名古屋でのライブが20時開演だと終電逃しがち問題

名古屋でのライブが20時開演だと終電逃しがち問題

先日、名古屋でスウェーデンのハードロック・バンドCyhraのライブを観てきました。

ただ、その開演時間が20時だったので、ライブ前に私はひとつの懸念を抱いていました。

ひょっとして終電に間に合わないのではないか…。

実際、約三年前のLast Day Before Holidayの20時開演の名古屋公演で、終電に間に合わずに豊橋までしか戻ってこれず、漫画喫茶で始発が動きだすまで一夜を越すことになりました。

最寄り駅までの終電が金山駅22時17分発だったので、22時には金山駅に着いて余裕をもって乗り換えたい。21時半までに終演してくれれば楽勝だが、オープニングアクトの出演もあるようだし果たしてどうなるだろう…。

読めん。まったく読めん。

そんなこんなで、ややソワソワしながら開演を待つことになりました。

まあ、終電を逃したら逃したで、三年前のように漫画喫茶で最近読んでない漫画の新巻でも読みながら時間を潰して始発で帰ればいいか、とも思っていましたけど、終電に間に合うのならそれに越したことはないですからね。

出来ればウチ帰って風呂入って布団で寝たいですから。

ほぼ定刻通りにサポートアクトのライブがスタートし、スパッと終わってCyhraに繋いだので、その時点ではこれはなんとか帰れるかもしれないなと考えていました。

そのCyhraのライブは今年リリース予定の新作公演だったのですが、新曲ばかりかと思いきや新旧織り交ぜたバランスも考えられた構成で、聴けないかもしれないと半ば諦めていた好きな曲も聴けて嬉しかったです。

メンバーがひとり欠員していたのは残念でしたが、その穴を感じさせないサポートぶりで、完成度の高い楽しいライブを見せてくれました。Jakeの声もよく出ていて、冗談混じりに煽りながら観客を沸かせていて、歌が上手いだけじゃなくて魅せ方も巧みなシンガーでしたね。

21時半を過ぎた頃から、一曲終わるごとにチラチラと腕時計を見て時間を確認していたのですが、45分を過ぎても次の曲に突入した時点で(ああもう無理だ)と自宅への帰還を諦めて、ライブを最後まで楽しむことに集中しました。

チケット代もまあまあ高かった上にバンドのパフォーマンスも素晴らしいとなったら、途中退出という選択肢はないですよね。勿体なさすぎますから。

帰りは結局、23時前に金山駅発終点豊橋の新快速に乗りました。

豊橋の漫画喫茶で漫画を読んだり仮眠をしたりで凍える寒さの夜をやり過ごし、すき家で朝ごはんを食べて始発で地元に帰りました。

始発が動きだすのを待っている早朝のホームの独特の雰囲気とか、これはこれで好きだったりするんですけど、家に帰り着いたら帰り着いたで疲れや寝不足からダラダラと昼寝して過ごしてしまうことになるのが痛恨ですよね…。

貴重な休日がグダグダで潰れてしまうので…。

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白馬の栂池でちょっと早めの紅葉狩りを目論んでいたが、雨で撃沈した

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一週間ほど前から、空き時間のたびに天気予報をチェックしては、ため息をついていました。天気が好転しないなぁ…と。

当日になって、午前9時過ぎから雨から曇りに変わる天気予報だったので、なんとか行けるかもしれないと突撃してみました。その結果がサムネの画像です。麓では晴れ間が覗いていたりもしたので、希望を抱いていたのですが。

山の上は雨でした。

しかも風も強く冷たい。ロープウェイのスタッフの方に聞いたら山の上の気温は4度だったそうです。

地元との気温差約20度。太陽と北風どころか、フレイザードの氷炎攻撃なみの気温差です。

ワークマンの撥水ウォームジャケットと撥水ウォームクライミングパンツを履いていったので、寒いことは寒かったのですが、凍えて仕方ないというところまではいかずに耐えられました。

ただ、横殴りの雨に吹きつけられながら数時間も散策する気にはとてもなれず、山荘の食堂で温かいうどんを食べて山から下りました。ロープウェイ代もったいないですけど…。家から片道約5時間かけて白馬まで来ましたけど…。

数時間は栂池自然園で散策しようと思っていたので、一時間程度で下りてきてしまったため時間が余りまくり、どうしようかと思案した結果あそこに行ってみることにしてみました。

