有給取って平日の朝イチに『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観て童心に浸ってきた

有給取って平日の朝イチに『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を観て童心に浸ってきた

観てきました。

予告を見た時から面白そうだなと楽しみにしていた映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を。

当方「洋画を観るなら字幕に限る。ただし『シング』だけは別」というめんどくさいおじさんゆえに、4DX3DもIMAX3Dも吹き替えしかなかったので(なんだよ〜)とガッカリしていたんですけど、吹き替え版の予告をみてもま〜ったく違和感がなかったので(もしかするとマリオも例外のひとつになるかもしれないな)という予感を抱きつつIMAX3D版のチケットを購入しました。

4DX3Dもめちゃくちゃ楽しそうだなと思ったんですけどね。

音質面ではIMAXに及ばないだろうと予想した(実際『トップガン マーヴェリック』の4DX Screen版で音質面に物足りなさを感じた)ので、まずはIMAX3Dを選択しました。

TOHOシネマズ赤池のMX4Dなら通常上映でも素晴らしいTOHOシネマズの高音質が期待できるんですけど、なんせ遠いですからね。行くとなるとそれなりの理由が欲しくなってきます。たとえばついでにWILD-1にキャンプ用品買いに行くとか、ジャズ喫茶青猫に行くとか、オートプラネット名古屋に気になる輸入車を見に行くとか。

上映開始前はメガネの上から3Dメガネ装着するの邪魔くさいなぁとげんなりしていたのですが、いざ上映が開始されたらそんなネガは吹っ飛びました。通常IMAXでも充分立体的に見えていたカウントダウンがマジもんの立体になってる!なんじゃこれ!すげぇぇぇ!!

しかしこれ本当に90分で終わるのか?

そんな疑問が頭をよぎるほど導入がちょっと長いようにも感じましたけど、いざ物語が走り始めたら90分なんて一瞬の超傑作でした。

子供の頃に熱中していたゲームの世界がそのまま現実の世界になったかのような映像が凄すぎる!

(飛んでる!空を!!)とか(ワープしてる!空間を!!)といちいち感動します。

キノコ王国の美しさに目頭が熱くなり、健気で誇り高く強くも優しいピーチ姫に心酔し、極悪非道の大王なのにどこか憎めない愛嬌もあるクッパに笑い、マッドマックスとかワイルドスピードみたいなマリオカートに手に汗握ります。

いや、凄いですよこれ、本当に。

スーパー素晴らしい映像に魅了されてすっかり忘れてましたけど、BGMも素晴らしいです。

8bit風だったりジャズ風だったりと多彩な慣れ親しんだテーマや効果音はいうまでもなく、”ヒーロー”や”Take On Me”や”Thunderstruck”などが流れてきて心が奮い立ちますし、ジャイアンのリサイタルみたいなクッパのピアノ弾き語りも破壊力抜群です。

ファミコンでもスーファミでも64でもSwitchでも、たとえ一時でもマリオのゲームに時間を忘れるほど夢中になったことがあるのなら、絶対に映画館で観るべき作品です。

超おすすめです。

子供の将来を変えてもおかしくないくらいのインパクトがあります。

妹家族にもおすすめしましたけど、それでもDVDレンタルを待つというなら、甥っ子姪っ子全員奢りで映画館に引っ張って行きたいくらいの超傑作です。

マンマミーア!

中部横断自動車道の開通で、静岡県と山梨県どころか、長野県との距離もぐっと縮まった

中部横断自動車道の開通で、静岡県と山梨県どころか、長野県との距離もぐっと縮まった

静岡と山梨と長野は、お互いに隣り合っているのに、近いようで遠い県。

それが今までの印象でした。

静岡県って東西に長いとよくネタにされてますけど、南北も長いんですよね。東西の移動には国道や高速道路や鉄道や新幹線などが整備されていて充実しているんですけど、南北の移動にはそれがあまりなかったんですよ。

