、なんでそれを自ら積極的に拡散しようとしないのだろうか、と。

もっと発信しましょうよ、自ら。自分たちの新曲発表にだんまりで、いつTwitterを更新するっていうんですか。

権利が絡んだ大人の事情とか、こちらが知る由もないしがらみのせいでやりたくてもできない、という現状に置かれているのかもしれないですけど、これは大いなる機会の損失ですよ。せっかくの名EPなのに。

あのつぶやきを見逃してたら、このEPの存在を、ずっと知らないままだった可能性が高いわけですからね。

SNSを上手く活用した自分たちの活動の売り込みにも、今後は力を入れてほしいと切に願います。

中山道の宿場町、下諏訪宿を散策してきた

ビーナスラインのベストシーズンに縁がない我が家

上高地でハイキングを楽しんで塩尻で一泊したその翌日、中山道の宿場町、下諏訪宿を散策してきました。

本当は、ビーナスラインをハイキングする予定だったんですけど、雨が降っていた上に霧も濃かったので、諦めました。諦め切れなくて一度は上ってみたんですけど、やっぱり駄目でしたね。

山の麓は曇りでなんとか持っていたんで、もしかしたらとちょっと期待してたんですけど。これで、『ゆるキャン△』聖地巡礼ハイキング計画はパァ。

我が家は、7月のビーナスラインのベストシーズンには、どうやら縁がないようです。

二年前の7月も、ビーナスラインは雨でしたからね…。その時は、代案として松本城に行ったのですが、今回は下諏訪宿に行きました。中山道の宿場町を散策するのです。

今回の撮影機材

今回も、カメラはCanonのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズは純正標準ズームのEF-S18-135mm IS STM。この組み合わせでのマニュアル撮影です。

中山道の宿場町、下諏訪宿を散策

中山道は、江戸時代の五街道のひとつで、江戸の日本橋から京都の三条大橋を結んでいます。

街道沿いには数多くの宿場町があり、下諏訪宿もそのひとつです。奈良井宿や馬籠宿、妻籠宿などと比べると、江戸時代を偲ばせるような町並みはあまり残っていませんが、諏訪大社の下社春宮と下社秋宮の存在感は抜群です。

しかしまさか、諏訪大社の境内が四つもあったとは知りませんでした。

愛車を下社秋宮の駐車場に停めたんですけど、そこで下諏訪の散策マップをもらって、それを見て初めて、諏訪大社には下社秋宮と下社春宮があるのか、と知ったんですよね。

実際にはさらに、上社前宮と上社本宮もあった、というわけです。カンのいい人なら、下社秋宮の看板を見ただけで、ってことは上社もあるのかな、と想像に至るのかもしれませんが、私は及びませんでした。

無知と鈍い頭が恨めしい…。

諏訪大社下社秋宮

中山道と甲州街道の分岐点に鎮座する立派な寺社。

手水舎から湯気が立ち上っていたので、なんだろうなと不思議に思いながら近づいたら、源泉かけ流しでたまげました。豪気すぎる。

諏訪大社下社秋宮で撮ってきた写真

この看板からして、ただならぬ佇まい、雰囲気を醸し出しています。

むちゃくちゃかっこいい手水舎を逆光で。

大きな狛犬と巨大なしめ縄の主張がすごい。

格子越しの雰囲気が何やら異様によかったのでついつい撮った一枚。

さすが諏訪神社総本社。次から次へと、ひっきりなしに参拝客が訪れます。

旧中山道

下社秋宮の駐車場が混雑していたので、下社春宮の駐車場も混んでいるだろうと予想して、歩けない程遠いわけでもないし、と街角スナップを撮りながら歩きで下社春宮に向かいました。