スノーピークとスターバックスという大人気二枚看板が併設された旗艦店舗、スノーピークランドステーション白馬に。

こちらのスターバックスでは店内の多くのイスがアウトドアチェアとしては破格の座り心地のスノーピークのチェアになってまして、この最高のチェアにゆったり腰掛けながら至福の一服が味わえます。

のんびりしながら店内を眺めていたら、スターバックスのコーヒー器具が色々置かれている棚が目に入りまして、そこにステンレスドリッパーとグラスサーバーが一体化したようなサーバーが展示されてて、スターバックスの器具かっこいいなとカタログの他の製品をチェックしてみたら、全国でも一部の限定された店舗でしか販売されていないドリッパーとサーバーを見つけました。

それがこのスターバックスリザーブのセラミックドリッパーとグラスサーバーだったんですけど、そのカッコよさと小さすぎず大きすぎない絶妙に丁度いいサイズに一目惚れしまして、帰りながらその限定店舗に立ち寄って、在庫もあったので購入しました。

今まで、プラスチックのドリッパーからコーヒーカップに直に抽出していたんですけど、これで抽出方法と器具がワンランクアップしました。

プラスチックのドリッパーもいいんですけどね。安くて軽くてどこでも買えて、ちょっとくらい雑に扱っても欠けたり割れたりしませんし。ただ、思わず慈しみたくなるような愛着が湧かないというだけで。ため息こぼしながらほれぼれ眺めてしまうようなカッコよさはないというだけで。

早速このドリッパーとサーバーを使用してコーヒーを淹れてみたんですけど、いつもより口当たりがまろやかになって飲みやすくなっているような気がします。二杯続けてそう感じたので、気のせいではないと思うのですが。

製品ページに”コーヒー豆の美味しさを最大限に引き出す”と書かれていましたが、それがこの味わいに繋がっているのかもしれません。

残念ながら天気に恵まれず栂池を散策はできませんでしたが、仮に好天だったとしたらこのスノーピークランドステーション白馬を訪れることはなかったと思うので、必然的にスターバックスのコーヒー器具と出会うこともなく、日々のコーヒーライフがワンランクアップすることもなかったわけで、失うことと得ることは表裏一体というか繋がっているというか、何がどこでどう転ぶかわからず、面白いこともあるものですね。

コロナ禍を経て二年以上越しでついに開催されたEclipseの来日公演を大阪で観てきた

コロナ禍を経て二年以上越しでついに開催されたEclipseの来日公演を大阪で観てきた

元々は2020年4月に予定されていたEclipseのViva La VicTOURia来日公演ですが、コロナ禍により同年10月に一度延期された後、更に2022年への振替が発表され、果たして本当に開催されるのか、このまま開催されないのではないかと不安になったこともありましたが、2021年にさらなる新アルバム『Wired』のリリースを経て2022年9月にRewired Tour 2022としてついに実施されました。

大阪公演が日曜日だったので、翌日の仕事のことを考えて一瞬怯んだものの、好きなバンドのライブが観れるなら行くっきゃないと新幹線に飛び乗りました。

最後に大阪に行ったのは2019年10月のMidnite Cityの大阪公演なので、約三年ぶりですね。

約三年ぶりの大阪行きにあたって、サマソニで失敗した食事を中心に予定を組みました。

ハードロックカフェで着きつけ一杯、南堀江のレコード屋さんでThe 1975のTシャツ購入、暑かったので喫茶店に避難、喫茶店で涼んでたら寒くなってきたのでわなかでたこやきを食べ、やっぱり暑いので喫茶店で涼んで、とフラフラしてたら開演時間が近づいてきたので会場に移動しました。

会場の入口がちょっと分かりにくかったのでしばしウロウロと不審者してしまいましたが、EclipseのTシャツを着た方が階段を降りていくところを見かけてあとをついていきました。地下だったのか。

観客の入りは8〜9割くらいでしょうか。バーカウンターでハイボールを頼んで、ちびちび飲みながら開演を待ちました。地下フロアだからか、天井とフロアの隙間が狭くて、ステージが観にくいような印象を受けましたが、いざ始まってみればいつしか気にならなくなっていました。

前回の来日公演からアルバムを二枚出しているため、最近の曲中心のセットリストです。もう”Bleed And Scream”や”SOS”、”Wide Open”などはレア曲になっていくのでしょうね。寂しいですが…。