車に乗って静岡から高速道路で長野に行こうと思ったら、一旦愛知を目指して東海環状道路を経て中央道を走っていくことになるので遠回りですし、山梨に行こうと思ったら清水あたりから国道で地道に北上するしかありませんでした。

中部横断自動車道が全線開通するまでは。

1997年に清水と甲府を結ぶことを目指して、中央道と東名高速からそれぞれ延線し始めたのが、2021年にようやく全線つながりました。

去年長野市の善光寺や諏訪湖周辺の桜スポットに足を運んだ際に初めて通ってみたのですが、所要時間はそんなに変わらなかったはずなのですが体感時間が短く感じて、とても楽に走行できました。

難点があるとしたら、PA やSAが少ないってことですかね。一度下道に降りて道の駅で休憩しなくてはならなかったりとか。お腹の調子に不安が残っていたり、睡眠不足で疲れた状態で通行するにはリスクが高まってしまうかもしれません。

あと、一部無料区間があるために、深夜割引や休日割引が通行する時間帯によっては途中終了することもあるというのも気をつけねばなりません。割引適用でお得に通過したはずがリセットは悲しいですからね。安く通行できるならそれに越したことはありません。

ほとんどが高架橋線なので、凍結に弱そうなのも冬季は要注意ですかね。静岡では滅多なことでは大丈夫でしょうけど、山梨では注意が必要かもしれません。

すべてが完璧というわけにはいかず、いくつか問題もありますけど、今後も長野や山梨に車で足を運ぶ際には、中部横断自動車場経由を選択すると思います。

何でかわからないんですけど、岡谷JCTまでがめちゃくちゃ早く感じるんですよね。これだけでもめちゃくちゃデカい。

あと、帰りには天気が良くて空気が澄んでいると、眼前に八ヶ岳や富士山の美しい山影がどーんと飛び込んでくるのも最高です。そんなことしませんけど、路肩に車を停めて写真撮影したくなるくらいの絶景です。

東方面から帰ってくると、磐田市の鉄板焼き屋のたこりき屋でお好み焼きや焼きそばやたこ焼きを持ち帰りするのが密かな楽しみだったりもします。

お土産には、長野に行ったら毎回買っている暫定世界最強のご飯のお供わさび味噌。辛すぎず濃すぎずで絶妙なんですよ。ぜひ一度ご賞味あれ。

Maneskinの3rdアルバム『Rush!』のライブCDとフォトブック付き日本初回限定盤が超素晴らしい

Maneskinの3rdアルバム『Rush!』のライブCDとフォトブック付き日本初回限定盤が超素晴らしい

発売日が2023年1月20日なので、三ヶ月近くも経って何を今更感は正直甚だしいですけど、12月に単独来日公演も決まりましたし、その先行抽選に申し込んで当たりますようにと祈りを捧げる日々の中で(やっぱりいいなぁ)と噛み締めつつ聴き込んでたら気分が上がってきました。

2021年のEurovisionソングコンテストを制したことで一躍世界的ロックスターへと登り詰めたManeskinは、その後ツアーにメディア対応にフェスへの参加と、全世界を飛び回ることになります。

その忙しい遠征の合間を縫ってレコーディングされたのが、この『Rush!』というアルバムです。

このアルバムを聴いてまず驚いたのが、世界中を忙しく飛び回りながら収録されたにも関わらず、倦怠感や厭世感が皆無で、彼らの最大の魅力であるフレッシュでエネルギッシュなロックンロールがまったく損なわれていなかったことです。

曲調が暗くなったり演奏が雑で投げやりになったりなどのネガティブ一切なし。ファンの期待に真っ直ぐど真ん中。

一部ストリングスを導入している曲もありますが、四人で出しているとは思えない音数とグルーヴと圧に気圧されます。ライブをそのまま録っているかのような熱いノリと躍動感もすごい。

世界中をツアーで忙しく飛び回ったことで、数多のライブで得たさらなる経験値がそのまま新曲の録音に活かされているようです。

しかも全17曲という超ヴォリュームながら、一曲一曲がコンパクトなため冗長さがまったくなく、短すぎて物足りなさを覚えることもなければ長すぎて飽き飽きすることもないという収録時間。絶妙。

