四代目のブレーキキャリパーをDIYで塗装した

四代目のブレーキキャリパーをDIYで塗装した

クルマの経年劣化あるあるのうちのひとつだと思うんですけど、ブレーキキャリパーって、いつの間にかサビやブレーキダストにまみれて、見るも無残な状態になってしまうんですよね。

クルマを止めるために膨大なエネルギーを必要とされる箇所で、酷使ゆえのダメージの蓄積は仕方のないこととはいえ、さすがに見た目がちょっと哀れすぎる。

というわけで、休日に四代目のブレーキキャリパーを自家塗装しました。ドラレコの取り付け以来かな。久しぶりのDIYです。

現状。塗装ハゲとダスト汚れで悲惨なことに。もはや元々がどんな色だったのかすらわかりません。

一輪ずつ、油圧ジャッキで車体を持ち上げてタイヤを外し、ブレーキキャリパーを露わにします。油圧ジャッキがあると、少し楽ができていいですよ。車載ジャッキでは、車体を持ち上げるのに力が要ります。

外したタイヤは車体と地面の間に滑り込ませて、万が一の脱落に備えます。塗っている最中に地震が起こらないとも限りませんからね。

ブレーキクリーナーを吹き付けて、ワイヤーブラシでゴシゴシこすり、汚れを落とすとともに、少しでも塗装が乗りやすくなるようにします。

我ながら、マスキングが適当すぎる。刷毛や筆で塗るのであればこそですが。スプレーで塗装するとなると、さすがにこれでは無理です。

広いところは刷毛で大雑把に塗って、細かいところは細筆で塗っていきます。見える範囲で、塗り残しがないか確認しながら。

この作業をひたすら、四輪繰り返します。

雲が多く、風も涼しくて強い日を選びました。雲ひとつない炎天下では辛い作業になりますので。さらに、できれば、週間天気予報もチェックして、塗装後数日間雨が降らない日を選びたいところです。

三代目は艶あり黒でブレーキキャリパーを塗ったのですが、今回はスーパーシルバーで塗ってみました。最近のクルマのシルバーのキャリパーいいなぁ、と思いながら眺めていたので。

塗ってみたら想像以上にギンギラ銀でした。さすがスーパーシルバー。ホイールを装着しても存在感抜群です。あとは経過を見て、劣化が早いようでしたらまた別の色での上塗りも検討したいところです。

売り文句に、すぐれた耐候性と防食性と書かれているので、期待しているんですけどね。特に耐熱塗料ではないんですけど、三代目に使った艶あり黒も耐熱ではなかったんですけど、色が落ちたりとかなかったので、これで様子を見ます。

塗り直すとしたら、人気の黄色や赤は派手すぎるので避けて、グレーかブロンズかゴールドか。ブロンズとゴールドはホームセンターでこれだという塗料が見つからないので、グレーに塗ることになりそうな気がします。グレーも地味すぎるような気がしてしまうんですけど。

自己塗装から約9ヶ月、スーパーシルバーのその後

2020年6月に四代目愛車のブレーキキャリパーをスーパーシルバーに自己塗装してから、約9ヶ月が経過しました。スーパーシルバーの経年経過を添付しておきます。

フロントはブレーキが大きいためダストも多く、汚れでくすんできてスーパーシルバーに陰りが見えます。光沢系の色はやっぱりくすんでくると劣化が目立ってしまいますね。

一方で、ブレーキが小さいためダスト汚れも少ないリアは、まだまだ光沢を保っています。フロントもこれくらいだったら、まだまだ塗り替えを考えずに済んでいたのでしょうが。

やっぱりグレー系ですかね。もうちょっと暖かくなったら、夏タイヤに替えるタイミングでブレーキキャリパーを再塗装しようかと思います。

アプリで体重体組成の数値の推移を記録できる体重計を買ったけど、精度が怪しい

OMRONの体重体組成計HBF-227Tを買った

XiaomiのスマートウォッチMi Smart Band 4を買って、日々の歩数や睡眠時間を記録するようになったら、これが想像以上に面白かったというか興味深かったというか、職場の毎日の生産実績のグラフなんて見ても何も心に響かないんですけど、これが自分の歩数や睡眠時間となると途端にこうも興味津々になるのか、と目からうろこでした。