旧中山道の街角スナップ

勾配がドラマティックな街並み。下社秋宮から下社春宮までは坂も多かったので、歩いていて疲れました。曇りで日差しがなかったのがせめてもの救いでしたね。

年季を感じさせるお店、御宿まるや。帰ってきてから調べてみて、立ち寄らなかったことを後悔しました。めちゃくちゃ素敵そうな大正ロマン風喫茶店じゃないですか、ここ…。

昔の祖母の家の玄関に似た雰囲気のお宅。思わず写真に撮ってしまいました。

所々、当時の宿場町そのままの名残を感じさせてくれる町並みが残っています。

ここにも、源泉かけ流しの手水鉢。豪快ですね。玄関先にこれがあるだけで、こちらのお宿の温泉は間違いなかろうと、期待が高まってしまいますね。

日帰り温泉、めちゃくちゃたくさんあったので、せっかくですしどれかに立ち寄り湯したかったところなのですが、帰りの運転が危険なので泣く泣く我慢しました。

諏訪大社下社春宮

諏訪大社の四つある境内のひとつ、下社春宮。下社秋宮と兄弟的な位置付けなのか、似たような佇まいの寺社が建立しています。

諏訪大社下社春宮で撮ってきた写真

珍しくローアングルで、迫力を強調。

一眼レフでファインダーを覗いて写真を撮るようになってからというもの、アングルの工夫を怠るようになってしまったので、たまに思い出しては意識してかまえています。

棒立ちでそのまま撮ったのでは、どうにも面白みにかける構図になってしまいますね。

格子越しのなんだか良さげな雰囲気に弱いみたいです、自分。

下社秋宮と比べると、人が少なくて落ち着いた雰囲気でしたが、駐車場は心配していたとおり混んでいました。

行列にまではなっていなかったですが、数台の入庫待ちが発生していたので、歩きを選んだ自分の判断は間違っていなかったと自画自賛。

人波が途切れた瞬間を狙って。もうちょっとこだわりたいんですけどね、瞬間を狙って手短に用を済ませるとなると、あまり細かすぎることに囚われているわけにもいきません。

本陣岩波家

旧中山道を散策していたら、中山道随一の名勝庭園という看板が掲げられていたので、本陣岩波家に吸い込まれるように立ち寄り。

受付の方から案内をいただいたのですが、武田信玄直筆の礼状が飾られていたり、参勤交代の大名が泊まったり、明治天皇の御一行が立ち寄られたりと、ただならぬ歴史を誇る遺産です。

本陣岩波家で撮ってきた写真

いやもう、この門構えからして、間違いなかろうと確信できますよね。素晴らしいに決まってますよ。

何やら別世界にでも誘われそうな美しい小道。ここだけで十枚近く写真撮りました。いくらなんでも撮りすぎ。

美しい庭を独占。何たる贅沢。

こういったところは普通、縁側から庭に向かっての写真撮影はオッケーですが室内はダメ、というパターンが多いのですが、ここではあらかじめ、何でもご自由にお撮りください、と声をかけてもらったので、お言葉に甘えて遠慮なく思う存分撮影させていただきました。

独占状態だったので、気兼ねすることもなく構図も選びたい放題。最高でした。

愛車で聴く音楽を、USBメモリで管理していて、面倒なこと

私は普段、愛車で聴く音楽を、パソコンからUSBメモリにコピーして、持ち出しています。

以前は、iPhoneをUSBケーブルでカーオーディオに繋いでいたんですけど、それだと、エンジンONで接続中は常に充電中の状態になってしまうのが、最大のネックでした。

iPhoneのバッテリーのことを考えると、常に充電中だと、過熱や過充電による劣化、という悪影響が心配なのです。

それで、車内でiPhoneで音楽を聴くのはやめて、パソコンからUSBメモリに書き出して持ち出すようになりました。

そうと決めたものの、実行前から、薄々面倒くさそうだなと感じていたのですが、実際にやってみて、やっぱり面倒くさかったですね。

画像はPixabayより

USBメモリで音楽を管理する上で、面倒くさいこと

クルマの中で聴く音楽を、USBメモリやSDカードに書き出して持ち込む場合、避けては通れない面倒くさい問題がいくつかあります。

手動で管理しなければならない

なんと言ってもこれですね、最大のネックは。

iPhoneをカーオーディオに繋いでいたときは、スマートプレイリストをテーマ別やアーティスト別でいくつか作って、再生やスキップした楽曲は一定期間プレイリストに上がってこないように設定を追い込んでいました。