日本盤の初回限定版には豊洲Pitでの単独来日初公演の模様を収めたライブアルバムとフォトブックも付属しているのですが、こちらがまた去年の単独公演やサマソニを観た方にとっては、その感動が甦るスペシャルなアイテムです。

一夜限りのたった一度のチャンスで果たしてどのように録ったのか、ライブの興奮や熱気を余すところなく収めていながら、歌声が遠すぎて聞き取りにくいこともなければ、低音が勝ちすぎて他の音が埋もれたりブーミーすぎたりなんてこともなく、かといって整然としすぎていて面白味が損なわれているなんてこともない、なんとも痛快無比な音が鳴っているのです。

去年サマソニで観たライブの感動の思い出補正を上回ってくるほどのサウンドです。

Eurovision 2021の優勝パフォーマンスを見た時点でライブが凄そうなバンドだなと思ってましたけど、元から高かった期待値を軽く超えてくる圧巻の演奏です。

世に数あるライブアルバムの中でも、かなり上位に来るサウンドなんじゃないでしょうか。

2023年12月に予定されている単独来日公演のチケットぴあとe+でのオフィシャル先行抽選に申し込んでいたのですが、ぴあで当選しました。天照大神様、ありがとうございます。

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映画『フェイブルマンズ』で構図の極意を教わったあとに、焼津の黒石川と木屋川で桜並木の写真を撮ってきた結果

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映画の都ハリウッドで巨匠と呼ばれる超大物映画監督のひとり、スティーヴン・スピルバーグ。

その彼の自伝的映画作品として『フェイブルマンズ』という映画が先月上旬に公開され観てきたのですが、予告から想像していたよりも陰鬱で暗く重い物語にやや面食らいつつ、巨匠が幼少期から映像撮影に夢中になりのめり込んでいく様子に見入っていました。

その映画の終盤に、映画業界に足を踏み入れた青年期の主人公が当時の大物映画監督から構図の極意を伝授されるシーンがあるのですが、最後にその極意を思い出したかのように慌てて構図を取り直すお茶目なカメラワークが大好きで、ものすごく印象に残っています。

その極意を胸に、毎年のように桜並木の写真を撮りに行っている焼津市に今年も足を運んできたので、その時に撮った写真を載せていきます。

その前日に御殿場市の富士霊園や帰りながら富士市の龍巌渕という県下でも有数の桜スポットに足を運んでいた上に、当日は10時半から歯医者の予約を入れていたので果たして起きれるのか、そもそも時間までに帰って来れるのかという不安はあったのですが、何と3時半に自然起床できてしまったのでこれは行くっきゃないと弾丸キメてきました。

向こうを8時半までに出れば、二時間もあれば時間までにはこっちに帰って来れるでしょう、という読みです。

今回の撮影機材

今回の撮影機材はキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000Dと標準ズームレンズEF-S18-135mm IS STMの組み合わせで、すべてマニュアル撮影です。

マニュアル撮影の利点は、一度設定さえ決めてしまえば、意図せず露出が暴れるミスを減らして安定して撮れるという点にあります。慣れるまでがしんどいんですけど、逆にいえばそれまでの辛抱です。