その流れで、自分の体重体組成の推移にも興味が湧いてきました。Twitterのタイムライン上で見かけたつぶやきで、今やアプリと通信して、体重体組成の推移をアプリ上で記録、管理できる体重計があると知って、俄然欲しくなってしまいました。

仕事帰りに町の電気屋さんに立ち寄りまして、三機種の候補をしばし見比べた末、その中で一番安かったOMRONのHBF-227Tを買ってきました。

それ以来、毎日一回体重計に乗って、アプリに記録しているんですけど、ひとつ心配なことが。

この体重体組成計、精度が怪しいのです。

体重と体脂肪率の推移グラフを見てください。

いくらなんでも、乱高下が激しすぎる。デイトレーダーの思惑に翻弄される株価チャートでもあるまいし。一日で体重約四キロ減とか、減量に失敗したプロボクサーかよ、と言いたくなる。

増減にあまり一喜一憂せずに、目安程度の記録と割り切るのがいいのかもしれませんね。

ちなみに、この体重体組成計を買った副次効果としては、筋トレのモチベーションを少し持ち直しました。

週二回、腕立て、背筋、腹筋、スクワットを30回1セットやっていたのが、週三回、腕立て、背筋、腹筋、レッグレイズ、スクワットを10回3セットになりました。

こなしている回数は同じなんですけど、30回1セットと10回3セットでは、その質が大きく異なります。30回一気にやると、雑でやっつけになってしまうのです。それが10回3セットとなると、集中力と意識が高まり、一回一回が丁寧になるのです。不思議なことに。

私は、筋肉痛になるほどには、追い込んでいません。あんまりきつくして頑張りすぎても、やがて疲れて続かなくなってしまいそうなので。

筋トレ器具は、腹筋ローラーと2kgのダンベルを持っているんですけど、まったく使わなくなってしまったので、自重トレのみです。

最初はモチベーション高く器具を買い揃えても、続かない可能性もあるので、自重トレの習慣化を目指すところから始めるのが吉でしょう。

H.e.a.tの輸入ライブ盤『Live At Sweden Rock Festival』を聴いた(観た)感想

H.e.a.tの輸入ライブ盤『Live At The Sweden Rock Festival』を聴いた(観た)感想

きっかけは、YouTubeのおすすめに上がってきた、一本の動画でした。

スウェーデン出身のメロディアス・ハードロック・バンド、H.e.a.tが所属するレーベルのearMUSICが、H.e.a.tが地元スウェーデンの2018年のロックフェス、Sweden Rock Festivalに出演していたときのパフォーマンス映像を、フルセット丸々無料公開してくれていたのです。

映像パッケージも発売しているのに、レーベルが一本丸ごと無料公開とは、珍しいですよね。太っ腹だなぁ、と感心しました。

昨今のコロナ禍の影響による無料公開だったのかもしれませんけど、それでも嬉しいじゃないですか。

観てみたら、広大な会場を埋め尽くす観衆を沸かせるパフォーマンスで、彼らの実力の確かさを改めて感じるとともに、やっぱりライブは良いなぁ、生でその場で体感したいよなぁ、としみじみ思ってしまいました。

2020年3月に予定されていた来日公演は、コロナ禍の影響により延期。振り替え日程の発表はまだですけど、大阪か東京のどちらかが金曜日か土曜日に振替になったら、観に行きたいですね。

YouTubeでライブを丸々一本観たあとに、Amazonで検索してみたら、この『Live At Sweden Rock Festival』は、国内盤がDVDで、輸入盤だとCDとBlu-rayのセットで販売されていました。

値段を見てびっくりしたんですけど、国内盤(DVD)は5000円、輸入盤(CD+Blu-ray)は2000円ちょいと、倍以上の開きがありました。

輸入盤のお買い得感が際立っちゃいますよね、こうなると。ライブCDのおまけにBlu-ray映像がついてくるって話ですからね。

輸入盤の映像ソフトを買うとなると、リージョンコードの違いで、プレイヤーで再生できるかどうかという不安がつきまとってしまうわけですが、こちらはレビューに日本国内のプレイヤーでも問題なく再生できたという報告があったので、なんの不安もなく注文できました。