まあ、その設定の追い込みも大概面倒くさかったんですけど、一度その設定さえ決めてしまえば、あとは同期するだけで自動でプレイリストが更新される状態で、特定の曲ばかり偏って再生されることなく、快適に好きな音楽を楽しめていました。

USBメモリやSDカードではそうはいかないので、自分で聴きたい音楽を選んで、コピーしなければなりません。

本当は、楽曲単位で聴きたい曲を選びたいんですけど、それだと細かすぎてキリがないので、不本意ではあるのですが、アルバム単位で選んでいます。

たまに、USBメモリ内の音源を確認したくなる

部屋で音楽を聴いていると、たまに、「あれ、このバンドの曲、USBメモリに入れたっけ?」ってことがあるんですよ。忘れてたとか。

そのたびに、クルマからUSBメモリを持ってきて、中身を確認して、入っていなかったらコピーして、終わったらクルマに戻しに行っています。

これが地味に面倒くさいんですよねぇ。

たとえ真夜中であったとしても、気がついたその時にやらないと忘れてしまうので、その都度部屋とクルマを行き来しています。

もしかしたら、ご近所さんからは白い目で見られているかもしれませんね。何やってんだあいつは、と。

容量ギリギリまで詰め込むので、音源入れ替え時に取捨選択を迫られる

私は32GBのUSBメモリを使用しているのですが、手持ちの楽曲データ量がそれ以上に膨大であるため、持ち出す曲は厳選に厳選を重ねても空き容量ギリギリになってしまいます。

そのため、お気に入りの新譜をUSBメモリに書き込もうとすると、書き込み済みの厳選に厳選を重ねた音源から、削らなければならないのです。

何を削るか、これがまた悩むんですよね。決めて削ったはいいものの、またあとになって入れたくなったりするのも始末が悪いですし。

昔、カセットテープにダビングするときに、片面の残り時間をいかにゼロに近づけるか、計算して頭を悩ませていたのに通じる面倒ですね。

まあ、その面倒が、ある意味では楽しくもあるのが、またややこしいところなのですが。

曲順ではなく、書き込み順にソートされてしまう

ソートとは、特定の規則に従って、データを並べ替えることです。

パソコン内の音源をUSBメモリに書き込むと、パソコン上では曲順にデータが並んでいるのですが、これをカーオーディオに挿すと、なぜか書き込まれた順に再生されてしまうのです。

ランダムで聴きたいときには別に問題はないのですが、アルバム単位で聴きたいときに困るんですよね。特に、お気に入りの名盤の流れが阻害されるのは困る。

ウィンドウズであれば、フリーソフトで並べ替えができるみたいですが、Macにはどうやらないようで…。

見出し

愛車のカーオーディオでは、アーティストも曲順も書き込まれた順でソートされたのですが、代車のナビに同じUSBを指してみたら、そちらではアーティストはアルファベット順でソートされ、アルバム内は曲順通りでソートされました。

メーカーや機種によっては、どうやら規則正しくソートされるようです。コスパを重視しすぎた弊害ですかね。

Bluetooth対応のカーオーディオへの買い替えを検討している

iPhoneで音楽を聴いて、自動でライブラリを更新していくのが、なんだかんだ一番便利なのではないかと感じています。

音質面でも、USBメモリより、iPhoneのほうがいいと感じています。

手持ちのカーオーディオがBluetoothに対応していれば、それで解決していたかもしれません。無線で音楽を聴いて、バッテリーが心許なくなってきたら、シガーソケットから給電すればいいわけですからね。