マニュアル撮影以外のモードで写真を撮っていて、悪くはないんだけど何となくしっくり来なくて悩んでいるのなら、マニュアルモードへの移行をお試しあれ。

焼津市の桜並木で撮ってきた写真

たまには新規開拓したいなという思いもありつつも、今回はあとに予定も詰まっているので計算が立てやすい通い慣れたいつもの安パイを選択しました。

木屋川堤と黒石川です。

結果的にこの選択は正解だったと思います。

歯医者の駐車場に帰り着いたの、予約時間の一分前でしたからね。自宅から出てもこんなちょうどには着けないぞという。計画通りすぎて自分がちょっと怖くなっちゃいました。

焼津の桜並木には優しい陽光が差し込んで、これがまた何ともいえない美しさで最高でした。

東西に伸びている桜並木が多いので、ちょっと立ち位置を変えるだけで、順光逆光半逆光が選びたい放題なのです。

今後も焼津に桜並木を撮りに行く時には、日の出直後狙い一択ですね。神か天使が降臨しているでしょう、これは。

ところで、映画『フェイブルマンズ』から得た構図の極意ですけど、意識して撮れている時もあれば、ついつい忘れて無造作に撮ってしまう時もありました。

精進あるのみですね。

黒石川で撮ってきた写真

木屋川堤で撮ってきた写真

Sumerian Recordsに所属しているアーティストの音楽がツボに刺さりまくっている

Sumerian Recordsに所属しているアーティストの音楽がツボに刺さりまくっている

たまに、気に入ったバンドを見つけたとして、関連から近しい音楽性のバンドも掘っていくと、その中のいくつかが同じレーベルに所属していた、ということがあります。

偶然の時もあれば、必然の時もあります。

偶然の場合は超大手レーベルで、様々なジャンルの売れ線が取り揃えられているところから、たまたま自分が気にいるアーティストがピックアップされていたりとか。

必然とはどういうことかというと、中にはレーベルの特色を出すために音楽性を絞ってアーティストを揃えているところがあるからです。その場合、ひとつ気に入れば他も気に入る可能性が非常に高い。

エモーショナルなCCMロックバンドを多数取り揃えて世界をうかがっていたTooth & Nail、青春メロディックパンクの猛威を借りて隆盛を極めたDrive-thru、ジャンルはバラバラだが特異で面白いアーティストが集まっているDirty Hit、いつの間にか一大メロディアス・ハード/メタル帝国を築き上げていたFrontiersなど、この辺りがすぐに思い浮かぶ特色が際立っているレーベルです。

今回紹介するSumerian Recordsもこれらに並ぶ独特の特徴を持っているレーベルで、オルタナティブ系のキャッチーなロックが好きならば刺さる可能性の高いバンドを多数抱えています。

そんなSumerian Records所属の好きなバンドを三組に厳選して紹介します。

Palaye Royale

2021年、Eurovisionソングコンテストを制したManeskinが世界中で大ヒットし一躍世界的なロックスターへと上り詰める、という出来事がありましたけど、その様子を見ていて一番驚いたのはこのPalaye Royaleの面々だったかもしれません。

「おい、イタリアから生き別れた兄弟みたいな音を出しているバンドが出てきていきなり世界制覇しちまったぞ!?」

クセになるキャッチーな歌メロ、跳ねるリズムに唸るギター。とびきりかっこいいロックンロールを鳴らしています。

Black Veil Brides

ヴォーカリストAndy Blackが率いるロックバンド。ハード&ヘヴィなかっこいいサウンドでドラマティックな展開を見せる楽曲を聴かせてくれます。貫禄のある深く低い歌声も素晴らしい。

Andy Blackの歌声に惚れ込んだなら、より歌唱やヴォーカルラインに焦点を当てて作り込んでいるソロも超おすすめ。もし自分がバンドメンバーだったら、このままソロに転向することになって捨てられたらどうしようと気が気じゃなくなっちゃうくらいの傑作です。

Lilith Czar

彼女について何も知らずに、曲を気に入ってCDを買ったのであとになってLilith Czarとは何者だろうと調べてみたら、その結果に私は驚愕しました。元Automatic LoveletterのJuliet Simmsが改名してソロに転向したのが彼女だと!?歌声を聴いただけじゃ全然わからなかった…。

先に紹介したAndy Blackの妻でもあります。

重低音が心地よく響くロックサウンドにも負けないパワフルな歌声が素晴らしい。

もし自分がSumerian Recordsの重役だったら、職権濫用してAndy BlackとLilith Czar夫妻共演の歌メロ重視でEDM × ロックサウンドなデュエットアルバムを作らないかと提案したい。