ただ、MCは英語ではなく母国語で喋っているので、英語以外はなんと言っているのかまったくわかりません。国内盤であれば字幕付きでしょうが、DVDのみというのがネック。

どちらを選ぶか、悩む人もいるかも知れません。

あとは音質ですね。CDとBlu-rayとで、差が大きく感じました。CDのサウンドミックスに失敗したのか?と怪訝に思うほど、途中でガクッと音質が落ちます。序盤は何も問題なかったのですが。

Blu-rayやYouTube上の映像では、途中からの音質の低下は感じられませんでした。

なお、これは手元に届いてから知ったんですけど、Blu-ray独自の特典として、バックステージのダイジェスト映像と、8曲のオフィシャルMVが収録されていました。

これはアツいですよ。ただでさえCD+Blu-rayのお買い得感が際立っているというのに、さらなるダメ押しです。

H.e.a.tが好きならば、買わない理由を探すのが難しい輸入ライブ盤です。

ついに四代目のマフラーを交換した

ついに四代目のマフラーを交換した

四代目の愛車をネットで見つけて、契約する前に現車確認しに行ったときに、下回りを覗き込んで気がついたんですけど、四代目にはひとつ問題がありました。

センターパイプからリアピースにかけて、マフラーがサビまみれで、これはまいったな、と。

現車確認しに行くと決めた時点で、すでに大方乗り換えに気持ちは傾いていましたけど、さすがにこのサビまみれはシャレにならないぞ、と思いまして。

迷いましたねぇ、契約。気になったのは唯一、マフラーのサビだけ。しかしそれが大問題なわけで。それ以外は文句のつけようがなかったんですけどね。かっこいい純正エアロも付いてるし、ボディの色も好みだし、カーナビも付いてないし、車高はノーマルだし、5速マニュアルだし。

これっきゃねぇ、でもなぁ。小一時間悶々としておりました。

まあ結局契約することになるわけですけど、車両は安いんだから、もうちょっと高かったと思ってマフラーを替えちゃえばいいか、と考えました。

決して、純正マフラーのしょぼくれた見た目と情けない音が嫌だったわけではないですよ。いや、まあ、正直それもマフラーを替えたくなった理由ではあるんですけど、それ以上にサビですよ。この状態で放置は無理。

なかなか見つからないマフラー

マフラーは替えちゃうと決めてからが長かったですけどね。サビだらけでいつ穴が空いて排気漏れを起こすともわからないマフラーの交換を前提に契約して、その四代目が我が家にやって来て、実際にマフラーを交換するまで、半年近くかかりました。

中古品の一期一会の機会になかなか恵まれなかったのです。

来る日も来る日も、中古カー用品店で商品検索を繰り返していました。

いや、あるにはあるんですよ、物は。でも、いやさすがにこれは、と二の足を踏んでしまうような出物ばっかりだったのです。

サビているとか、ボコボコに凹んでいるとか、欠品ありとか、要補修品だったりとか。

そんなある日、ついに私の執念が実を結びまして、値段もそんなに高くなく、ボコボコでもなく、サビてもいない、そんな逸品が転がり出てきたので、取り寄せを頼むためにお店に走りました。

2020年5月上旬のことでした。

お取り寄せを頼んだ二品がこちら。

センターパイプは、大阪のスバルショップK2GEARのデュアルセンターパイプ。リアピースは、我らが静岡県が誇るチューニングメーカーHKSのES Premium。

そのまま取り付けまでお願いしたので、部品代に取り寄せ代、工賃と合体してなかなかな金額になってしまいましたけど、見た目も大迫力でかっこいいですし、錆びる心配の少ないステンレス製で安心ですし、回すとレーシーなサウンドも最高です。