そんなわけで、Bluetooth対応のカーオーディオへの買い替えも考えています。

ただ、製品レビューを見ていると、無線接続に安定性がないといった意見が散見されるので、そこが不安でなかなか踏み切れません。

小一時間かけて、汗をダラダラ流しながら自分でカーオーディオを入れ替えて、楽しみにしていた無線接続を試してみたらブツ切れだったとか、悲劇以外の何物でもないですからね。泣ける。

初めての単焦点レンズは、通称ダカフェレンズ、SIGMA 30mm F1.4 DC HSM

単焦点レンズが欲しくなったきっかけ

これはもう単純です。仲間を眺めていて、羨ましくなったから。

カメラ仲間のうちふたりが単焦点レンズを買って、お互いのカメラを覗きながら、キャッキャと楽しそうに撮影している様子を眺めていたら、無性に羨ましくなってしまって、自分も一本くらい持っておこうかな、と考え出したのがきっかけです。

それから実際に買うまでが、長かったですけどね。

半期に一度のボーナスシーズンが訪れるたびに、さてそろそろ単焦点行っとくかなと購買意欲がもたげてくるものの、虎の子の一本である標準ズームレンズがめちゃくちゃ便利で万能であるため、迷っているうちにどうでもよくなって物欲が霧散する、という葛藤を数年間繰り返しました。

その数年間の葛藤の末ようやく購入したのが、シグマの単焦点レンズ30mm F1.4 DC HSM、通称ダカフェレンズであった、というわけです。

約二年前ですね。夏のボーナスが出た直後。2017年の7月に、買いました。

https://www.instagram.com/moriponbai/?hl=ja

SIGMA 30mm F1.4 DC HSMがダカフェレンズと呼ばれる由縁となった、ダカフェ日記の管理人、森友治さんのインスタグラムです。

SIGMA 30mm F1.4 DC HSMに決めた理由

初めての単焦点レンズに、このシグマの30mm F1.4 DC HSMを選んだ理由はいくつかあるのですが、それぞれについて説明していきます。

仲間と同じレンズではない

所持レンズが仲間とかぶらない、ということを重視しました。

同じところに行って、同じ被写体を同じレンズで同じように撮るからこそ、それぞれの着眼点や設定の違いが明確になって面白い、という面もあるとは思うんですけど。

せっかく仲間全員が同じメーカーの同じマウントのカメラを使っているので、どうせなら誰も持っていないレンズを買ったほうが、貸し借りを楽しめるかもしれない、と考えました。

まあ、意外と、そんなシーンはないんですけどね。

同価格帯では数少ないF値1.4

F値とは、レンズの明るさを表す値のことです。このF値が小さければ小さいほど、明るいレンズです。

例えば、F2.8とF1.8であったら、数字上ではそれほど差がないように感じてしまいますが、断然F1.8のほうが明るいです。それはもう、比べ物にならないほど明るいです。

そのため、F値が小さいレンズほど、ありがたがられ、重宝されています。ただし、明るいレンズには、でかくて重くて価格も高くなりがち、という問題が持ち上がります。

価格.comなどで、キヤノンのEFレンズを価格の安い順に並べ替えてみるとわかりやすいと思うんですけど、4万円前後という比較的求めやすい価格帯の中に、ひときわ明るいF値を誇るこのシグマの30mm F1.4 DC HSMが入ってくるため、俄然購入候補として注目を浴びる存在になるのです。

最初の単焦点レンズの画角は標準域

レンズには、標準画角と呼ばれる焦点距離があります。

画角が広い方から順に、広角>標準>中望遠>望遠、と狭くなっていくのですが、最初の単焦点レンズは、標準域にあたる焦点距離から選ぼう、と漠然と考えていました。

だいたい、30mmから60mmの間くらいですね。

中でも、50mm付近が、人の肉眼の視野に近いからということで、標準レンズといえばこの画角、と言われることが多いです。

と、ここで疑問に思った人もいるでしょう。50mm付近のレンズがほしいのに、なんでSIGMA 30mm F1.4 DC HSMを買ったのか、と。

これがデジタルカメラのややこしいところのひとつなんですけど、フルサイズ換算という概念がありまして、私が愛用しているカメラ、Canon EOS 8000DはAPS-Cサイズのセンサーを積んでいるカメラであるため、約1.6倍した焦点距離が、実質的な焦点距離となるのです。