Eclipseの曲はサビのコーラス部分などで声を挙げてシンガロングしたくなる曲が多いので、声を出せないのはもどかしくも辛くもありましたが、やっぱりライブはいいですね。

久しぶりの来日公演にテンションが上っているのか、楽しそうにはっちゃけている面々を見るのも微笑ましくて嬉しくなりますし、ライブハウスで全身に浴びる生音の迫力も気持ちいい。

ライブハウスは、フロアから足の裏を伝わって心臓まで響いてくるドラムの鼓動が最高なんですよね。

家や車で音楽を聴いているときはヴォーカルやギターやピアノ、キーボードなど華やかな中音域に耳が引かれてしまいますけど、ライブを観るとなると不思議とベースラインやドラミングが気持ちいい。

前回の来日公演を観たときに、Erikってけっこう客席にマイク向けてくるんだなと思った印象が残っているんですけど、今回はその手が使えないので自分で全部しっかり歌ってて、歌をじっくり集中して聴けるので声出し禁止も悪いことばっかりじゃないな、なんて感じてしまいました。

公演内容がややコンパクトであっさりめにも感じましたが、あとでセットリストを確認したら20曲演っていたのでそれは完全に気のせいで、それだけ体感時間の短くなる楽しい時間を過ごしていた、という何よりの証拠でしょう。

最高でしたね。好きなバンドがライブが上手いと至福です。

ライブアルバム+DVDの『Viva La VicTOURia』を観たり聴いたりして余韻に浸りながら、新作の発表と再びの来日を楽しみに日々を過ごしています。

4DX Screen体験記

4DX Screen体験記

観てきました。ららぽーと沼津に入っている映画館シネマサンシャインにて、人生で一番好きになるであろう映画『トップガン マーヴェリック』の4DX Screen版を。

この4DX Screenという上映形態は日本全国でもたった4館にしかなく、そのうちのひとつが同じ県内の沼津市にあるとなれば行きたくなるのが人情というものでしょう。ちょっと遠いですけど。

本当は金曜日に有給をとって、クラフトビール工場に併設されているキャンプ場を予約して、観劇前にお気に入りの喫茶店でモーニング、帰る前には修善寺で日帰り温泉に入って、と沼津満喫フルコースを組む予定でした。

県西部の自宅から県東部の沼津まで片道約120km、車で三時間かかりますからね。ついでになにか予定がないと、お隣の豊橋や浜松の映画館に行くのと同じような気軽さでは行けません。

ところが、上映スケジュールを確認していたら今まで吹き替え版しかなかった4DX Screenに字幕版が追加されていたので、字幕派の自分は歓喜してそんな呑気に計画を組んでる場合じゃねぇ劇場の気が変わる前に観れるうちに行っとかないとと追い立てられまして、背中を蹴飛ばされるように沼津の映画館に愛車を走らせることになりました。

行くと決めたら、まずは座席を予約購入しました。片道120kmを三時間かけて映画館に着いて座席完売だったら悲しすぎますからね。後顧の憂いを断ちます。人生で初めて映画館の座席を予約購入しました。

名古屋より遠いとはいえ同じ県内、当初は下道で行こうと考えていたんですけど日が近づくにつれてだんだんと面倒くささが勝ってきてしまったのでやっぱり高速道路で行こう、と20年前の自分が聞いたら耳を疑って三度見しそうなことを考えながら出発しました。

余裕を持って早めに出発したおかげで、上映時間の数時間前には沼津に到着しのんびりと落ち着いて映画館に入ることができました。お昼を食べたりウィンドウショッピングしたり仮眠したりして、上映時間を待ちました。

4DX Screenのここが最高

画面のロールにシートが自然に追随するので本当に戦闘機に乗って空を飛んでいるかのような臨場感が得られる

正直なところ、適当にシートをガチャガチャ揺らしているだけだろうとなめてました。すいませんでした。まさか浮遊感や画面のロールに応じたGを感じるほどの細やかな制御がなされていたとは。

上映開始前に4DX Screenのデモンストレーションがあったのですが、その後に客席がざわめいていたので自分のように初体験でちょっとなめていたか、どんなものか試しに来ていた人が半数以上いたのでしょう。