2.0Rは、もともとエンジンを回して走らせるのが気持ちいいクルマでしたけど、このマフラー交換によって、エンジンを回すことにさらなる愉悦を覚えるクルマになりました。

懸念されたのが、抜けが良くなったことと、音がめちゃくちゃ気持ちよくなってついつい回しすぎてしまうことによる燃費の悪化でしたけど、交換前と変わらず通勤と街乗りのみでも平均11km/lは越えてくるので、ひと安心。

総合的に、大満足です。出物を待ち続けた甲斐がありました。

高校時代、選択授業で音楽を選んだら、クラスメイトの前で自作の歌を披露することになった

高校時代の音楽の授業が風変わりすぎた

「弘志くんの初ライブはいつですか?」

「…?」

「将来、絶対聞かれるよ」

私の人生において、こんな『スラムダンク』の一場面みたいなやり取りはありませんでしたし、そんなことを聞かれるような人生にもならなかったわけですけど、それでも初ライブはいつですか、と聞かれたなら、高校時代です、と答えます。

高校二年の、最後の音楽の授業でした。

今はどうかわからないですけど、私達が現役の高校生時代は、芸術の授業は選択制でした。書道、美術、音楽。この三つの中から、自分が履修したい授業を選んでください、と。

最初、美術を選択していたんですけど、書道がほぼ定員で、美術の希望者があまりに多すぎるということで、誰か音楽に変えてくれないかという話になって、ごちゃごちゃめんどくさい話になる前に、さっさと音楽に鞍替えしました。

どちらかといえば後ろ向きな理由で音楽の授業を選んだわけで、そういった意味では当初はあまり気乗りしていなかったんですけど、世にも奇妙な音楽の授業を受けることができたという面では、得難い経験でした。

その最初の授業でのひと幕が、あまりにも衝撃的すぎて、高校卒業から20年以上が経過した今でも覚えています。酒の席で当時の仲間と集まると、未だに語りぐさになるほどのエピソードです。最初の授業ということで、ひと通り自己紹介したあと、先生から今後の授業方針と成績のつけ方についての説明がありました。

一部、失われた記憶を、こうであったはず、という想像で補完してお送りします。

「音楽の授業といえば、先生がピアノを伴奏してみんなで合唱する、そんな内容が定番ですけど、そんな授業ではみんなもつまらないでしょう。なので、私はそんな授業はしません」

かすかにざわめき、周りを見渡す生徒たち。音楽の授業の人気の無さに絶望して、やけっぱちになっているのか。生徒たちの動揺をよそに、備品室に入り、一本のクラシックギターを持って出てくる先生。

「そこで、みんなにはこのギターを弾いてもらいます。一年の間は、課題曲を決めて、自分でギターで伴奏しながら歌う練習をします。二年になったら、作詞作曲に取り組んでもらいます。コード進行や言葉選びは助言します。最後の授業では、みんなの前でその自作の曲をギターを弾きながら歌ってください」

画像はPixabayより

いやもう、想像外すぎて目が点でした。おそらく、誰ひとり先生の説明についていけてなかったんじゃないですかね。

「成績ですけど、演奏の上手い下手、歌の上手い下手、曲の良し悪し、そんなことは問いません。みんなの前で発表すれば10点。発表しないのであれば2点です。盗作が判明したら1点です。発表するしないは自分で決めてください」

こうして、期せずして生まれて初めてギターを演奏する機会に恵まれることになったのでした。

めちゃくちゃ恥ずかしかったですけど、成績欲しさに魂を売り飛ばした私は、みんなの前で自作の曲を披露し、無事に10点をゲットしたのでした。

え、どんな曲を書いたのかって?

とっくに忘れちまいましたよ、そんなもん。とうの昔に音楽のノートも灰になっちゃってますしね。暗闇の中でひと筋の光、かすかな希望を見い出すみたいな、そんな歌詞のバラード曲を書いた覚えはかすかにあります。

それにしても、弾き語りって難しいですよねぇ。歌に集中するとギターの伴奏がおろそかになりますし、かといってギターに気を取られると歌が怪しくなりますし。

歌いながら弾けるってだけで神業ですよ、私からしたら。

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