https://logcamera.com/35mmkanzan/

saizouさんが運営されているログカメラのコンテンツ。画像や図解を数多く用いて、フルサイズ換算について解説されています。

30mmであれば、1.6倍した48mmが、実質的な画角になるというわけです。

Canonの撒き餌神レンズと呼ばれているレンズに、EF50mm F1.8 STMがあるんですけど、標準画角の50mmだからと、APS-Cサイズのセンサーのカメラを使っているのに買ってしまうと、1.6倍されて中望遠域の80mmの画角になってしまうのです。

私の場合は、詳しい仲間がいて、助かりました。理解するまで、気軽に何度も同じことが聞けたので。もし仲間がいなかったら、よくわからないままに迷走していたことでしょう。

ダカフェ日記への憧れ

森さんがダカフェ日記に上げ続けた、ふんわりと優しい雰囲気の、一瞬のなんともいえない味のある表情を切り取った写真を見ては、憧れが募っておりました。

あんな写真を、自分も撮ってみたい。

そう思うのはみんな同じようで、森さんのもとには、おすすめのカメラはなんですか、という質問が数多く寄せられたそうです。

その質問に答える形で、森さんはダカフェカメラというコンテンツを作られたんですけど、その中に、おすすめのレンズとして、SIGMA 30mm F1.4 DC HSMの前身モデルが紹介されていたのです。

これが由縁となって、シグマの30mm F1.4は、通称ダカフェレンズと呼ばれるようになりました。

いやもう、これは、行っちゃうしかないでしょう。買っちゃうしかないですよ。

SIGMA 30mm F1.4 DC HSMで撮ってきた写真

2017年7月にこのレンズを買って以来、約二年間。どこに行くにも、ほぼこのダカフェレンズ一本で写真撮影を楽しんできました。

ちょっとでかくて重いのが玉に瑕ですが、コスパに優れた素晴らしい単焦点レンズですよ。

このレンズで撮ってきた作例を貼っていきます。

人物写真は身内の写真しかないのでここには出せませんが、人物の写りも抜群です。

沖縄県の慶良間諸島のひとつ、渡嘉敷島。高台から見下ろしたビーチが美しすぎた。

沖縄県の伊江島のビーチ。青い海と空、白浜の美しさが鮮烈。

滋賀県の湖東三山のひとつ、金剛輪寺の素晴らしい庭園。光の差し込み方、見頃の紅葉、池のリフレクション、すべてが最高。

焼津市の見事な桜並木。木屋川堤だったかな、たしか。買ったばかりの折りたたみ自転車で、初のポタリングを楽しんできたときの一枚。枝が交差するかのように入り組んだ並木がすごすぎる。

早朝の世界遺産、奈良の吉野山。見渡す限りの満開の桜は圧巻のひと言。

梅田でH.e.a.tのライブを観た翌朝、裏天満ちょうちん通りを散歩したときの一枚。夜のほうが雰囲気があっていいのですが、周りが飲み屋さんばっかりでめちゃくちゃ賑わっているため、夜は落ち着いて写真を撮っている暇などないのが難しいところ。

このレンズを買って初めての週末、西伊豆に撮影ドライブに行ったときの一枚。新緑の西伊豆スカイライン最高。

西伊豆いいですよ。道がめちゃくちゃ良くなって沼津からすぐですし、運転していて楽しいワインディングばっかりですし、東伊豆ほど混んでいないですし。

初秋。快晴の白馬八方尾根を、白馬八方池までトレッキングしたときの一枚。普段山歩きはしていないので大変でしたけど、その甲斐あって素晴らしい絶景でした。この景色を背景に家族写真を撮ったんですけど、はめ込みCGにしか見えません。