昔ゲームセンターに筐体がグルグル動くアフターバーナーがありましたけど、あれに熱狂していた人は何が何でも観るべき上映形態です。

個人的には、ディズニーに『スター・ウォーズ』のワープシーンで4DX Screenのデモを作って欲しいなと思っちゃいましたね。もし作ってくれたら、映画本編そっちのけでデモを体験したいがために4DX Screenに足を運ぶことになるかもしれません。

座席の幅が広くゆったりとしていて前方の空間も広いので満席でも窮屈感や圧迫感がまったくない

全国にたった4館しかない上に座席数も少ないのでほぼ満席と大盛況ですが、座席の幅が広くて前方の空間も広いのでゆったりしていて、窮屈さを感じることなく観劇に集中できて素晴らしいです。

普通の座席のスクリーンがもう嫌になっちゃうんじゃないかと要らぬ心配をしてしまうくらい快適でした。

帰りの車の運転が戦闘機の操縦気分になる

臨場感が半端なさすぎてマーヴェリックになって戦闘機を操縦している気分を味わえるので、その余韻が帰りの車の運転まで後を引きます。かっ飛ばしたくなっちゃうので要注意。

4DX Screenのここがイマイチ

画質と音響はIMAXにかなわない

前に二回IMAXで『トップガン マーヴェリック』を観ていて今回の4DX Screenで三回目だったのですが、音響は最初の一音目の迫力から度肝を抜くインパクトを放ってくるIMAXにはかなわないな、と感じました。画質にしても正面のスクリーンの大きさによる迫力はIMAXのほうが上と感じました。

ただ、三面スクリーンによる圧倒的にワイドな視界と臨場感はこれでしか味わえないものなので、得難い魅力があることもまた確かです。通常のスクリーンの外側で切り捨てられるはずだった演技や表情が見られるのも、ファンからしたらたまらないところでしょう。

前方の座席だと270度スクリーンの恩恵が得られない

座席争奪戦に乗り遅れたため、私の座席は前から三列目でした。真ん中こそ確保しましたが、前すぎたためにスクリーンを見上げる形になってやや見づらかったのと、左右のスクリーンが直角のために想像していたような自然なワイド感が得られずに絵に無理があったのが残念でした。

かといって最後列だと俯瞰的になりすぎてしまってせっかくの臨場感がスポイルされかねないので、難しいところですね。後ろから三列目くらいの真ん中がちょうどいいのではないかと予想しているので、次の機会があったらそのあたりの席を狙います。

真ん中と左右のスクリーンのつなぎに隙間があるのが気になる

これは私の席が前方だったために隙間が目立って気になってしまったという面もあったのかもしれません。後方の席だったらスクリーンのつなぎもそれほど気にならなかったのかも。

シートの揺れが想像以上に激しく、油断しているとシートから転げ落ちそうになる

シートの揺れは想像以上にすごかったですね。もう完全にアトラクションです。週にひとりくらい座席から転がり落ちる人がいても不思議じゃないくらい揺れます。

視聴料金一回3300円たけぇなと思ってましたけど、こんだけサービス精神旺盛だったのならそりゃそれくらいするか、と妙に納得してしまいました。

4DX Screenのここがダメ

上映終了後に膝がめちゃくちゃ痛くなっていた

私以外に上映終了後に膝が痛くなったと言っている人がいないので私だけなのかもしれないですが、めっちゃ膝が痛くなりました。

シートがめちゃ揺れるので振り落とされないようにフットレストに足を載せて踏ん張るんですけど、そのせいで衝撃が全部膝に集中していたのだと思われます。どこかしら足を痛めている人だけは、どんだけ4DX Screenが気になっていたとしてもやめておいたほうがいいのかもしれません。

雪を降らせるシーンでモーターの駆動音が大きい

4DXの演出にはシートの揺れに加えて熱風や冷風や水しぶきがかかるというものがあるんですが、さらには雪が降ってくるという一幕までありました。ただ、そのシーンがめちゃくちゃ静かな場面であるがゆえに雪を降らせる装置の駆動音が騒音レベルでやけに大きく響いてしまい、雰囲気が台無しに。

プロジェクターの光に雪がキラキラと反射してそれはそれできれいだったんですけど、駆動音が大きすぎるのは考えものですね。やめたほうがいいのではないでしょうか。

四席ごとでフットレストを共有するので同じブロックに落ち着かない人がいると忌々しい

四席ごとでひとつのブロックになっていてフットレストも共有するので、貧乏ゆすりや頻繁に座り直すなど落ち着かない人と同じブロックになると、その振動がモロに伝わってきてしまうため忌々しいです。