約二年間、SIGMA 30mm F1.4 DC HSMを使ってみて

せっかくのF1.4だが、実はそんなに使わない

このレンズ最大の売りであるF値1.4ですが、私は風景を撮ることが多いからなのか、F4とかF6とかF11とか、絞ってしまうことがほとんどのため、その恩恵にあまり預かれていません。

開放すると、被写界深度が浅くなってしまって、ピント合わせも難しくなってしまいますしね。

意外と不便さは感じない

このレンズを買うまでの唯一の手持ちのレンズが、EF-S18-135mm IS STMという、いわゆる便利ズームであったため、ズームできないことに対して、使っていて不満たらたらになってしまうのではないか、と危惧していました。

いざ使ってみると、画角が自分の用途にピッタリだったからなのか、意外と不便さは感じずに済んでいます。

手持ち撮影しかしないので、手ブレ補正が欲しくなる場面がある

私は、すべて手持ちで写真撮影しています。カメラに手ブレ補正が搭載されていないため、レンズにも手ブレ補正が搭載されていないと、手ブレが発生しやすくなってしまいます。

脇を固めておでこをファインダーに押し当てて、なんとか手ブレを抑えようと必死でカメラを構えているんですけど、手ブレ補正があると安心感が違いますからね。

失敗を一枚でも減らせるのは助かりますよ。

純正標準ズームレンズの便利さが際立つ

この約二年間、ほぼほぼSIGMA 30mm F1.4 DC HSMのみで写真を撮っていたんですけど、たまに純正標準ズームレンズを使うと、その便利さが際立ちましたね。

手ブレ補正も付いてますし。

たったの一本で、幅広い焦点距離のおかげで、あらゆる撮影状況に対応できるという心強さを、我が身をもって痛感しました。

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愛車のエアコンのコンプレッサーが瀕死になって、考えたこと

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そのとき、私は愛車を運転して、信号待ちしていました。すると、それまでキンキンに冷えていたエアコンの風が、急にぬるくなったのです。

うん? なんだ? 

不思議に思いながら、普段の設定である25度でもやや肌寒いくらいだったのを、どんどん下げても、風はぬるいまま。エアコンのガス、切れちゃったかな。

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はあ? 何これ。

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え、チョット待って、どうなってるの?

胸騒ぎを覚えつつもエンジンを掛け直すと、始動性は悪くなくてエアコンの効きも復活。

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原因は、エアコンのコンプレッサーの動きが重くなっていたためだった

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エアコンのコンプレッサーの修理に加え、タイミングベルトの交換と、それに伴う消耗品の交換も合計すると、フルサイズミラーレス入門機と小三元標準ズームレンズが買えてしまうくらいの費用がかかってしまうのです。

さらに、12月には車検も控えており、スタッドレスタイヤもそろそろ買い替え。

嫌でも、考えざるを得ません。乗り続けるべきか、乗り換えるべきか。

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気持ち的には、エアコンを直すと同時に、タイミングベルトなど消耗品も交換して乗り続けたいんですけど、その後に車検とスタッドレスの買い替えもあるとなると、全部合計すると、フルサイズミラーレス標準機と大三元標準ズームレンズが買えちゃうくらいの費用になってしまいます。

現実的に考えて、17年落ちの走行距離20万キロを越えた車両に、そこまで注ぎ込む価値があるといえるのか。

難しいところですね。

かといって、乗り換えも即断できません。いくら古くて過走行とはいえ、コツコツと自分で手を入れてきた車両で、愛着がありますからね。

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乗り換えもギャンブル

問題は、決断して乗り換えたところで、次の車両が今の車両よりも状態がいいとは限らない、ということです。

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どのお店で買うかも重要ですよね。中には、新品のタイヤに替えてありますと言いながら、しれっとバースト寸前のタイヤで納車するような、極悪店もありますからね。

修理屋さんには、休み明けに返事しますと答えたので、連休の間、ちょっと愛車と向き合ってみます。

はぁ。楽しいはずの連休が、ちょっと気が重くなっちゃいましたよ。