まあ、それも上映開始までの我慢です。いざ映画が始まったら、貧乏ゆすりや座り直しの振動などの比じゃないシートの揺れに襲われるので。もしそういう人と居合わせてしまったら、なんとか心を無にして映画が始まるまで耐えてください。

総評

つべこべ考えてる暇があったらさっさと観に行くべし。

上映館数が多く視聴しやすいうえに大画面音響のド迫力を考えるとIMAXがベスト、画質や音質がやや犠牲になったとしてもアトラクション感覚も楽しみたいなら4DX、アトラクション感覚に加えてまるでその場に居合わせているかのような臨場感も欲しいのなら4DX Screen、という感じですかね。様々な上映形態が用意されているので、後はどれを選ぶかは各々の好みや気分。

名古屋のドルビーシネマや川崎のチネチッタのLIVE ZOUNDも気になってるんですが、都会に足を運ぶのが億劫で尻込みしております。

大阪府箕面市の山深い名刹、勝尾寺にお参りしてきた

大阪府箕面市の山深い名刹、勝尾寺にお参りしてきた

Twitterのタイムラインにリツイートやいいねでその写真が流れてくることが何度かあって、数年前からお参りしたいお寺にリストアップしていた、大阪府箕面市の山奥にある名刹、勝尾寺に念願かなってお参りしてきました。

友人と、さて日帰り紅葉狩りどこに行こうという話になって、誰も候補を挙げなかったものですから、これ幸いと我先に希望を告げました。

朝というか夜中というか、3時半出発で、開山時間の8時を目指しました。勝尾寺の公式HPでも案内があるように、11月中旬以降の土日祝日は渋滞がひどいらしいので、それに巻き込まれないようにするためです。マニュアル車で延々峠の登り坂をノロノロ運転はツラすぎますからね…。

道中は事故や渋滞に巻き込まれることもなく、開山直後の8時過ぎ頃に勝尾寺に到着しました。この時点ですでに第一駐車場は満車、第二駐車場はガラガラでまだまだ余裕、そんな状況でした。

想像の3倍くらい広大な境内で、そこかしこに小さなダルマが置かれていて壮観でした。

紅葉もほぼ見頃で見事だったんですけど、ダルマの撮影が楽しすぎて紅葉の撮れ高が低いという、なにやってんの俺状態に。

写真撮影の合間に「写真お願いしてもいいですか?」と頼まれまして、我ながらめっちゃいい感じに撮れたなと内心で自画自賛しながら返したら、「うわぁ、めっちゃいい感じにきれいに撮れてる!ありがとうございます!」とたいそう喜ばれまして、むちゃくちゃ嬉しかったです。関西の方の素直で無邪気なリアクションは心に響きますね。

早朝の柔らかな陽光に照らされた境内はふんわりと暖かく、和やかで優しい気持ちに満ちてしまうような雰囲気が漂っていました。

境内を撮影しながら散策していたら、やたらといい感じに重低音の効いた必勝祈願が流れてきて不思議に思っていたら、BOSEのスピーカーが野ざらしで設置されていてビビりました。野ざらしOKなほどのタフボディだったとは知りませんでした。

この勝尾寺を初めて参拝した人は、全員もれなく(境内のそこら中に置かれているおびただしい数のこの小さなダルマは一体なんなんだ?)という疑問を抱くことになると思いますが、ご安心ください。本堂をお参りしたあとで、その疑問は氷解します。そして、なるほどと納得することでしょう。

参拝から帰ってきてからまだ数日ですが、早くも再訪したくなっています。というのも、他の方が撮った勝尾寺の写真を見て(うわ、そんな構図やアングルもあったのか、ぐぬぬ…)と悔しさに歯噛みしているのです。

紅葉や桜も綺麗ですけど、それを抜きにしてもダルマの写真を撮っているだけでむちゃくちゃ楽しい、素敵な寺社です。

ダルマがこんなにも可愛らしかったとは、知りませんでした。

今回の撮影機材

今回の撮影は、カメラはキヤノンのデジタル一眼レフEOS 8000D、レンズは純正標準ズームのEF-S18-135mm IS STM、この組み合わせでのマニュアル撮影です。

勝尾寺で撮ってきた写真